JPH0442873Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0442873Y2 JPH0442873Y2 JP3519187U JP3519187U JPH0442873Y2 JP H0442873 Y2 JPH0442873 Y2 JP H0442873Y2 JP 3519187 U JP3519187 U JP 3519187U JP 3519187 U JP3519187 U JP 3519187U JP H0442873 Y2 JPH0442873 Y2 JP H0442873Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated sheet
- sheet
- dose rate
- radiation dose
- support body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 23
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000012857 radioactive material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Radiation-Therapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は原子力発電所等の放射線下の作業場所
において使用する放射線量表示板に関する。
において使用する放射線量表示板に関する。
(従来の技術)
原子力発電所等の放射線被曝を伴なう施設にお
いては、放射線被曝を低減させるための一手段と
して作業場所にて放射線量率を表示し作業者に周
知させている。
いては、放射線被曝を低減させるための一手段と
して作業場所にて放射線量率を表示し作業者に周
知させている。
作業場所に放射線量率を表示する場合、従来は
1枚の表示シートに放射線量を記入し、作業場所
近傍の壁、機器、配管等に貼つていた。そのため
作業場所の放射線量率が変化した場合は、いちい
ち記載済みシートを剥がして新たに表示シートを
貼り直して放射線量を記入するかあるいは記載済
みの表示シートの上に重貼りし記入する方法がと
られていた。
1枚の表示シートに放射線量を記入し、作業場所
近傍の壁、機器、配管等に貼つていた。そのため
作業場所の放射線量率が変化した場合は、いちい
ち記載済みシートを剥がして新たに表示シートを
貼り直して放射線量を記入するかあるいは記載済
みの表示シートの上に重貼りし記入する方法がと
られていた。
しかし、上記した表示方法では貼り代えの際に
発生する使用済表示シートが塵芥、屑等となり、
廃棄物の増加および剥ぎ残りの表示シートなどに
より作業場所の美観が損なわれるだけではなく、
貼り替え等に要する時間のため作業者の被曝線量
の増大につながるという不具合があつた。
発生する使用済表示シートが塵芥、屑等となり、
廃棄物の増加および剥ぎ残りの表示シートなどに
より作業場所の美観が損なわれるだけではなく、
貼り替え等に要する時間のため作業者の被曝線量
の増大につながるという不具合があつた。
そこで、表示内容の変更を短時間で行なうこと
ができかつ環境における美観を損なうことのない
ようにするため多層シートを使用したものが提案
された。(実開昭57−198081号参照) [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような多層シートを使用
したものでは、作業場所の放射線量率が変化した
場合に、放射線量が記載されたシートを1枚剥ぎ
取らねばならないが、現場での剥ぎ取り作業では
普通3〜5枚は剥ぎ取ることになり、1枚剥ぎ取
るのは非常に困難であつた。それは放射線物質拡
散を防止するために作業者は綿手1枚+ゴム手2
枚+軍手1枚の計4枚の厚手の手袋を着用してい
るので、前記の如く薄いシート(厚さ約0.1mm)
を1枚剥ぎ取るのはかなり困難であつた。このた
め貼り替え等に要する時間がかかり、作業者の被
曝線量の増大につながるという不具合があつた。
ができかつ環境における美観を損なうことのない
ようにするため多層シートを使用したものが提案
された。(実開昭57−198081号参照) [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような多層シートを使用
したものでは、作業場所の放射線量率が変化した
場合に、放射線量が記載されたシートを1枚剥ぎ
取らねばならないが、現場での剥ぎ取り作業では
普通3〜5枚は剥ぎ取ることになり、1枚剥ぎ取
るのは非常に困難であつた。それは放射線物質拡
散を防止するために作業者は綿手1枚+ゴム手2
枚+軍手1枚の計4枚の厚手の手袋を着用してい
るので、前記の如く薄いシート(厚さ約0.1mm)
を1枚剥ぎ取るのはかなり困難であつた。このた
め貼り替え等に要する時間がかかり、作業者の被
曝線量の増大につながるという不具合があつた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、原子力発電所等の美観を損なうことな
く表示内容の変更を容易かつ素早く行なうことが
でき、しかも廃棄物の発生量を最少限に押さえる
ことができる放射線量表示板を提供することにあ
る。
の目的は、原子力発電所等の美観を損なうことな
く表示内容の変更を容易かつ素早く行なうことが
でき、しかも廃棄物の発生量を最少限に押さえる
ことができる放射線量表示板を提供することにあ
る。
[考案の構成]
(問題点を解決するための手段および作用)
上記目的を達成するために、本考案は掲示板状
の支持本体と、その端にインデツクス部を形成す
るとともにこのインデツクス部の脇に取手を設け
て容易に剥離可能な積層シートとからなり、前記
積層シートを前記支持本体に取付けるように構成
した放射線量表示板を特徴とするものである。
の支持本体と、その端にインデツクス部を形成す
るとともにこのインデツクス部の脇に取手を設け
て容易に剥離可能な積層シートとからなり、前記
積層シートを前記支持本体に取付けるように構成
した放射線量表示板を特徴とするものである。
したがつて、本考案の放射線量表示板による
と、放射線量表示板に記載した線量率を変更する
場合には線量率記載部すなわち積層シートの最外
層を剥がし次頁目のシート面に線量率を記載する
だけでよいから放射線量率の表示内容の変更を容
易かつ素早く行なうことができ、しかも廃棄物の
発生量を最少限に押さえることができる。
と、放射線量表示板に記載した線量率を変更する
場合には線量率記載部すなわち積層シートの最外
層を剥がし次頁目のシート面に線量率を記載する
だけでよいから放射線量率の表示内容の変更を容
易かつ素早く行なうことができ、しかも廃棄物の
発生量を最少限に押さえることができる。
(実施例)
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の斜視図である。図
において、1は掲示板状の支持本体で、この支持
本体1に白紙葉が多数枚積層された積層シート2
が取着されている。また、支持本体1の表面4に
は線量率の単位を示す文字5が「mR/h」で、
作業場所の線量率であることを示す文字6が「こ
の場所の線量率は」と記入されている。
において、1は掲示板状の支持本体で、この支持
本体1に白紙葉が多数枚積層された積層シート2
が取着されている。また、支持本体1の表面4に
は線量率の単位を示す文字5が「mR/h」で、
作業場所の線量率であることを示す文字6が「こ
の場所の線量率は」と記入されている。
積層シート2は第2図の拡大図に示すように、
シートの1枚1枚が容易に素早くしかも正確に剥
離できるように、インデツクス形状でかつその端
には積層シートを把み易くするために積層シート
の1枚毎に取手3が備え付けられており、各々の
取手3は分離可能で一体化された構成となつてい
る。
シートの1枚1枚が容易に素早くしかも正確に剥
離できるように、インデツクス形状でかつその端
には積層シートを把み易くするために積層シート
の1枚毎に取手3が備え付けられており、各々の
取手3は分離可能で一体化された構成となつてい
る。
しかして、この表示板に装着する積層シート2
は放射線下における作業場所に表示すべき放射線
量率を積層シート2の表面に記入する。そして、
その作業場の放射線量率が変化し数値を変更する
必要が生じた場合に前記記入した積層シート2の
最外層の1枚を取手3を使用することにより剥が
し、次頁目のシートに新たな線量率を記入する。
は放射線下における作業場所に表示すべき放射線
量率を積層シート2の表面に記入する。そして、
その作業場の放射線量率が変化し数値を変更する
必要が生じた場合に前記記入した積層シート2の
最外層の1枚を取手3を使用することにより剥が
し、次頁目のシートに新たな線量率を記入する。
積層シート2は各々のシートが容易に剥離脱落
せず、ゴム手袋+軍手のごとき厚手の手袋を使用
していても確実に一枚一枚を掴むことができ、剥
離できぬように積層シート2の一端でインデツク
ス形状を有する部分に、ある程度の強度がある取
手3が一体化し取り付けてある。この取手3は積
層シートの枚数分に分離可能なよう破線状の切れ
目が入つており、積層シートを剥離させようとす
るとき自らがインデツクスとして働き容易に剥離
可能となる。
せず、ゴム手袋+軍手のごとき厚手の手袋を使用
していても確実に一枚一枚を掴むことができ、剥
離できぬように積層シート2の一端でインデツク
ス形状を有する部分に、ある程度の強度がある取
手3が一体化し取り付けてある。この取手3は積
層シートの枚数分に分離可能なよう破線状の切れ
目が入つており、積層シートを剥離させようとす
るとき自らがインデツクスとして働き容易に剥離
可能となる。
また、支持本体を作業現場に設置する場合に
は、接着材料が予め塗布されている。
は、接着材料が予め塗布されている。
さらに、積層シート2と支持本体1の固着部は
積層シート2を使い果たした場合には新品の積層
シートと交換が可能な構造となつている。
積層シート2を使い果たした場合には新品の積層
シートと交換が可能な構造となつている。
次に、上記構成の放射線量表示板の作用につい
て説明する。
て説明する。
上記構成の放射線量表示板を放射線下の作業で
使用する場合には、支持本体1の裏面に塗布され
ている接着剤により支持本体1を作業場所にある
壁、配管、機器等に取り付ける。つぎに、支持本
体1の表面4に取り付けられている積層シート2
にその場所の線量率を記入し、これにより作業場
所の線量率の表示を行なう。
使用する場合には、支持本体1の裏面に塗布され
ている接着剤により支持本体1を作業場所にある
壁、配管、機器等に取り付ける。つぎに、支持本
体1の表面4に取り付けられている積層シート2
にその場所の線量率を記入し、これにより作業場
所の線量率の表示を行なう。
また、作業場所の線量率に変化が生じ積層シー
ト2の表面に記載した線量率を変更する必要が生
じた場合は、第3図に示すように積層シート2を
取手3を用いて線量率が記載されている最外層の
シートを1枚剥ぎ取り次のシートに線量率を記入
する。そして、このようにして積層シート2を使
用し尽くした場合には新品の積層シートに取り替
える。
ト2の表面に記載した線量率を変更する必要が生
じた場合は、第3図に示すように積層シート2を
取手3を用いて線量率が記載されている最外層の
シートを1枚剥ぎ取り次のシートに線量率を記入
する。そして、このようにして積層シート2を使
用し尽くした場合には新品の積層シートに取り替
える。
なお、本考案は上記実施例だけでなく積層シー
トの形状、表示文字の変更、支持本体の固定方法
等は種々変更ができることは勿論である。
トの形状、表示文字の変更、支持本体の固定方法
等は種々変更ができることは勿論である。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案によれば次のよう
な効果を奏する。
な効果を奏する。
(1) 放射線量表示板に記載した線量率を変更する
場合には線量率記載部すなわち積層シートの最
外層を剥がし次頁目のシート面に線量率を記載
すればよく、線量率の訂正の際に要する時間を
削減できるため高線量下での訂正作業において
被曝線量の低減につながる。
場合には線量率記載部すなわち積層シートの最
外層を剥がし次頁目のシート面に線量率を記載
すればよく、線量率の訂正の際に要する時間を
削減できるため高線量下での訂正作業において
被曝線量の低減につながる。
(2) 積層シートを剥ぎ取る際に、厚手の軍手など
を使用していても積層シートと一体化している
インデツクス形状の取手を備えているので、積
層シートの欠点である素早く剥ぎとることがで
きないという欠点を防止することができる。
を使用していても積層シートと一体化している
インデツクス形状の取手を備えているので、積
層シートの欠点である素早く剥ぎとることがで
きないという欠点を防止することができる。
(3) 線量率の書き直しの都度、表示板の一部すな
わち積層シートの外層を一枚剥がすだけでよい
ので廃棄物低減に繋がる。
わち積層シートの外層を一枚剥がすだけでよい
ので廃棄物低減に繋がる。
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図は
第1図の積層シートの拡大図、第3図は本考案の
積層シートの剥離ステツプを示した図である。 1……掲示板状支持本体、2……積層シート、
3……取手、4……支持本体表面。
第1図の積層シートの拡大図、第3図は本考案の
積層シートの剥離ステツプを示した図である。 1……掲示板状支持本体、2……積層シート、
3……取手、4……支持本体表面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 掲示板状の支持本体と、その端にインデツク
ス部を形成するとともにこのインデツクス部の
脇に取手を設けて容易に剥離可能な積層シート
とからなり、前記積層シートを前記支持本体に
取付けてなるように構成したことを特徴とする
放射線量表示板。 (2) 積層シートは多数枚の粘着性シートで構成さ
れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
放射線量表示板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3519187U JPH0442873Y2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3519187U JPH0442873Y2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63144683U JPS63144683U (ja) | 1988-09-22 |
JPH0442873Y2 true JPH0442873Y2 (ja) | 1992-10-09 |
Family
ID=30844455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3519187U Expired JPH0442873Y2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0442873Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-03-12 JP JP3519187U patent/JPH0442873Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63144683U (ja) | 1988-09-22 |
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