JPH0442862Y2 - - Google Patents

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JPH0442862Y2
JPH0442862Y2 JP1986037427U JP3742786U JPH0442862Y2 JP H0442862 Y2 JPH0442862 Y2 JP H0442862Y2 JP 1986037427 U JP1986037427 U JP 1986037427U JP 3742786 U JP3742786 U JP 3742786U JP H0442862 Y2 JPH0442862 Y2 JP H0442862Y2
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earthquake
house
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seismic
experience
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JP1986037427U
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、地震体験装置に係り、更に詳しく
は、たくさんの人々に地震を体験させることがで
きるとともに、人々に地震を体感させるための振
動機構の構成を小型および安価に構成するものに
用いて好適なものである。
〔従来の技術〕
周知の通り、近時地震に関する関心が高まり避
難訓練等も広く実施されている。このような訓練
を繰り返し行うことは勿論重要なことであるが、
地震が起きた時に最も大事なことは、あわてない
ことだと言われている。そこで、実際に地震を体
験し、本物の地震が起きた時にあわてないで済む
ようにするために、起震車と呼ばれる地震体験装
置が開発されている。
この起震車は、車輌荷台部位に垂直震動発生機
構と水平震動発生機構を配設し、それら双方の震
動発生機構を動力取出軸を介して車輌の出力軸に
より駆動させ、それにより前記双方の震動発生機
構上に関連載置されているハウスを設定条件に即
して震動させるようにしたものである。
そして、上記ハウス内に人々を乗せて地震の揺
れを体験させるとともに、ハウスの前に座席等を
並べて複数の人々に揺れているハウス内の様子を
観察できるようにしている。
上記従来技術によれば、ハウスに乗つている
人々に地震による揺れを身体に直かに体験させる
ことができるが、次の点において解決すべき点を
有している。
すなわち、上記ハウスの大きさを大きくするに
は、運搬や保管の問題、或はハウス振動機構の構
成が大掛かりとなるので限界がある。したがつ
て、上記ハウスの内部に入つて地震の揺れを実際
に体験できる人数は、1回について4〜5人程度
の少ない人数に制限される場合が多い。このた
め、従来の起震ハウスの場合は、地震による揺れ
を同時に体験できる人数を多くすることができな
い問題があつた。
ところで、多くの人に揺れ体験を経験させるこ
とができる装置として、実開昭61−4966号公報に
「体験装置」が提案されている。上記公報に提案
されている装置は、複数の観客席が設けられてい
るとともに前方にスクリーンが設けられている。
そして、上記スクリーン上に揺れる場面が写し出
されたら上記観客席が設置されている床面を揺動
させるように構成している。したがつて、上記
「体験装置」は、たくさんの人々が同時に揺れ体
験を経験することができる利点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このように床面を揺動させて複数の観
客席を揺動させるには、非常に大掛かりな装置が
必要となり、製造コストが高くなつてしまう問題
があつた。また、揺れにより家具等が倒れたりす
る場面は、スクリーン上に映し出されたものを見
るので、臨場感に欠ける問題があつた。更に、こ
のように多くの観客席が設けられているので、装
置全体が大きいものであつた。したがつて、手軽
に移動させ、種々の場所に出向いて揺れを体験さ
せるような使い方を行うことができない問題があ
つた。
本考案は上述の問題点にかんがみ、多くの人々
に同時に揺れを体験させることができ、しかも装
置構成が大掛かりとならず、したがつて、容易に
移動させたり安価に製作することができる地震体
験装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に本考案は次の技術手段
を有する。
すなわち、実施例に対応する添付図面に使用し
た符号を用いて説明すると、全体形状が略箱形に
形成されていて、4つある側面のうちの一面が略
全面的に開口できるように構成されている起震ハ
ウス5と、 上記起震ハウス5を垂直および水平方向に振動
させるための起震ハウス振動機構と、 上記起震ハウス5の内部において地震を体験す
る人々が使用するために上記起震ハウス5の内部
に置かれた机や椅子等の家具類と、 上記起震ハウス5の開口面を望む前方位置に配
置された複数の椅子1と、 上記各椅子1に座している人に振動を与えるた
めに上記各椅子1の内部に配設された椅子振動機
構とを具備することを特徴とする地震体験装置で
ある。
〔作用〕
本考案は、上記技術手段より成るので、使用す
るときは上記起震ハウス5に数人が乗り込むとと
もに、起震ハウス振動機構および椅子振動機構を
起動させる。これにより、上記起震ハウス5が上
記振動機構により振動させられるので、そこに乗
つている人々は身体全体で揺れを体験することが
できる。
また、上記したようにこのときに起震ハウス5
に設けられている開口面の前方に配置されている
椅子1も振動機構により振動させられるので、上
記起震ハウス5の内部に乗つている人々のみなら
ず、上記椅子1に座している多くの人々も、実際
に地震が起きている状態に近い状態で家具類や
人々が揺れている場面を見ることができるととも
に、自分自身も臨場感のある地震体験を経験する
ことができる。
〔実施例〕
次に、添付図面に従い本考案の好適な実施例を
詳述する。この実施例では起震ハウス観客用のも
のを示し、且つ電動機方式を示す。
図中1は椅子本体を示し、起震車2の前で地震
を観察する人達3が座すためのものである。上記
起震車2は車輌4上に、垂直震動変換機構および
水平震動変換機構を介して起震ハウス5を配設し
て構成したものであり、起震ハウス5内に乗つた
人々6に地震を体験させるためのものである。
このように、起震ハウス5内で地震を体験して
いる人々6を観察する人達3が座すために構成さ
れた椅子1は、座している人達が臨場感を持つて
地震を体験することができるように次のように構
成されている。
すなわち、この椅子本体1はベース7と、この
ベース7上に配された座部8に区別されており、
座部8は4本の脚9によつてベース7上に支持さ
れている。上記脚9はベース7上から立設された
下部脚10と、座部8の底面11上に固着された
上部脚12によつて構成されている。
下部脚10は球状ジヨイント13を介してベー
ス7上に立設されているものであり、上部脚12
は筒状に形成されていて、その内部に下部脚10
の上方が嵌合し、上部脚12の内部に配設された
スプリング14が下部脚10の上端面10aを下
方に押圧して、座部8を上下方向に弾発式に支持
するようにしている。
上記ベース7と座部8の間の空間15内には、
座部8を水平方向矢示16方向に震動させること
ができる水平震動変換機構17と座部8を垂直方
向矢示18に垂直震動させることができる垂直震
動変換機構19が配設されている。
上記水平震動変換機構17は、可変速減速機モ
ーター20のトルクを水平震動に変換するための
機構であり、次のように構成されている。すなわ
ち、ベース7の左右両側に、軸受21によつて回
転自在に支持されながら回転軸22,23が配設
されている。この回転軸22,23には偏心カム
24とプーリー25が固着されており、これらの
偏心カム24の直上に位置するベース板7の底面
11上には、偏心カム24に当接するカム当接体
26が配設されている。
上記回転軸22,23は可変速減速機モーター
20のトルクによつて回転させられるものであ
り、トルクの伝達は次のように行なわれるように
なつている。すなわち可変速減速機モーター20
の出力軸20a上にクラツチ27を介して固着さ
れたプーリー28と、回転軸22上に固着された
プーリー25がチエーン29を介して接続されて
いるとともに、回転軸22上に固着されたプーリ
ー25と回転軸23上に固着されたプーリー25
の間にチエーン30を架けて接続している。
次に垂直震動変換機構19について説明する。
この垂直震動変換機構19は、ベース7上に配設
された軸受31に回転自在に軸支された回転軸3
2上に偏心カム33を固着し、他方座部8の底面
11上に、上記偏心カム33を挟むようにしてカ
ム当接板34を配設して構成したものである。上
記回転軸32の回転駆動は、回転軸32上にプー
リー35を固着するとともに、可変速減速機モー
ター20の出力軸20a上にプーリー36を固着
し、これらのプーリー35,36間にチエーン3
7を架け渡して行つている。そして、偏心カム3
3を必要に応じて回転駆動することができるよう
に、回転軸32上にクラツチ38が介設されてい
る。
次いで、39は可変速減速機モーター20用の
バツテリーであり、電源の無い場所でも、可変速
減速機モーター20を回転駆動させることができ
るように配設されている。
また、40は制御盤であり、可変速減速機モー
ター20の発停や、クラツチ27,38の断続を
行うものであり、制御動作は図示せざる送信機に
よつてリモートコントロールすることができるよ
うになつている。
次に、上記実施例の動作を説明する。
この実施例の椅子1は上記にように構成されて
いるので、これに座している人達を水平方向、垂
直方向、およびこれらを複合した方向に震動させ
ることができる。
すなわち、図示せざる送信機を操作して制御盤
40を制御し、可変速減速機モーター20を駆動
させる。このようにして可変速減速機モーター2
0が駆動させられると、出力軸20aが回転し、
そのトルクはチエーンを介してプーリー35に伝
えられこれを回転させる。しかし、クラツチ38
を接続していない状態では上記回転は回転軸32
上に固着された偏心カム33には伝達されない。
そのために、この状態では座部8は震動しない。
次いで、送信機を操作してクラツチ38を接続さ
せると、偏心カム33が回転し、左右のカム当接
板34に交互に当接する。
上記カム当接板34は座部8の底面11上に配
設されているものであり、これらのカム当接板3
4に偏心カム33が交互に当接することによつて
座部8は左右に震動させられる。座部8は脚9に
よつてベース7上に支持されているものである
が、上記脚9は球状ジヨイント13を介してベー
ス7上に立設されているものであるので、座部8
の水平方向の震動を妨げることが無く、座部8は
水平方向矢示16に自由に震動することができ
る。また、座部8の震動の強さは可変速減速機モ
ーター20の回転速度を変えることによつて自由
に変えることができる。
上記は座部8を水平方向に震動させる場合につ
いて説明したが、これを垂直方向に震動させる時
にはクラツチ28を接続すればよい。すなわち、
クラツチ27を接続すれば、出力軸20aのトル
クは、クラツチ27、プーリー28、チエーン2
9、プーリー25を介して回転軸22に伝わりこ
れを回転させる。
この回転運動がチエーン30を介して回転軸2
3に伝わり、回転軸23を回転させる。そのため
にこれら回転軸22,23上に固着された偏心カ
ム24が回転して、座部8の底面11上に配設さ
れたカム当接体26に断続的に当接し、座部8を
垂直方向に震動させる。
また、座部8は脚9によつて上下動自在に支持
されているので、この垂直方向矢示18の震動を
良好に行うことができ、その強さは可変速減速機
モーター20の回転速度を変えることによつて任
意に設定することができる。
本実施例の地震体験装置は、このように構成さ
れているので、可変速減速機モーター20を回転
させ、クラツチ38を接続させることによつて、
起震ハウス5を観察している人達3が座している
椅子1の座部8を水平方向に震動させることがで
き、クラツチ27を接続することによつて上記座
部8を垂直方向に震動させることができる。ま
た、上記クラツチ38と27の両方を接続すれ
ば、水平方向と垂直方向の合成した震動を発生さ
せることができる。そのために、起震ハウス5を
観察している人達3に地震の臨場感を与えること
ができ、地震体験をより有効的に印象づけること
ができる。
しかも、このように地震によつて揺れている場
面を観察しながら震動させられるので、椅子1に
座つている多くの人々も、起震ハウス5の上で実
際に地震体験をしているのと同様な地震体験をす
ることができ、同時に地震体験できる人数を大幅
に増やすことができる。しかも、実際に揺れてい
る状態を見ながら自分自身も揺すられるので、臨
場感に優れた疑似的な地震体験を行うことができ
る。したがつて、この経験を生かして実際に地震
が生じた場合、冷静且つ沈着な避難行動を取るの
に非常に役に立つものである。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く本考案の地震体験装置は、起
震ハウス5の内部に入つている人々6のみなら
ず、上記起震ハウス5の前に配置された椅子1に
座して地震の再現を観察している人達を振動させ
ることができるので、観察している人達にも起震
ハウス5内の人々6が体験しているのとはほぼ同
様な地震体験を経験させることができる。また、
非常に多数の人々に同時に地震体験を行わせるこ
とができるにも拘らず構造が簡単であり、製作費
用を安くすることができる。これらによつて、地
震が実際に発生した場合に、地震体験を非常にた
くさんの人々に同時に体験させることができる地
震体験装置を提供する等種々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本考案の地震体験装置の一実施例
を示し、第1図は、起震ハウスを観察する状態を
示す斜視図、第2図は、第1図中に示したA−
A′線に沿う断面図、第3図は、第2図中に示し
たB−B線に沿う断面図、第4図は、断面を含む
側面図である。 尚、図中、1……椅子本体、2……地震体験装
置の全体構成、5……起震ハウス、6……地震体
験者、7……ベース、8……座部、9……脚、1
7……水平震動機構、19……垂直振動機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 全体形状が略箱形に形成されていて、4つある
    側面のうちの一面が略全面的に開口できるように
    構成されている起震ハウス5と、 上記起震ハウス5を垂直方向および水平方向に
    振動させるための起震ハウス振動機構と、 上記起震ハウス5の内部において地震を体験す
    る人々が使用するために上記起震ハウス5の内部
    に置かれた机や椅子等の家具類と、 上記起震ハウス5の開口面を望む前方位置に配
    置された複数の椅子1と、 上記各椅子1に座している人に振動を与えるた
    めに上記各椅子1の内部にそれぞれ配設された椅
    子振動機構とを具備することを特徴とする地震体
    験装置。
JP1986037427U 1986-03-14 1986-03-14 Expired JPH0442862Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986037427U JPH0442862Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986037427U JPH0442862Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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JPS6338173U JPS6338173U (ja) 1988-03-11
JPH0442862Y2 true JPH0442862Y2 (ja) 1992-10-09

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ID=30848742

Family Applications (1)

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JP1986037427U Expired JPH0442862Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08242972A (ja) * 1995-02-24 1996-09-24 Shu Shunbi 多機能効果を有する自由動寝台

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614966B2 (ja) * 1978-01-30 1986-02-14 Tokyo Shibaura Electric Co

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614966U (ja) * 1984-06-15 1986-01-13 株式会社学習研究社 体験装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614966B2 (ja) * 1978-01-30 1986-02-14 Tokyo Shibaura Electric Co

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JPS6338173U (ja) 1988-03-11

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