JPH0442769B2 - - Google Patents
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- JPH0442769B2 JPH0442769B2 JP61232400A JP23240086A JPH0442769B2 JP H0442769 B2 JPH0442769 B2 JP H0442769B2 JP 61232400 A JP61232400 A JP 61232400A JP 23240086 A JP23240086 A JP 23240086A JP H0442769 B2 JPH0442769 B2 JP H0442769B2
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- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 11
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
<本発明の産業上の利用分野>
本発明は電磁継電器に関する。
<従来技術及びその問題点>
従来より、有極型の小型の電磁継電器として、
第5図に示すように、ベースブロツク1の中央に
電磁石2を配置し、電磁石2の長手方向の一端に
カード3を設けて、電磁石2のコイルへ通電され
る電流の極性によつていずれか一方の側方(矢印
方向)へとカード3が移動するようにし、電磁石
2の幅方向の両側に固定接触片4,4及び可動接
触片5を一組づつベースブロツク1にインサート
モールドして配置し、カード3の移動に応じて両
側の可動接触片5を押圧あるいは解放して、対向
した固定接触片4,4の固定接点(図示せず)と
可動接触片5の可動接点(図示せず)とを接離さ
せる構造のものが知られている。
第5図に示すように、ベースブロツク1の中央に
電磁石2を配置し、電磁石2の長手方向の一端に
カード3を設けて、電磁石2のコイルへ通電され
る電流の極性によつていずれか一方の側方(矢印
方向)へとカード3が移動するようにし、電磁石
2の幅方向の両側に固定接触片4,4及び可動接
触片5を一組づつベースブロツク1にインサート
モールドして配置し、カード3の移動に応じて両
側の可動接触片5を押圧あるいは解放して、対向
した固定接触片4,4の固定接点(図示せず)と
可動接触片5の可動接点(図示せず)とを接離さ
せる構造のものが知られている。
しかし、この構造では2組の接点機構しか得ら
れない。
れない。
このため、接点機構の数を増やすために、第6
図に示すように電磁石2の両側に固定接触片4,
4及び可動接触片5とを長手方向に二組づつ合計
4組設けたものが用いられている。
図に示すように電磁石2の両側に固定接触片4,
4及び可動接触片5とを長手方向に二組づつ合計
4組設けたものが用いられている。
しかし、この構造では、電磁継電器の全体の長
さがほぼ2倍になり、大型化するという欠点があ
つた。また、特開昭61−168831号では、接点機構
を電磁継電器の幅方向の両側に、それぞれ幅方向
に2列ずつ配置した構造が提案されている。
さがほぼ2倍になり、大型化するという欠点があ
つた。また、特開昭61−168831号では、接点機構
を電磁継電器の幅方向の両側に、それぞれ幅方向
に2列ずつ配置した構造が提案されている。
しかし、この構造では、電磁継電器が幅方向に
大きくなり大型化するという欠点があつた。
大きくなり大型化するという欠点があつた。
<本発明の目的>
本発明は上記の欠点を改め、全体の寸法をほと
んど大きくすることなく、接点機構の数を増やせ
るようにした電磁継電器を提供することを目的と
している。
んど大きくすることなく、接点機構の数を増やせ
るようにした電磁継電器を提供することを目的と
している。
<上記目的を解決するための手段>
本発明では、それぞれ独立した接点機構を電磁
石の両側に上下に複数段に設けて、1個のカード
で上下複数段の接点機構を同時に駆動するように
したことを特徴としている。
石の両側に上下に複数段に設けて、1個のカード
で上下複数段の接点機構を同時に駆動するように
したことを特徴としている。
<本発明の実施例>
以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明
する。
する。
第1〜4図は本発明の一実施例を示しており、
第1図a,bはケースを除去して描いており、第
2図は電磁石及びカードを除去して、第3図は電
磁石を除去して描いたものであり、第4図はカー
ドを描いたものである。
第1図a,bはケースを除去して描いており、第
2図は電磁石及びカードを除去して、第3図は電
磁石を除去して描いたものであり、第4図はカー
ドを描いたものである。
図中、10はプラスチツクなどの絶縁材から成
るベースブロツクであつて、第2図に示すように
上面が開口した有底箱状を成し、幅方向の対向す
る両側壁部11a,11bの肉厚が大となつてい
る。また、長手方向の一端側の側壁部11cの中
央には、上方へ突出した突出部12が設けられ、
この突出部12には、上方へ突出するようにイン
サートモールドされた平板状のカード案内板13
が設けられている。
るベースブロツクであつて、第2図に示すように
上面が開口した有底箱状を成し、幅方向の対向す
る両側壁部11a,11bの肉厚が大となつてい
る。また、長手方向の一端側の側壁部11cの中
央には、上方へ突出した突出部12が設けられ、
この突出部12には、上方へ突出するようにイン
サートモールドされた平板状のカード案内板13
が設けられている。
このように、側壁部11a,11b,11c,
11d及び底壁部11eによつて、電磁石20を
収納するための凹部14が形成され、側壁部11
a,11bのほぼ中央には、後述する電磁石20
のヨーク23の段差部に対応した段差部11a′,
11b′が設けられている。
11d及び底壁部11eによつて、電磁石20を
収納するための凹部14が形成され、側壁部11
a,11bのほぼ中央には、後述する電磁石20
のヨーク23の段差部に対応した段差部11a′,
11b′が設けられている。
ベースブロツク10の凹部12には、第1図
a,bに示すように電磁石20の下半分が収納さ
れている。
a,bに示すように電磁石20の下半分が収納さ
れている。
電磁石20は、第1図a,b,cに示すよう
に、ボビン21に巻かれたコイル22と、二又状
のヨーク23と、ボビン21の中央穴21aを貫
通してヨーク23のU字溝23aに一端24aが
嵌合されたコア24とによつて構成されている。
そして、第1図bに示すように、側壁部11a,
11bの段差部11a′,11b′にヨーク23の両
脚23b,23cの段差部23b′,23c′が嵌合
して、横へのズレ及び上方への抜けを防いでい
る。
に、ボビン21に巻かれたコイル22と、二又状
のヨーク23と、ボビン21の中央穴21aを貫
通してヨーク23のU字溝23aに一端24aが
嵌合されたコア24とによつて構成されている。
そして、第1図bに示すように、側壁部11a,
11bの段差部11a′,11b′にヨーク23の両
脚23b,23cの段差部23b′,23c′が嵌合
して、横へのズレ及び上方への抜けを防いでい
る。
前記ヨーク23の二又状の脚23b,23cと
コア24とはE形脚を構成して、先端側はコイル
22の一端から側壁部11c側へ突出しており、
コイル22に通電される電流の極性によつて突出
したコア24の先端24bがN極に磁化される
と、突出したヨーク23の脚先端23b,23c
はS極に磁化され、電流の極性が逆になつて、コ
ア24の先端24bがS極に磁化されると、ヨー
ク23の脚先端23b,23cはN極に磁化され
る。
コア24とはE形脚を構成して、先端側はコイル
22の一端から側壁部11c側へ突出しており、
コイル22に通電される電流の極性によつて突出
したコア24の先端24bがN極に磁化される
と、突出したヨーク23の脚先端23b,23c
はS極に磁化され、電流の極性が逆になつて、コ
ア24の先端24bがS極に磁化されると、ヨー
ク23の脚先端23b,23cはN極に磁化され
る。
このE形脚を構成するヨーク脚23b,23c
とコア24の先端24bの上部に、カード30が
電磁石20の幅方向へ移動自在に配置されてい
る。即ち、カード30は、第4図に示すように、
矩形の中空部31を有する保持部32と、その両
側に突出し且つ下方へ延設された柱状の当接部3
3a,33bと、保持部32を上下方向に貫通し
両当接部33a,33bを結ぶ方向のガイド溝3
4とを有し、このガイド溝34にベースブロツク
10の側壁部11cの突出部12から突出したカ
ード案内板13が嵌まり、且つ第1図cに示すよ
うに保持部32の下面32aが前記突出部12の
上面12aに乗つた状態となつていて、このた
め、カード案内板13に沿つた方向にカード30
は移動自在になつている。
とコア24の先端24bの上部に、カード30が
電磁石20の幅方向へ移動自在に配置されてい
る。即ち、カード30は、第4図に示すように、
矩形の中空部31を有する保持部32と、その両
側に突出し且つ下方へ延設された柱状の当接部3
3a,33bと、保持部32を上下方向に貫通し
両当接部33a,33bを結ぶ方向のガイド溝3
4とを有し、このガイド溝34にベースブロツク
10の側壁部11cの突出部12から突出したカ
ード案内板13が嵌まり、且つ第1図cに示すよ
うに保持部32の下面32aが前記突出部12の
上面12aに乗つた状態となつていて、このた
め、カード案内板13に沿つた方向にカード30
は移動自在になつている。
カード30の中空部31には、2つの互いに平
行な接極片35,36とその上端間に挾着された
永久磁石37とが嵌着されている。そして、一方
の接極片35の下端は、ヨーク23の一方の脚2
3bとコア24の先端24bとの間に位置し、他
方の接極片36の下端は、ヨーク23の他方の脚
23cとコア24bとの間に位置している。
行な接極片35,36とその上端間に挾着された
永久磁石37とが嵌着されている。そして、一方
の接極片35の下端は、ヨーク23の一方の脚2
3bとコア24の先端24bとの間に位置し、他
方の接極片36の下端は、ヨーク23の他方の脚
23cとコア24bとの間に位置している。
従つて、永久磁石37によつて一方の接極子3
5がN極、他方の接極片36がS極に磁化されて
いる場合、電磁石20のコイル22に通電される
電流の極性によつて、ヨーク23の二本の脚23
b,23cがS極に、コア先端24bがN極に磁
気付勢されると、第1図b,cに示すように、一
方の接極子35がヨーク23の一方の脚23bに
吸引され且つ他方の接極片36が中央のコア先端
24bに吸引されて、カード30は左方へ(第1
図cにおいて)移動し、コイル22への通電電流
の極性を逆にすると上方へ移動する。
5がN極、他方の接極片36がS極に磁化されて
いる場合、電磁石20のコイル22に通電される
電流の極性によつて、ヨーク23の二本の脚23
b,23cがS極に、コア先端24bがN極に磁
気付勢されると、第1図b,cに示すように、一
方の接極子35がヨーク23の一方の脚23bに
吸引され且つ他方の接極片36が中央のコア先端
24bに吸引されて、カード30は左方へ(第1
図cにおいて)移動し、コイル22への通電電流
の極性を逆にすると上方へ移動する。
第2図に示すように、ベースブロツク10の側
壁部11aの一端側には、金属板から成るそれぞ
れ独立した2個の可動接点バネ取付片40,41
が一直線上に並んで設けられている。即ち、可動
接点バネ取付片40,41は、側壁部11aから
下方へ突出した端子40a,41aを有し、端部
寄りの一方の可動接点バネ取付片40の上端に
は、他方の可動接点バネ取付片41の上方におい
て水平に該取付片41の右端(第2図において)
と一致する位置まで延設された延設部40dを備
えている。
壁部11aの一端側には、金属板から成るそれぞ
れ独立した2個の可動接点バネ取付片40,41
が一直線上に並んで設けられている。即ち、可動
接点バネ取付片40,41は、側壁部11aから
下方へ突出した端子40a,41aを有し、端部
寄りの一方の可動接点バネ取付片40の上端に
は、他方の可動接点バネ取付片41の上方におい
て水平に該取付片41の右端(第2図において)
と一致する位置まで延設された延設部40dを備
えている。
第3図に示すように、上側の可動接点バネ取付
片40の延設部40d、下側の可動接点バネ取付
片41には、上下に同一位置において即ち、ベー
スブロツク10の幅方向の同一位置で且つ上下方
向に異なる高さに配置されて、それぞれ水平方向
の可動接点バネ42,43の一端が上下2段に固
定されている。
片40の延設部40d、下側の可動接点バネ取付
片41には、上下に同一位置において即ち、ベー
スブロツク10の幅方向の同一位置で且つ上下方
向に異なる高さに配置されて、それぞれ水平方向
の可動接点バネ42,43の一端が上下2段に固
定されている。
可動接点バネ42,43は、スチフネスが同一
となるように同一材質で、長さ、厚さ、形状がほ
ぼ同一に形成されていて、中央に段曲げが施され
て内方へ向かう弾性復帰力を付与されており、そ
の先端側が二又状に分岐していて、その各先端4
2a,43aはカード30の当接部33aよりさ
らに端部側まで延設されている。
となるように同一材質で、長さ、厚さ、形状がほ
ぼ同一に形成されていて、中央に段曲げが施され
て内方へ向かう弾性復帰力を付与されており、そ
の先端側が二又状に分岐していて、その各先端4
2a,43aはカード30の当接部33aよりさ
らに端部側まで延設されている。
第2図に示すように、側壁部11aの他端に
は、前記可動接点バネ取付片40,41が並んだ
直線上よりも外側において、金属板から成る2つ
の固定接点取付片44,45が一直線上に並んで
設けられている。固定接点取付片44,45は、
それぞれ側壁部11aから下方へ突出した端子4
4a,45aを有し、端部側でない方の固定接点
取付片44の上端には、他方の固定接点取付片4
5の上方に水平に延設された延設部44dが設け
られている。
は、前記可動接点バネ取付片40,41が並んだ
直線上よりも外側において、金属板から成る2つ
の固定接点取付片44,45が一直線上に並んで
設けられている。固定接点取付片44,45は、
それぞれ側壁部11aから下方へ突出した端子4
4a,45aを有し、端部側でない方の固定接点
取付片44の上端には、他方の固定接点取付片4
5の上方に水平に延設された延設部44dが設け
られている。
また、側壁部11aの同じ端部側で、前記可動
接点バネ取付片40,41が並んだ直線上よりも
内側において、金属板から成る2つの固定接点取
付片46,47が一直線上に並んで設けられてい
る。固定接点取付片46,47は、それぞれ側壁
部11aから下方へ突出した端子46a,47a
を有し、端部側でない方の固定接点取付片46の
上端には、他方の固定接点取付片47の上方にお
いて水平に該取付片47の右端(第2図におい
て)と一致する位置まで延設された延設部46d
が設けられている。このように固定接点取付片4
6と固定接点取付片44の延設部44d、及び、
固定接点取付片47と固定接点取付片の延設部
は、それぞれ幅方向に同一位置で上下方向の異な
る高さに配置されている。
接点バネ取付片40,41が並んだ直線上よりも
内側において、金属板から成る2つの固定接点取
付片46,47が一直線上に並んで設けられてい
る。固定接点取付片46,47は、それぞれ側壁
部11aから下方へ突出した端子46a,47a
を有し、端部側でない方の固定接点取付片46の
上端には、他方の固定接点取付片47の上方にお
いて水平に該取付片47の右端(第2図におい
て)と一致する位置まで延設された延設部46d
が設けられている。このように固定接点取付片4
6と固定接点取付片44の延設部44d、及び、
固定接点取付片47と固定接点取付片の延設部
は、それぞれ幅方向に同一位置で上下方向の異な
る高さに配置されている。
上側の可動接点バネ42には、第1図b及びc
に示すように外側、内側に、それぞれ異なる位置
において、可動接点48a,48bが設けられ、
下側の可動接点バネ43にも同様に可動接点49
a,49bが設けられている。
に示すように外側、内側に、それぞれ異なる位置
において、可動接点48a,48bが設けられ、
下側の可動接点バネ43にも同様に可動接点49
a,49bが設けられている。
外側の固定接点取付片44の延設部44d及び
固定接点取付片45の内側には、上下の前記外側
の可動接点48a,49aに対向して固定接点5
0a,51aが設けられている。
固定接点取付片45の内側には、上下の前記外側
の可動接点48a,49aに対向して固定接点5
0a,51aが設けられている。
また、内側の固定接点取付片46の延設部46
d及び固定接点取付片47の外側には、上下の前
記内側の可動接点48b,49bに対向して固定
接点50b,51bが設けられている。
d及び固定接点取付片47の外側には、上下の前
記内側の可動接点48b,49bに対向して固定
接点50b,51bが設けられている。
第2図、第3図に示すように、ベースブロツク
10の反対側の側壁部11bにも、側壁部11a
と全く同様に、可動接点バネ取付片60,61、
可動接点バネ62,63、固定接点取付片64,
65、固定接点取付片66,67が設けられてい
る。接点も同様に設けられている。
10の反対側の側壁部11bにも、側壁部11a
と全く同様に、可動接点バネ取付片60,61、
可動接点バネ62,63、固定接点取付片64,
65、固定接点取付片66,67が設けられてい
る。接点も同様に設けられている。
そして、側壁部11a及び11bの可動接点バ
ネ42,43及び62,63は、フリー状態にお
いて、前記段曲げ加工により内側の固定接点取付
片46,47及び66,67の接点にそれぞれ可
動接点バネ42,43及び62,63の可動接点
が押圧接触するように付勢されている。
ネ42,43及び62,63は、フリー状態にお
いて、前記段曲げ加工により内側の固定接点取付
片46,47及び66,67の接点にそれぞれ可
動接点バネ42,43及び62,63の可動接点
が押圧接触するように付勢されている。
従つて、カード30が第1図a〜c、第3図に
示すように側壁部11a側へ移動すると、側壁部
11a側の上下2段の可動接点バネ42,43が
カード30によつて同時に外方へ向かつて押圧さ
れて、その可動接点が外側の固定接点取付片4
4,45の固定接点に当接すると共に、側壁部1
1b側の可動接点バネ62,63はカード30に
よる押圧を解除されて、弾性復帰力によつて復帰
し、その可動接点が内側の固定接点取付片66,
67の固定接点に当接する。
示すように側壁部11a側へ移動すると、側壁部
11a側の上下2段の可動接点バネ42,43が
カード30によつて同時に外方へ向かつて押圧さ
れて、その可動接点が外側の固定接点取付片4
4,45の固定接点に当接すると共に、側壁部1
1b側の可動接点バネ62,63はカード30に
よる押圧を解除されて、弾性復帰力によつて復帰
し、その可動接点が内側の固定接点取付片66,
67の固定接点に当接する。
逆に、カード30が側壁部11b側へ移動する
と、側壁部11b側の上下2段の可動接点バネ6
2,63がカード30によつて同時に押圧され
て、その可動接点が外側の固定接点取付片64,
75の固定接点に当接すると共に、側壁部11a
側の可動接点バネ42,43はカード30による
押圧を解除されて、弾性復帰力によつて復帰し、
その可動接点が内側の固定接点取付片46,47
の固定接点に当接する。
と、側壁部11b側の上下2段の可動接点バネ6
2,63がカード30によつて同時に押圧され
て、その可動接点が外側の固定接点取付片64,
75の固定接点に当接すると共に、側壁部11a
側の可動接点バネ42,43はカード30による
押圧を解除されて、弾性復帰力によつて復帰し、
その可動接点が内側の固定接点取付片46,47
の固定接点に当接する。
可動接点バネ42,43,62,63はほぼ同
一厚さ、同一長さ、同一形状でほぼ同一のスチフ
ネスに作成されているので、上下2段の接点機構
における接触圧、電気的接触抵抗などもほぼ同一
となる。
一厚さ、同一長さ、同一形状でほぼ同一のスチフ
ネスに作成されているので、上下2段の接点機構
における接触圧、電気的接触抵抗などもほぼ同一
となる。
なお、70,71は電磁石20のコイルの巻き
始め、巻き終り接続用の接続板片で、それぞれ側
壁部11a,11bの下方へは突出する端子70
a,71aを有している。
始め、巻き終り接続用の接続板片で、それぞれ側
壁部11a,11bの下方へは突出する端子70
a,71aを有している。
第1図cにおいて80はケースで、ベースブロ
ツク10に被せられて、固定されている。
ツク10に被せられて、固定されている。
このように、電磁継電器は構成されているから
コイル22に通電される電流の極性によつて、カ
ード30が側壁部11a側、側壁部11b側のい
ずれかに移動し、この移動によつて側壁部11a
側及び側壁部11b側のそれぞれ上下2段の接点
機構が同時に切替えられる。
コイル22に通電される電流の極性によつて、カ
ード30が側壁部11a側、側壁部11b側のい
ずれかに移動し、この移動によつて側壁部11a
側及び側壁部11b側のそれぞれ上下2段の接点
機構が同時に切替えられる。
なお、上記実施例では、上下に2段に接点機構
を設けた場合を示したが、3段以上にすることも
できる。
を設けた場合を示したが、3段以上にすることも
できる。
<本発明の効果>
以上のように、本発明の電磁継電器では、電磁
石がある程度の大きさより小さくならず、このた
めある程度の高さを必要とする点に着眼して、複
数の可動接点バネ取付片及び固定接点取付片を前
記した特別の構成にして電磁石の高さ方向に上下
にそれぞれ独立した複数の接点機構を配置して同
時に駆動するようにしたから、全体の高さも、幅
方向の長さも、長手方向の長さも増大させること
なく接点機構の数を増やすことができるという顕
著な効果を有する。
石がある程度の大きさより小さくならず、このた
めある程度の高さを必要とする点に着眼して、複
数の可動接点バネ取付片及び固定接点取付片を前
記した特別の構成にして電磁石の高さ方向に上下
にそれぞれ独立した複数の接点機構を配置して同
時に駆動するようにしたから、全体の高さも、幅
方向の長さも、長手方向の長さも増大させること
なく接点機構の数を増やすことができるという顕
著な効果を有する。
第1図aはケースを除外して描いた本発明の一
実施例を示す斜視図、同図bはその平面図、同図
cは同図bにおけるC−C断面図、第2図はケー
ス、電磁石及びカードを除外して描いた斜視図、
第3図はケース、電磁石を除外して描いた斜視
図、第4図はカードを一部を破断して描いた斜視
図である。第5図及び第6図は従来例を示す斜視
図である。 10……ベースブロツク、11a,11b……
側壁部、13……カード案内板、14……凹部、
20……電磁石、21……ボビン、21a……中
央穴、22……コイル、23……ヨーク、23a
……U字溝、23b……脚、23c……脚、24
……コア、24b……コア先端、30……カー
ド、31……中空部、32……保持部、33a,
33b……当接部、34……ガイド溝、35,3
6……接極子、37……永久磁石、40,41…
…可動接点バネ取付片、40a,41a……端
子、42,43……可動接点バネ、44,45,
46,47……固定接点取付片、60,61……
可動接点バネ取付片、62,63……可動接点バ
ネ、64,65,66,67……固定接点取付
片、70,71……接続板片、80……ケース。
実施例を示す斜視図、同図bはその平面図、同図
cは同図bにおけるC−C断面図、第2図はケー
ス、電磁石及びカードを除外して描いた斜視図、
第3図はケース、電磁石を除外して描いた斜視
図、第4図はカードを一部を破断して描いた斜視
図である。第5図及び第6図は従来例を示す斜視
図である。 10……ベースブロツク、11a,11b……
側壁部、13……カード案内板、14……凹部、
20……電磁石、21……ボビン、21a……中
央穴、22……コイル、23……ヨーク、23a
……U字溝、23b……脚、23c……脚、24
……コア、24b……コア先端、30……カー
ド、31……中空部、32……保持部、33a,
33b……当接部、34……ガイド溝、35,3
6……接極子、37……永久磁石、40,41…
…可動接点バネ取付片、40a,41a……端
子、42,43……可動接点バネ、44,45,
46,47……固定接点取付片、60,61……
可動接点バネ取付片、62,63……可動接点バ
ネ、64,65,66,67……固定接点取付
片、70,71……接続板片、80……ケース。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 絶縁材から成るベースブロツク10と、E型
脚を構成するように、2つの外脚をなす二又状の
ヨーク23とその中央脚をなすコア24と、該コ
アに装着されたコイル22とから成り、該2つの
外脚が前記ベースブロツク10の幅方向の両側に
向くように前記ベースブロツク10の中央に固定
された電磁石20と、 前記ベースブロツク10の長手方向の一端側に
幅方向移動自在に設けられ、前記電磁石20の駆
動に応じて幅方向のいずれの方向に移動するカー
ド30と、 前記ベースブロツク10の幅方向の両側で、且
つ、ベースブロツク10の長手方向の前記カード
30と反対側において、前記幅方向の同一幅で長
手方向の異なる位置からそれぞれ高さに突出し、
延設部40dによつて先端部が前記幅方向の同一
位置で上下に配置された複数の可動接点バネ取付
片40,41と、 前記複数の可動接点バネ取付片40,41の上
下に異なる高さに配置された前記各先端部にそれ
ぞれ一端部が固定され、他端部が前記カードの移
動によつて幅方向に変形移動されるようにロツク
の長手方向の前記カード側へカードを超える位置
まで延設され、先端近傍にそれぞれ可動接点を有
する、前記幅方向の同一位置で、且つ、上下に異
なる高さに配置された複数の可動接点バネ42,
43と、 前記ベースブロツク10の幅方向の両側で、且
つ、ベースブロツク10の長手方向の前記カード
30側において、前記幅方向の同一幅で長手方向
の異なる位置からそれぞれ異なる高さに突出し、
延設部44dによつて先端部が前記幅方向の同一
位置で上下に配置され、前記カードによる幅方向
の可動接点バネ42,43の移動によつて前記可
動接点バネ42,43の先端の可動接点が接離す
る固定接点が上下に配置された複数の固定接点取
付片44,45とを備え、 前記カードの幅方向の移動によつて、上下に配
置されたそれぞれ独立した複数の可動接点バネ4
2,43が同時に駆動されて、それぞれ独立した
複数の固定接点取付片44,45の各固定接点と
接離されるようにしたことを特徴とする電磁継電
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23240086A JPS6386330A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23240086A JPS6386330A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 電磁継電器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6386330A JPS6386330A (ja) | 1988-04-16 |
JPH0442769B2 true JPH0442769B2 (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=16938648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23240086A Granted JPS6386330A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6386330A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58189936A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | 松下電工株式会社 | M.b.b型リレ− |
JPS61168831A (ja) * | 1985-01-21 | 1986-07-30 | 日本電気株式会社 | 電磁継電器 |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP23240086A patent/JPS6386330A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58189936A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | 松下電工株式会社 | M.b.b型リレ− |
JPS61168831A (ja) * | 1985-01-21 | 1986-07-30 | 日本電気株式会社 | 電磁継電器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6386330A (ja) | 1988-04-16 |
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