JPH0442610B2 - - Google Patents
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- JPH0442610B2 JPH0442610B2 JP57059424A JP5942482A JPH0442610B2 JP H0442610 B2 JPH0442610 B2 JP H0442610B2 JP 57059424 A JP57059424 A JP 57059424A JP 5942482 A JP5942482 A JP 5942482A JP H0442610 B2 JPH0442610 B2 JP H0442610B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 45
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 33
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L23/00—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid
- G01L23/22—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines
- G01L23/221—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines for detecting or indicating knocks in internal combustion engines
- G01L23/225—Devices or apparatus for measuring or indicating or recording rapid changes, such as oscillations, in the pressure of steam, gas, or liquid; Indicators for determining work or energy of steam, internal-combustion, or other fluid-pressure engines from the condition of the working fluid for detecting or indicating knocks in internal-combustion engines; Units comprising pressure-sensitive members combined with ignitors for firing internal-combustion engines for detecting or indicating knocks in internal combustion engines circuit arrangements therefor
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関のノツキングを検出するため
のノツキング検出装置に関するものである。
のノツキング検出装置に関するものである。
従来のノツキング検出装置は第1図に示すよう
に、内燃機関のノツキングによる振動等を検出す
るノツキング検出器1、ノツキング検出器1の検
出信号のうちノツキング周波数成分(例えば8K
Hz)のみを通過させるフイルタ回路2、このフイ
ルタ回路2を通過した検出信号の平均値を出力す
る平均値出力回路3−7、その値によりノツキン
グの判定レベルを作成する為の判定レベル発生回
路3−2、前記検出信号とノツキング判定レベル
とを比較してノツキングか否かを判別する比較回
路4より構成される。そして、これら各々の回路
はリニアIC等のアナログ素子で構成され、ノツ
キングはアナログ方式で検出される。このため、
回路構成が複雑となるにもかかわらず制御内容は
限られ、回転速度等の運転状態によりノツキング
判定信号を制御するような複雑な制御は困難であ
り、正確にノツキングを判定することは困難であ
る。
に、内燃機関のノツキングによる振動等を検出す
るノツキング検出器1、ノツキング検出器1の検
出信号のうちノツキング周波数成分(例えば8K
Hz)のみを通過させるフイルタ回路2、このフイ
ルタ回路2を通過した検出信号の平均値を出力す
る平均値出力回路3−7、その値によりノツキン
グの判定レベルを作成する為の判定レベル発生回
路3−2、前記検出信号とノツキング判定レベル
とを比較してノツキングか否かを判別する比較回
路4より構成される。そして、これら各々の回路
はリニアIC等のアナログ素子で構成され、ノツ
キングはアナログ方式で検出される。このため、
回路構成が複雑となるにもかかわらず制御内容は
限られ、回転速度等の運転状態によりノツキング
判定信号を制御するような複雑な制御は困難であ
り、正確にノツキングを判定することは困難であ
る。
上記の問題点はアナログ信号をデイジタル信号
に変換するA−D変換器とマイクロコンピユータ
とを構成要素とするデイジタル方式のノツキング
検出装置にすれば解決できる。しかしながら、ノ
ツキング検出器の検出信号を忠実にA−D変換す
るためにはノツキング検出信号の波形を細かくト
レースできる極めて高速のA−D変換器が必要と
なり、そのようなA−D変換器は高価であり、装
置がコストアツプするという問題がある。また、
ノツキング検出信号の波形をトレースする代わり
にノツキング検出信号の各ピーク値をサンプルホ
ールドした後A−D変換を行なう方法が考えられ
るが、この方法においては、ピークホールド回路
等が余分に必要となる。
に変換するA−D変換器とマイクロコンピユータ
とを構成要素とするデイジタル方式のノツキング
検出装置にすれば解決できる。しかしながら、ノ
ツキング検出器の検出信号を忠実にA−D変換す
るためにはノツキング検出信号の波形を細かくト
レースできる極めて高速のA−D変換器が必要と
なり、そのようなA−D変換器は高価であり、装
置がコストアツプするという問題がある。また、
ノツキング検出信号の波形をトレースする代わり
にノツキング検出信号の各ピーク値をサンプルホ
ールドした後A−D変換を行なう方法が考えられ
るが、この方法においては、ピークホールド回路
等が余分に必要となる。
本発明では、ノツキング検出信号はエンジンの
振動等に由来する低周波数の振動成分、燃焼等に
由来する周波数の振動成分、点火に由来する高周
波数の振動成分に分類が可能であり、この検出信
号をフイルタ回路を通過させる事により低、高周
波数の成分を除去し、ノツキング検出信号を一定
の周波数(例えば8KHz)の正弦波として検出で
きることに着目した。そして、本発明はノツキン
グ検出装置として必要な情報はノツキング波形全
てではなく、そのピーク値が必要なノツキングの
情報であり、更に正弦波のピーク値近傍は立上
り、立下りのスロープに比べほぼ一定でゆるやか
であるということを利用したものであり、本発明
は正弦波のノツキング検出信号が所定のレベルを
横切つた時点よりそのピーク近傍までの所定時間
経過後にA−D変換を開始させ、正弦波の各ピー
ク値近傍でA−D変換が行なわれるようにし、こ
のA−D変換された値からノツキング状態を判別
するように構成することにより、ノツキング検出
信号の各ピーク値をデイジタル信号に変換でき、
正確にノツキングを検出でき、しかもピークホー
ルド回路等は不必要で構成の簡単化が可能なノツ
キング検出装置の提供を目的としている。
振動等に由来する低周波数の振動成分、燃焼等に
由来する周波数の振動成分、点火に由来する高周
波数の振動成分に分類が可能であり、この検出信
号をフイルタ回路を通過させる事により低、高周
波数の成分を除去し、ノツキング検出信号を一定
の周波数(例えば8KHz)の正弦波として検出で
きることに着目した。そして、本発明はノツキン
グ検出装置として必要な情報はノツキング波形全
てではなく、そのピーク値が必要なノツキングの
情報であり、更に正弦波のピーク値近傍は立上
り、立下りのスロープに比べほぼ一定でゆるやか
であるということを利用したものであり、本発明
は正弦波のノツキング検出信号が所定のレベルを
横切つた時点よりそのピーク近傍までの所定時間
経過後にA−D変換を開始させ、正弦波の各ピー
ク値近傍でA−D変換が行なわれるようにし、こ
のA−D変換された値からノツキング状態を判別
するように構成することにより、ノツキング検出
信号の各ピーク値をデイジタル信号に変換でき、
正確にノツキングを検出でき、しかもピークホー
ルド回路等は不必要で構成の簡単化が可能なノツ
キング検出装置の提供を目的としている。
以下、本発明によるノツキング検出装置を実施
例に従つて説明する。第2図は本発明の実施例の
構成図である。第2図において、1は機関のノツ
キングによる振動、音等を検出するの検出器、2
はノツキング検出器1の検出信号のうちの内燃機
関の固有のノツキング周波数成分のみを通過させ
るフイルタ回路、5は検出信号をアナログ信号か
らデイジタル信号に変換するA−D変換器であ
る。6はマイクロコンピユータであり、中央処理
装置(CPU)、記憶装置(ROM,RAM)、入出
力装置(I/O)等を備えA−D変換器にA−D
変換開始のタイミング信号を与え、A−D変換器
の出力信号(デイジタル信号)を平均化してノツ
キング判定レベルを計算するとともに、所定期間
内のデイジタル信号の最大値とノツキング判定レ
ベルとを比較してノツキングか否かを判定し、図
示せぬ点火時期制御装置からの点火信号に基づい
て判定結果を点火時期制御装置に出力するマイク
ロコンピユータである。
例に従つて説明する。第2図は本発明の実施例の
構成図である。第2図において、1は機関のノツ
キングによる振動、音等を検出するの検出器、2
はノツキング検出器1の検出信号のうちの内燃機
関の固有のノツキング周波数成分のみを通過させ
るフイルタ回路、5は検出信号をアナログ信号か
らデイジタル信号に変換するA−D変換器であ
る。6はマイクロコンピユータであり、中央処理
装置(CPU)、記憶装置(ROM,RAM)、入出
力装置(I/O)等を備えA−D変換器にA−D
変換開始のタイミング信号を与え、A−D変換器
の出力信号(デイジタル信号)を平均化してノツ
キング判定レベルを計算するとともに、所定期間
内のデイジタル信号の最大値とノツキング判定レ
ベルとを比較してノツキングか否かを判定し、図
示せぬ点火時期制御装置からの点火信号に基づい
て判定結果を点火時期制御装置に出力するマイク
ロコンピユータである。
次に、上記構成の詳細な回路図の一例を第3図
に示す。フイルタ回路2はコンデンサ21、抵抗
22からなるハイパスフイルタ回路および抵抗2
3、コンデンサ24からなるローパスフイルタ回
路より構成されるバンドパスフイルタ回路であ
る。ノツキング検出器1からの検出信号は、フイ
ルタ回路2を通過する事によりノイズ成分が除去
され周波数8KHz付近のノツキング周波数の正弦
波となり、A−D変換器5およびマイクロコンピ
ユータ6を内蔵する1チツプマイクロコンピユー
タ61のアナログ端子ANに入力される。本実施
例では1チツプマイクロコンピユータを用いてい
る。1チツプマイクロコンピユータ61には、周
知の発振器62、電源オンリセツト回路63、電
源回路64が接続されている。また図示せぬ点火
時期制御装置からの点火信号(iGt)は、入力抵
抗65、コレクタ抵抗66、トランジスタ67で
構成されている入力回路を通して、1チツプマイ
クロコンピユータの割込端子iRQに接続されてい
る。1チツプマイクロコンピユータ61からの出
力は抵抗ラダー69を通りA−D変換され、電圧
電流変換器68により点火時期制御装置に供給さ
れている。
に示す。フイルタ回路2はコンデンサ21、抵抗
22からなるハイパスフイルタ回路および抵抗2
3、コンデンサ24からなるローパスフイルタ回
路より構成されるバンドパスフイルタ回路であ
る。ノツキング検出器1からの検出信号は、フイ
ルタ回路2を通過する事によりノイズ成分が除去
され周波数8KHz付近のノツキング周波数の正弦
波となり、A−D変換器5およびマイクロコンピ
ユータ6を内蔵する1チツプマイクロコンピユー
タ61のアナログ端子ANに入力される。本実施
例では1チツプマイクロコンピユータを用いてい
る。1チツプマイクロコンピユータ61には、周
知の発振器62、電源オンリセツト回路63、電
源回路64が接続されている。また図示せぬ点火
時期制御装置からの点火信号(iGt)は、入力抵
抗65、コレクタ抵抗66、トランジスタ67で
構成されている入力回路を通して、1チツプマイ
クロコンピユータの割込端子iRQに接続されてい
る。1チツプマイクロコンピユータ61からの出
力は抵抗ラダー69を通りA−D変換され、電圧
電流変換器68により点火時期制御装置に供給さ
れている。
次に第4図から第7図を用いて本実施例の作動
説明を行なう。第4図は、本実施例のノツキング
検出、判定、遅角量演算出力のタイミングチヤー
トを示す。第5図は基本的なプログラムの流れを
示すフローチヤートである。スタートのステツプ
220より始まるメインルーチンでは、内蔵タイ
マーでの点火周期T180の計算(ステツプ221)
その値に基づいてA−D変換開始までの時間(マ
スキング時間)T1、A−D変換を行なう時間
(判定時間)T2、A−D変換値と比較する判定
レベルを求める為にノツキング検出信号の平均値
に乗ずる為の倍率(K値)、平均値に所定の値を
加えるオフセツト値(即ち、判定レベル=平均値
×K値+オフセツト値)が算出される(ステツプ
222)。
説明を行なう。第4図は、本実施例のノツキング
検出、判定、遅角量演算出力のタイミングチヤー
トを示す。第5図は基本的なプログラムの流れを
示すフローチヤートである。スタートのステツプ
220より始まるメインルーチンでは、内蔵タイ
マーでの点火周期T180の計算(ステツプ221)
その値に基づいてA−D変換開始までの時間(マ
スキング時間)T1、A−D変換を行なう時間
(判定時間)T2、A−D変換値と比較する判定
レベルを求める為にノツキング検出信号の平均値
に乗ずる為の倍率(K値)、平均値に所定の値を
加えるオフセツト値(即ち、判定レベル=平均値
×K値+オフセツト値)が算出される(ステツプ
222)。
1チツプマイクロコンピユータ61の割込入力
端子であるiRQに入力される点火時期制御装置か
らの点火信号iGtは、トランジスタ67で反転さ
れ(第4図210)、マイクロコンピユータ61
に入力されているのでその立下り信号(第4図2
21)でマイクロコンピユータに割込がかかる
(第5図211−1)。割込ルーチン開始後、割込
処理(第4図212)に続きマスキング時間T1
(第4図213)の間、マイクロコンピユータは
A−D変換を持つ(第5図213−1)。マスキ
ング時間終了後、前記したA−D変換を時間T2
(第4図214)の値に基づいてくり返し行なう
(第5図214−1,214−2)。変換終了後、
A−D変換値の中の最大値と平均値を第4図21
5のタイミングで算出するが前述した様に判定値
はK値、オフセツト値に従い算出され(第5図2
15−1,215−2)、更にその値はA−D変
換を行なつた中の最大値と比較される(第5図2
15−3)。判定結果はマイクロコンピユータの
8ビツトのポートに第4図216のタイミングで
出力され(第5図216−1)、抵抗ラダーを通
る事によつてD−A変換され、そのアナログ値が
電圧電流変換器により電流に変換さ図示せぬ点火
時期制御装置へ出力される。判定出力は遅角量で
表わされる。
端子であるiRQに入力される点火時期制御装置か
らの点火信号iGtは、トランジスタ67で反転さ
れ(第4図210)、マイクロコンピユータ61
に入力されているのでその立下り信号(第4図2
21)でマイクロコンピユータに割込がかかる
(第5図211−1)。割込ルーチン開始後、割込
処理(第4図212)に続きマスキング時間T1
(第4図213)の間、マイクロコンピユータは
A−D変換を持つ(第5図213−1)。マスキ
ング時間終了後、前記したA−D変換を時間T2
(第4図214)の値に基づいてくり返し行なう
(第5図214−1,214−2)。変換終了後、
A−D変換値の中の最大値と平均値を第4図21
5のタイミングで算出するが前述した様に判定値
はK値、オフセツト値に従い算出され(第5図2
15−1,215−2)、更にその値はA−D変
換を行なつた中の最大値と比較される(第5図2
15−3)。判定結果はマイクロコンピユータの
8ビツトのポートに第4図216のタイミングで
出力され(第5図216−1)、抵抗ラダーを通
る事によつてD−A変換され、そのアナログ値が
電圧電流変換器により電流に変換さ図示せぬ点火
時期制御装置へ出力される。判定出力は遅角量で
表わされる。
次に本実施例の制御ロジツクの概略を示す。マ
スキング時間T1、A−D変換判定時間T2は周
期T180に比例した値(マスキング時間T1は
例えば1ms〜2.5ms、判定時間は例えば2ms〜
6ms)である。A−D変換値の平均値はソフトウ
エアにより平均する。判定レベルは3段階あり、
第1レベクは(平均値)×(K値)+(オフセツト
値)、第2レベルは(第1レベル)×2、第3レベ
ルは(第1レベル)×3で3つのノツキング判定
を行ない、判定した結果(強度)は図示せぬ点火
時期制御装置への遅角量として出力される。本実
施例では点火時期の遅角幅は0〜16゜CAとした。
スキング時間T1、A−D変換判定時間T2は周
期T180に比例した値(マスキング時間T1は
例えば1ms〜2.5ms、判定時間は例えば2ms〜
6ms)である。A−D変換値の平均値はソフトウ
エアにより平均する。判定レベルは3段階あり、
第1レベクは(平均値)×(K値)+(オフセツト
値)、第2レベルは(第1レベル)×2、第3レベ
ルは(第1レベル)×3で3つのノツキング判定
を行ない、判定した結果(強度)は図示せぬ点火
時期制御装置への遅角量として出力される。本実
施例では点火時期の遅角幅は0〜16゜CAとした。
次に本発明の主要部分である、A−D変換部分
の詳細な作動を第6,7図を用いて行なう。第6
図301は検出信号の1周期相当分である。前述
の様に検出信号は8KHzの正弦波となつている。
A−D変換のプログラムが開始(ステツプ32
0)されると、1チツプマイクロコンピユータ内
のコンパレータのモードが指定されOレベルに対
しスレシホルドレベルThが設定される(ステツ
プ321)。そしてコンパレータをスタートさせ
る(ステツプ322)、正弦波301のThからの
立下り時刻TDOを検出し(ステツプ323−
1)、誤作動を防ぐ目的でさらにThレベルを確認
する(ステツプ323−2)。Thレベル検出後
は、Thレベルからの立上りを検出するルーチン
に移り、(ステツプ325)、立上り検出時刻TZ
1から所定時間ΔD経過した時点を求め(ステツ
プ326)、時刻TS1に到る。TS1からA−D
変換を開始する(ステツプ327)ものである
が、変換時刻ΔTは正弦波301のピーク310
−1を中心として行なわれる。その際、正弦波3
01のピークは正弦波の立上り、立下りのスロー
プに比べ、ほぼ一定と見なされ、立上り検出時刻
TZ1からの経過時間ΔDをピークの近傍に設定す
ることによつてA−D変換を行つても正弦波30
1のピーク値Vpが得られる。即ち変換開始時刻
TS1で与えられる値VS1、終了時刻TF1で与
えられる値VF1は、いずれもピーク値Vpに比
べ、その差は極めて少なく、更にA−D変換に遂
次比較式A−D変換を用いている為得られたA−
D値はVS1,VF1よりVVpに近づくものであ
る。得られた変換値は読み取られメモリーに入れ
られ(ステツプ328)、次の作動ステツプ32
9に移る。
の詳細な作動を第6,7図を用いて行なう。第6
図301は検出信号の1周期相当分である。前述
の様に検出信号は8KHzの正弦波となつている。
A−D変換のプログラムが開始(ステツプ32
0)されると、1チツプマイクロコンピユータ内
のコンパレータのモードが指定されOレベルに対
しスレシホルドレベルThが設定される(ステツ
プ321)。そしてコンパレータをスタートさせ
る(ステツプ322)、正弦波301のThからの
立下り時刻TDOを検出し(ステツプ323−
1)、誤作動を防ぐ目的でさらにThレベルを確認
する(ステツプ323−2)。Thレベル検出後
は、Thレベルからの立上りを検出するルーチン
に移り、(ステツプ325)、立上り検出時刻TZ
1から所定時間ΔD経過した時点を求め(ステツ
プ326)、時刻TS1に到る。TS1からA−D
変換を開始する(ステツプ327)ものである
が、変換時刻ΔTは正弦波301のピーク310
−1を中心として行なわれる。その際、正弦波3
01のピークは正弦波の立上り、立下りのスロー
プに比べ、ほぼ一定と見なされ、立上り検出時刻
TZ1からの経過時間ΔDをピークの近傍に設定す
ることによつてA−D変換を行つても正弦波30
1のピーク値Vpが得られる。即ち変換開始時刻
TS1で与えられる値VS1、終了時刻TF1で与
えられる値VF1は、いずれもピーク値Vpに比
べ、その差は極めて少なく、更にA−D変換に遂
次比較式A−D変換を用いている為得られたA−
D値はVS1,VF1よりVVpに近づくものであ
る。得られた変換値は読み取られメモリーに入れ
られ(ステツプ328)、次の作動ステツプ32
9に移る。
次に本発明の実施例を示す。第8図に従つてこ
の実施例の説明を行なう。ノツク検出器1、フイ
ルタ回路2を通つた検出信号は、A−D変換器5
およびスレシホルドレベルThよりの立上りもし
くは立下りを判定するアンプ7を通してマイクロ
コンピユータ6に入力される。検出信号はマイク
ロコンピユータの割込端子に入力され、検出信号
のスレシホルドレベルThからの立上り、又は立
下りに割込の同期がとられる。その場合、前述の
実施例におけるソフトウエアによるコンパレータ
と比べて本実施例ではハードの割込端子を使う事
によつて応答速度が向上される。そして同期検出
後、マイクロコンピユータ6からA−D変換器5
へのスタート信号を送りA−D変換を開始させ
る。すなわち、第9図に示した様に、検出信号の
Thレベルへの立下り時点τbを検出する。その後、
マイクロコンピユータ6でA−D変換時点τZを
予測して所定時間経過後にA−D変換を開始す
る。A−D変換は変換器の速度、検出波形の周波
数に応じて、その開始時点を可変する事ができ、
それにより、検出信号のピーク値110を得る。
の実施例の説明を行なう。ノツク検出器1、フイ
ルタ回路2を通つた検出信号は、A−D変換器5
およびスレシホルドレベルThよりの立上りもし
くは立下りを判定するアンプ7を通してマイクロ
コンピユータ6に入力される。検出信号はマイク
ロコンピユータの割込端子に入力され、検出信号
のスレシホルドレベルThからの立上り、又は立
下りに割込の同期がとられる。その場合、前述の
実施例におけるソフトウエアによるコンパレータ
と比べて本実施例ではハードの割込端子を使う事
によつて応答速度が向上される。そして同期検出
後、マイクロコンピユータ6からA−D変換器5
へのスタート信号を送りA−D変換を開始させ
る。すなわち、第9図に示した様に、検出信号の
Thレベルへの立下り時点τbを検出する。その後、
マイクロコンピユータ6でA−D変換時点τZを
予測して所定時間経過後にA−D変換を開始す
る。A−D変換は変換器の速度、検出波形の周波
数に応じて、その開始時点を可変する事ができ、
それにより、検出信号のピーク値110を得る。
なお、上述の実施例ではノツキング検出信号が
スレツシユホルドレベルThを横切る毎にA−D
変換を行なつたが、横切る回数が所定回毎にA−
D変換を行なうようにしてもよい。
スレツシユホルドレベルThを横切る毎にA−D
変換を行なつたが、横切る回数が所定回毎にA−
D変換を行なうようにしてもよい。
以上述べたように本発明は、内燃機関の固有の
ノツキング周波数を持つた実質的に正弦波のノツ
キング検出信号が所定のレベルを各々横切つた時
点よりそのピーク近傍までの所定時間経過後にA
−D変換を開始させ、正弦波の各ピーク値近傍で
A−D変換が行なわれるようにし、このA−D変
換された値からノツキング状態を判別するように
しているので、高速のA−D変換器を用いること
なく、ノツキング検出信号の各ピーク近傍値のデ
イジタル値への変換が容易になり正確なノツク検
出ができ、さらにピークホールド回路等は不要で
あり、構成が簡単で安価になるという優れた効果
がある。
ノツキング周波数を持つた実質的に正弦波のノツ
キング検出信号が所定のレベルを各々横切つた時
点よりそのピーク近傍までの所定時間経過後にA
−D変換を開始させ、正弦波の各ピーク値近傍で
A−D変換が行なわれるようにし、このA−D変
換された値からノツキング状態を判別するように
しているので、高速のA−D変換器を用いること
なく、ノツキング検出信号の各ピーク近傍値のデ
イジタル値への変換が容易になり正確なノツク検
出ができ、さらにピークホールド回路等は不要で
あり、構成が簡単で安価になるという優れた効果
がある。
第1図は従来のノツキング検出装置の全体構成
図、第2図は本発明の一実施例を示す全体構成
図、第3図は第2図の詳細構成図、第4図は第2
図に示す装置における処理のタイミングを概略的
に示すタイミングチヤート、第5図および第7図
はマイクロコンピユータにおける処理手順を示す
フローチヤート、第6図は第2図に示す装置にお
けるA−D変換のタイミングを示す図、第8図は
本発明の他の実施例を示す全体構成図、第9図は
第8図に示す装置におけるA−D変換のタイミン
グを示す図である。 1……ノツキング検出器、2……フイルタ回
路、5……A−D変換器、6……マイクロコンピ
ユータ。
図、第2図は本発明の一実施例を示す全体構成
図、第3図は第2図の詳細構成図、第4図は第2
図に示す装置における処理のタイミングを概略的
に示すタイミングチヤート、第5図および第7図
はマイクロコンピユータにおける処理手順を示す
フローチヤート、第6図は第2図に示す装置にお
けるA−D変換のタイミングを示す図、第8図は
本発明の他の実施例を示す全体構成図、第9図は
第8図に示す装置におけるA−D変換のタイミン
グを示す図である。 1……ノツキング検出器、2……フイルタ回
路、5……A−D変換器、6……マイクロコンピ
ユータ。
Claims (1)
- 1 内燃機関のノツキングを検出するノツキング
検出器と、このノツキング検出器により検出され
た内燃機関の固有のノツキング周波数を有するノ
ツキング検出信号を通過させるフイルタ回路と、
このフイルタ回路を通過して内燃機関の固有のノ
ツキング周波数を有する実質的に正弦波のノツキ
ング検出信号が所定のレベルを横切る時点よりそ
のピーク近傍までの所定時間経過後に前記ノツキ
ング検出信号をデイジタル値に変換するA−D変
換器と、このA−D変換器に前記ノツキング検出
信号のデイジタル値への変換開始点を指示すると
共に前記ノツキング検出信号の実質的に正弦波の
ピーク値であるデイジタル値に応じてノツキング
の発生状態を判別するマイクロコンピユータとを
備えたことを特徴とする内燃機関用ノツキング検
出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57059424A JPS5946519A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 内燃機関用ノツキング検出装置 |
US06/483,016 US4498331A (en) | 1982-04-08 | 1983-04-07 | Knocking detecting apparatus for internal combustion engines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57059424A JPS5946519A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 内燃機関用ノツキング検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5946519A JPS5946519A (ja) | 1984-03-15 |
JPH0442610B2 true JPH0442610B2 (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=13112862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57059424A Granted JPS5946519A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 内燃機関用ノツキング検出装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4498331A (ja) |
JP (1) | JPS5946519A (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6341669A (ja) * | 1986-08-08 | 1988-02-22 | Nippon Denso Co Ltd | 内燃機関用ノツキング制御装置 |
DE4003664A1 (de) * | 1989-02-08 | 1990-09-06 | Eng Research Pty Ltd | Steuervorrichtung fuer zuendkerzenmotoren |
US5083278A (en) * | 1989-04-14 | 1992-01-21 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Knocking detection device for an automotive engine |
JPH04219465A (ja) * | 1990-12-20 | 1992-08-10 | Nippondenso Co Ltd | 内燃機関のノック制御装置 |
US5404854A (en) * | 1992-10-12 | 1995-04-11 | Nippondenso Co., Ltd. | Knock control system for internal combustion engine |
JPH0921344A (ja) * | 1995-07-05 | 1997-01-21 | Hitachi Ltd | エンジン制御装置 |
DE102004046082A1 (de) * | 2004-09-23 | 2006-03-30 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung einer Brennkraftmaschine |
JP5447446B2 (ja) * | 2011-07-12 | 2014-03-19 | 株式会社デンソー | 異常燃焼検出装置及び内燃機関制御装置 |
JP6839452B2 (ja) | 2016-02-18 | 2021-03-10 | ユーアール24 テクノロジー,エルエルシー | 自動尿採取器−分析器 |
DE102017220129B4 (de) * | 2017-11-13 | 2023-10-26 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Klopfregelung einer Brennkraftmaschine |
US11261811B2 (en) * | 2018-08-30 | 2022-03-01 | Hitachi Astemo, Ltd. | Signal processing device, and engine control device |
USD969308S1 (en) | 2020-05-28 | 2022-11-08 | Ur24Technology, Inc. | Fluid collection apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5742822A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-10 | Nissan Motor Co Ltd | Knocking vibration detector |
JPS5748422A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-19 | Kiyoe Riyuu | Automatic cutter for screw |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2455189A1 (fr) * | 1979-04-26 | 1980-11-21 | Renault | Systeme de calcul et de reglage de l'optimalisation de l'avance a l'allumage |
FR2473114A1 (fr) * | 1980-01-07 | 1981-07-10 | Peugeot | Dispositif de detection de defauts de combustion dans un moteur a explosions |
-
1982
- 1982-04-08 JP JP57059424A patent/JPS5946519A/ja active Granted
-
1983
- 1983-04-07 US US06/483,016 patent/US4498331A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5742822A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-10 | Nissan Motor Co Ltd | Knocking vibration detector |
JPS5748422A (en) * | 1980-08-29 | 1982-03-19 | Kiyoe Riyuu | Automatic cutter for screw |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5946519A (ja) | 1984-03-15 |
US4498331A (en) | 1985-02-12 |
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