JPH0442362Y2 - - Google Patents

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JPH0442362Y2
JPH0442362Y2 JP12482086U JP12482086U JPH0442362Y2 JP H0442362 Y2 JPH0442362 Y2 JP H0442362Y2 JP 12482086 U JP12482086 U JP 12482086U JP 12482086 U JP12482086 U JP 12482086U JP H0442362 Y2 JPH0442362 Y2 JP H0442362Y2
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concrete
cloth foundation
base
formwork
foundation
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、布基礎天端の土台載置面部を精度よ
くしかも能率的に形成可能とする布基礎の天端レ
ベル調節体に関するものである。
(従来の技術) 建物の布基礎の天端は、土台の坐りをよくする
ために水平に仕上げることが必要であるが、従来
の工法においては、対置された布基礎形成用の型
枠間にコンクリートを打設し、該コンクリートの
養生期間経過後脱型して布基礎基体を形成した
後、該布基礎基体の上端両側に定木を当てがい、
均しモルタルで布基礎の天端を仕上げていた。
(考案が解決しようとする課題) かかる従来工法にあつては、布基礎の構築に、
布基礎基体を形成する工事とその後の天端均し工
事の二つの工事を必要とし、施工に多くの手間を
要して施工コストの上昇を招いていた他、工期が
長引く問題があつた。
本考案は、前記天端均し工事を不要として、施
工コストの低減及び工期の短縮を期しうるように
構成された布基礎の天端レベル調節体の提供を目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る布基礎の天端レベル調節体(以下
調節体という)1は、平滑な土台受面部6を有す
る主体7の対向する側面部9,9の上縁に、対置
された布基礎形成用の型枠2,2間の所要高さ部
位において該型枠2の内面部23に固着されうる
固定片10を、内側に切欠部21が設けられてな
る薄肉連結部22を介して、上方に向けて突設し
たことを特徴とするものである。
(作用) 然して本考案の調節体1は、型枠2に付された
墨出し線等の目印に合わせて、その固定片10を
型枠内面部23に固着することにより、型枠間の
所要高さ部位に固定される。なお型枠2,2間へ
のコンクリート3の打設は、調節体1の固定に先
立つて、あるいはその固定後に行われる。そし
て、コンクリート3の養生後における脱型の際
に、固定片10をその薄肉連結部22の切欠部2
1において主体7から切離すと、土台15を載置
させうる水平な土台載置面部5が自ずから形成さ
れることとなる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜5図において本考案の調節体1は、対置
された布基礎形成用の型枠2,2間の所要高さ部
位に取付けられ(第2図参照)、該型枠2,2間
に打設されたコンクリート3の養生後において水
平な土台載置部5を形成するものであり(第5図
参照)、第1〜3図に示すごとく、平滑な土台受
面部6を有する主体7の対向する側面部9,9の
上縁に固定片10を突設してなる。なお本実施例
においては、調節体1を合成樹脂の一体成形品と
している。
本考案の調節体1をより具体的に説明すれば次
のごとくである。
即ち、主体7は、第1図に示すごとく、形成さ
れるべき布基礎の天端幅に略等しい矩形板状をな
しかつ上面部11が平滑に形成された土台受片1
2の複数を、所要間隔をおいて並設し、隣り合う
土台受片12,12相互をその両端部分下側にお
いて連結片13によつて連結してなり、各土台受
片12……の上面部11……は、土台15の下面
部16を受ける前記土台受面部6となる(第5図
参照)。なお土台受片12の厚さは、型枠2,2
間に打設されたコンクリート3の収縮量等を考慮
して設定されており、第5図に示すごとく、該打
設されたコンクリートの養生後において、土台受
片12の下側部分17がコンクリート3に埋着さ
れた状態となり従つて土台受片12の上面部11
がコンクリート上面部19よりも稍上方に位置す
る程度とされている。
又最外側に位置する土台受片12a,12a両
端部の上縁20には、前記固定片10が、内側に
切欠部21が設けられてなる薄肉連結部22を介
して上方に向けて突設されている。該固定片10
は、型枠2の内面部23と当接しうる例えば矩形
板状をなし(第1〜3図参照)、その中央部分に
は釘孔25が設けられている。そして脱型時にお
いては、固定片10と土台受片12とが前記薄肉
連結部の切欠部21において容易に切離されるよ
うにしている。
本実施例においては、土台受片12a,12a
の下面両端部分に鳩尾状アンカー片27,27が
設けられており、又隣り合う土台受片12,12
の対向中央部分にアンカーボルト保持部29が設
けられている。該アンカーボルト保持部29は、
隣り合う土台受片12,12の対向中央部分の下
縁部において、小間隔を隔てて平行する2本の保
持片30,30を対向するごとく突設し、第4図
に示すごとく、4本の保持片30,30,30,
30によつてアンカーボルト31の上端部分を弾
性的に保持可能とされている。
次に、本実施例に係る調節体1を用いて天端レ
ベルを調節する要領の一例を説明する。
即ち、先ず第2〜5図に示すごとく、布基礎形
成用の型枠2,2間に、所要高さまでコンクリー
ト3を打設する。
その後コンクリートが軟らかい状態において、
型枠の内面部に付された図示しない墨出し線に合
わせて、調節体1の固定片10を、釘孔25を挿
通する釘を用いて型枠内面部23に釘着すると、
該調節体1は型枠間の所要高さ部位に安定状態で
固定される。なお本考案の調節体1を、アンカー
ボルト31の配設部位に取付けるばあいには、打
設コンクリートが硬化するまでの間、アンカーボ
ルト31の上端部分をアンカーボルト保持部29
に保持せしめうる。
打設コンクリートの養生後における脱型の際
に、固定片10を薄肉連結部の切欠部21におい
て主体7から切離すと、第5図に示すごとく、土
台15の下面部16を受ける水平な土台載置面部
5が自ずから形成されることとなる。なお連結片
13の上面稍上側よりも下の部分がコンクリート
3中の埋着されているために、しかも本実施例に
おいては、アンカー片27及び保持片30……が
コンクリート3中に食込んだ状態にあるために、
調節体1の浮上がりが確実に防止される。又構築
された布基礎において、土台載置部5がコンクリ
ート上面部19よりも稍上方に位置するため、土
台15とコンクリート上面部19との間に通気間
隙32が形成される。又本実施例においては、調
節体1を、比較的幅狭の矩形板状をなす土台受片
の複数を連結片により間隔をおいて連結する構成
としているため、主体7と打設コンクリート3と
の間に空気が介在したとしても、該空気は土台受
片12の側端部から円滑に排出される。従つて特
別な脱泡作業を要さずして緻密な布基礎が構築さ
れることとなる。
なお本考案の調節体1において、主体7の形状
は、前記実施例において示したものに限定され
ず、平滑な土台受面部6を有するものでありさえ
すれば任意である。特に実施例において示したご
とくアンカーボルト保持部29を設けるばあいに
は、該保持部29は、放射状の切目によつて形成
された弾性三角形状保持片の集合体等、アンカー
ボルト31の上端部分を保持する各種構成のもの
を採用することができる。
なお前記実施例において示したばあいとは逆
に、調節体1を型枠2,2間に固定した後、該型
枠2,2間にコンクリートを打設することとして
もよい。
(考案の効果) 本考案の調節体は、土台受面部を有する主体の
対向側面部の上縁に固定片を突設した結果、該調
節体を、その固定片を型枠内面部に固着すること
により、従来工法におけるごとき天端均らし工事
を要さずして、布基礎天端の土台載置面部を精度
よくしかも能率的に形成でき、施工コストを低減
させうるとともに工期の短縮をも達成しうる。
なお前記実施例において示したごとく、主体に
アンカーボルト保持部を設けるばあいには、次の
ような特別な効果を奏する。即ち、従来において
は、アンカーボルトを基礎に植設する際、型枠間
に打設されたコンクリートの適切な硬化時期を見
計らつてアンカーボルトをコンクリート中に押込
んでいたのであるが、この時期を見計らうことは
非常に困難であつた。ちなみにこの押込時期を見
誤ると、コンクリートが硬化しすぎて押込みが困
難となり、又構築された布基礎が強度的に不均一
なものとなる。あるいはコンクリートが軟らかす
ぎて、押込んだアンカーボルトが自重で下がつた
り傾いたりすることとなる。前記アンカーボルト
保持部は、コンクリートが硬化するまでの間、ア
ンカーボルトの上端部分を安定した固定状態で保
持し、このような問題を解決するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は調節体を型枠間に固定した状態を示す斜視
図、第3図は調節体を型枠間に固定した状態を示
す断面図、第4図はアンカーボルト保持部による
アンカーボルトの保持状態を示す説明図、第5図
は形成された土台載置面部を土台の載置状態とと
もに示す斜視図である。 1……調節体、2……型枠、6……土台受面
部、7……主体、9……側面部、10……固定
片、21……切欠部、22……薄肉連結部、23
……型枠の内面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平滑な土台受面部6を有する主体7の対向する
    側面部9,9の上縁に、対置された布基礎形成用
    の型枠2,2間の所要高さ部位において該型枠2
    の内面部23に固着されうる固定片10を、内側
    に切欠部21が設けられてなる薄肉連結部22を
    介して、上方に向けて突設したことを特徴とする
    布基礎の天端レベル調節体。
JP12482086U 1986-08-13 1986-08-13 Expired JPH0442362Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12482086U JPH0442362Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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JP12482086U JPH0442362Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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JPS6267046U JPS6267046U (ja) 1987-04-25
JPH0442362Y2 true JPH0442362Y2 (ja) 1992-10-06

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JP12482086U Expired JPH0442362Y2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH084514Y2 (ja) * 1991-11-12 1996-02-07 応寛 村松 コンクリート型枠

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JPS6267046U (ja) 1987-04-25

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