JPH0442306B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は書類、用紙、シート類およびその他の
ウエブ類を、特にそれらに記載されている文字、
符号その他の記載事項を印刷するためにプリンタ
やタイプライタなどに供給し通過せしめるための
けん引装置（tractor apparatus）に関する。特
にウエブを高性能で供給することができ、ウエブ
に設けた穴をけん引ベルトに係合させてけん引供
給モードで運動せしめ、または選択的に加圧ロー
ルと係合せしめて摩擦供給モードで運動せしめる
ことを可能とするウエブけん引機構に関する。

従来の技術、発明が解決しようとする課題 本発明は、米国特許第3826162号、同第4129232
号、同第4199091号各明細書に記載された形式の
ウエブけん引機構の改良に関する。本発明はこれ
らの明細書に記載されたピンと駆動要素とを有す
るベルトを持つ形式のウエブけん引機構にも適用
できる。

本発明は、けん引供給モードでも摩擦供給モー
ドでも選択的に作動せしめることができ、いずれ
のモードにおいてもウエブの案内が正確で、位置
合わせの精度を高くすることが可能なウエブけん
引機構を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明によれば、フレームと、該フレームに軸
支された少くとも１つのスプロケツトと、該フレ
ーム上に可動に取付けられスプロケツトに拘留さ
れたウエブ駆動要素を有するベルトと、該フレー
ムにヒンジ付けされヒンジ軸の回りでベルトの真
上の閉じた位置へ又は該位置から離れるように旋
回できる蓋とを有する形式のウエブけん引機構に
おいて、フレームが、複数のヒンジピンと、複数
の支柱であつて前記ヒンジピンがそれぞれの一方
側面から同一方向に延びている前記支柱と、蓋に
設けられてヒンジピンが収容される複数の穴と、
蓋のヒンジ軸の回りの回転を妨害せずにピンを該
穴の中に保持するためヒンジポスト（支柱）の少
くとも一つの側面を捕えるように蓋に設けられた
爪と、を有するウエブけん引機構が提供される。

本発明によれば、けん引供給モードでも摩擦供
給モードでも選択的に作動せしめることができ、
けん引供給部と摩擦供給部とが互いに妨害しない
関係で配置されているウエブけん引機構が得られ
る。すなわち、摩擦供給モードの場合はウエブは
摩擦供給素子（圧力ローラと関連するピンチロー
ラなど）と摩擦関係に維持され、けん引ベルトか
ら離れており、けん引供給モードにあるときには
摩擦供給部分の影響を受けず、正確なけん引供給
関係が与えられる。

本発明によれば、フレーム、蓋、および該フレ
ーム上のキヤツチと取外し可能に係合できる戻止
めを有してフレームに取付けられた掛止め手段の
すべてが、蓋を閉じた状態に掛止めすることも掛
止め関係を解除することも片手操作で行うことが
でき、蓋を開くときに掛止めを解除するのに特殊
の器用さも必要としない改良された掛止め機構が
得られる。

さらに本発明によれば蓋およびフレームとそれ
ぞれ一体となつている部分以外のヒンジ部分が存
在しないヒンジであつて、ウエブをベルト上に通
すために蓋をベルトに対して閉じた状態から開い
た状態に旋回せしめる運動を妨げないように、蓋
とフレームとを保持可能なヒンジが得られる。

蓋をその後縁に沿つて間隔をおいた複数の突起
を有するものとし、ヒンジ穴を該突起に位置せし
め、爪を一端に支持台部を他端にリツプを有して
突起の一つから他の突起に向つて該一つの突起の
ヒンジ穴の軸線にほぼ平行に横向きに延びるばね
腕とし、支持台部を該一つの突起に連結せしめて
もよい。

突起と爪とを含む蓋をプラスチツク材料からな
る一体物としてもよい。

本発明の前述した及びその他の目的、特徴及び
利点、並びにけん引／摩擦結合型ウエブ供給機構
としての望ましい実施態様が添付図面に関連した
以下の説明から明らかとなされる。

実施例 添付図面は本発明による装置の実施例を示し、
ウエブの左手側を供給または計量する選択性けん
引／摩擦結合型ウエブ供給機構である。鏡像関係
の別の同様な装置がウエブの右手側を供給または
計量するために使用される。

ウエブ供給機構１０は外側すなわち後面プレー
ト１４と内側すなわち前面プレート１６とを有す
るフレーム１２を具えている。スプロケツト１８
がフレーム１２に支持され、外側プレート１４と
内側プレート１６とをそれぞれ貫通延長するジヤ
ーナル２０，２２（第９図）を有する。ジヤーナ
ル２２はジヤーナル２０より軸方向長さが長い。
正方形断面の孔２４（第２図、第９図）が図示し
ない正方形断面の駆動シヤフトを受入れる。

ヒンジ２８，３０（第４図、第６図）によつて
旋回可能な蓋２６がフレーム１２に支持されてい
る。蓋２６は各図において閉じた状態で示され、
外側プレート１４の段３６（第７図）によりフレ
ーム１２の上面３２，３４（第６図、第７図）の
上方に所定のギヤツプが形成される。蓋２６はヒ
ンジ２８，３０の回りに180度旋回可能でウエブ
を機構１０内に通すことを容易とする。ヒンジ２
８，３０は蓋２６の突起４８，５０にそれぞれ設
けられる。孔５２，５４（第１図、第２図）が外
側プレート１４の支柱６０，６２からそれぞれ突
出するピン５６，５８を受入れる。ピン５６，５
８の軸、すなわちこれらのヒンジの軸線はプレー
ト１４，１６の上面と平行である。なお、図示し
ない底蓋が支柱４４，４６（第２図）から同軸に
同方向に延びるヒンジピン４０，４２によつて旋
回可能に設けられている。

ピン５６，５８を孔５２，５４に挿入すること
により蓋が装着されたときに支柱６０の内側端部
と開放可能に係合するための弾性の掛金６４が、
突起４８から内方（第１図左方）に延びている。
蓋２６にはピンチロール組立体６８（第１図、第
９図）が取付けられ後述するように摩擦モードに
おいて使用される。

多数のピン７２と駆動要素７４とが取付けられ
たベルト７０（第５図）が設けられている。ベル
トはスプロケツト１８に拘留される。ウエブはベ
ルトの上面７６上に配置されて、ピン７２がウエ
ブの縁の孔と係合する。下面蓋を使用するときに
はウエブがベルトの下面７８と係合するようにし
てもよい。ピン７２はスロツト８０（第１図）を
通つて蓋２６内に延びる。

内側プレート１６と一体的なブロツク８２（第
５図、第６図）がベルト７０を支持しており、ベ
ルトの面はプレート１４，１６の上面３２，３４
と、且つ各プレートの下面と本質的に同一平面と
なるように設定される。ベルトの面７６，７８と
平行なブロツクのベルト支持面から直立する壁を
米国特許3825162号明細書に記載されているよう
にフレーム１２に設けてベルトの縁ガイドとして
もよい。

外側プレート１４とブロツク８２が設けられた
内側プレート１６とには第５図に示すように整合
する孔８４，８６がある。孔８４は浮動コレツト
クランプ機構のスリーブ８８を受入れる。この機
構が駆動軸に平行な図示しない支持軸上にある牽
引手段を錠止めし、且つ牽引手段がウエブの幅に
合うように横方向に動くこと、およびベルトの面
７６，７８に沿いベルトの運動方向に縦に浮動す
ることを許容する。タブ９４を有するリング９２
（第２図）によつてクランプ機構を開閉すること
ができる。リング９２の内径にカムが形成され、
カムがスリーブ８８（第５図）に作用して牽引手
段の支持軸に固定せしめる。第２図は錠止め位置
を示し、破線はリング９２がストツパ９５に当接
して解放位置として、横方向調節を許容する状態
を示す。

ブロツク８２の孔９６（第５図）は望ましくは
ガラス／テフロン充填ポリカーボネート樹脂とな
される材料の量を減少するために設けられる。該
材料はベルト以外の大部分に使用される。ベルト
は前述した米国特許3826162号に記載されたよう
な別の合成樹脂材料とする。ブロツク８２の４つ
の孔９８は外側プレート１４の心合せピン（図示
しない）と共働して両プレート１４，１６を整合
位置に保持する。

機構１０は蓋２６を図示閉鎖位置に解除可能に
掛止めする掛止め手段を有する。掛止め手段は両
端に爪部１０４（第１図、第６図）を有する弾性
の掛止め棒１０２を含む。中央のボス１０６とこ
の棒１０２の幅より著しく小さい深さの切欠き、
すなわち溝１０８とが、棒１０２を外側プレート
１４の後面すなわち外側表面上に垂直に位置決め
することを補助する。ねじ形式の固定手段１１０
が棒１０２を軸線１１２（第６図）の回りに旋回
可能に取付ける。軸線１１２はヒンジ２８，３０
の軸線から下方および内方に離れている。蓋２６
の後縁の切欠き１１４（第１図）は、蓋を図示の
ように閉じたときフレーム１２の面３２，３４と
ほぼ平行な段部として提供されるキヤツチ１１６
（第６図）を有する。なお爪部１０４とキヤツチ
１１６との端部にはテーパが設けられている。蓋
２６を閉じるときはテーパした表面が係合して棒
１０２を軸線１１２の回りで第６図において後方
に旋回させる。爪部１０４がキヤツチ１１６に充
分に係合すると、蓋２６は閉じた状態に掛止めさ
れる。蓋２６を第６図で反時計方向に旋回して開
くときキヤツチ１１６は周転円軌道に沿つて移動
する。従つて掛止め手段は閉じた状態に自動的に
動かすことができ、掛止め棒１０２を作動させた
り動かしたりする必要なしに片手操作で開放状態
とすることができ、ウエブの挿通を容易とする。
掛止め棒１０２は充分な弾性と滑らかさを有する
ガラス／テフロン充填ポリカーボネート樹脂とす
ることが望ましく、これにより操作が容易となさ
れる。

ベルト７０は第５図、第８図に示すシユー装置
により予め定めた張力に保持される。この装置の
シユー１２０がスプロケツト１８とは反対側の端
部でプレート１４，１６間に配置されている。こ
のシユー１２０は弓形表面１２２を有するＤ字形
の部品である。アーム１２４，１３０が弓形表面
１２２から後方に延びて板ばね１２６を支持して
いる。該アーム１２４，１３０はプレート１６，
１４の溝１２８，１２８ａ（第７図）に案内され
る。両アームとシユー１２０との孔１３２は、ね
じ１３８を収容する孔１３４，１３６と整合して
いる。該ねじ１３８は機構１０の組立時にアーム
１２４，１２６を押付けて、プレート１４，１６
とシユー１２０とを固定する。シユー１２０の孔
１３２はシユーの位置調節のために長孔となされ
ている。なお板ばね１２６はブロツク８２の突起
１４０，１４２（第５図）に支持されてベルトに
張力を与える。その後にねじ１３８が締付けられ
て牽引手段が取付けられる。ある期間の使用によ
つてベルト７０の張力が低下したときには、ねじ
１３８を弛めて板ばね１２６による張力をベルト
に与えた後に再びねじ１３８を締付ければよい。
シユー１２０ね前述と同様なガラス／テフロン充
填ポリカーボネート樹脂の一体成形品とする。

ウエブの摩擦供給には、蓋２６の延長部６６ａ
（第１図）、ピンチロール組立体６８、支持部材１
５０、加圧ロール１５２（第１０図）、ウエブの
縁のための案内部１５４（第３図、第１３図）が
作用する。支持部材１５０（第１、第１０図）に
は第６図、第７図に示すように、支柱１６０，１
６２があつてプレート１６の内側表面に支持部材
１５０を支持する。支持部材１５０はフレーム１
２の面３２，３４と底面とほぼ同一平面の支持面
１５６，１５８とを提供する。

それぞれフレームの孔８６，１３６と整合する
支柱１６０，１６２の孔１６４，１６６は、ねじ
切りされて、ねじ１１０，１３８を受入れる。

案内部材１５４（第１３図）は支柱１６２の段
部１７０に回転可能に支持される軸受面としての
孔１６８を一端に有するプレートである。該部材
１５４には細長い孔１７４があつて、支持軸（第
１３図に数字１７６として示す）が挿通される。
別にハート形の孔１７８が突起すなわち戻り止め
部を有して設けられ、支柱１６０と整合しプレー
ト１６の図示しない外側のボスと共働する。案内
部材１５４が支柱１６２の回りで旋回運動すると
き孔１７８の隣接する縁部が撓んで戻り止め部が
不作動となるように長孔１８０が設けられて逃げ
を提供する。タブ１８２を作業者の指で操作する
ことによつて、案内部材１５４をその上縁がプレ
ート１６の上面３４より高くなる位置と低くなる
位置との間に旋回運動せしめることができる。上
面３４より高くなる位置を第１３図に二点鎖線で
示す。支柱１６０は孔１７８のハート形の上方部
分にあつて、戻り止め部がその位置を保持する。
タブを上方に動かすと案内部材１５４は第１３図
の鎖線位置に旋回して、支柱１６０は孔１７８の
ハート形の下方部分に拘留されるようになる。案
内部材１５４のこの位置は機構１０が摩擦供給モ
ードで使用される位置である。ウエブの縁はプレ
ート１６と係合し、ウエブの側方への運動が阻止
され、ベルト７０その他の牽引供給部の部品と干
渉することがない。加圧ロール１５２の上方でピ
ンチロール組立体の下方でのウエブの正確な案内
が行われる。

加圧ロール１５２は望ましくはアルミニウムと
する金属製スリーブ１８２ａと望ましくはポリイ
ソプレンとする弾性スリーブ１８０ａとを含み、
金属製スリーブ１８２ａはスプロケツトの軸の延
長部２２に圧力嵌合せしめられる。延長部２２の
段部１８４が加圧ロール１５２をスプロケツトに
対して軸方向に位置決めする。次にピンチロール
組立体６８が加圧ロール１５２に対して正確に配
置される。こうして第９図に示すようにスプロケ
ツトと加圧ロールとの組立体がウエブの正確な摩
擦供給を可能とする。

ピンチロール組立体６８（第１０図）は蓋の延
長部６６ａにねじ１８８によつて固定されたアー
ム状のばねプレート１８６を有し、ばねプレート
１８６は加圧ロール１５２の方向にばね力を作用
せしめる板ばねである。ピンチロール１９０が中
央環状部すなわち突起部１９２（第９図）によつ
て自己求心的に取付けられる。突起部１９２はピ
ン１９４と圧力嵌合し、ピン１９４の直径はロー
ル１９０の軸方向孔１９６の直径より小である。
蓋が第９図に示す閉鎖位置にあるときピンチロー
ル１９０は回転可能でウエブに均等な力を作用せ
しめる。ピン１９４はプレート１８６の両側の耳
部１９８，２００に支持される。ピンチロールは
ジンバルその他の複雑な機構を必要とせずに効果
的に自己求心的に支持される。

加圧ロール１５２は機構１０の牽引供給モード
の動作を妨げないようにピンチロール組立体６８
は加圧ロールから離れる方向に上方に運動して、
ピンチロール１９０がウエブとの係合から解除さ
れウエブがベルト７０によつて運動せしめられる
ようにする。このため有底孔２０２（第１２図）
が蓋の延長部６６内に内方縁から延びている。孔
２０２の内方端は拡径されて段部２０６を限定す
る。軸２０８が孔２０２内に回転可能に配置され
その端部に段部２０６と係合する爪部２１２を有
する掛け金２１０が設けられて、軸２０８の回転
時にその軸方向位置を保持する。軸２０８にはカ
ム表面が形成された凹部が設けられ、開口２１６
（第１０図）が蓋の表面から内方に延びてカム表
面２１４を露出せしめる。軸２０８の刻み付き部
分２２０と掛け金２１０と段部２０６とによつて
カム表面２１４が開口２１６に露出せしめられる
ようになる。カム従動子２２２がプレート１８６
から下方に延びて、ピンチロール１９０を加圧ロ
ール１５２と係合せしめ、および係合解除する。
第１０図は係合位置を第１１図は係合解除位置を
示している。すなわち牽引供給モードと摩擦供給
モードとの切換えが容易である。

図示した実施例は単なる例示であつて各種の改
造、変形は本発明の範囲内で当業者には容易に実
施可能である。

発明の効果 前述のように本発明によるウエブけん引機構は
フレーム１２と、該フレームに軸支された少くと
も１つのスプロケツト１８と、該フレーム上に可
動に取付けられスプロケツトに拘留されたウエブ
駆動要素７２，７４を有するベルト７０と、該フ
レーム１２にヒンジ付けされて、ヒンジ軸２８，
３０の回りでベルトの真上の閉じた位置へ又は該
位置から離れた位置との間にに旋回可能な蓋２６
とを有する形式のウエブけん引機構にして、該フ
レーム１２が複数のヒンジピン４０，４２，５
６，５８と、複数の支柱４４，４６，６０，６２
であつて前記ヒンジピンがそれぞれの一方側面か
ら同一方向に延びている前記支柱と、該蓋２６に
設けられて該ヒンジピンが収容される複数の穴５
２，５４と、該蓋２６のヒンジ軸の回りの回転を
妨害することなくピンを該穴５２，５４の中に保
持するためヒンジポスト（支柱）の少くとも一つ
の側面を拘留するように蓋に設けられた爪６６
と、を有することを特徴とするウエブけん引機構
１０であるから牽引供給モードと摩擦供給モード
との切換え操作が容易であり、両モードの作動が
円滑で高性能で行われることが明かである。

本発明によれば、蓋やフレームと一体となつて
いる部分以外のヒンジ部分が存在しないようにな
され、ウエブをベルトの上に通すとき蓋をベルト
に対して閉じた状態から開いた状態に旋回する運
動を妨害しない。

本発明によれば、けん引供給モードと摩擦供給
モードとを選択的に操作することができ、いずれ
のモードでもウエブの案内が正確で、位置合わせ
の精度が高い装置が提供される。さらに、けん引
供給部と摩擦供給部とが互いに妨害しない関係で
配置されているものが提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例として示すウエブけん
引−摩擦供給機構の平面図。第２図は第１図の左
側面図。第３図は第１図の右側面図。第４図は第
１図の正面図。第５図は第１図の線５−５に沿う
断面図。第６図は第１図の線６−６に沿つた断面
図。第７図は第１図の線７−７に沿つた断面図。
第８図は所定の張力をベルトに与える一体的なば
ね及びシユーの斜視図。第９図は第１図の線９−
９に沿う断面図。第１０図は摩擦供給モードにあ
るときの第１図の線10−10に沿つた断面図。第１
１図はけん引供給モードにあるときのピンチロー
ラの位置を示す第１１図と類似の断面図。第１２
図は第１０図の線12−12に沿う断面図。第１３図
は第１図の線13−13に沿う断面図である。 １０……けん引−摩擦供給機構、１２……フレ
ーム、１４……外側プレート、１６……内側プレ
ート、１８……スプロケツト、２６……蓋、２
８，３０……ヒンジ、６８……ピンチロール組立
体、７４……駆動要素、８２……ブロツク、９０
……浮動コレツト．クランプ機構、１２０……シ
ユー、１２２……弓形表面、１５２……加圧ロー
ル、１９０……ピンチロール。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ フレームと、該フレームに軸支された少くと
   も１つのスプロケツトと、ウエブ駆動素子を有し
   該フレーム上に可動に取付けられスプロケツトに
   拘留されたベルトと、該フレームにヒンジ付けさ
   れヒンジ軸の回りでベルトの真上の閉じた位置へ
   又は該位置から離れるように旋回できる蓋とを有
   する形式のウエブけん引機構にして、 フレームが、複数のヒンジピンと、複数の支柱
   であつて前記ヒンジピンがそれぞれの一方側面か
   ら同一方向に延びている前記支柱と、蓋に設けら
   れてヒンジピンが収容される複数の穴と、蓋のヒ
   ンジ軸の回りの回転を妨害せずにピンを該穴の中
   に保持するためヒンジポスト（支柱）の少くとも
   一つの側面を拘留するように蓋に設けられた爪と
   を有することを特徴とするウエブけん引機構。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のウエブけん引機
   構にして、前記蓋がその後縁に沿つて間隔をおい
   た複数の突起を有し、ヒンジ穴が該突起に位置
   し、前記爪が一端に支持台部を他端にリツプを有
   して前記突起の一つから他の突起に向つて該一つ
   の突起のヒンジ穴の軸線にほぼ平行に横向きに延
   びるばね腕として提供され、前記支持台部が前記
   一つの突起に連結されている、ことを特徴とする
   前記機構。 ３ 特許請求の範囲第２項記載のウエブけん引機
   構にして、前記突起の爪とを含む前記蓋がプラス
   チツク材料からなる一体物であることを特徴とす
   る前記機構。