JPH0442050B2 - - Google Patents

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JPH0442050B2
JPH0442050B2 JP59241242A JP24124284A JPH0442050B2 JP H0442050 B2 JPH0442050 B2 JP H0442050B2 JP 59241242 A JP59241242 A JP 59241242A JP 24124284 A JP24124284 A JP 24124284A JP H0442050 B2 JPH0442050 B2 JP H0442050B2
Authority
JP
Japan
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web
hot air
conveyor
less
sec
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59241242A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61118113A (ja
Inventor
Tadashi Tamura
Yutaka Oogaki
Yoshuki Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
Priority to JP59241242A priority Critical patent/JPS61118113A/ja
Publication of JPS61118113A publication Critical patent/JPS61118113A/ja
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  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は主として空気中の微塵を捕捉するのに
適した嵩高な不織布フイルタに関するものであ
る。 (従来の技術) 従来、複合繊維などの融着成分を含む繊維ウエ
ブを融着成分の融点より高い温度で熱処理して融
着する不織布の製造方法は特公昭52−12830号等
で知られており、ウエブを熱処理する方法として
も熱風をノズルから吹き出す方式と、熱風を有孔
ドラムまたはバンドを通して吸引する方式とが知
られている。しかし、これらの方式を用いると繊
維径の大きい、いわゆる太デニールの繊維ウエブ
には有効であるが、細デニールの繊維から成るウ
エブを熱処理して空〓率の高い微塵用の嵩高なフ
イルタを製造することが困難であつた。 これはいずれもこれらの方式では5デニール以
下の細デニールの繊維ウエブが緻密すぎるため、
熱風が高速でウエブ間を通過する際の通気抵抗が
大きくなり、ウエブに当たる風圧や吸引圧によつ
てウエブの厚みがつぶれて融着するので、フイル
タとして好適な嵩高さが得られない欠点があつ
た。 更に、ウエブの重量が大きくなればなるほど、
連続生産中のウエブがコンベア、ドラムまたはバ
ンド面と接する側のウエブの繊維間接着が不十分
となるため、毛羽立ちやすいという欠点があつ
た。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、細デニール繊維を主体とした繊維ウ
エブを用いて厚みをつぶすことなく、ウエブの繊
維間の融着を十分に行なうことができる方法で、
98%以上の空〓率を有する嵩高なフイルタを製造
しようとするものである。 (問題点を解決する手段) 本発明は融着成分を有する太さ5デニール以下
の複合繊維を主体としたウエブをコンベアの上に
形成し、該融着成分のみを融かすような熱風を吹
きつけて該ウエブを結合する嵩高な不織フイルタ
の製造法において、該コンベアが30〜65%の空間
率を有し、該コンベアの下方からは5m/sec以下
の風速で、該ウエブの上方からは2m/sec以下の
風速で該熱風を吹きつけることを特徴とする嵩高
な不織フイルタの製造法である。 本発明における融着成分を含む太さ5デニール
以下の複数繊維としては、芯鞘型、接合型等の融
着成分を少なくとも部分的に繊維表面に有するも
のであつて、例えば融着成分が低融点のポリエチ
レン樹脂からなり、熱処理条件下では溶融しない
非融着成分としてポリプロピレン樹脂からなる複
合繊維が代表的なものである。 本発明のウエブは複合繊維を主体としているの
で複合繊維が100%であつてもよいが、少なくと
も50%以上含有していればよく、熱処理条件下で
は溶融しない非融着性の繊維も50%未満であれば
混合していてもよい。 このようなウエブを公知のカーデイング法、エ
アレイ法等で空間率30〜65%のコンベアの上に形
成し、該コンベアの下方からは5m/sec以下の風
速で、該ウエブの上方からは2m/sec以下の低風
速の熱風を吹きつける。 なお、単に上方からの風速を落とすだけでは風
量が下がり、融着のための熱量が不足するので、
十分な風量を与えるために本発明では下部からも
送風する必要がある。 本発明で特に好ましくは、15mm以上の厚さを有
するフイルタをつくるためには下部からの適量の
熱風を必要とする。 なお、ウエブの上方からとコンベアの下方から
との風速の比が1:1〜1:4であれば殆んど厚
みつぶれることなく98%以上の高い空〓率のフイ
ルタが得られるので好ましい。上方からの熱風の
風速は2m/sec以下、好ましくは、0.2〜1.5m/
secである。しかし、2m/secを越えると厚みが
つぶれすぎるので嵩高なものが得られず好ましく
ない。 また、均一な風速の熱風を得るためにウエブの
上方にコンベアの全幅にわたつて開孔率5〜35%
の多数の孔の開いた有孔板を用いてウエブの上方
及びコンベアの下方の両面から低速の熱風を吹き
つければ、ウエブをより均一に融着することがで
きるので好ましい。 次にウエブを保持するネツト状等のコンベアの
材質は耐熱性があればよく、特にステンレス製の
編織ネツトが好適である。コンベアの空間率は30
〜65%のものであれば、このようにコンベアがネ
ツト状等の材料からなるのはウエブの上方からだ
けでは十分な風量が得られないので、ウエブの下
方からも熱風を吹き出させてウエブの繊維間を十
分に通過させるためである。 特に、5デニール以下の細い繊維が多くなると
ウエブの上層からの熱風はウエブの下層に十分に
到達しないので、ウエブの下層は十分に融着され
ない。また、コンベアの空間率は30〜65%であつ
て、空間率が30%未満の場合は、熱風がウエブの
下層に伝わらず、融着も不十分となり、毛羽立つ
ので好ましくない。 一方、空間率が65%を越えると接着は十分にな
されるが、ウエブの自重によるコンベアへの押し
つけが不十分で下層の平滑が得られず、繊維の端
部がウエブの下層から突き出したようになるの
で、フイルタとして使用中に飛散するおそれがあ
り好ましくない。 このようにしてウエブに低速でかつ、融着成分
のみを融かすような熱風を吹きつけて、該ウエブ
を熱融着する。 本発明における不織フイルタは、ウエブの上層
が粗な構造で、下層は緻密な構造となつている。
これは主としてウエブの自重によるものであつ
て、いわゆる密度勾配のあるフイルタとして極め
て好適なものである。なお、ウエブの上方から当
てる風速が下方からの風速に比べて大きいとウエ
ブの上層が緻密になり、また、上方から当てる熱
風の温度が高すぎると同様にウエブの上層がとけ
すぎて緻密になり、風圧がかかるので厚みが薄く
なり、しかも、フイルタとして通気抵抗が高くな
るので、好ましくない。 ウエブの上方とコンベアの下方からの風速の比
は1:1〜1:4が好ましい。また、上部からの
熱風の温度は非融着成分を融かさず、融着成分の
みを適度に融かす温度でなければならない。 (実施例及び比較例) 融着成分としてポリエチレン、非融着成分とし
てポリプロピレンからな太さ3デニール、繊維長
64mmの接合型複合繊維100%を用いて重量250g/
m2のウエブをつくり、熱風吹き出し型の熱風乾燥
機で下表のようなコンベア空間率及び風速の条件
下で140℃、5分間熱処理した。 いずれも実施例のものはウエブの上層が粗く、
下層が緻密ないわゆる密度勾配のあるフイルタが
得られ、ウエブの融着も良好であつた。 一方、比較例のものはウエブ下層の融着が不十
分で毛羽立ち等がみられたり、厚みも15mm以下と
嵩高性に欠けていたりして、好ましくフイルタは
得られなかつた。
【表】 (発明の効果) このように本発明の製造方法では細デニールの
複合繊維を用いているのに、厚みをつぶすことが
ないので嵩高さを維持でき、空〓率も98%以上と
高い均一なフイルタが一定の条件を設定すること
により簡便に製造できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 融着成分を有する太さ5デニール以下の複合
    繊維を主体としたウエブをコンベアの上に形成
    し、該ウエブに該融着成分のみを融かすような熱
    風を吹きつけて、該ウエブを結合する嵩高な不織
    フイルタの製造法において該コンベアが30〜65%
    の空間率を有し、該コンベアの下方からは5m/
    sec以下の風速で、該ウエブの上方からは2m/
    sec以下の風速で該熱風を吹きつけることを特徴
    とする嵩高な不織フイルタの製造法。 2 ウエブに熱風を吹きつける際、熱風吹き出し
    ノズルとウエブとの間に開孔率5〜35%の有孔板
    をおくことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の嵩高な不織フイルタの製造法。
JP59241242A 1984-11-14 1984-11-14 嵩高な不織フイルタの製造法 Granted JPS61118113A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59241242A JPS61118113A (ja) 1984-11-14 1984-11-14 嵩高な不織フイルタの製造法

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Publication Number Publication Date
JPS61118113A JPS61118113A (ja) 1986-06-05
JPH0442050B2 true JPH0442050B2 (ja) 1992-07-10

Family

ID=17071317

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JP59241242A Granted JPS61118113A (ja) 1984-11-14 1984-11-14 嵩高な不織フイルタの製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2652750B2 (ja) * 1992-09-18 1997-09-10 本田技研工業株式会社 光学式エンコ−ダ
JP2004301121A (ja) * 2003-03-20 2004-10-28 Ambic Co Ltd 内燃機関用不織布エアーフィルター
JP7131735B1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-06 Jnc株式会社 不織布及びその製造方法
WO2022202142A1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-29 Jnc株式会社 不織布及びその製造方法

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JPS61118113A (ja) 1986-06-05

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