JPH0441877B2 - - Google Patents

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JPH0441877B2
JPH0441877B2 JP60054190A JP5419085A JPH0441877B2 JP H0441877 B2 JPH0441877 B2 JP H0441877B2 JP 60054190 A JP60054190 A JP 60054190A JP 5419085 A JP5419085 A JP 5419085A JP H0441877 B2 JPH0441877 B2 JP H0441877B2
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JP
Japan
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thin film
transducer
interdigital
piezoelectric thin
propagation velocity
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JP60054190A
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JPS61214700A (ja
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Koji Toda
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は圧電体基板上にすだれ状電極を設け
てなるインターデイジタル・トランスジユーサ
(IDT)に関し、更に詳細には液体中に超音波を
放射させるのに好適な2層構造のインターデイジ
タル・トランスジユーサに関する。
(従来の技術) 圧電体基板上のすだれ状電極に水を接触させた
状態で電気信号を印加すると、漏洩弾性表面波
(以下、漏洩波という)が励振される。この漏洩
波は直ちにモード変換され、縦波の形で水中に放
射される。このようなタイプのインターデイジタ
ル・トランスジユーサは、超音波撮像やセンサ等
への応用が可能であることから、最近注目されて
いる。特に、圧電性薄膜は誘電体あるいは半導体
基板と組み合わせることにより、デバイス設計の
自由度を高くできることが知られている。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は圧電性薄膜と誘電体あるいは半導体
基板との2層構造を有し、液体中に超音波を放射
させるのに好適なインターデイジタル・トランス
ジユーサ(特に、漏洩弾性表面波トランスジユー
サと呼ぶ)を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、誘電体基板または半導体基板と、
この一面に設けられるすだれ状電極と、該すだれ
状電極を覆う如く設けられる圧電性薄膜を設け、
該圧電性薄膜は液体に接して構成される漏洩弾性
表面波トランスジユーサである。
(実施例) 以下、この発明を一実施例に基づき図面を参照
して詳細に説明する。
まず、この発明の原理について説明する。
第2図はこの発明による2層構造のインターデ
イジタル・トランスジユーサの座標系を示す図で
ある。同図において、10は圧電性薄膜を形成す
るZnO薄膜で、X3=hの面は液体に接し、これ
に対向する面には誘電体基板を形成する溶融石英
が位置決めされている。ここで、X3=0,X3
hにおける機械的及び電気的境界条件を満足する
伝搬速度Vを、Farnell等の方法を改良した形に
おいて数値代入法で求める。すだれ状電極を用い
て漏洩波を励振する場合、2層構造での電気的境
界条件は第3図a〜dに示す4種類となる。同図
において、14及び16はそれぞれ金属薄膜であ
る。従つて、それぞれの条件に対応する伝搬速度
Vの値を求め、これらの値を用いて、インターデ
イジタル・トランスジユーサの電気機械結合係数
k2及び電気エネルギの水中音波への変換の度合を
表わすfigure of merit η(以下、変換効率ηと
いう)を求めることができる。
そこで、始めに伝搬速度特性を求める。一例と
して、電気的境界条件が第3図aに該当する場合
に、励振周波数fと膜厚hの積の関数として漏洩
波の伝搬速度を求めた結果を第4図に示す。対象
とする波は漏洩波のため、伝搬速度Vに虚数成分
V1が含まれており、この値が大きいほど表面波
から水中縦波へのモード変換効率が大きいことが
わる。尚、図中Vrは伝搬速度Vの実数成分であ
る。また、第3図b〜dの電気的境界条件に対し
ても、図示しないが同様にして伝搬速度特性を得
ることができる。
次に、電気機械結合係数を求める。2層構造で
可能なインターデイジタル・トランスジユーサは
第1図a〜cと第5図a,bに示す5種類のもの
が考えられる。これらの図で、18及び20はそ
れぞれ第1図dに示すようなすだれ状電極の断面
を示している。これらの構成に対する電気機械結
合係数k2は次式によつて与えられる。
k2=2|Vo−Vs|/Vo×100(%) ここで、Vo及びVsはそれぞれ電気的開放及び
短絡状態に対応する伝搬速度の実数成分である。
次に、変換効率ηを求める。この値は伝搬速度
の虚数成分の度合いと電気機械結合係数k2との積
で与えられる。第6図は上記5種類の2層構造の
インターデイジタル・トランスジユーサに対応す
る変換効率ηとfhとの関係の係数結果を示す。図
中、曲線A,B及びCはそれぞれ第1図のa,b
及びcに対応し、また曲線D及びEはそれぞれ第
5図のa及びbに対応する。第6図から、すだれ
状電極をZnO薄膜10と溶融石英12との間に設
けた構成は、液中超音波用トランスジユーサとし
て高い変換効率ηを有することがわかる。しか
も、この構成は図示の如くダブルピーク特性を有
するので、デバイス設計上の自由度が向上する。
従つて、第1図a〜cの構成のインターデイジタ
ル・トランスジユーサは液中超音波用トランスジ
ユーサとして極めて好ましいものであることがわ
かる。
第7図は、第1図aのインターデイジタル・ト
ランスジユーサのZnOの薄膜上に膜厚h2のSiO2
らなる保護膜22を設けた構成を示し、第8図は
この膜厚h2とfの積をパラメータとして計算した
変換効率ηを示す図である。同図から、fh2が大
きくなるとともに変換効率ηのピーク値は一端増
加するが、その後減少するため、SiO2の適正な
膜厚h2を選ぶことによつて、トランスジユーサと
しての特性を損わずに保護膜としての機能を持た
せることが可能であることがわかる。尚、第1図
b及びcの場合にも、同様の効果が得られる。
尚、上記実施例では圧電性薄膜及び誘電体又は
半導体基板の材質は上記のものに限定されず、適
宜に選択可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、液体
中に超音波を効率よく放射させることが可能なイ
ンターデイジタル・トランスジユーサを提供する
ことができる。この発明は、超音波顕微鏡などに
好適に適用される。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜dはこの発明の実施例を示す図、第
2図は2層構造のトランスジユーサの座標系を示
すための図、第3図a〜dは2層構造の電気的境
界条件を示す図、第4図は第3図aの構成におけ
る伝搬速度特性を示す図、第5図a及びbは第1
図に示される2層構造以外の構成を示す図、第6
図は第1図a〜c並びに第5図a及びbに示す構
成における変換効率ηとfhとの関係を示す図、第
7図はこの発明の他の実施例を示す図、及び第8
図は第7図に示す構成における変換効率ηとfhと
の関係を示す図である。 10……ZnO薄膜、12……溶融石英、14,
16……金属薄膜、18,20……すだれ状電
極、22……保護膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 誘電体基板または半導体基板と、この一面に
    設けられるすだれ状電極と、該すだれ状電極を覆
    う如く設けられる圧電性薄膜を設け、該圧電性薄
    膜は液体に接することを特徴とする漏洩弾性表面
    波トランスジユーサ。 2 前記液体に接する圧電性薄膜上に保護膜を設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の漏洩弾性表面波トランスジユーサ。
JP5419085A 1985-03-20 1985-03-20 漏洩弾性表面波トランスジユ−サ Granted JPS61214700A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5419085A JPS61214700A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 漏洩弾性表面波トランスジユ−サ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5419085A JPS61214700A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 漏洩弾性表面波トランスジユ−サ

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Publication Number Publication Date
JPS61214700A JPS61214700A (ja) 1986-09-24
JPH0441877B2 true JPH0441877B2 (ja) 1992-07-09

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JP5419085A Granted JPS61214700A (ja) 1985-03-20 1985-03-20 漏洩弾性表面波トランスジユ−サ

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01101799A (ja) * 1987-10-15 1989-04-19 Koji Toda 液中超音波トランスデューサ
JPH01101800A (ja) * 1987-10-15 1989-04-19 Koji Toda 液中超音波トランスデューサ
JP2754648B2 (ja) * 1989-01-13 1998-05-20 耕司 戸田 超音波トランスデューサ及び該トランスデューサを用いた音響撮像装置

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JPS5515807B2 (ja) * 1977-05-17 1980-04-26

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