JPH0441845A - 建築・構築物用金属板 - Google Patents

建築・構築物用金属板

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Publication number
JPH0441845A
JPH0441845A JP14860790A JP14860790A JPH0441845A JP H0441845 A JPH0441845 A JP H0441845A JP 14860790 A JP14860790 A JP 14860790A JP 14860790 A JP14860790 A JP 14860790A JP H0441845 A JPH0441845 A JP H0441845A
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JP
Japan
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copper foil
stainless steel
metal plate
patina
electrolytic copper
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Pending
Application number
JP14860790A
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English (en)
Inventor
Shoji Shizuma
四十万 小二
Hidetsugu Fujisawa
英嗣 藤沢
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Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
Original Assignee
Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築・構築物用金属板、とくに建築物用外
壁材、なかでも屋根用金属板を好適使用例とするものに
ついて、銅張りステンレス鋼板製屋根材についての提案
であり、さらにはその表面が予め緑青処理されてなる屋
根用金属板に関するものについての提案である。
〔従来の技術] 建・構築物用外壁材、とくに金属製の屋根材としては、
従来、亜鉛やアルミニウム、チタンのような非鉄金属板
の他、めっきや塗装、化成処理を施した鋼板などが使わ
れている。
一方、古くから使われている屋根用金属板としては、“
銅板゛がある。この屋根材としての銅板は、主として神
社、仏閣などの建築物に適用されてきたが、最近では、
公共施設(体育館や美術館など)、マンションや一般住
宅でも使われる例が増加しており、その狙いの1つは、
長い間に生成する緑青の意匠性を利用するところにある
〔発明が解決しようとする課題] さて、屋根材として使用される銅板は、表面に独特の金
属光沢を有し、材質的にも柔らかく加工が容易であると
いう利点があるが、一方ではこれを屋根材として使う場
合には次のような問題点もあった。
■ 強度が不足すること、 この銅板は、柔らかいため加工性が良好であるが、屋根
材としては強度が不足し、それ故に屋根材として、の強
度を出すために、板厚をかなり厚いものにしなければな
らないという問題があった。また、最近のように建物が
大型化した場合、屋根材は長尺物を使う例が多くなって
きたが、銅板の場合、柔らかくて傷がつきやすいため、
運搬する場合に問題があった。
■ 価格が高いこと、 上述したように、銅板は強度を出すために厚い板厚のも
のを使う必要があるが、その場合コストアップになる。
また、強度の面から長尺物の施工が難しいため、小板で
張りつけなければならず、このことは現場での施工工数
が多くなり日数もかかるので、コストアップにつながり
、製品価格に反映しやすいという問題があった。
■ 天然の緑青が生成するのに長期間が必要になること
、 銅屋根は、長期間かけて緑青が発生して保護被膜が生成
される。とくに緑青は、人々に安らぎを与え、建物に風
格を感じさせる作用がある。
しかし、この銅板の美しさを象徴している緑青が美観を
具えるまでに至るには通常10〜15年以上の年月が必
要と言われており、しかも、この形成期間や色調は一定
でなく地域によって異なるという問題があった。加えて
、都市部や工業地帯では、天然の美しい緑青の性成が難
しい状況になっているという背景もあった。
そこで、本発明では、銅を建築・構築物用材料、とりわ
けこれを屋根材として使う場合の上述した問題を克服で
きる新たな金属板、とくに銅製屋根材の開発を目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上掲の目的達成に関しての研究の中で、本発明者らは、
銅に比べて安価で強度の高いステンレス鋼に着目した。
その結果、これと銅との複合材が屋根材としてきわめて
好適に機能することを知見し、そしてさらに研究を続け
る中で複合材とする銅板については所定の厚さの電解銅
箔が最も有効であることを究明するに到った。
本発明は、上記の知見に立脚してなされたものであり、
いわゆる、ステンレス鋼板の表面に20〜100μmの
電解銅箔を接着してなる建築・構築物用金属板である。
しかも、上記屋根用金属板は、前記電解銅箔の外側表面
が予め緑青処理されたものであり、このような構成とす
ることにより、上記した所期の目的が有利に実現できる
のである。
本発明の金属板には、銅箔を接着する基材として耐食性
に優れた0、2−〜1閣厚のステンレス鋼を、例えば、
オーステナイトステンレス鋼板(SUS304)やフェ
ライトステンレス鋼板(SOS 430)などが好適に
用いられる。二〇鯛種に限定したのは、長期間にわたっ
て耐食性が良く、上述のような厚さの薄いものでも大型
建物の屋根を構築するのに十分な強度を有するからであ
る。
次に、本発明の金属板には、前記ステンレス鋼板に接着
する銅板として電解銅箔を用いる。一般に、銅箔には、
製造方法により分類すると、圧延銅箔と電解銅箔とがあ
るが、本発明の屋根板用金属板としては電解銅箔を用い
ることが必要である。
それは、圧延銅箔の場合、銅板を薄くするために強い圧
延加工を行う必要があることから、加工硬化して加工性
が劣る。従って、屋根材に適用するときの加工時に割れ
などが発生する恐れが高いからである。
これに対して電解銅箔は、加工性も良好で、屋根材への
加工にも十分耐える上、広幅コイルの製造も可能で量産
に適している。また、この電解銅箔は、圧延銅箔より表
面粗度が粗く、接着剤でステンレス鋼板にラミネートす
る場合、接着が容易でその強度も高い。
かかる電解銅箔の厚さは、材料コストの面から薄いほう
が良いが、あまり薄いfJ箔ではラミネートする時、し
わになったり破損の恐れがある。しかも、屋根材等とし
て使用する場合は、長期間の耐食性が必要であるから、
ある程度の厚みがなければならない。例えば、−船釣な
電解銅箔としては、約5μmから100μm程度のもの
が用いられているが、上述の如き理由から、20〜40
μmの範囲の厚さにする必要がある。
なお、この電解銅箔の表面は、防錆処理として色々な表
面処理が施されているが、特に接着性や後に行う緑青処
理に影響がなければ、そのまま使用してもよい。
本発明金属板の銅箔表面に施す緑青処理は、緑青塗装で
処理される。緑青塗装を採用する理由は、反応型緑青処
理だと処理に時間がかかり、ライン内連続処理が困難に
なるからである。このような緑青処理が施されていると
、時間がたって緑色塗料が劣化して剥離したとしても、
その下地から天然の緑青が生成することになり、外観と
しては初期から連続して緑青が形成されていたに等しい
ことになる。
〔作 用〕
本発明の銅箔張りステンレス鋼複合板は、ステンレス鋼
板上に20〜100μm厚の電解銅箔を接着して形成さ
れるが、接着に当たっては双方の表面に油脂類が付着し
ていると接着強度が弱くなるので十分な前処理が不可欠
である。
接着処理は、脱脂したステンレス鋼板を150°Cに加
熱し、ラミネーターロールで接着フィルム(熱融着型、
なお、溶剤型水溶性接着剤の使用も可)を貼り合わせた
後、その上に電解銅箔を重ね合わせて200″Cに加熱
し、その後ラミネーターロールなどにて圧着して冷却す
る。
その後、得られた電解銅箔っきステンレス鋼は、ライン
内で緑青粉末入り塗料を塗布する緑青処理が施される。
なお、この緑青処理にあたっては、ステンレス鋼板に電
解銅箔をラミネートした後縁前処理する場合の他、本発
明では予め電解銅箔に緑青処理したものを、ステンレス
鋼板にラミネートする場合にも適用できる。
〔実施例〕
実施例1 被覆ラインに通板してコイル状の0.5調のステンレス
鋼板(鋼種SUS 430)を、脱脂、水洗し、表面の
汚れを除去したのち乾燥した。次に、このステンレス鋼
帯をオーブンに送り込んで約150°Cに加熱した後、
直ちに熱融着型のフィルム状接着剤(商品名二ヶミット
フィルムKF2251A)を貼付ラミネーターロールで
圧着した。その後電解銅箔(厚さ38μm)を重ねて再
度オーブン内で約200°Cに加熱し、引き続きラミネ
ーターロールで圧着貼付し、直ちに冷却して電解鋼箔ラ
ミネートステンレス鋼板を製作した。
得られた金属板は、強度も大きく施工時に押し疵が入る
ようなこともなく、銅葺屋根板として好適なものと言い
得るものであった。
実施例2 実施例1の方法で製作した電解銅箔ラミネートステンレ
ス鋼板に、緑青塗装として次の組成の塗料をロールコー
タ−で塗布した。
酢酸ビニル樹脂エマルジョン 5〜20fi1%顔料(
緑青粉末) 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明の屋根用金属板によれば、
ステンレス鋼でバックアップされているので強度が大き
く、それ故に銅板単独のように軟らかくて施工時に押し
疵が入りやすいという欠点がない。しかも、銅板単独の
ものに比べると安価であり、さらに運搬や施工時の取扱
いが容易で、屋根材として極めて有効である。
しかも、緑青による意匠性も、初期から長期に亘って変
わることなく発揮され、長寿命の屋根材を提供すること
ができる。
消泡剤  樹脂分に対し0.1〜0.5重量%分散剤 
 顔料に対し 0.1〜065重量%得られた被膜は、
外観は安定しており密着性が良く、しかも比較的短期間
に緑青塗膜の下から緑青が発生してくるので塗膜に経時
劣化が起こっても樹脂被膜が徐々に剥離脱落していき、
塗膜下から生成した天然の緑青と置き替わっていった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ステンレス鋼板の表面に20〜100μmの電解銅
    箔を接着してなる建築・構築物用金属板。 2、請求項1に記載の銅箔に緑青処理を施してなる建築
    ・構築物用金属板。
JP14860790A 1990-06-08 1990-06-08 建築・構築物用金属板 Pending JPH0441845A (ja)

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JP14860790A JPH0441845A (ja) 1990-06-08 1990-06-08 建築・構築物用金属板

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JPH0441845A true JPH0441845A (ja) 1992-02-12

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