JPH0441812Y2 - - Google Patents

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JPH0441812Y2
JPH0441812Y2 JP18874185U JP18874185U JPH0441812Y2 JP H0441812 Y2 JPH0441812 Y2 JP H0441812Y2 JP 18874185 U JP18874185 U JP 18874185U JP 18874185 U JP18874185 U JP 18874185U JP H0441812 Y2 JPH0441812 Y2 JP H0441812Y2
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cutter device
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cutter
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は汎用コンバイン後方に配設するカツタ
ー装置を、通常のカツター作業、スプレツダ(拡
散)作業、カツターを退避させたワラ流し作業等
に切り換えることのできる構造にしたカツター装
置に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来におけるカツター装置は左右方向に延びた
回転軸が上下に2本あり、これら回転軸に複数枚
の回転刃を装備し、2本の回転軸の回転と共にそ
れぞれの回転刃が回転することにより排稈の切断
をする構造となつており、これら回転刃全体の脱
着や移動や回転刃間の間隔の変更等は簡単にでき
ない構造としてあつた。また、カツター装置はカ
ツター作業時のみに使用され、直接コンバインに
ボルトにて装着する構造としてあつた。
このために、コンバインの後方にカツター装置
を配設したままの状態でスプレツダ(拡散)作業
やワラ流し作業を行うことは出来ず、スプレツダ
(拡散)作業やワラ流し作業を行うにはカツター
装置を取り外す必要があつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 よつて上記の如く従来構造にあつては以下に述
べる問題点が生じていた。
(1) 排稈の切断長さを変更する際において作業上
複雑かつ時間を要するものであつた。
(2) 排稈等排塵物を切断状態・拡散状態・単なる
コンバインからの放出状態に変更するには、カ
ツター装置の脱着作業を必要としていた。
(ニ) 問題を解決するための手段 よつて上記の問題点を解消すべく本考案は、次
の如く構成したものである。
排稈等の放出状態を切断状態、拡散状態、ワラ
流し状態に切り換え可能な構造にすべく、カツタ
ー装置Aは上方に回転刃50…を、下方に収納調
節自在の固定刃53…を装備し、コンバインBの
後面にはカツター装置Aを支持する上下のローラ
ー8L,8R,33L,33Rを装備し、カツタ
ー装置Aの左右側板12L,12Rには上部のロ
ーラーガイド9L,10L,9R,10R及び下
部のローラーガイド24L,25L,24R,2
5Rをそれぞれ前後方向に延設し、更にカツター
装置Aがローラー8L,8R,33L,33Rに
ガイドされながら、上方へスライドした状態で係
止可能とする係止ガイド64L,64Rを設けた
ものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的は以上の通りであり、次に添付の
図面に示した実施例の構成に基づいて、本考案の
構成及びその作用を説明する。
本考案のカツター装置Aは第1図に示す如くコ
ンバインBの後方に装着される。すなわちコンバ
インBの前端部の分草板1によつて分草された立
稈は脱穀処理した後に排稈となり、この排稈を本
考案のカツター装置Aにて切断したり、拡散した
り、あるいは直接コンバインへの後方から圃場面
に放出することの出来るものである。2は籾タン
ク、3は籾の排出オーガである。
次に第2図〜第4図に基づいて、本考案のカツ
ター装置Aの構造及び作用について説明する。
まずカツター装置Aの入力装置の構造を第3図
及び第4図に基づいて説明する。
カツター装置Aの右側板12Rには軸受部18
を、同じく左側板12Lには軸受部43を装備
し、駆動軸46を支持してある。さらに右側板1
2Rから突出した駆動軸46の端部には入力プー
リー19を装備し、伝動ベルト20によつて本機
側の出力プーリー21の動力を取り入れる構造と
してある。
22はテンシヨンプーリーであり、23はテン
シヨンプーリー22の支持部、17はリターンバ
ネ、16はリターンバネ取付座、61は枢支軸、
26はテンシヨンプーリー22の作動レバーであ
る。
よつて入力プーリー19に伝達する動力を遮断
する場合、及びカツター装置Aを本機側に着脱す
る場合には作動レバー26を矢方向に操作してテ
ンシヨンプーリー22を回動し、伝動ベルト20
を緩めたりはずしたりすることが出来るのであ
る。
次にカツター装置A内の構造及び作用を第3
図、第4図及び第9図に基づいて説明する。
カツター装置Aの内部下方にはガイド板52が
位置し、該ガイド板52には前後方向の複数の溝
部52a…が設けてある。そしてガイド板52の
下部には固定刃53…の基部がホルダー54,5
5によつて支持される構造としてある。
即ちこれら固定刃53…は第11図、第12図
及び第13図に示す如く、刃の後端からホルダー
54,55に挿入し、後端を一括して(あるいは
個々に)ピン57等により係止することによつて
固定されるのである。
更に、ホルダー54,55の左右端には支持板
58,58を装備し、ボルト37,37を側板1
2L,12Rの外側から通し、支持板58,58
の内面に固着してあるナツト58a,58aに締
結してあり、更に支持板58,58と左右側板1
2L,12Rをボルト31,31で締結すること
により固定刃53…全体を固定する構造としてあ
る。
58b,58bは締結ナツトであり、支持板5
8,58の内面に固着してある。
なお、必要に応じて固定刃53をガイド板52
下方に回動収納可能にすべく、ガイド板52の溝
部52a…を前方に長くし、また左右側板12
L,12Rに設けてあるボルト31,31の挿入
孔を円弧状の長孔とし、更に支持板58,58に
は作動レバー30L,30Rを装備してある。よ
つて、ボルト31を緩めて作動レバー30L,3
0Rを下方に回動することによりボルト37を支
点として固定刃53…全体をガイド板52下方に
回動収納し、あるいはガイド板52上に突出させ
ることが出来るのである。51は本機側の流下板
である。
次に回転刃50の取り付け構造及び作用を第9
図・第14図・第15図及び第16図に基づいて
説明する。
回転刃50…は左右側板12L,12Rによつ
て支持された駆動軸46を軸として回転する構造
となつており、該駆動軸46上に筒体47が一体
形成され、更に筒体47の外周面に複数の回転刃
取付座48…が規則的に植設してある。
そして回転刃取付座48…には環体59…を介
して回転刃50…がボルト49にて遊嵌状態に取
付けてある。50a,50aは刃部である。そし
て回転刃50…は制止時には50′…の如く下方
に垂れた状態を成しているが入力プーリー19に
動力が伝達され駆動軸46が回転すると遠心力に
より50…の位置に立ち上がり、矢方向に回転す
るのである。
尚、回転刃50…は、第2図の如く規則的な間
隔をもつて固定刃53…間に位置すべく構成して
ある。この結果カツター作業においては、流下板
51からガイド板52上に落下した排稈は回転刃
50…によつて、後方に押し込まれると共に、回
転刃50…及び固定刃53…によつて一定の長さ
に切断されるのである。
尚、切断長さをより長くする場合には、作動レ
バー30を下方に操作させて固定刃53…を下方
に後退させガイド板52からの突出度合いを短く
することにより可能となり、作動レバー30を上
方に操作させることにより切断長さを短くするこ
とが出来るのであり、このようにして切断・拡散
された排塵物はスキ込むのにも適するのである。
また、スプレツダ(拡散)作業を行うには、第
10図の如く作動レバー30を最下端まで操作し
て固定刃53…をガイド板52の下部に収納する
ことにより可能となり、流れてきた排稈を回転刃
50…によつて後方に拡散放出することが出来る
のであり、このように拡散のみを行う場合には切
断作用が働かないので本機エンジンへの負担を少
なくすることも出来るのである。
次にカツター装置Aの取付装置の構造を第2
図・第3図・第4図及び第5図に基づいて説明す
る。
コンバインBの後面にはカツター装置Aを支持
するための左右フレーム5L,5Rがそれぞれ上
下方向に位置した状態で上部ボルト38L,38
R及び下部ブルト39L,39Rにて装着してあ
る。さらに、該左右フレーム5L,5Rの上部後
面にそれぞれ取付フレーム6L,6Rを突出させ
てあり、該取付フレーム6L,6Rによつてロー
ラー取付具7L,7Rを固定し、後端にローラー
8L,8Rを装備してある。また、左右フレーム
5L,5Rの下部後面にはローラー取付具32
L,32Rを突出させてあり、後端にローラー3
3L,33Rを装備してある。60L,60Rは
ローラー取付具32L,32Rの補強板である。
そしてカツター装置Aの左右側板12L,12
Rには上部のローラーガイド9L,10L,9
R,10R及び下部のローラーガイド24L,2
5L,24R,25Rがそれぞれ前後方向に位置
するように取り付けてある。
上部のローラーガイド9L,10L,9R,1
0Rは前端部で下方向に伸ばしてある。また側板
の12L,12Rの前端下部にはローラー33
L,33Rの係止ガイド64L,64Rを装備し
てある。
また、左右フレーム5L,5Rの上部及び下部
には後方に向けてフツク15L,15R,15
L,15Rが突出し、更にカツター装置Aの左右
側板12L,12Rにはロツク装置14L,14
R,14L,14Rが装備してある。40L,4
0L,42L,及び40R,41R,42Rはサ
イドカバー63,64の取付部である。
よつてカツター装置Aを本機側に装着するには
本機後方からローラー8L,8Rをローラーガイ
ド9L,10L,9R,10Rに、ローラー33
L,33Rをローラーガイド24L,25L,2
4R,25Rに第7図の如く乗せ、カツター装置
A全体を前方にスライドさせ、第8図の如くロツ
ク装置14L,14R,14L,14Rをフツク
15L,15R,15L,15Rに係止すること
により、カツター装置A全体をワンタツチで本機
側に固定することが出来るのである。
尚、カツター装置Aの後端部34にはエルボ側
板27をボルト36…で装着してあり、更に該エ
ルボ側板27の上端部とエルボ29の前端上部と
をピン35にて係止し、エルボ側板27とエルボ
29の左右側板とを調節ボルト28L,28Rに
て係止し、エルボ29を回動可能にすべく構成
し、切断後の排稈の拡散状態を調節可能としてあ
る。
尚カツター装置Aを本機側に係止する方法とし
て第6図の如く、本機側後端に装備したピン座4
5にカツター装置A側のピン44を係止する構造
とすることも可能である。
カツター作業を行わないでワラ流し作業を行う
には、第17図の如くロツク装置14L,14
R,14L,14Rをフツク15L,15R,1
5L,15Rから取り外し、カツター装置Aを後
方にスライドさせると共に、上方にスライドさせ
て係止することにより、流れてきた排藁を本機側
から直接流すことが出来、このカツター装置Aの
移動をエアバネ62あるいは油圧シリンダー等に
て行うように構成してある。
尚下部のローラー33L,33Rは前記第3図
及び第4図に示した係止ガイド64L,64Rに
係止する方法の他、本第17図の如くローラーガ
イド24L,25L、ローラーガイド24R,2
5Rの前端を上部のローラーガイド9L,10
L、ローラーガイド9R,10Rと同様に下方に
伸ばして構成し、上方にスライドさせる構成とす
ることも可能である。
また、カツター装置Aを前記第6図に示した構
成により係止する場合には、ピン44を回動支点
としてカツター装置Aを上方に回動して係止する
構成とすることも可能である。
このようにしてコンバインから直接放出された
排塵物は畝状をなすために、ロールベーラー等で
の回収が容易となるのである。
(ヘ) 考案の効果 以上の如く本件考案を構成したことにより、次
に述べる効果を生じるのである。
(1) 排稈の切断長さを変更する際には、レバー操
作にて固定刃の上下調節をすることが出来、作
業上簡単かつ時間を要さないものとなつた。
(2) 従来、排稈等排塵物を切断状態・拡散状態・
単なるコンバインからの放出状態に変更する際
には、カツター装置の脱着作業を必要としてい
たが、本考案においてはこれをカツター装置を
取り外すことなく、ローラー8L,8R,33
L,33Rを、上部のローラーガイド9L,1
0L,9R,10Rや、下部のローラーガイド
24L,25L,24R,25Rに沿つて移動
することにより、簡単な操作で行うことが出来
たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はカツター装置を装備したコンバインの
斜視図、第2図はカツター装置の後面図、第3図
はカツター装置の左側面図、第4図はカツター装
置の右側面図、第5図はコンバインから離脱した
際のカツター装置の右側面図、第6図は他の実施
例によるカツター装置の装着部分図、第7図はロ
ーラーガイド及びローラーの後面断面図、第8図
はロツク装置及びフツクの斜視図、第9図はカツ
ター作業時におけるカツター装置の内部断面図、
第10図はスプレツダ作業時におけるカツター装
置の内部断面図、第11図及び第12図はホルダ
ーに取り付けた状態の固定刃の斜視図、第13図
は同じく取付断面図、第14図は回転刃取付断面
図、第15図は同じく部分側面図、第16図は同
じく取付断面図、第17図はワラ流し状態におけ
るカツター装置の取付側面図である。 A……カツター装置、50……回転刃、53…
…回転刃、8L,8R,33L,33R……ロー
ラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排稈等の放出状態を切断状態、拡散状態、ワラ
    流し状態に切り換え可能な構造にすべく、カツタ
    ー装置Aは上方に回転刃50…を、下方に収納調
    節自在の固定刃53…を装備し、コンバインBの
    後面にはカツター装置Aを支持する上下のローラ
    ー8L,8R,33L,33Rを装備し、カツタ
    ー装置Aの左右側板12L,12Rには上部のロ
    ーラーガイド9L,10L,9R,10R及び下
    部のローラーガイド24L,25L,24R,2
    5Rをそれぞれ前後方向に延設し、更にカツター
    装置Aがローラー8L,8R,33L,33Rに
    ガイドされながら、上方へスライドした状態で係
    止可能とする係止ガイド64L,64Rを設けた
    ことを特徴とするコンバインのカツター装置。
JP18874185U 1985-12-06 1985-12-06 Expired JPH0441812Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18874185U JPH0441812Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18874185U JPH0441812Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

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Publication Number Publication Date
JPS6294744U JPS6294744U (ja) 1987-06-17
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JP18874185U Expired JPH0441812Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4955143B2 (ja) * 2000-12-05 2012-06-20 八鹿鉄工株式会社 スプレッダ
JP4955155B2 (ja) * 2001-05-18 2012-06-20 八鹿鉄工株式会社 スプレッダ

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JPS6294744U (ja) 1987-06-17

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