JP2634420B2 - 切断機のダイセット装置 - Google Patents

切断機のダイセット装置

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JP2634420B2 JP3366188A JP3366188A JP2634420B2 JP 2634420 B2 JP2634420 B2 JP 2634420B2 JP 3366188 A JP3366188 A JP 3366188A JP 3366188 A JP3366188 A JP 3366188A JP 2634420 B2 JP2634420 B2 JP 2634420B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被切断材を挿通する円筒形固定刃の前面に
パンチによって下降する平板形可動刃を備え、可動刃の
前方に有する定寸ストッパーに被切断材の先端を突き当
て、可動刃を下降することにより被切断材を所定寸法ご
とに切断する機械であって、その固定刃と可動刃などを
備えるダイセット装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の装置として例えば特公昭58−37097号公報に
よって公知となっている。当該公報による技術は(当公
報に付した符号を以て説明する)、下刃受台9に上刃ガ
イド21を設け、下刃受台9に下刃6(固定刃)を載置
し、上刃ガイド21内に上刃2(可動刃)を上刃受棒25を
介して収納し、これを剪断機(切断機)の本体(フレー
ム)の下刃受台保持部11上に脱着自在に載置するもの
で、載置した際には剪断機本体に枢支したキャップ10を
下刃6上に覆い被せて固定し、また上刃2をラム3の上
刃取付台4に固着するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記公報に記載された技術以前の切断機
は、上刃及び下刃をそれぞれ個別に取替えるものであっ
たが、前記公報の技術によれば、確かに取替え作業が容
易になることは明白である。しかし、前記公報に開示さ
れていないが、上刃と下刃間のクリアランスを調節する
必要があり、従来のものであると、機械本体にクリアラ
ンス調節装置が組み込んであって、下刃を固着する前に
調節するが、この作業は狭い範囲内で行われるものであ
り、殊にその調節装置の構造上、下刃を上刃側に向かっ
て調節する時には問題がないが、逆方向に調節する時に
は、槓杆などによって下刃を直接移動する作業によられ
るものであるから、いよいよ調節が困難であった。今一
つの問題は、前記公報のものにあっても未解決であっ
て、即ち切断時に発生するスケール、塵あるいはグリー
スなどが剪断機本体や下刃受台保持部に付着するため、
取替え作業を行うごとに、狭い機械内を清掃する手間が
掛り甚だ辛苦な作業であった。
本発明は可動刃と固定刃間のクリアランス調節が容易
になること、及び機械内にスケールなどが付着されるこ
とがないことを課題として、これを解決する切断機のダ
イセット装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の解決手段は、円筒形の固定刃に被切断材を挿
通し、パンチによって下降する平板形の可動刃で所定寸
法ごとに切断する機械のダイセット装置であって、ダイ
セット本体の底盤部上に円筒形固定刃の下部を安定して
受ける支台と、固定刃の上部を覆い被せダイセット本体
にネジ止めする締付けキャップと、可動刃を収納し得る
ガイド部と、固定刃と可動刃間のクリアランスを固定刃
の移動によって調節されるアジャスト部とを備え、該ダ
イセット本体が切断機のベットに脱着自在に固着するも
のである。
〔実 施 例〕
本発明は図示する実施例によって具体化されるもの
で、第1図に示すダイセット装置は第3図と第4図図示
の如く切断機に組み込まれるもので、切断機は切断部A
と定寸部Bとで構成され、切断部Aに固定刃1と可動刃
2を備えるダイセット装置cが脱着自在に固着され、且
つプレス部d、可動刃リフト部e、切断材排出部fを備
えている。また、定寸部Bにはダイセット装置cと対向
する定寸ストッパーgと、これを前後に調節する駆動部
hとで構成されている。
そこでダイセット装置cは第1図と第2図に示すよう
に、3はダイセット本体であって、底盤部4の両側に起
立部5,5を、後端部に起立部5より高く起立する後壁部
6を有し、恰も肘掛けと背凭を持つ椅子の如くに形成し
てあり、更に起立部5より前部に可動刃ガイド部7を、
可動刃ガイド部7より前部の両側に前壁部8,8を、及び
底盤部4の両側に翼部9,9を持つブロック体で形成して
あって、該ダイセット本体3の中央部に固定刃1を、前
部に可動刃2を、後部にアジャスト部10を設けているも
のである。
上記底盤部4の両起立部5間に固定刃支台11を着脱自
在に嵌合してあって、該固定刃支台11は円筒形をなす固
定刃1の下半分が安定して嵌まるように半円の受け溝12
を備えている。この固定刃支台11に固定刃1を載置し、
その上に固定刃1の上半分を覆う半円の覆い溝13を有す
る締付けキャップ14を被せ、該締付けキャップ14を両起
立部5,5にボルト15によって締付け固定してある。尚、
締付けキャップ14に起立部5の内側面に係合する突条1
6,16を設け、横ずれを防止ししている。
可動刃ガイド部7は、ダイセット本体3にタイトボル
ト(図示せず)で固着し、脱着出来るものであって、両
側に相対向して板形可動刃2の両側部が嵌まるガイド溝
17,17によって形成され、両ガイド溝17,17間の上面に、
可動刃2の抜き出しを阻止する押え板20をネジ止めによ
って付着し、該押え板20にプレス部dのパンチ18が突入
する抜き穴19を備えている。尚、可動刃2は中央部分に
丸孔21をあるいは下端を開放したU形孔(図示せず)を
有するものである。
次にアジャスト部10は、後壁部6内に内周に雌ネジを
有する外輪22を後壁部6の後面に面して回転自在に設
け、外輪22に雄ネジを刻設した内輪23を螺合し、内輪23
の前面に一体に形成したキー24を固定刃9の後面に設け
たキー溝25に係合したもので、外輪22の後面に複数の小
孔26を円周方向に等間隔に明けてあり、この小孔26に差
し込んだ棒を介して外輪22を回転することにより、内輪
23及び固定刃1が回転されることがなく前進する。しか
し逆転した場合には、内輪23が回転することなく後退す
るが、内輪23と固定刃1とがキー係合関係によって連係
してあるから、固定刃1は後退されない。よって外輪22
を所定量逆転した後、槓杆などによって固定刃1を後方
へ押し付けるものである。尚、外輪22の外周に等間隔お
きにネジ孔27が穿設してあって、調節した後に後壁部6
の上面より固定ネジ28をネジ孔に螺合して、調節した状
態を保持するものである。また、内輪23の後方口にブッ
シュ29が嵌めてあり、被切断材をブッシュ29より差し込
んで固定刃1及び可動刃2の丸孔21を貫通するものであ
る。
底盤部4の両側に設けた翼部9,9に側面を解放した各
一対づづのU字孔30を有するもので、U字孔30に通した
油圧クランパー31を切断部Aのベッド32に設けているT
形溝33,33に係合するものである。また、ダイセット本
体3の側面に一対の取手34,34が設けてある。尚、ベッ
ト32の側方に一対のローラ付きレール35,35を突き付け
て、前記油圧クランパー31を緩めることにより、ベット
32上よりダイセット本体3をローラ付きレール35,35に
引き出されるものである。
可動刃リフト部eは第3図に示すように、ダイセット
本体3の底盤部4内に可動刃2に当接する昇降ロッド36
を脱落しないように設け、ベット32に設けた可動刃昇降
シリンダー37のピストンロッド38を昇降ロッド36に対向
するように設けたもので、空気圧による可動刃昇降シリ
ンダー37によって可動刃2を上昇し、可動刃2の丸孔21
と固定刃1の孔とを揃えて保持し、パンチ18の下降に伴
い昇降ロッド36とピストンロッド38が下降し、クッショ
ンの役割を行うようになっている。
切断材排出部fは第2図及び第3図に示すように、ア
ジャスト部10の内輪23と固定刃1の各下部にそれぞれ前
後に通じる貫通孔39,40を設け、両貫通孔39,40内に通じ
てノックピン41が挿入してあり、一方ベット32の後端部
に内輪23の貫通孔40へ突入する作動ピン42をレバー43の
前後への揺動によってノックピン41を突き押し、切断さ
れて可動刃2内に残る切断材を突き落すものである。尚
レバー43は、プレス部dにパンチ18と共に下降する作動
杆44の直線運動をラック、ピニオンによって前方に回転
され、スプリングによって復動するようになっており、
この時作動ピン42が内輪23の貫通孔40より抜き出される
ようになっている。また上記切断材排出部fは丸孔21を
有する可動刃2を使用した時にのみ設置するものであ
る。
上記の固定刃1と可動刃2を取替える時には、ダイセ
ット本体3を切断部Aより抜き出して行うもので、抜き
出す時には、プレス部dのパンチ18を可動刃ガイド部7
より抜き上げ、可動刃昇降シリンダー37のピストンロッ
ド38をダイセット本体3内より抜き下げ、切断材排出部
fの作動ピン42を内輪23より抜き出し、更に、油圧クラ
ンパー31を緩めてから、ベット32の横にレール35を設置
してダイセット本体3をそのレール35上に引き出す。そ
こで可動刃ガイド部7の押え板20を取り外すことによ
り、可動刃2を取り出すことが出来るものである。ま
た、固定刃1を取り出す時には、そのキャップ14を取り
外し、そのまま抜き上げれば良いが、アジャスト部10の
内輪23にキー結合しているから、外輪22を回してその結
合を解いてから抜き上げる。
次いで別の固定刃1と可動刃2を取り付ける時には、
ダイセット本体3内に溜まっているスケール等を取り除
いた後に、可動刃2を両ガイド溝17,17に沿って嵌め込
み、更に固定刃1を固定刃支台11上に載置し、外輪22を
回して両刃1,2のクリアランスを調節し、固定ネジ28を
螺合してクリアランスを保持した後、キャップ14を被せ
てボルト15によって締め付け固定する。以後、ダイセッ
ト本体3をT形溝33に油圧クランパー31を係合しつつベ
ット32上に納め、所定位置において油圧クランパー31を
締め付けることにより、切断作業を行うことが出来るも
のである。
〔発明の効果〕
本発明による切断機のダイセット装置は、ダイセット
本体に可動刃と固定刃及び両刃間のクリアランスを調節
するアジャスト部を備えるものであり、しかも固定刃を
単に載置するものではなく、固定刃支台とネジ締めされ
るキャップとで安定した状態に保持されるものであるか
ら、両刃の取り替え作業と固定刃の締め付け作業、及び
クリアランスの調節作業、並びにスケールの除去作業が
全て機械外で行えるものであり、各作業が容易になると
共に迅速化され、且つ正確に処理できるものである。
更に、ダイセット本体をベットに固定する時には、油
圧クランパーの操作のみでよく、固定刃を改めて締め付
ける必要もなく、また可動刃をパンチに連結する必要も
ないことから、機械内への設置、取り出し操作が甚だ容
易になり簡便化されるものである。
また、固定刃及び可動刃はダイセット本体の底盤部上
に設けられるため、切断時に生じるスケール等が底盤部
に残るのみで、機内に散乱することがなく、狭い機械内
の除掃手間も省ける有利さがある。こうした効果を有す
ることから、切断機の稼動能率が大巾に向上されるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による切断機のダイセット装置を示す斜
視図、第2図は同じく分解して示す斜視図、第3図は本
発明によるダイセット装置を切断機に組み込んだ状態で
示す断面図、第4図は同じく平面図である。 1……固定刃、2……可動刃、3……ダイセット本体 4……底盤部、7……ガイド部、10……アジャスト部 11……支台、14……キャップ、18……パンチ 32……ベット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形の固定刃(1)に被切断材を挿通
    し、プレス部のパンチ(18)によって下降する平板形の
    可動刃(2)で所定寸法ごとに切断する機械のダイセッ
    ト装置であって、ダイセット本体(3)の底盤部(4)
    上に、固定刃(1)の下部を安定して受ける支台(11)
    と、固定刃(1)の上部に覆い被せダイセット本体
    (3)にネジ止めする締付けキャップ(14)と、可動刃
    (2)を収納し得るガイド部(7)と、固定刃(1)と
    可動刃(2)間のクリアランスを固定刃(1)の移動に
    よって調節されるアジャスト部(10)とを備え、該ダイ
    セット本体(3)が切断機のベット(32)に脱着自在に
    固着することを特徴とする切断機のダイセット装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108746807A (zh) * 2018-06-19 2018-11-06 天津隆迪伟业液压设备有限公司 一种新型液压剪
CN109909545A (zh) * 2019-03-18 2019-06-21 新乡天丰机械制造有限公司 一种开口型材成型剪的快速锁紧装置

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