JPH0441746Y2 - - Google Patents

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JPH0441746Y2
JPH0441746Y2 JP15623585U JP15623585U JPH0441746Y2 JP H0441746 Y2 JPH0441746 Y2 JP H0441746Y2 JP 15623585 U JP15623585 U JP 15623585U JP 15623585 U JP15623585 U JP 15623585U JP H0441746 Y2 JPH0441746 Y2 JP H0441746Y2
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brush
pigtail
solder
pressurized
tip
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JP15623585U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電動機に用いられるピグテール付ブラ
シに関する。
〔従来の技術〕
ブラシ本体に電動を導くピグテールは、ブラシ
本体の摺動の自由を確保するため可撓性の優れた
編み線あるいはより線が用いられる。そして、ピ
グテール先端には端子が圧着等により接続され、
ブラシホルダの電源部に締着されるようになつて
いるのが普通である。しかし、極く小型に作られ
ることが要請される電動機、たとえば車載用の燃
料ポンプと一体に構成される電動機等では、容積
をできる限り小さくするため、また、振動等に対
する信頼性を高めるため、ピグテール2の先端部
24が直接にブラシホルダ電源部6に半田7付さ
れる。
第5図はこのような従来のブラシが電動機に組
込れた状態を示す平面図、第6図は従来のブラシ
の斜視図である。
ブラシは、黒鉛または金属黒鉛質材から形成さ
れたブラシ本体1と、より線または編み線から形
成されたピグテール2からなる。ブラシホルダ3
に挿入されたブラシ本体1は、その後端面をブラ
シスプリング4に押圧され整流子5に摺接する。
ピグテール2の先端部2Aは、ブラシホルダ3の
電源部6に半田7により直接半田付される。
この時、次の問題が起る。すなわち、ピグテー
ル2がより線あたは編み線であるため毛細管現象
により半田7の浸透性が非常によく、半田7がピ
グテール2の先端部2Aだけに止まらず、ブラシ
本体1方向に浸透してしまうことがある。この結
果、ピグテール2の可撓性が損なわれ、ブラシ本
体1のブラシホルダ3内での摺動の自由が阻害さ
れてブラシ本体1と整流子5との摺接が不良にな
り、正常な電動機の回転が得られなくなることが
あるという問題点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記の問題点を解決するためなされ
たものであり、ピグテール2の可撓性を著しく悪
化させるブラシ本体1方向への半田浸透を確実に
防止することができる電動機用ブラシを提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案では、より線あるいは編み線よ
りなるピグテールの先端部より若干ブラシ本体側
に、加圧され変形されたブラシ本体方向への半田
浸透を防止する加圧加工部を設けたことを特徴と
する電動機用ブラシが提供される。
〔作用〕
上記の構成によれば、加圧加工部では加圧され
変形されたことにより、より線あるいは編み線の
素線の間の空〓が著しく小さくなり、溶融半田が
浸透を起さなくなる。それ故、ピグテール先端部
の半田が加圧加工部を通過してブラシ本体方向に
浸透するようなことがなくなり、不具合なピグテ
ール中央部への半田浸透を確実に防止することが
できる。
〔実施例〕
本考案の一実施例について第1図乃至第4図に
従つて具体的に説明する。
第1図及び第2図は本考案に係る電動機用ブラ
シの実施例を模式的に示す平面図である。
ブラシ本体1に一端が固着された編み線よりな
るピグテール2は、その先端部2A付近に加圧加
工部10が設けられている。加圧加工部10は、
第1図に示すように、片側からのみ加圧加工され
変形されたものでもよいし、第2図に示すよう
に、両側から加圧加工され変形されたものでもよ
い。また、加圧加工部10は単に加圧加工され変
形されているだけではなく、電気溶着されてい
る。そして、先端部2Aには後工程での半田付け
作業を容易にするため半田が浸透され半田揚げ部
11が形成されている。
第3図及び第4図は加圧加工部10の加工方法
の一例を模式的に示す正面図である。
まず、ブラシ本体1とピグテール2からなるブ
ラシを金属製の基盤12の上に載置し、電極13
を用いてピグテール2の先端部2A付近を加圧し
荷重を加える。そして、溶着用電源14から電極
13に電圧を加え、電極13により加圧されてい
る部分の素線を互いに溶着され、加圧加工部10
を形成する。この時、全ての素線が完全に溶着す
る必要はなく、素線がところどころ溶着している
程度でよい。次に、ピグテール2の先端部2Aを
図示しない噴流半田槽に浸し、半田揚げ部11を
形成する。この時、溶融半田は加圧加工部10に
阻止されてそれ以上ブラシ本体1方向に浸透せ
ず、加圧加工部10より先端部のみに半田揚げ部
11が形成される。このように加圧加工部10
は、編み線よりなるピグテールを加圧し変形する
ことで、編み線内の空〓を減らし、半田の浸透を
妨げている。
以上のようにして加工された第1図に示す電動
機用ブラシは、既に半田揚げ部11が設けられ、
加圧加工部10が設けられているから、電動機に
組込む際にブラシホルダ電源部6への半田付作業
が容易であり、また、半田がブラシ本体1方向に
浸透してしまう虞れがない。それ故、電動機への
組込みの作業能率が向上すると共に、半田浸透に
よる不具合が解消するため組込まれた電動機の信
頼性が大幅に向上するという優れた利点を生じ、
その実際的な波及効果は大きなものがある。
本実施例では、加圧加工部10に電気溶着加工
を施しているから加工後にピグテール2を乱暴に
扱つても加圧加工部10が緩るむことがなく、半
田浸透を阻止する機能を確実に果す利点がある。
しかし、加圧加工部10に電気溶着加工を施さ
ず、単に強く加圧し変形するのみでも実用上は問
題ない。
また、加圧加工部10を加工するのに、前記実
施例の様に単純に加圧するのではなく、ピグテー
ル2の先端部2A付近を強くねじることによりピ
グテール2を結果的に加圧し、半田浸透を阻止す
る加圧加工部を設けることも可能であるが、この
加工方法はピグテール2の可撓性に悪影響を及ぼ
すので前記実施例の方が優れている。
また、ピグテール2の先端部2A付近に金属製
あるいは熱収縮性樹脂の小さなスリーブを嵌挿
し、そのスリーブをかしめるあるいは収縮させる
ことにより加圧加工部を設けることも可能であ
る。この方法は、確実に加圧できる利点はある
が、スリーブ等の余分の部品を要するので前記電
気溶着による実施例の方が優れており、さらに単
に加圧し変形するだけの加圧加工の方が簡単な構
成であるため優れている。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の電動機用ブラシ
は、ピグテールの先端部付近に加圧変形されたブ
ラシ方向への半田浸透を防止する加圧加工部が設
けられているから、ピグテールの半田付作業の際
に半田がブラシ本体方向に浸透することを防止し
ピグテールの可撓性を確保することができるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、
第1図及び第2図は本考案に係る電動機用ブラシ
の実施例を模式的に示す平面図、第3図及び第4
図は加圧加工部の加工方法の一例を模式的に示す
正面図であり、第5図は従来のブラシが電動機に
組込れた状態を示す平面図、第6図は従来のブラ
シの斜視図である。 1……ブラシ本体、2……ピグテール、2A…
…先端部、3……ブラシホルダ、6……ブラシホ
ルダ電源部、7……半田、10……加圧加工部、
11……半田揚げ部、13……電極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 より線あるいは編み線よりなるピグテールを
    ブラシ本体に接続し、前記ピグテールの先端部
    に半田付を施すものにおいて、該先端部より若
    干ブラシ本体側に、加圧され変形されたブラシ
    本体方向へ半田浸透を防止する加圧加工部を設
    けたことを特徴とする電動機用ブラシ。 2 前記加圧加工部が、電気溶着加工されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の電動機用ブラシ。
JP15623585U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH0441746Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15623585U JPH0441746Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15623585U JPH0441746Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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Publication Number Publication Date
JPS6264168U JPS6264168U (ja) 1987-04-21
JPH0441746Y2 true JPH0441746Y2 (ja) 1992-09-30

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