JPH0441727A - 難燃性トウ紡績糸 - Google Patents

難燃性トウ紡績糸

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Publication number
JPH0441727A
JPH0441727A JP14545590A JP14545590A JPH0441727A JP H0441727 A JPH0441727 A JP H0441727A JP 14545590 A JP14545590 A JP 14545590A JP 14545590 A JP14545590 A JP 14545590A JP H0441727 A JPH0441727 A JP H0441727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spun yarn
weight
acrylonitrile
tow
spinning
Prior art date
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Pending
Application number
JP14545590A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Senba
仙波 光雄
Toyohiko Hoshi
星 豊彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP14545590A priority Critical patent/JPH0441727A/ja
Publication of JPH0441727A publication Critical patent/JPH0441727A/ja
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  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はトウ紡績糸に関する。さらに詳しくはバルキー
性に優れた難燃性アクリル紡績系に関する。
[従来の技術] 難燃性アクリル繊維は、優れた難燃性を生かし、毛布等
の寝装分野、インテリア分野、衣料分野で広く用いられ
ているが、特に最近では消費者ニズの多様化に伴ないバ
ルキー性の向上に対する要求が極めて高い。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題は、バルキー性が改良された難燃性アクリ
ル繊維のトウ紡績糸を開発することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、優れた難燃性を生かし、特に最近の消費
者ニーズの多様化に伴うバルキー性の向上に対する要求
に応えるべく鋭意検討の結果、特定のアクリル繊維を用
いかつ、トウ紡績手段を採用することによってバルキー
性に優れたトウ紡績糸を開発したものである。
すなわち、本発明は、トウ紡績糸において、該紡績糸を
構成する繊維が、50〜85重景%のアクリロニトリル
及びアクリロニトリルと共重合可能な他の単量体と、1
5〜50重量%の塩化ビニリデン、0.4〜3重量%の
スルホン酸基を有する親水性オレフィン系単量体からな
る難燃性アクリル系重合体より構成されたアクリル繊維
であるトウ紡績糸、である。
以下本発明を詳述する。
本発明で使用される特定のアクリル繊維およびその製造
方法は、特開昭61−266611号公報に詳述されて
いる。
すなわち、本発明で使用される難燃性アクリル系重合体
は、50〜85重量%のアクリロニトリル及びアクリロ
ニトリルと共重合可能な他の単量体と、15〜50重量
%塩化ビニリデン、0.4〜3重量%のスルホン酸基を
有する親水性オレフィン系単量体を通常の方法で共重合
して得られる。
これら共重合体の重合方法は、通常知られているビニル
系単量体の重合方法であればいずれでもよい。例えばレ
ドックス触媒を用いた水相懸濁重合、又は溶液重合、乳
化重合等が一般に用いられる。
本発明で使用されるアクリロニトリルと共重合可能な他
の単量体としては、アクリル酸及びそのアルキルエステ
ル、メタクリル酸及びそのアルキルエステル、アクリル
アミド、メタクリルアミド、マレイミド、β−アミノエ
チルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、酢酸ビニル等があげられるが、これらに限定される
ものではない。
ただし、上記他の単量体の中には、塩化ビニリデン、ス
ルホン酸基を有する親水性オレフィン系単量体は除かれ
る。
スルホン酸基を有する親水性オレフィン系単量体として
は、メタリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、アリル
スルホン酸等のスルホン酸等のスルホン酸及びそれらの
塩(例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム塩)が
挙げられる。
このようにして得られた重合体は、硝酸、塩化亜鉛系水
溶液、ロダン塩水溶液、ジメチルホルムアミド等に溶解
して紡糸原液をつくる。特に本発明においては硝酸水溶
液、ジメチルホルムアミドが好ましい。
硝酸を溶剤とする場合は、硝酸濃度60〜80重量%、
好ましくは63〜70重量%の硝酸溶液100部に対し
、重合体を10〜40部、好ましくは15〜20部の割
合で溶解し、溶解に際しての原液温度は、硝酸による酸
化反応を抑制するため20°C以下に保ち、紡糸原液が
得られる。そして、この紡糸原液は臨界濃度以上の濃度
を有する凝固浴に紡出される。
硝酸を溶剤とする湿式紡糸での臨界濃度は、使用した溶
剤濃度、重合体濃度、凝固浴濃度等によって変動するも
のの、およそ39重量%が中心である。
同様に、ジメチルホルムアミドを溶剤とする場合は、臨
界濃度は53重量%付近に、また塩化亜鉛系水f4液を
f4荊とする場合は40重量%付近に存在する。
硝酸を溶剤とする紡糸は、硝酸濃度40重量%以上、好
ましくは48重量%以上に調製された凝固浴中に、紡糸
ドラフト率が5を越えて設定できるノズルを用いて紡出
する。
ここで紡糸ドラフト率は次式で示される。
紡糸ドラフト率=(巻き上げローラー速度)/(ノズル
孔よりの紡糸原液吐出線速度)凝固浴が臨界濃度未満の
場合には、紡糸ドラフト率が5に達しないし、また得ら
れる繊維も深みのある発色性に乏しい。凝固浴濃度が臨
界濃度プラス9重量%を越えると繊維間での接着、膠着
が発生し易くなる。
紡糸ドラフト率が5未満の場合、凝固浴内での繊維のた
るみが起こり、繊維が回転部へ巻き付いたりして紡糸操
業性が低下するとともに、得られた繊維は深みのない、
発色性に乏しいものとなる。
紡糸ドラフト率を5を越えて設定すると、凝固浴内で繊
維は一直線に張り、得られる繊維は紡糸ドラフト率が高
いほど深みのある発色性に富んだものとなる。上記にい
う臨界濃度とは、最大紡糸速度が最小、又は全く紡糸不
可能となり、その両側の濃度においては紡糸可能領域を
有する凝固浴の溶媒濃度を意味する。
臨界濃度より高い濃度を有する凝固浴中での紡糸におい
ては、凝固繊維が凝固浴内で蛇行し、得られた繊維は白
濁し、透明性が全く消失してしまう。したがって、従来
の紡糸においては臨界濃度より低い溶剤濃度で凝固を行
っていたのである。
かくして得られた繊維を水洗し、溶剤を完全に除去した
後延伸し、乾燥、熱処理して得られる難燃性アクリル繊
維は、耐磨耗性に優れ、深みのある発色性を有するもの
である。
本発明のトウ紡績糸は、以上のごとき特定のアクリル繊
維を通常のトウ紡績手段を用い紡績することによって得
られる。
[実施例] 以下実施例により本発明をさらに詳しく説明する。なお
、バルキー性はJIS  L−1095のかさ高測定法
に従い測定した。
S二 メートル番手 H:高さ L: 基本数 実施例1、比較例1〜2 重合触媒として過硫酸アンモニウムと酸性亜硫酸ソーダ
とを組み合わせて用い、硫酸でPH2,5に調製された
55℃の水中で、アクリロニトリル(以下AN) 、ア
クリル酸メチル(以下MA)、塩化ビニリデン(以下V
C)、メタクリルスルホン酸ソーダ(以下MS)を A
N/MA/VC/M S =50.5/ 4 /451
0.5の割合で5時間重合を行い、得られた重合体を0
°Cの80重量%の溶剤硝酸濃度を有する硝酸水100
gに対し、16gの割合で溶解し紡糸原液とした。
ついで41重量%の臨界濃度を有する0°Cの42重量
%の硝酸水の凝固浴に孔径0.34m、孔数1oooo
のノズルを用いて吐出させ、5m/winの速度で凝固
浴から取り出し、引き続き、硝酸濃度42重量%、浴温
度65°Cの溶剤延伸浴で8倍に延伸した。このように
して得られた難燃性アクリル繊維の3デニールトウを用
いて、常法によりトウ紡績し、平均単繊維繊度が2.3
デニールで2/34メートル番手のトウ紡績糸を得た。
比較として一般のアクリル繊維(旭化成工業■製 商品
名カシミロン)単繊維繊度が2.6デニールのトウを用
いて同様にトウ紡績し、平均単繊維繊度が2.3デニー
ルで2/34メートル番手のトウ紡績糸を得た。
また、ともに単繊維の繊度が2.3デニールの本発明に
用いる難燃性アクリル繊維及び一般アクリル繊維のスフ
紡績糸1152メートル番手もトウ紡績系と併せてバル
キー性を評価した。その結果を第1表に示す。
(以下余白) [発明の効果] 本発明のトウ紡績糸は、従来の難燃性アクリル繊維にな
かった優れたバルキー性を有する難燃性アクリル紡績糸
である。
特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、トウ紡績糸において、該紡績糸を構成する繊維が、
    50〜85重量%のアクリロニトリル及びアクリロニト
    リルと共重合可能な他の単量体と、15〜50重量%の
    塩化ビニリデン、0.4〜3重量%のスルホン酸基を有
    する親水性オレフィン系単量体からなる難燃性アクリル
    系重合体より構成されたアクリル繊維であるトウ紡績糸
JP14545590A 1990-06-05 1990-06-05 難燃性トウ紡績糸 Pending JPH0441727A (ja)

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JP14545590A JPH0441727A (ja) 1990-06-05 1990-06-05 難燃性トウ紡績糸

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JPH0441727A true JPH0441727A (ja) 1992-02-12

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ID=15385629

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JP14545590A Pending JPH0441727A (ja) 1990-06-05 1990-06-05 難燃性トウ紡績糸

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JP (1) JPH0441727A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070508A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 東レ株式会社 ポリエステル異形断面部分融着仮撚加工糸

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020070508A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 東レ株式会社 ポリエステル異形断面部分融着仮撚加工糸

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