JPH0441680A - セラミックス基板の銅めっき方法 - Google Patents
セラミックス基板の銅めっき方法Info
- Publication number
- JPH0441680A JPH0441680A JP14704990A JP14704990A JPH0441680A JP H0441680 A JPH0441680 A JP H0441680A JP 14704990 A JP14704990 A JP 14704990A JP 14704990 A JP14704990 A JP 14704990A JP H0441680 A JPH0441680 A JP H0441680A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- film layer
- layer
- copper plating
- ceramic substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 60
- 239000010949 copper Substances 0.000 title claims abstract description 60
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 59
- 238000007747 plating Methods 0.000 title claims abstract description 55
- 239000000758 substrate Substances 0.000 title claims abstract description 41
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims abstract description 40
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 28
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 48
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 21
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 21
- 239000011651 chromium Substances 0.000 claims abstract description 21
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 18
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 18
- 239000010936 titanium Substances 0.000 claims abstract description 18
- 238000007772 electroless plating Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 claims abstract description 13
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 10
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 claims description 2
- JPVYNHNXODAKFH-UHFFFAOYSA-N Cu2+ Chemical compound [Cu+2] JPVYNHNXODAKFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 abstract description 2
- 229910001431 copper ion Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 2
- 150000001879 copper Chemical class 0.000 abstract 1
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 64
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 10
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 9
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 9
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 9
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 7
- 235000013405 beer Nutrition 0.000 description 5
- ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N Tin Chemical compound [Sn] ATJFFYVFTNAWJD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 2
- 229910000365 copper sulfate Inorganic materials 0.000 description 2
- ARUVKPQLZAKDPS-UHFFFAOYSA-L copper(II) sulfate Chemical compound [Cu+2].[O-][S+2]([O-])([O-])[O-] ARUVKPQLZAKDPS-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 238000009713 electroplating Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 2
- PIBWKRNGBLPSSY-UHFFFAOYSA-L palladium(II) chloride Chemical compound Cl[Pd]Cl PIBWKRNGBLPSSY-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はセラミックス基板の銅めっき方法に関し、−層
詳細には、セラミックス基板上にスパッタリング処理に
よりクロム薄膜層またはチタン薄膜層を得た後、無電解
銅めつき法により銅めっき層を得るセラミックス基板の
銅めっき方法に関する。
詳細には、セラミックス基板上にスパッタリング処理に
よりクロム薄膜層またはチタン薄膜層を得た後、無電解
銅めつき法により銅めっき層を得るセラミックス基板の
銅めっき方法に関する。
[従来の技術]
従来より、電子回路等の作成に際し、下地基板であるセ
ラミックス基板上に銅を積層し、その後、エツチング等
の工程を経て導体としての機能を発揮させるべく銅めっ
き方法が用いられている。その−例として、セラミック
ス基板上にセラミックスと密着性の高いクロム薄膜層ま
たはチタン薄膜層(以後、薄膜層と呼称する)を予めス
パッタリング処理により形成し、この薄膜層を接着層と
してセラミックスとの密着性が低い銅導体層をスパッタ
リング処理により形成する方法が用いられている。
ラミックス基板上に銅を積層し、その後、エツチング等
の工程を経て導体としての機能を発揮させるべく銅めっ
き方法が用いられている。その−例として、セラミック
ス基板上にセラミックスと密着性の高いクロム薄膜層ま
たはチタン薄膜層(以後、薄膜層と呼称する)を予めス
パッタリング処理により形成し、この薄膜層を接着層と
してセラミックスとの密着性が低い銅導体層をスパッタ
リング処理により形成する方法が用いられている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、前記のように、銅導体をスパッタリング
処理により形成する方法は銅導体層をめっき処理によっ
て得る場合に比較してその製造コストが高騰するという
不都合がある。この不都合を克服すべく、銅導体層を無
電解めっき法あるいは電気tつき法により形成すること
が試みられた。
処理により形成する方法は銅導体層をめっき処理によっ
て得る場合に比較してその製造コストが高騰するという
不都合がある。この不都合を克服すべく、銅導体層を無
電解めっき法あるいは電気tつき法により形成すること
が試みられた。
しかし、無電解めっき法を用いた場合において、銅めっ
き層とセラミック基板との中間の薄膜層に用いられるク
ロムおよびチタンは不活性な金属であるため、tつきを
施すたbに必要不可欠な表面の活性状態を得ることがで
きず、薄膜層上に銅めつきを析aすることはできなかっ
た。
き層とセラミック基板との中間の薄膜層に用いられるク
ロムおよびチタンは不活性な金属であるため、tつきを
施すたbに必要不可欠な表面の活性状態を得ることがで
きず、薄膜層上に銅めつきを析aすることはできなかっ
た。
また、電気めっき法を用いた場合においては、スパッタ
リングによって形成可能な薄膜層は薄く、電気抵抗が大
となるため、銅めっきを析出させるに必要な電流を流す
ことができず、銅めっきを析出することは相当に困難で
ある。
リングによって形成可能な薄膜層は薄く、電気抵抗が大
となるため、銅めっきを析出させるに必要な電流を流す
ことができず、銅めっきを析出することは相当に困難で
ある。
また、スパッタリング処理により膜厚を厚くするために
は製造コストの高騰を招(不都合が顕在化している。
は製造コストの高騰を招(不都合が顕在化している。
従って、本発明の目的は、前記不都合を克服すべく、ス
パッタリング処理によって得た薄膜層上に無電解めっき
法を用い、銅めっきを施しすことにより簡易に銅導体層
を得るセラミックス基板の銅めっき方法を提供すること
にある。
パッタリング処理によって得た薄膜層上に無電解めっき
法を用い、銅めっきを施しすことにより簡易に銅導体層
を得るセラミックス基板の銅めっき方法を提供すること
にある。
口課題を解決するための手段]
前記の課題を解決するために、本発明はセラミックス基
板にスパッタリング処理によりクロム薄膜層またはチタ
ン薄膜層を形成する第1の工程と、 前記第1工程でクロム薄膜層またはチタン薄膜層を形成
したセラミックス基板を異種の金属からなるラックに固
定し、クロム薄膜層またはチタン薄膜層と前記異種金属
製ラックの電気的接触を保持しつつ無電解めっき法によ
り前記セラミックス基板に銅めっき層を形成する第2の
工程と、 を有することを特徴とする。
板にスパッタリング処理によりクロム薄膜層またはチタ
ン薄膜層を形成する第1の工程と、 前記第1工程でクロム薄膜層またはチタン薄膜層を形成
したセラミックス基板を異種の金属からなるラックに固
定し、クロム薄膜層またはチタン薄膜層と前記異種金属
製ラックの電気的接触を保持しつつ無電解めっき法によ
り前記セラミックス基板に銅めっき層を形成する第2の
工程と、 を有することを特徴とする。
[作用]
本発明に係るセラミックス基板の銅めつき方法において
、予めクロムまたはチタンからなる薄膜層を形成したセ
ラミックス基板をステンレス等の異種金属製のラックに
固定し、薄膜層と異種金属製ラックの相互の電気的接触
を保持しつつ無電解めっき槽に浸漬することにより薄膜
層表面においても活性化が促される。従って、薄膜層近
傍のめっき液中の銅イオンを還元し、薄膜層表面に銅め
っき層を析出することができる。
、予めクロムまたはチタンからなる薄膜層を形成したセ
ラミックス基板をステンレス等の異種金属製のラックに
固定し、薄膜層と異種金属製ラックの相互の電気的接触
を保持しつつ無電解めっき槽に浸漬することにより薄膜
層表面においても活性化が促される。従って、薄膜層近
傍のめっき液中の銅イオンを還元し、薄膜層表面に銅め
っき層を析出することができる。
[実施例]
次に、本発明に係るセラミックス基板の銅めっき方法に
ついて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
ついて好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
実験例1.2.3.4
下地基板として96%のアルミナを含有するセラミック
ス基板12を用い、前記セラミックス基板12上にスパ
ッタリング処理により厚さが0.1μmのクロム薄膜層
14を形成した。次に、クロム薄膜層表面を塩酸水溶液
により活性化させた。
ス基板12を用い、前記セラミックス基板12上にスパ
ッタリング処理により厚さが0.1μmのクロム薄膜層
14を形成した。次に、クロム薄膜層表面を塩酸水溶液
により活性化させた。
続いて、第2図に示すように、クロム薄膜層14を形成
したセラミックス基板12とステンレス製ラック20と
をステンレス製接続ピン22a乃至22dを用い固定し
た。また、このとき、セラミックス基板12上に形成さ
れたクロム薄膜層14とステンレス製ラック20との間
には電気的接触を保持した。なお、このとき、固定され
るラックはステンレスを用いる他、銅、ニッケル等を用
いることも可能である。
したセラミックス基板12とステンレス製ラック20と
をステンレス製接続ピン22a乃至22dを用い固定し
た。また、このとき、セラミックス基板12上に形成さ
れたクロム薄膜層14とステンレス製ラック20との間
には電気的接触を保持した。なお、このとき、固定され
るラックはステンレスを用いる他、銅、ニッケル等を用
いることも可能である。
そして、前記の工程によって作成したクロム薄膜層14
を形成したセラミックス基板12を塩化パラジュームか
らなる触媒液に浸漬した。
を形成したセラミックス基板12を塩化パラジュームか
らなる触媒液に浸漬した。
次に、無電解約つき液を用い、被めっき物lOをめっぎ
液に浸漬して30分間無電解めっきを行い、第1図に示
す0.5μm厚の銅めっき層16の析出を得た。
液に浸漬して30分間無電解めっきを行い、第1図に示
す0.5μm厚の銅めっき層16の析出を得た。
さらに、前記無電解銅めっきによって得た0、5μm厚
さの銅めっき層16を導電層として用いて硫酸銅よりな
る電気銅めっき液を使用し、電気銅めっきを行い、10
μm厚の銅めっき層18の析出を得た。
さの銅めっき層16を導電層として用いて硫酸銅よりな
る電気銅めっき液を使用し、電気銅めっきを行い、10
μm厚の銅めっき層18の析出を得た。
またさらに、密着強度の向上を目的として、前記鋼めっ
き層16を有するセラミックス基板12を窒素雰囲気下
200℃で熱処理を行い、実験例1とした。前記実験例
1と同条件において400℃で熱処理を行った場合を実
験例2とし、さらに600℃で熱処理を行った場合を実
験例3.800℃で熱処理を行った場合を実験例4、さ
らに熱処理を行わなかった場合を比較例1とした。
き層16を有するセラミックス基板12を窒素雰囲気下
200℃で熱処理を行い、実験例1とした。前記実験例
1と同条件において400℃で熱処理を行った場合を実
験例2とし、さらに600℃で熱処理を行った場合を実
験例3.800℃で熱処理を行った場合を実験例4、さ
らに熱処理を行わなかった場合を比較例1とした。
続いて、前記方法によって得た実験例1乃至実験例4お
よび比較例1の銅めっき層に対し錫60%、鉛40%の
合金材料として使用した直径が0.8Mの錫めっきが施
された導線を用い、ビール強度を測定し、第3図の表に
示す結果を得た。この結果より、本発明に係るセラミッ
クス基板の銅めっき方法によってクロム薄膜層上にいず
れの場合においても銅めっきを施すことが可能である。
よび比較例1の銅めっき層に対し錫60%、鉛40%の
合金材料として使用した直径が0.8Mの錫めっきが施
された導線を用い、ビール強度を測定し、第3図の表に
示す結果を得た。この結果より、本発明に係るセラミッ
クス基板の銅めっき方法によってクロム薄膜層上にいず
れの場合においても銅めっきを施すことが可能である。
また、実験1乃至4において、熱処理を施した場合はい
ずれも1.0 kg/−mm2以上のビール強度を得る
ことができ、銅導体層として実用に供することが十分可
能であることが諒解できる。
ずれも1.0 kg/−mm2以上のビール強度を得る
ことができ、銅導体層として実用に供することが十分可
能であることが諒解できる。
実験例5.6.7.8
下地基板として96%のアルミナを含有するセラミック
ス基板を用い、前記基板上にスパッタリング処理法によ
り厚さ0.1μmのチタン薄膜層を形成した。
ス基板を用い、前記基板上にスパッタリング処理法によ
り厚さ0.1μmのチタン薄膜層を形成した。
次に、チタン薄膜層上をフッ化水素酸水溶液を用い、酸
化等によって汚れを生じているクロム薄膜層表面を清浄
した。
化等によって汚れを生じているクロム薄膜層表面を清浄
した。
続いて、第1図に示すように、実験例1乃至4において
形成したクロム薄膜層14に代えてチタン薄膜層34を
形成したセラミックス基板32と、ステンレス製ラック
40とをステンレス製接続ビン42a乃至42dを用い
て固定した。また、このとき、セラミックス基板32上
に形成されたチタン薄膜層34とステンレス製ラック4
0との間に電気的接触を保持した。
形成したクロム薄膜層14に代えてチタン薄膜層34を
形成したセラミックス基板32と、ステンレス製ラック
40とをステンレス製接続ビン42a乃至42dを用い
て固定した。また、このとき、セラミックス基板32上
に形成されたチタン薄膜層34とステンレス製ラック4
0との間に電気的接触を保持した。
そして、前記処理工程によって作成したチタン薄膜層2
8を形成したセラミックス基板22を塩化パラジウムか
らなる触媒液に浸漬した。
8を形成したセラミックス基板22を塩化パラジウムか
らなる触媒液に浸漬した。
次に、無電解めっき液を用い、被めっき物10をめっき
液に浸漬し30分間無電解めっきを行い、第1図に示す
0.5μm厚の銅めっき層36の析出を得た。
液に浸漬し30分間無電解めっきを行い、第1図に示す
0.5μm厚の銅めっき層36の析出を得た。
さらに、前記無電解銅めっきによって得た0、5μm厚
の銅めっき層36を導電層として用いて硫酸銅よりなる
電気銅めっき液を使用し、電気銅めっきを行い、10μ
m厚の銅めっき層38の析出を得た。
の銅めっき層36を導電層として用いて硫酸銅よりなる
電気銅めっき液を使用し、電気銅めっきを行い、10μ
m厚の銅めっき層38の析出を得た。
またさらに、密着強度の向上を目的として、窒素雰囲気
下200℃で熱処理を行い、実験例5とした。前記実験
例5と同様の方法によって得た銅めっきに400℃で熱
処理を行ったものを実験例6.600℃で熱処理を行っ
たものを実験例7.800℃で熱処理を行ったものを実
験例8、熱処理を行わなかったものを比較例2とした。
下200℃で熱処理を行い、実験例5とした。前記実験
例5と同様の方法によって得た銅めっきに400℃で熱
処理を行ったものを実験例6.600℃で熱処理を行っ
たものを実験例7.800℃で熱処理を行ったものを実
験例8、熱処理を行わなかったものを比較例2とした。
続いて、前記方法によって得た各々の銅めっき層に対し
錫60%、鉛40%を原料として使用した直径が0.8
mmの錫めっきが施された導線を用いてビール強度を
測定し、その結果を第3図の表に示す。この結果より、
本発明に係るセラミックス基板の銅めっき方法によって
チタン薄膜層上にいずれの場合においても銅めつきを施
すことが可能であることが判明した。また、熱処理を施
した場合、いずれも1.0kg/mm2以上のビール強
度を得ることができ、銅導体層として実用に供すること
が十分可能であることが諒解できる。
錫60%、鉛40%を原料として使用した直径が0.8
mmの錫めっきが施された導線を用いてビール強度を
測定し、その結果を第3図の表に示す。この結果より、
本発明に係るセラミックス基板の銅めっき方法によって
チタン薄膜層上にいずれの場合においても銅めつきを施
すことが可能であることが判明した。また、熱処理を施
した場合、いずれも1.0kg/mm2以上のビール強
度を得ることができ、銅導体層として実用に供すること
が十分可能であることが諒解できる。
[発明の効果]
以上のよ−うに、本発明に係るセラミックス基板の銅め
っき方法によれば、セラミックス基板上に予め形成した
クロムまたはチタン薄膜層上にステンレス等の異種金属
と電気的接触を保持し、無電解めっきを行うことにより
銅めっき層を得ることができる。従って、スパッタリン
グ処理により銅めっき層を得る方法に比べて安価にセラ
ミックス基板に銅めっき層を形成することができ、経済
性の高い電子回路等を得る効果を奏する。
っき方法によれば、セラミックス基板上に予め形成した
クロムまたはチタン薄膜層上にステンレス等の異種金属
と電気的接触を保持し、無電解めっきを行うことにより
銅めっき層を得ることができる。従って、スパッタリン
グ処理により銅めっき層を得る方法に比べて安価にセラ
ミックス基板に銅めっき層を形成することができ、経済
性の高い電子回路等を得る効果を奏する。
第1図は本発明に係るセラミックス基板の銅めっき方法
によって得た銅導体層を有するセラミックス基板の縦断
面図、 第2図は本発明に係るセラミックス基板の銅めっき方法
を示す概略図、 第3図は実験例1乃至8および比較例1.2のビール強
度に関する実験結果を示す表である。 22a〜22 ・・・薄膜層 ・・・無電解めっきによる銅めっき層 ・・・電気めっきによる銅めっき層 ・・・ラック d (42a 〜42 d) −ピン 12(32)・・・セラミックス基板
によって得た銅導体層を有するセラミックス基板の縦断
面図、 第2図は本発明に係るセラミックス基板の銅めっき方法
を示す概略図、 第3図は実験例1乃至8および比較例1.2のビール強
度に関する実験結果を示す表である。 22a〜22 ・・・薄膜層 ・・・無電解めっきによる銅めっき層 ・・・電気めっきによる銅めっき層 ・・・ラック d (42a 〜42 d) −ピン 12(32)・・・セラミックス基板
Claims (1)
- (1)セラミックス基板にスパッタリング処理によりク
ロム薄膜層またはチタン薄膜層を形成する第1の工程と
、 前記第1工程でクロム薄膜層またはチタン薄膜層を形成
したセラミックス基板を異種の金属からなるラックに固
定し、クロム薄膜層またはチタン薄膜層と前記異種金属
製ラックの電気的接触を保持しつつ無電解めっき法によ
り前記セラミックス基板に銅めっき層を形成する第2の
工程と、 を有することを特徴とするセラミックス基板の銅めっき
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2147049A JP2828321B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | セラミックス基板の銅めっき方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2147049A JP2828321B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | セラミックス基板の銅めっき方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0441680A true JPH0441680A (ja) | 1992-02-12 |
JP2828321B2 JP2828321B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=15421346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2147049A Expired - Lifetime JP2828321B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | セラミックス基板の銅めっき方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828321B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108950496A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-12-07 | 广州鸿葳科技股份有限公司 | 一种基于5g通信技术用陶瓷谐振体的表面处理方法及其应用 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926756A (ja) * | 1972-07-06 | 1974-03-09 |
-
1990
- 1990-06-05 JP JP2147049A patent/JP2828321B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4926756A (ja) * | 1972-07-06 | 1974-03-09 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108950496A (zh) * | 2018-08-22 | 2018-12-07 | 广州鸿葳科技股份有限公司 | 一种基于5g通信技术用陶瓷谐振体的表面处理方法及其应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2828321B2 (ja) | 1998-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3641632B1 (ja) | 導電性シート、それを用いた製品およびその製造方法 | |
US3984290A (en) | Method of forming intralayer junctions in a multilayer structure | |
JP2637804B2 (ja) | メッキ付き基材 | |
JPS58119111A (ja) | 電気的に導電性の非金属パタ−ンを部分的に金属化する方法 | |
JPS62213077A (ja) | 導電性接着結合の形成方法 | |
JPH0441680A (ja) | セラミックス基板の銅めっき方法 | |
JPWO2014084077A1 (ja) | 銅メタライズ配線セラミック基板及びその製造方法 | |
JP2004087597A (ja) | 配線基板の製造方法 | |
CA2327801A1 (en) | Copper on polymer component having improved adhesion | |
JP2000303186A (ja) | 無電解めっき方法、電極構造体、及びそれに用いる導電ペースト | |
TW572869B (en) | Method to apply galvanically contact-layers on ceramic elements | |
JPS6324094A (ja) | 電解によるチタン上への金属溶着方法 | |
JPS5949309B2 (ja) | スチ−ル部材を電気泳動によりホウロウ処理する方法 | |
JPS6326375A (ja) | 無電解めつき開始方法 | |
JP2685936B2 (ja) | 複合材の製造方法 | |
JP2002302778A (ja) | アルミニウム合金の陽極酸化皮膜上への導電部の形成方法 | |
WO2002098193A1 (en) | A method for applying thick copper on substrates | |
US3666639A (en) | Method for coating metals or insulating substrates having a vitreous binder | |
JPS6295894A (ja) | スル−ホ−ル基板の製造方法 | |
US3934985A (en) | Multilayer structure | |
JP2914019B2 (ja) | 電子部品の製造方法 | |
JPH0382187A (ja) | 高耐電食性プリント配線板の製造方法 | |
JPH06340981A (ja) | 合金皮膜およびその製造方法 | |
JPH01204734A (ja) | アルミニウムベース銅張積層基板の製造方法 | |
JPS6226166B2 (ja) |