JPH0441322Y2 - - Google Patents

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JPH0441322Y2
JPH0441322Y2 JP7744686U JP7744686U JPH0441322Y2 JP H0441322 Y2 JPH0441322 Y2 JP H0441322Y2 JP 7744686 U JP7744686 U JP 7744686U JP 7744686 U JP7744686 U JP 7744686U JP H0441322 Y2 JPH0441322 Y2 JP H0441322Y2
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JP
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grit
ring
thin section
thin
support shaft
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JP7744686U
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JPS62191058U (ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電子顕微鏡観察用試料の超薄切片法
において、液面に浮いている薄切片をグリツトに
貼付ける手段に用いる用具に関するものである。
[従来の技術] 電子顕微鏡試料作製の超薄切片法によつて薄切
しナイフボートの液面上に浮いている薄切片をグ
リツトに貼付けるのにグリツトの縁をピンセツト
で掴み薄切片から2mmくらい離れた部分にグリツ
トを垂直に2/3ほど水中に入れ、薄切片の一端を
グリツトの面に付着させて軽く垂直に引き上げて
貼付ける方法と、グリツトの縁をピンセツトで掴
んで液面に浮いている薄切片に上側よりグリツト
の面を押付けて貼る方法ある。超薄切片法は生物
の組織などをプラスチツク樹脂等に包埋し、ウル
トラミクロトームで薄切し電子顕微鏡観察用の試
料を作製方法で、100μより薄い切片と超薄切片
と、厚ものは準薄切片と、されていてどちらもグ
リツトには貼り直しはできない、グリツトは日本
では、シートメツシユとも、試料載物台とも、呼
ばれ、厚さは20μ〜50μでその面は平で、使用目
的に合せた適宜形状の孔を設けてあり、直径2.3
mmと3mmと7mmと、形は小さく、大半が銅製で軟
らかく、ピンセツトで上手に掴むのは熟練を要
す。液面に浮かんだ薄切片は適当な方向から光を
当て、干渉波の色で薄切片を見ているので、グリ
ツトを水中に入れ、薄切片の一端をグリツトの面
に付着させるのにもグリツトとピンセツトの位置
よつては、薄切片が見えなくなつたりする繊細な
作業で、付着させる位置を過れば薄切片はグリツ
トよりはみだす、小さな薄切片を多数貼付けると
きは液面に浮いている薄切片に上側よりグリツト
の面を押付けて貼るが、グリツトの面と液面とが
平行状態を保つて押えないと狙つた位置よりずれ
たり、しわになつて貼付く、熟練者であつても、
時には失敗は免れないのが従来の技術でありる [考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記の欠点を解決し作業に未熟練者で
あつても、液面に浮いている電子顕微鏡用試料の
薄切片をグリツトよりはみださないで、しわもな
く、確実に貼付けることができる用具を提供する
目的で考案したものである。
[問題点を解決するための手段] 平面性のよい厚さ20μm〜50μmのモリブデン
鋼、及びステンレースで、使用するグリツトと同
径の円板で、一側に支軸3を突設し、中央に電子
顕微鏡で観察できる範囲である円形の孔1を明け
輪2を形成し、鉛筆太の柄4の先端に支軸3を取
付ける、用具の柄を使用する状態の形で手に持つ
たとき、輪の周面が垂平に近くなるように輪と支
軸の境界の部分を各自の好みで角度をつける。本
案は以上の構成よりなる電子顕微鏡用試料の薄切
片の貼付け用具 [作用] 通常行われている超薄切片法によつて薄切しナ
イフボートの液面上に薄切片を浮せ、柄を手に持
つて、第5図のように輪を薄切片の上方から薄切
片6が孔1の中に収まるように静かに下げ輪の下
面前面が着水したら、次にそのままの状態で輪を
静かに持ち上げると、第6図のように薄切片6は
孔1内の液面に浮き、輪の下面全面に水滴がつ
く、次いで輪の下面の水滴をあらかじめ用意した
グリツト7の上面に接触させると、第7図のよう
に下面にある水滴にグリツト7が付着する、そこ
で輪の任意の側方から吸収紙8を接すると輪の下
面及び孔の中の水滴は吸収紙に吸いとられて自動
的に薄切片はグリツトの上に置かれ貼付くグリツ
トは輪との接合面が乾燥すると落下するので所定
の位置に移す。
[実施例] 平面性のよい極めて薄い円板の一側に支軸3を
突設し、円板の中央に円形の孔1を明けて輪2を
形成し、柄4の先端に支軸3を取付ける。以上が
本考案の一実施例である。
また、本考案の他の実施例として第4図に示す
ように、輪2の周面において適宜形状の孔5を設
ければ水滴吸収後の乾燥を早めることができる。
また、第2図に示すように輪と支軸との角度が30
度に折曲ると、各自の好みの角度の調整のときら
くである。
その他、支軸及び柄の長さ形状は自由である。
[考案の効果] 本考案によると輪と支軸の部分のみが視野を遮
るだけで、孔1の中で液面に浮いている薄切片を
直視下で見られるので見失なうことがなので確実
な作業ができて正確に孔1の中に薄切片を収るこ
とができる。グリツトの外径と輪の外径は同径で
あるために双方の間に付着している液体の表面張
力で双方の周縁が揃つて重なり合う、双方の間か
ら付着している液体を吸収紙に移すと、孔1に対
応するグリツト面に薄切片はずれることなく、し
わもできずに電子顕微鏡で観察できる範囲に貼付
けることができる。従来の方法に比べれば、この
作業のための熟達はいらない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図は本考案の他
の実施例を示す側面図、第3図は本考案の要部の
拡大斜視図、第4図は本考案の要部の他の実施例
を示す拡大斜視周図、第5図は輪が液面で孔内に
薄切片を収めた状態で着水した拡大斜視図、第6
図は第5図の状態から上に持上げてグリツトの上
方に近づけた拡大側面、図第7図は輪の下面の水
滴にグリツトが付着している状態に側方より吸収
紙を近ずけている拡大側面図。 1は孔、2は輪、3は支軸、4は柄、5は輪の
周面の孔、6は薄切片、7はグリツト、8は吸収
紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平面性のよい極めて薄い円板の一側に支軸3を
    突設し、円板の中央に円形の孔1を設けて輪2を
    形成し、柄4の先端に支軸3を設けて成る電子顕
    微鏡用試料の薄切片の貼付け用具。
JP7744686U 1986-05-22 1986-05-22 Expired JPH0441322Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7744686U JPH0441322Y2 (ja) 1986-05-22 1986-05-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7744686U JPH0441322Y2 (ja) 1986-05-22 1986-05-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62191058U JPS62191058U (ja) 1987-12-04
JPH0441322Y2 true JPH0441322Y2 (ja) 1992-09-29

Family

ID=30925458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7744686U Expired JPH0441322Y2 (ja) 1986-05-22 1986-05-22

Country Status (1)

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JP (1) JPH0441322Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5626615B1 (ja) * 2014-04-28 2014-11-19 重夫 北 電子顕微鏡観察試料の超薄切片の積載具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5626615B1 (ja) * 2014-04-28 2014-11-19 重夫 北 電子顕微鏡観察試料の超薄切片の積載具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62191058U (ja) 1987-12-04

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