JPH0441283Y2 - - Google Patents

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JPH0441283Y2
JPH0441283Y2 JP10188187U JP10188187U JPH0441283Y2 JP H0441283 Y2 JPH0441283 Y2 JP H0441283Y2 JP 10188187 U JP10188187 U JP 10188187U JP 10188187 U JP10188187 U JP 10188187U JP H0441283 Y2 JPH0441283 Y2 JP H0441283Y2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、マシニングセンタ等の工作機械の主
軸や測定器等に装着させて、加工あるいは測定す
る被対象物との位置関係を検知する接触型(タツ
チ)センサに関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種のタツチセンサとしては、例えば
本件出願人が実開昭59−104003号で提案したもの
がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら前記したタツチセンサのように、
固定部側に設けられた第2の接点と揺動部側に設
けられた第1の接点とを一点で接触する構造の場
合には、スタイラスが取付けられて揺動するムー
ブメントの繰返し精度を極めて安定させないと良
好な検知を行うことができず、この点に関して前
記した従来例の構成では不十分であつた。
そこで本考案では、1接点方式におけるタツチ
センサの繰返し精度を容易に向上させることので
きるように改良したタツチセンサの提供を目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の要旨は、工作物等の被対象物に当接さ
れるスタイラスが揺動自在なムーブメントの先端
に装着されたヘツド部と、一端側に工作機械の主
軸等に装着されるシヤンクが形成され、他端側に
は前記ヘツド部の基端が取り付けられる保持部を
有し、前記ムーブメントは円筒状に形成されてヘ
ツド部内で揺動自在に支持されており、該ムーブ
メントの基端側に設けられた環状フランジの周縁
部には同じく環状のベースプレートに着座する尖
がり先で環状のエツジ部が突設されると共に、当
該環状フランジが常時はコイルバネによつてベー
スプレート側へ付勢されており、前記ベースプレ
ート側の中央には固定の第2の接点が、前記環状
フランジ側の中央には常時は第2の接点と接する
第1の接点が各々設けられ、前記スタイラスに被
対象物が当接された際にベースプレートと接する
エツジ部の一点を支点としてムーブメントが前記
コイルバネに坑して揺動されると共に、前記第1
の接点が第2の接点から離れ、当該接点の開閉を
信号取り出し手段で電気信号に変換し、被対象物
との位置関係を検知するタツチセンサにおいて、
前記環状フランジとベースプレート間にはムーブ
メントの揺動を規制し且つ復元させる円盤状の板
バネが介在され、該板バネはC字状の通し孔が穿
設されて一部では連結し、その他では分離された
内輪部と外輪部とを有し、前記環状フランジはエ
ツジ部の一部に円弧状の切欠部を有し、前記板バ
ネは外輪部をベースプレート側に固着し、通し孔
内には前記連結部に前記切欠部を一致させた状態
で環状フランジのエツジ部を嵌挿させると共に、
当該環状フランジと板バネの内輪部とを連結部と
は180度ずれた対向位置で相互に連結せしめてな
るタツチセンサである。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。第6図はタツチセンサの全体構造を一部は断
面で示す正面図であり、該タツチセンサはヘツド
部12と保持部13とで構成されている。ヘツド
部12の先端側には、工作物等の被対象物に当接
してその位置関係を検知するためのスタイラス2
が揺動自在なムーブメント1に装着されて突設
し、該スタイラス2の先端にはルビー等の耐摩耗
性の高い部材による球38が取り付けられてい
る。このヘツド部12の基端側には半球面15を
備えたヘツドベース7が設けられており、該ヘツ
ドベース7は半球面15を保持部13の他端側に
設けられたボデイベース36に形成された円錐穴
16に嵌合させた状態で調整ねじ29によつてボ
デイベース36と一体に連結されている。この保
持部13の一端側には、工作機械の主軸等に装着
されるテーパー状のシヤンク14が形成され、当
該シヤンク14に隣接した周面には自動工具交換
装置で把持するためのフランジ部17が設けられ
ている。
また保持部13には、後述する接点の開閉を検
知して電気信号に変換し、外部へ送信する送信機
18が内蔵され、この送信機18の電源35を投
入するスイツチ42は、シヤンク14を工作機械
に装着させた際に押圧されるバネ22aで支障さ
れた操作杆22によつて作動されるように構成さ
れている。尚、符号43はシヤンク14にボデイ
ベース36を取り付けるための連結ねじ、符号3
7はボデイカバーである。
次に前記ヘツド部12の詳細を第1図乃至第5
図で説明する。前記ムーブメント1はヘツドベー
ス7とヘツドカバー27で囲まれた内室23に収
容されており、内部に中空部4を形成した円筒状
であつて、その中間部には中空部4を横切る態様
で橋部8が挿通される窓孔39が穿設されている
と共に、基端側には環状フランジ40が設けられ
ている。該環状フランジ40の周縁部には、第2
図で示すように一部に切欠部41を有する環状エ
ツジ部3が突設されており、該環状エツジ部3の
先端は第3図a又はbで示すように尖り先に形成
されている。前記環状エツジ部3が着座されるベ
ースプレート6は環状に形成され、周縁部がヘツ
ドベース7とヘツドカバー27間に挾持される態
様で止めねじ28によつて固着されており、前記
環状エツジ部3の着座面(上面)とは反対側の面
(下面)には中央に第2の接点9が固着された前
記橋部8の両端部がねじ止めされている。
前記環状フランジ40の中央には、前記第2の
接点9と対向状に配置される第1の接点5が装着
されたバネ受け兼用のホルダープレート44が一
体に接合されており、このホルダープレート44
と前記ヘツドベース7間にはコイルバネ10が張
設されて環状フランジ40をベースプレート6側
へ付勢させ、常時は第1の接点5が第2の接点9
に接するように構成されている。
更に、前記環状フランジ40とベースプレート
6間には第4図で示す板バネ11が介在されてい
る。この板バネ11は、前記ムーブメント1の筒
状部が挿通される中心孔45が穿設された円盤状
で、中心孔45の外周には一部を連結部21とし
て残してC字状の通し孔46が穿設され、同心状
の外輪部19と内輪部20が形成されている。こ
の外輪部19は前記ベースプレート6の周縁部上
に載置され、当該ベースプレート6と共にヘツド
ベース7とヘツドカバー27間に挾持されるが、
この際に穴24と穴26には前記止めねじ28を
挿通し、穴25にはヘツドベース7の半球面15
を支点としてヘツド部12の軸を調整する前記調
整ねじ29を挿通して止着される。一方、内輪部
20は一部が環状フランジ40側に固着される
が、この際には前記切欠部41を連結部21に一
致させた状態にして環状エツジ部3を通し孔46
内に嵌合させ、板バネ11の連結部21と180度
ずれた位置にある取付部47を挾持するように円
弧状のスペーサ50とバネ押え30を当接させ、
環状フランジ40に止めねじ31を穴32に挿通
させて止着する。また板バネ11の連結部21に
は穴33が穿設されており、該穴33は連結部2
1を分割させることによつて内輪部20の動き
(撓み)を良好にさせる。
尚、ヘツドカバー27とムーブメント1間には
ベロフラム等の可動密封部材34が設けられてい
る。
次に前記構成によるタツチセンサのムーブメン
トを中心に第5図で説明する。
シヤンク14を工作機械に装着してスタイラス
2を垂下させたタツチセンサに対し、被対象物が
球38に当接してスタイラス2に第5図aの矢視
方向の力が作用すると、ムーブメント1は環状エ
ツジ部3の一点がベースプレート6に支持された
状態で板バネ11は連結部21を支点として内輪
部20の取付部47側が外輪部19から引離さ
れ、取付部47に止着されているムーブメント1
も揺動して当接していた第1および第2の接点
5,9は離間する。また第5図bの矢視方向の力
が作用すると、板バネ11は内輪部20の取付部
47側を支点として内輪部20全体が撓みながら
ムーブメント1は揺動し、第1および第2の接点
5,9は離間される。
更に、前記矢視方向と直交する方向の力が作用
すると、連結部21を捩るようにして内輪部20
が撓んでムーブメント1は揺動され、その他のあ
らゆる方向からの力に対してもムーブメント1は
揺動可能である。尚、前記構成中におけるスペー
サ50は、環状フランジ40の底面と板バネ11
の内輪部20との間に当該スペーサ50の板厚に
相当する〓間を設け、板バネ11と内輪部20と
の支点が常に取付部47側になるようにするため
のものである。すなわち、板バネ11の内輪部2
0が環状フランジ40の底面に密着していると、
板バネ11と内輪部20との支点がムーブメント
1の動く方向によつて変化し、繰り返し精度に悪
影響を及ぼすので、これを防止するためのもので
ある。このようにして両接点5,9間が開放され
ると前記送信機18によつて電気信号に変換され
て外部の受信機で受信され、被対象物の位置をい
検知することができる。
その後にスタイラス2に作用する被対象物の力
が取り除かれると、板バネ11の復元力とコイル
バネ10の付勢力によつてムーブメント1は第1
図で示す元の状態に復帰する。
従つて従来は軸線方向に作用するコイルバネ1
0の付勢力のみでスタイラス2の外部応力に対抗
していたのに対し、本考案では大きな揺動ストロ
ークでしかも復元力が強く且つあらゆる方向から
の外部応力にも対坑しうる特殊な板バネ11をム
ーブメント1とベースプレート6間に介在させた
ので、当該板バネ11は前記コイルバネ10と協
働してムーブメントの揺動を安全で正確に規制す
ると共に、復元速度が早く且つ元の状態に正確に
復帰させることが可能となり、繰り返し精度が向
上され高速測定にも対応できる。
尚、本件出願人の実験によると、前記した従来
のものが繰返しによつて±2.0μm程度の誤差を生
じたのに対し、本考案のものでは±1.0μm程度迄
精度を向上させることができた。
(考案の効果) 前記した実施例でも明らかなとおり、本考案の
タツチセンサによると、いかなる方向からの過大
な外部応力に対しても正確に位置決めされた範囲
内で高速に繰り返し作動される。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案によるタツチセンサの実
施例を示し、第1図はヘツド部の縦断面図、第2
図はムーブメントの要部斜視図、第3図は環状エ
ツジ部の形状を示す部分断面図、第4図は板バネ
の平面図、第5図はムーブメントの動作状態を示
す断面図、第6図は保持部側を断面で示すタツチ
センサの全体正面図である。 符号の説明、1……ムーブメント、2……スタ
イラス、3……環状エツジ部、4……中空部、5
……第1の接点、6……ベースプレート、7……
ヘツドベース、8……橋部、9……第2の接点、
10……コイルバネ、11……板バネ、12……
ヘツド部、13……保持部、14……シヤンク、
15……半球面、16……円錐穴、17……フラ
ンジ部、18……送信機、19……外輪部、20
……内輪部、21……連結部、22……操作杆、
23……内室、24,25,26,32,33…
…穴、27……ヘツドカバー、28,31……止
めねじ、29……調整ねじ、30……バネ押え、
34……密封部材、35……電源、36……ボデ
イベース、37……ボデイカバー、38……球、
39……窓孔、40……環状フランジ、41……
切欠部、42……スイツチ、43……連結ねじ、
44……ホルダープレート、45……中心孔、4
6……通し孔、47……取付部、50……スペー
サ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 工作物等の被対象物に当接されるスタイラスが
    揺動自在なムーブメントの先端に装着されたヘツ
    ド部と、一端側に工作機械の主軸等に装着される
    シヤンクが形成され、他端側には前記ヘツド部の
    基端が取り付けられる保持部を有し、 前記ムーブメントは円筒状に形成されてヘツド
    部内で揺動自在に支持されており、該ムーブメン
    トの基端側に設けられた環状フランジの周縁部に
    は同じく環状のベースプレートに着座する尖がり
    先で環状のエツジ部が突設されると共に、当該環
    状フランジが常時はコイルバネによつてベースプ
    レート側へ付勢されており、前記ベースプレート
    側の中央には固定の第2の接点が、前記環状フラ
    ンジ側の中央には常時は第2の接点と接する第1
    の接点が各々設けられ、前記スタイラスに被対象
    物が当接された際にベースプレートと接するエツ
    ジ部の一点を支点としてムーブメントが前記コイ
    ルバネに坑して揺動されると共に、前記第1の接
    点が第2の接点から離れ、当該接点の開閉を信号
    取り出し手段で電気信号に変換し、被対象物との
    位置関係を検知するタツチセンサにおいて、前記
    環状フランジとベースプレート間にはムーブメン
    トの揺動を規制し且つ復元させる円盤状の板バネ
    が介在され、該板バネはC字状の通し孔が穿設さ
    れて一部では連結し、その他では分離された内輪
    部と外輪部とを有し、前記環状フランジはエツジ
    部の一部に円弧状の切欠部を有し、 前記板バネは外輪部をベースプレート側に固着
    し、通し孔内には前記連結部に前記切欠部を一致
    させた状態で環状フランジのエツジ部を嵌挿させ
    ると共に、当該環状フランジと板バネの内輪部と
    を連結部とは180度ずれた対向位置で相互に連結
    せしめてなるタツチセンサ。
JP10188187U 1987-07-03 1987-07-03 Expired JPH0441283Y2 (ja)

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