JP3084564B2 - タッチプローブ - Google Patents

タッチプローブ

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JP3084564B2
JP3084564B2 JP22717894A JP22717894A JP3084564B2 JP 3084564 B2 JP3084564 B2 JP 3084564B2 JP 22717894 A JP22717894 A JP 22717894A JP 22717894 A JP22717894 A JP 22717894A JP 3084564 B2 JP3084564 B2 JP 3084564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寸法検出あるいは位置
制御を三次元の方向で検知するタッチプローブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、三次元測定システムにおけるタッ
チプローブとしては、測定子の基部に測定子軸と垂直で
3方向に向けて配置された棒状の可動接点が、それぞれ
本体側に設けられたV状接点の中間位置で受けられ、測
定子が被測定物に接触することにより可動接点とV状接
点との抵抗値に変化を与え、その瞬間をトリガー信号と
して出力する構成のものがよく知られている。
【0003】しかし上記構成のタッチプローブは、真円
のものを測定しても正しい円形として測定されない、い
わゆるロービング特性と言われる現象が発生して、測定
値に対して、後で面倒な補正を必要とした。
【0004】上記問題点の解決のために、本出願人は特
願平4−79430による出願を行なった。しかしこの
出願に記載された構成のタッチプローブは、測定子1と
測定子受5の軸穴5aとのはめあいの遊びが、特にX、
Y方向の測定の場合に誤差となって現われるので、この
はめ合いの精度を向上せねばならず、このためにコスト
が上った。
【0005】また、はめ合いに遊びのない摺動軸受、た
とえばストロークベアリングを使用してみたが、ストロ
ークベアリングはボールと軸との剛性変形を利用した構
造のために期待の高精度は得られなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記特願平
4−79430の構成のタッチプローブの精度向上を計
るとともにコストの上昇を抑えたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ハウジングに設けた軸受に揺動自在に取付けられた
揺動部材によって測定子が揺動することによりX、Y方
向の寸法あるいは位置を、上記揺動部材を貫通した軸受
でガイドされた上記測定子が上記X、Y方向と垂直方向
に変位することによりZ方向の寸法あるいは位置を検出
するタッチプローブにおいて、上記揺動部材には揺動中
心を通って上記測定子が挿入され、その測定子のZ方向
の変位にに対してのみガイドする軸受手段を設けるとと
もに、上記X、Y方向、またはそれらの合成した方向の
揺動のみに対しては、上記測定子は上記揺動部材に対し
て固定保持された状態にする手段を備えたものである。
【0008】また、ハウジングに設けた軸受に揺動自在
に取付けられた揺動部材によって測定子が揺動すること
によりX、Y方向の寸法あるいは位置を、上記揺動部材
を貫通した軸受でガイドされた上記測定子が上記X、Y
方向と垂直方向に変位することによりZ方向の寸法ある
いは位置を検出するタッチプローブにおいて、上記揺動
部材には揺動中心を通って上記測定子が挿入されるため
の、その測定子の変位方向に内径が増大するテーパ穴が
設けられ、上記測定子には上記ハウジングより突出する
方向に付勢力が与えられるとともに、上記付勢力に抗し
て上記揺動部材のテーパ穴のテーパにはめ合うテーパを
有する軸部を設けることにより、上記測定子のX、Yの
方向の揺動時には、上記測定子は上記付勢力と、上記テ
ーパ穴と、上記テーパを有する軸部とにより上記揺動部
材に固定保持されようにしたものである。
【0009】
【作用】X、Y方向あるいはこれらの合成された変位に
対しては、圧縮ばねのばね力でボールを介して測定子の
テーパーを有する軸のテーパ部が揺動部材のテーパ穴に
テーパ同士ではめ合うことにより、測定子と揺動手段と
の軸受に遊びが全くなく固定保持され、一体的となるよ
うになる。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の正面断面図を示し、1は測定子で、その
左端部には被測定物に接触するコンタクト2が固定さ
れ、その右端側はテーパ有する軸部(以下テーパ部と
記す)1aを形成し、更にその先端には測定子1と一体
化した円錐穴軸3が設けられている。この円錐穴軸3は
測定子1の軸心を中心とする真円度が良く表面硬度が高
い円錐穴4を形成している。5は揺動部材で測定子1が
摺動する軸受穴5cと、測定子1のテーパー部1aがは
めあうテーパー穴5aの各穴を有しており、その揺動部
材5の外形は揺動自在な軸受の一例として、測定子1の
軸心上で端部に近い点を球の中心とする球状軸5bと
なし、その球状軸5bはハウジング6にねじ止めされた
一対の第一の軸受7a、7bに挟み込むように、かつ、
揺動自在に軸受されている構造を示す。
【0011】8はハウジング6に設けられた第二の軸受
で、遊びのない軸受、たとえばストロークベアリング等
により摺動軸9が摺動自在に軸受されており、その左端
部には一体的に取り付けられたボールホルダー15を介
してボール10が固定され、更にその右端部はハウジン
グ6に取り付けられたスイッチ11のアクチュエータ1
1aを作動せしめる可動盤12が固定されている。11
bはアクチュエータ11aに取り付けられた可動接点
で、弱い圧縮コイルばね11dにより固定接点11cに
接触すべく付勢されている。13は強い圧縮コイルばね
で常時可動盤12と摺動軸9を紙面で左方向に押してい
る。14は可動盤12の回り止めである。
【0012】上記強い圧縮コイルばね13により押され
た可動盤12は、スイッチ11の可動接点11bを弱い
圧縮コイルばね11dに抗して固定接点11cより離間
させるとともに、摺動軸9を左方向に押しており、この
押力はボ−ル10を介して測定子1のテーパ部1aが揺
動部材5のテーパ穴5aにはめ合うことにより止められ
ている。
【0013】図1はコンタクト2に被測定物が接触して
いない場合、すなわち中立の場合を示しており、測定子
1の中心線とボール10の中心と摺動軸9の中心線が一
直線上にあり、ボール10は円錐穴4の斜面の全周に接
触している。なお、16はゴムブーツであってハウ
グ6内を防塵しており、17はハウジング6のカバーで
ある。
【0014】次に簡単に動作を説明すると、図1の中立
状態から、被測定物(図には記さず)に接触したコンタ
クト2が紙面で前後、上下方向、すなわちX、Y方向、
またはこれらの合成した方向に変位すれば、測定子1を
球状軸5bの中心を中心として揺動させて円錐穴軸3の
円錐穴4を変位させるので、摺動軸9の固定されたボー
ル10は円錐穴4の斜面を滑り、摺動軸9は可動盤12
とともに紙面で右方向に摺動してアクチュエータ11a
が右方向に変位して、圧縮コイルばね11dに押された
可動接点11bが固定接点11cに接触して、制御回路
(図には記さず)にON信号を送出する。図3は図1に
おいてコンタクト2が紙面で下方向に変位した状態を示
す。更に測定子1が変位した場合は、ボール10が円錐
穴4の斜面から逸脱しないように図には記さないストッ
パ−等で測定子1の揺動を制限するように配慮されてい
る。被測定物よりコンタクト2が離間すればボール10
は圧縮コイルばね13の付勢による左方摺動力により円
錐穴4の斜面に沿って滑り、元の中立状態に戻る。
【0015】上記のX、Yの変位に対しては、圧縮ばね
13のばね力がボール10を介して測定子1のテーパ部
1aが揺動部材5のテーパ穴5aにテーパ同士ではめ合
っているために、測定子1と動部材5との軸受に遊び
が全くなく、一体的となっているので、遊びのある摺動
軸受構造に比して極めて高精度が得られる。
【0016】図1の中立状態から、コンタクト2が被測
定物に接触して紙面で右方向、すなわちZ方向に変位を
すれば、測定子1のテーパ部1aは揺動部材5のテーパ
穴5aのはめ合いから外れるが、測定子1は軸受穴5c
によるガイドと、ボール10に円錐穴4の斜面の全周が
接触することにより、摺動軸9に支えらることになり摺
動軸9を右方向に摺動させて、可動接点11bが固定接
点11cに接触することにより制御回路(図には記さ
ず)にON信号を送出する。被測定物よりコンタクト2
が離間すれば、もとの中立状態に戻る。
【0017】なお、図1においては、測定子1側に円錐
穴4を設けて摺動軸9側にボール10を設けたが、図2
のように測定子1側にボール10を設けて摺動軸9側に
円錐穴4を設けても同様の作用効果を有する。
【0018】図4は別実施例で、図1の測定子1のテー
パ部1aの変わりに、テーパ穴5aのテーパの中間部位
の内径と等しい球状部41aを測定子41に設けた場合
を示す。
【0019】図5は更に別実施例で、図1の測定子1の
テーパ部1aの変わりに、測定子51にテーパ穴5aの
テーパの中間部位の内径と等しい外径を有する段付円筒
51aを設けた場合を示す。
【0020】本発明は上記した実施例に限定されるもの
ではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変
更を加えることができる。
【0021】
【発明の効果】X、Y方向あるいはこれらの合成された
変位に対しては、圧縮ばねのばね力でボールを介して測
定子のテーパー部が揺動部材のテーパ穴にテーパ同士で
はめ合うことにより、測定子と揺動手段との軸受に遊び
が全くなく、完全に一体となっているので、遊びのある
軸受構造に比して極めて高精度が得られる。
【0022】また、揺動部材のテーパ穴に測定子の球
部、あるいは段付円筒がはめ合うことにより、測定子と
揺動手段との軸受に遊びが全くなく、完全に一体となっ
ているので、遊びのある軸受構造に比して極めて高精度
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタッチプロープの実施例の正面断面図
である。
【図2】本発明のタッチプロープの別実施例の正面断面
図である。
【図3】図1における一作動を示す図である。
【図4】本発明のタッチプロープの更に別実施例の一部
正面断面図である。
【図5】本発明のタッチプロープの更に別実施例の一部
正面断面図である。
【符号の説明】
1 測定子 1a テーパ部 2 コンタクト 4 円錐穴 5 揺動部材 5a テーパ穴 6 ハウジング 7a、7b 第一の軸受 8 第二の軸受 9 摺動軸 10 ボール 11 スイッチ 11b 可動接点 11c 固定接点 12 可動盤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに設けた第一の軸受と、その
    第一の軸受に揺動自在に取付けられた揺動部材よりなる
    第一の軸受手段によって測定子が揺動することにより
    X、Y方向の寸法あるいは位置を、上記揺動部材の揺動
    中心を貫通した軸受穴と、その軸受穴でガイドされた上
    記測定子の軸よりなる第二の軸受手段が上記X、Y方向
    に対して垂直方向に変位することによりZ方向の寸法あ
    るいは位置を検出するタッチプローブにおいて、 上記第二の軸受手段の上記軸受穴には上記測定子が挿入
    されるための、その測定子のハウジングより突出する方
    向と反対の方向に内径が増大するテーパ穴が設けられ、 上記測定子には上記ハウジングより突出する方向に付勢
    力が与えられるとともに、上記付勢力に抗して上記テー
    パ穴のテーパに、はめ合うテーパを有する軸部を設ける
    ことにより、 上記測定子の第一の軸受手段によるX、Yの方向の揺動
    時には、上記測定子は上記付勢力と、上記テーパ穴と、
    上記テーパを有する軸部による第二の軸受手段により、
    上記揺動部材に固定保持されることを特徴とするタッチ
    プーロブ。
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