JPH044123Y2 - - Google Patents

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JPH044123Y2
JPH044123Y2 JP15841086U JP15841086U JPH044123Y2 JP H044123 Y2 JPH044123 Y2 JP H044123Y2 JP 15841086 U JP15841086 U JP 15841086U JP 15841086 U JP15841086 U JP 15841086U JP H044123 Y2 JPH044123 Y2 JP H044123Y2
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crushing
chimney
fixed
crushed
crushing arm
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は、構造物、特に、鉄筋コンクリート
や無筋コンクリートで造られた煙突等の塔状構造
物を解体するのに好適な構造物の解体装置に関す
る。
<従来の技術> 従来、鉄筋コンクリートで造られた煙突を解体
するための解体装置としては、鋏状に枢着された
一対の破砕腕を架台に装着してなるものがある。
そして、架台をクレーンで吊り下げ、一対の破砕
腕で煙突の上端部の壁を挾んで、一方の破砕腕を
往復作動させて、上記煙突の壁を破砕するように
している。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、上記従来の解体装置において
は、煙突のコンクリート層とその内側の煉瓦層を
挾むだけの破砕腕の開口幅を要し、大型化、重量
化するという問題があつた。
そこで、この考案の目的は、小さな開口幅でも
つて、肉厚の厚い構造物を解体できるようにする
ことにある。
<問題点を解決するための手段> この考案は、内外2層からなる塔状筒状の構造
物をその上端から順次下方に向かつて解体する構
造物の解体装置であつて、上部が互いに枢着さ
れ、対向する内側面先端に破砕刃を有する一対の
破砕腕と、この一対の破砕腕を開閉駆動するシリ
ンダと、上記一対の破砕腕のうち上記構造物の内
部に挿入する破砕腕の下部に、この破砕腕の破砕
刃よりも下方に突設されるとともに、先端が、上
記一対の破砕腕が当接して閉じたときに当接面を
含む鉛直面から上記構造物の内層の厚さだけ離間
する先行破砕刄とを備えたことを特徴としてい
る。
<作用> この構造物の解体装置により、たとえばコンク
リート層とその内側の煉瓦層からなる煙突の破砕
が効率良く行われる。すなわち、コンクリート層
の破砕に先行して、その内側かつ下方の煉瓦層を
先行破砕刄が破砕して、煙突内に落下させる。こ
のように、コンクリート層の破砕に先行して煉瓦
層を破砕するので、一対の破砕腕と破砕腕との開
口幅は煉瓦層の厚さを無視できることになり、し
たがつて、この解体装置の使用範囲が広がる。ま
た、コンクリート層の破砕に先立つて、煉瓦層を
破砕するので煉瓦はコンクリート層の内側で破砕
されて煙突内で落下することになり、煉瓦の外部
落下を防止できる。
<実施例> 以下、この考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
この解体装置は第1図に示すように、両端をワ
イヤ10,11で吊り下げられた架台5に垂下し
た回転軸16に回転台17を固定し、上記架台5
上に固定した駆動モータ18により、回転軸16
を歯車伝達機構21を介して回転して、回転台1
7を回転し得るようにしている。上記回転台17
には鉤形の取付部材41を固定し、この取付部材
41の下方を撮像するテレビカメラ7を固定して
いる。このテレビカメラ7は、水平方向の旋回と
伏角が自在で軸方向の進退が自在になつている。
上記回転台17には略L字形状の固定破砕腕2
2をリンク23とリンク24により吊り下げてい
る。上記リンク23とリンク24は略平行であ
る。上記固定破砕腕22の水平部の中央に設けた
軸25に、可動破砕腕26の一端を枢着してい
る。上記固定破砕腕22の上端部と可動破砕腕2
6の中央部とを破砕動用の油圧シリンダ27で連
結して、この油圧シリンダ27の伸縮作動によ
り、固定破砕腕22の先端部22aと可動破砕腕
26の先端部26aとが接離作動して、煙突等の
被破砕部を圧砕するようにしている。上記固定破
砕腕22の先端部22aの第2図a,bに示す突
起55と可動破砕腕26の先端部26aの第1図
に示す突起56とは、圧砕時に被破砕部に集中的
に力を加えて、破壊を促進する。
また、上記固定破砕腕22の先端には、第1
図、第2図a,bおよび第3図a,b,cに示す
ように、破砕屑押込装置13を設けている。この
破砕屑押込装置13は断面コ字形状で、先端、両
側および背面を覆つて可動破砕腕22側へ突出す
る落下防止部材35を備えている。上記落下防止
部材35の背部と固定破砕腕22の背部との間に
コイルバネ36,36,36,…を介設し、上記
固定破砕腕22に落下防止部材35をその幅広の
先端部35aが固定破砕腕22から内側へ突出す
るようにボルト・ナツト37,37,37,…で
固定している。したがつて、第3図bに示すよう
に、固定破砕腕22を煙突1の被破砕部に当接さ
せると、コイルバネ36を圧縮して、落下防止部
材35は後退して、被破砕部を押圧することにな
る。そして、被破砕部が破砕されると、破砕片1
d,1d,…は、コイルバネ36によつて内側に
付勢されている落下防止部材35によつて、第3
図cに示すように、煙突1の内側に押し付けられ
る。したがつて、破砕片1d,1d,…の煙突1
の外側への落下が防止される。なお、上記落下部
防止部材35は剛体であつても、硬質の樹脂であ
つてもよい。
一方、上記固定破砕腕22の軸25近傍の奥部
には横鉄筋切断用の固定刃31を設ける一方、可
動破砕腕26の軸25近傍の奥部には横鉄筋切断
用の可動刃32を設けている。さらに、上記固定
破砕腕22には縦鉄筋切断用の固定刃33を水平
方向に突出させる一方、可動破砕腕26には縦鉄
筋切断用の可動刃34を水平方向に突出させてい
る。
また、上記固定破砕腕22の上部内側には両側
方に広がりかつ下方に湾曲した鋼板からなるスカ
ート72を設けている。このスカート72によつ
て、解体装置の荷重を、被破砕部のコンクリート
中から露出した縦鉄筋の上端に掛けて、縦鉄筋を
煙突の内側に曲げるようにしている。曲げられて
所定の長さになつた鉄筋は、縦鉄筋切断用の固定
刃33、可動刃34や横鉄筋切断用の固定刃3
1、可動刃32によつて切断される。このよう
に、スカート72によつて所定の長さに曲げたの
ち、鉄筋を切断すると、鉄筋を長い状態で切断で
き、切断回数が少なくてすみ、能率が向上する。
また、上記固定破砕腕22の側部には、吊部材
71の上から略1/3の部分をピン73で回転自在
に取り付け、この吊部材71の下端に破砕屑の落
下防止用のバケツト73を固定している。このバ
ケツト73は正面からみて逆台形の形をしてお
り、上端の開口部74を固定破砕腕22の下方に
配置し、かつ可動破砕腕22の破砕側に斜め下方
から臨ませている。上記バケツト73の開口74
の可動破砕腕26側の側壁には、斜め上方に延び
るゴム板76を固定してバケツト73が煙突等に
密着できるようにしている。上記ゴム板76の上
端76aは第8図に示すように湾曲して窪んで、
湾曲した煙突の周面に密着できるようにしてい
る。一方、上記バケツト73の底部をなす底板7
9はヒンジ78によつて開閉自在になつており、
上記底板79を開閉手段としての電動シリンダ8
1で自在に開閉できるようになつている。一方、
上記吊部材71の上端71aの左右をコイルスプ
リング86,87で挾んで、このコイルスプリン
グ86,87を介して駆動手段である電動シリン
ダ88で吊部材71の上端71aを左右に揺動さ
せるようにしている。このように、コイルスプリ
ング86,87を介して吊部材71を煙突に押し
付けるようにしているので、固定破砕腕22が煙
突の内側に移動しても、バケツト73は常にコイ
ルスプリング87のバネ力で煙突の壁面に密着さ
せられ、かつ揺動させるので、電動シリンダ88
に過負荷をかけることがない。
一方、上記可動破砕腕26の下部外側には下方
に向けて煉瓦先行破砕刃91を固定している。上
記煉瓦先行破砕刃91の先端は、第5図に示すよ
うに固定破砕腕22の先端と可動破砕腕26の先
端が当接した状態で、煙突1のコンクリート層1
aの内面に当接するようになつている。この煉瓦
先行破砕刃91は鉛直方向に延びるかま形の平板
からなり、水平断面において先端が鋭角になつて
いる。そして、この煉瓦先行破砕刃91は可動破
砕腕26にボルトによつて取り外し可能に固定し
ている。
上記構成の解体装置を用いて、次のように煙突
1を解体する。
まず、第6図に示すように、クレーン100で
この解体装置を煙突1の頂上よりも高く吊り上
げ、そして、図示しない操作員はテレビ受像機を
見ながら破砕動用の油圧シリンダ27を引き込み
作動させて、可動破砕腕26を開放作動させる。
その後、解体装置を下降させ、固定破砕腕22と
可動破砕腕26の間に煙突1の壁を挿入する。そ
して、遠隔操作でテレビカメラ7の位置および姿
勢を調整して、テレビカメラ7が煙突1の被破砕
部の側面を解体装置に邪魔されないで撮像できる
ようにする。固定破砕腕22の先端の突起55お
よび可動破砕腕26の先端の突起56が煙突1の
面に直角に当たるように、モータ18によつて回
転台17を回転させる。このように、解体装置の
位置および姿勢を遠隔操作で調整する。その後、
第4図、第6図に示すように、破砕動用の油圧シ
リンダ27を伸張させて、固定破砕腕22と可動
破砕腕26で煙突1の被破砕部を挾む。そして、
電動シリンダ88を作動させて、吊部材71を回
動させて、バケツト73を煙突1の外面に押し付
ける。そうすると、バケツト1のゴム板76は撓
んで煙突1の外面に密接する。このとき、吊部材
71をコイルスプリング86,87を介して常に
煙突の方に押し付けているので、固定破砕腕22
が煙突1の方に移動しても、バケツト73のゴム
板76は煙突1に密着でき、かつ電動シリンダ8
8にはバケツト73が煙突1に密着しても過負荷
がかかることはない。
その後、破砕動用の油圧シリンダ27を突出作
動させて、固定破砕腕22と可動破砕腕26とで
挾み作動すると、煉瓦先行破砕刃91によつて、
第4,5図(バケツトは省略している。)に示す
ように、コンクリート層1aと煉瓦層1bからな
る煙突1の破砕が同時に効率良く行われる。すな
わち、コンクリート層1aの破砕に先行して、下
方の煉瓦層1bを破砕して、煙突1内に落下させ
る。このように、コンクリート層1aの破砕に先
行して煉瓦層1bを破砕するので、固定破砕腕2
2と可動破砕腕26との開口幅は煉瓦層1bの厚
さを無視できるようになり、したがつて、この解
体装置は厚肉のものに対して適用できる。また、
コンクリート層1aの破砕に先立つて、煉瓦層1
bを破砕するので煉瓦はコンクリート層1aの内
側で破砕されて煙突1内で落下することになり、
煉瓦の外部落下を防止できる。
それと同時に、固定破砕腕22と可動破砕腕2
6で、第5図に示すようにコンクリート層1aを
破砕し、第3図a,b,cに示すように、破砕屑
1dを既述の如く押込装置13で煙突内に押し込
む。このとき、押し込まれなくて外側に落下しよ
うとする破砕屑はバケツト73内に落下する。こ
のように、外側に落下する破砕屑1dはバケツト
73内に収容されるので危険が回避される。この
バケツト73内が破砕屑1dで一杯になると、第
7図に示すように解体装置1をクレーン100で
煙突1の真上に持ち上げ、次いで、バケツト73
の底板79を、遠隔操作で電動シリンダ81を作
動させて開放し、破砕屑1dを煙突1の内側に放
出する。このように、バケツト73の底板79を
開閉自在になし、かつ無線等を利用して遠隔操作
で電動シリンダ81を作動させて、底板79を開
放できるので、いちいちバケツト73を下まで降
ろさなくても、破砕屑1dを煙突内部に放出でき
る。したがつて、作業能率が大幅に向上する。
上記実施例では、先行破砕刃を煉瓦を破砕する
ために用いたが、これに限らないことは勿論であ
る。
<考案の効果> 以上より明らかなように、この考案の解体装置
は、シリンダで開閉駆動される鋏状の一対の破砕
腕のうち構造物内に挿入される破砕腕の下部に、
この破砕腕の破砕刃よりも下方に破砕刃を突設し
て、この先行破砕刃で構造物の内層のみを部分的
に先行して破砕するようにしているので、破砕腕
の開口幅が小さくても、肉厚の厚い構造物を解体
でき、また、先行破砕刃で外層を残して内層のみ
を破砕できるので、破砕屑の外部落下を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構造物の解体装
置の正面図、第2図a,bは破砕屑押込装置の正
面図と側面図、第3図a,b,cは破砕屑押込装
置の動作説明図、第4図、第5図は煉瓦先行破砕
刃の動作説明図、第6図、第7図は上記実施例の
解体装置の動作説明図、第8図はバケツトの側面
図である。 1……煙突、22,26……破砕腕、27……
油圧シリンダ、71……吊部材、73……バケツ
ト、79……底板、81,88……電動シリン
ダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内外2層からなる塔状筒状の構造物をその上端
    から順次下方に向かつて解体する構造物の解体装
    置であつて、 上部が互いに枢着され、対向する内側面先端に
    破砕刃を有する一対の破砕腕と、 この一対の破砕腕を開閉駆動するシリンダと、 上記一対の破砕腕のうち上記構造物の内部に挿
    入する破砕腕の下部に、この破砕腕の破砕刃より
    も下方に突設されるとともに、先端が、上記一対
    の破砕腕が当接して閉じたときに当接面を含む鉛
    直面から上記構造物の内層の厚さだけ離間する先
    行破砕刃とを備えたことを特徴とする構造物の解
    体装置。
JP15841086U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH044123Y2 (ja)

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JP15841086U JPH044123Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JP15841086U JPH044123Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

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JPS6362549U JPS6362549U (ja) 1988-04-25
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