JPH0441051Y2 - - Google Patents

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JPH0441051Y2
JPH0441051Y2 JP18937987U JP18937987U JPH0441051Y2 JP H0441051 Y2 JPH0441051 Y2 JP H0441051Y2 JP 18937987 U JP18937987 U JP 18937987U JP 18937987 U JP18937987 U JP 18937987U JP H0441051 Y2 JPH0441051 Y2 JP H0441051Y2
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JP
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rollers
sterilized
roller
ultraviolet sterilizer
diameter end
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JP18937987U
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は紫外線殺菌装置に関する。
(従来の技術及び問題点) 包装前もしくは包装後に、食品あるいは他の物
品等の被殺菌対象物について殺菌を行なう場合、
紫外線殺菌装置が広く用いられている。そして、
多数の被殺菌対象物を連続的に殺菌するために
は、紫外線灯を内蔵する殺菌室内にコンベアを貫
通走行せしめた形式の装置が採用されている。そ
の際、コンベア上の被殺菌対象物はその前後面と
側面とが等しく紫外線を受けなかつたり、あるい
は被殺菌対象物に凹凸があつて、いわゆる影の部
分が生じて周囲面が全体で均一に紫外線を受ける
ことができないという問題点があつた。
このような問題を対処するために、殺菌室内に
て被殺菌対象物を回転せしめる手段を別途設ける
ことも考えられるが、装置がコスト高になると共
に大型化してしまうという新たな問題点をもたら
す。
(問題点を解決するための手段及び作用) 本考案は、上述のごとくの問題を解決し、構造
簡単かつ小型で被殺菌対象物を全外周面で殺菌可
能な紫外線殺菌装置を提供することを目的として
いる。
本考案は、上記目的の達成のために、 包囲された空間をなす殺菌室に入口部及び出口
部を設け、被殺菌対象物を上記殺菌室内を貫通搬
送せしめる複数のローラからなるローラコンベア
を上記入口部と出口部との間に配設し、上記被殺
菌対象物の搬送経路の周囲に殺菌用の紫外線灯を
配することとしたものにおいて、 少なくとも一部の領域におけるローラは、両端
部で周速差が生ずるように、一端が大径端にそし
て他端が小径端である異径ローラとして形成され
ている、 ことにより構成される。
かかる構成の本考案によるならば、ローラコン
ベア上の被殺菌対象物は紫外線を受けて殺菌され
ながら搬送される過程において、ローラの両端側
での径が異なるためにその周速に差を生じ、上記
被殺菌対象物はローラコンベアの搬送面に垂直な
軸まわりに回転することとなる。このように回転
する被殺菌対象物は、前後面そして側面の区別な
く均一に殺菌されることとなる。しかも被殺菌対
象物の表面に多少の凹凸があつてもこれに対処可
能となる。
しかし、上記コンベア上の被殺菌対象物の表面
凹凸が激しい場合、上記一方向の回転では影が多
少残る場合がある。その場合には、異径ローラの
配される領域を複数に区分して、一つの区分にお
けるローラを、隣接せる区分におけるローラに対
し大径端と小径端とが逆になるように配設すれ
ば、各区分において被殺菌対象物の回転が逆にな
るために影は完全になくなる。
さらに、ローラの長手方向の適宜複数位置に外
周溝を設けておけば、ローラの異径に起因する被
殺菌対象物の上記長手方向での滑り移動を防止で
きる。また、その場合、上記外周溝に駆動ベルト
を張設すれば駆動機構が簡単化すると共に、駆動
ベルトが被殺菌対象物の底面に接触するようにす
れば上記滑り移動の防止の効果がより向上する。
(実施例) 以下、添付図面にもとづいて、本考案の実施例
装置を説明する。
第1図は本実施例装置の部分破断正面図、第2
図は第1図装置の側面図である。
第1図及び第2図において、1は紫外線殺菌装
置で、正面及び背面に開閉自在な扉2,3を有
し、両側面の一部には入口4及び出口5となる開
口が形成され、そこに複数の帯からなるカーテン
4A,5Aがそれぞれ吊下されていて、内部はほ
ぼ完全に密閉されている。
第1図にみられるように、入口4及び出口5の
下部を結ぶ面には、正面から背面に向け(第1図
において紙面に直角方向に)延べるローラ6A,
6B,……6Zを配列して成るローラコンベア6
が配設されている。上記一連のローラのうち殺菌
室内のローラはその搬送方向の前後にて二つの領
域に区分され、上流側領域のローラ6A〜6N
は、第3図によく見られるように一端(第1図に
おいては紙面手前側の端)が大径端にそして他端
が小径端となつており、下流側領域のローラ6P
〜6Zは上記上流側領域のローラとは小径端と大
径端が逆になるように配置されている。
上記ローラ6A〜6N及び6P〜6Zには、ロ
ーラの径差にもとづくローラの長手方向での被殺
菌対象物の軸方向の滑り移動を防止するために上
記長手方向の複数位置に外周溝6A′,6B′……
6N′が設けられている。
上記二つの領域にわたる一連のローラ6A,6
B……6Zは端部にスプロケツト(図示せず)を
有し、チエーン11等を介してモータ12により
同時に同方向に回転駆動を受けるようになつてい
る(第2図参照)。該ローラコンベア6の各ロー
ラ6A,6B……6Zの間には、ローラコンベア
6の搬送面、すなわち各ローラの上側の共通接線
よりも下位に紫外線灯7が上記各ローラと非接触
状態で配列されている。
さらに、上記ローラコンベア6の上部及び正面
と背面の両側には、上記下側の紫外線灯7と相俟
つて被殺菌対象物Pを包囲するようにそれぞれ複
数本配列された紫外線灯8,9,10が設けられ
ている。上記紫外線7,8,9,10はいずれ
も、殺菌作用の最も強い260nm付近の波長のもの
が好ましいが、被殺菌対象物及び装置との関係で
適宜設定される。
上記紫外線灯7,8,9,10のすぐ外側に
は、反射板7A,8A,9A,10Aがそれぞれ
配置され、しかもその端部は内方に屈曲されてい
て、紫外線が中央空間に向け反射されるようにな
つている。その際、上記反射板のうち一枚でも乱
反射するような表面形状をしていることが好まし
い。また上記紫外線7,8,9,10は、それぞ
れユニツトとして装置に対して着脱自在になつて
いる。
以上のごとくの本実施例装置にあつて、殺菌は
次のように行われる。
例えば、第1図においてローラコンベア6が矢
印Q方向に搬送を行なうように駆動されている場
合、入口4からカーテン4Aを通過して被殺菌対
象物Pを搬入する。すると、該被殺菌対象物Pは
回転せる各ローラ6A,6B……6Zによつて順
次Q方向に搬送される。そして、上記入口4から
出口5に到る間に、被殺菌対象物Pの各面には、
紫外線灯7,8,9,10から紫外線が照射され
て殺菌される。特に下面にあつてはローラコンベ
ア6上にあつても、各ローラ間に配置された紫外
線灯7から照射を受ける。また、各紫外線灯7,
8,9,10から発せられる紫外線はそれぞれの
反射板7A,8A,9A,10Aから反射されて
照射率が向上される。
かくして、被殺菌対象物Pは殺菌室に搬入され
搬出されるまでの間に殺菌されることとなるが、
その際、上記被殺菌対象物Pはローラ6A〜6N
の領域では第1図において紙面手前側(第3図で
は右側)で周速が大、そして反対側ではそれより
小であるために、ローラコンベア上で回転を受け
ながら搬送されることとなる。そして、各ローラ
には外周溝6A′,……6N′が形成されているの
で、ローラの径差に起因して被殺菌対象物Pはロ
ーラの軸方向に滑り移動を起こすことなく、上記
回転が行われる。このようにして、被殺菌対象物
Pは外周が等しく紫外線を受け殺菌される。次
に、該被殺菌対象物Pは、ローラ6P〜6Zの領
域に送り込まれると、上記周速差の関係は逆にな
るために、逆回転を受けることとなり、仮に被殺
菌対象物Pが表面に激しい凹凸があつても紫外線
照射に際し、影になる部分はなくなる。
なお、上記実施例にあつてローラの長手方向に
おける被殺菌対象物の滑りを防止するために外周
溝を設けたが、各ローラは第4図Aのごとく外周
溝を設けることなく単なるテーパローラで外面を
摩擦係数大なる表面のものとしてもよい。
さらには、ローラを第4図Bのごとく外周溝を
多少深めにすることも、そしてその数を多くする
こともできる。その際適宜位置の外周溝にヘルト
を張設すれば、第2図(及び第3図)に示された
テエーン11は一つのローラにのみ巻き掛けられ
るようにして他のローラのスプロケツトを省略で
きる。またベルトが被殺菌対象物Pの底面に接触
するように外周溝の深さを設定すればローラの軸
方向での上記滑り移動防止がより効果的となる。
なお、これは、第3図のローラにおいても実施可
能である。
(考案の効果) 本考案は、以上のように従来のごとくコンベア
上の被殺菌対象物を回転するために特別の機構を
要することなく、単に両端の径が異なるローラを
使用することにより、上記被殺菌対象物を回転せ
しめてその全外周面に紫外線を均一に照射するこ
とが可能となり、殺菌効果が向上すると共に装置
のコスト低減化及び小型化に貢献する。しかも、
上記回転の際、正逆回転をも行えるので被殺菌対
象物が凹凸の多いものであつても紫外線照射の
際、影となる部分がなくなり殺菌がより完全化さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例装置の部分破断した
正面図、第2図は第1図装置の側面図、第3図は
第1図装置のローラコンベアの一部を示す平面
図、第4図A,Bはローラコンベアのローラの他
の変形例を示す斜視図である。 1……紫外線殺菌装置、4……入口、5……出
口、6……ローラコンベア、6A,6B,……6
Z……ローラ、6A′,6B′,……6Z′……外周
溝、7,8,9,10……紫外線灯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 包囲された空間をなす殺菌室に入口部及び出
    口部を設け、被殺菌対象物を上記殺菌室内を貫
    通搬送せしめる複数のローラからなるローラコ
    ンベアを上記入口部と出口部との間に配設し、
    上記被殺菌対象物の搬送経路の周囲に殺菌用の
    紫外線灯を配することとしたものにおいて、 少なくとも一部の領域におけるローラは、両
    端部で周速差が生ずるように、一端が大径端に
    そして他端が小径端である異径ローラとして形
    成されている、 ことを特徴とする紫外線殺菌装置。 (2) 異径ローラの配される領域は搬送方向にて複
    数に区分され、 一つの区分におけるローラは、隣接せる区分
    におけるローラに対し大径端と小径端とが逆に
    なるように配設されている、 ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の紫外線殺菌装置。 (3) ローラは長手方向の適宜複数位置に外周溝が
    形成されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の紫外線殺
    菌装置。 (4) ローラの外周溝には駆動ベルトが張設せられ
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第(3)項記載の紫外線殺菌装置。
JP18937987U 1987-12-15 1987-12-15 Expired JPH0441051Y2 (ja)

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JP18937987U JPH0441051Y2 (ja) 1987-12-15 1987-12-15

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JP18937987U JPH0441051Y2 (ja) 1987-12-15 1987-12-15

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Publication Number Publication Date
JPH0194210U JPH0194210U (ja) 1989-06-21
JPH0441051Y2 true JPH0441051Y2 (ja) 1992-09-28

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JP18937987U Expired JPH0441051Y2 (ja) 1987-12-15 1987-12-15

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