JPH0440378Y2 - - Google Patents

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JPH0440378Y2
JPH0440378Y2 JP2167786U JP2167786U JPH0440378Y2 JP H0440378 Y2 JPH0440378 Y2 JP H0440378Y2 JP 2167786 U JP2167786 U JP 2167786U JP 2167786 U JP2167786 U JP 2167786U JP H0440378 Y2 JPH0440378 Y2 JP H0440378Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、ヒンジに係り、とくに家具などの扉
に用いるヒンジに関する。
(従来の技術) 従来、基体と、家具などの扉側に取付ける回動
体とを、回動自在の第1のリンクアームおよび第
2のリンクアームで回動開閉自在に連結し、上記
基体を取付具で家具などの本体側に取付けるヒン
ジにおいては、本体にねじなどで取付けられた取
付具に、この取付具と基体とに係合されるたとえ
ば一対のねじにより基体を取付けるようにしてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上述にようなヒンジでは、家具などの本体側に
取付けた取付具に、この取付具とは別体の基体を
これら両者に係合される一対のねじにより取付け
るようにしているため、その取付け作業に手間を
要する問題点があつた。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、家具などの本体側へ取付けられた取付
具への基体の取付け作業が容易で、しかも取付具
へ基体を確実に固定した状態で取付けることがで
き、さらに取付具に対する基体の位置調節も容易
に行なえるヒンジを提供することを目的とするも
のである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、基体1の前側に回動体2をリンクア
ーム3,4で回動開閉自在に連結し、上記基体1
を取付具6で被取付側に取付けるヒンジにおい
て、上記基体1には、環状係合部12を先端部に
有する止めねじ13を前側に螺着し、前後方向へ
延びる長孔14を後側に形成するとともに、この
長孔14に挿通されたねじ44によりフツク部4
5と爪部47とを有する摺動部材41を取付け、
上記取付具6には、上記止めねじ13の環状係合
部12が前方より係合される切欠部56を形成
し、上記摺動部材41のフツク部45が嵌合され
る凹部57を形成するとともに、ばね59で前方
に付勢されかつ上記摺動部材41の爪部47が前
方より係合される溝部65を有するレバー61を
回動自在に設けたものである。
(作用) 本考案のヒンジでは、家具などの本体5側に取
付けられた取付具6に、基体1を取付けときは、
まず取付具6の切欠部56に基体1の止めねじ1
3の環状係合部12を前方より係合し、ついで基
体1の後側を取付具6に押し付ける。そうする
と、例えば基体1に取付けられた摺動部材41が
レバー61を押圧して回動させ、ばね58で前方
に付勢されたこのレバー61の溝部65に摺動部
材41の爪部47が係合されるとともに、この摺
動部材41のフツク部45が取付具6の凹部57
に嵌合されて、基体1が取付具6にしつかりと固
定される。そして、止めねじ13を回動させて基
体1に対して進退させることにより、取付具6に
対して基体1がなす角度を調整するとともに、摺
動部材41を取付けるためのねじ44を基体1の
長孔14内で相対的に摺動させることにより、取
付具6に対する基体1の前後方向の位置調節を行
なう。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照にして説
明する。
このヒンジは、基体1の前側に回動体2を回動
自在に第1のリンクアーム3および第2のリンク
アーム4で回動自在に連結してあり、上記基体1
を家具などの本体5側に取付具6を介して取付け
るとともに、上記回動体2を家具などの扉7側に
取付け、扉7を本体5に開閉自在とするものであ
る。
上記基体1は金属材等により断面ほぼコ字形に
一体に形成され、その上板部1aの中央前側より
にねじ孔11が形成されており、このねじ孔11
には、先端部に環状係合部12を形成した止めね
じ13が進退自在に螺着されている。また、この
基体1の上板部1aの後端部には、前後方向へ延
びる長孔14が形成されている。さらに、この基
体1の両側板部1bの下縁部には、細長い切欠部
15がそれぞれ形成されている。
上記回動体2は、金属材等で一体に形成され、
一面を開口した凹部21が形成されているととも
に、この凹部21の開口両側の両側方に板状の取
付部22が突設されている。そして、この回動体
2は、家具などの扉7に埋設され、この扉7にね
じで取付部22を接合して取付けるようになつて
いる。
上記第1のリンクアーム3は、金属板等により
断面ほぼコ字形状に形成され、その基端部が上記
基体1内の前端部の上側に軸25により回動自在
に軸着されているとともに、その先端部が上記回
動体2の凹部21内に軸26により回動自在に軸
着されている。そして、この第1のリンクアーム
3の基端部両側には、上記軸25付近からほぼ直
角に屈曲して後方へ延びる延長部27がそれぞれ
形成されており、これら延長部27は上記基体1
の両側板部1bの内面にそれぞれ摺動自在に接触
されている。また、これら延長部27の後面は、
凸状にて彎曲したカム面28に形成されている。
また、上記第2のリンクアーム4は、例えば屈
曲した同形状の複数の金属板を接合して形成さ
れ、その基端部は上記基体1の前端部の下側に軸
29により回動自在に軸着されているとともに、
その先端部は上記回動体2の凹部21内に軸30
により回動自在に軸着されている。
31は金属板等により形成されたスライダー
で、上方から見てほぼコ字形状に形成されてお
り、その上側の前端部および後端部には、被ガイ
ド部32,33がそれぞれ突出形成されている。
そして、前側の被ガイド部32が、上記基体1の
上板部1aと上記軸25との間隙に挿入されてい
るとともに、後側の被ガイド部33が、上記上板
部1aと上記軸25の後方に位置して基体1に設
けられた軸34との間隙に挿入されており、これ
によつて、スライダー31は基体1内に前後方向
へ所定範囲内で摺動自在に支持されている。
また、上記後方の軸34とスライダー31の前
面板35とにコイル状のばね35が挾着されてお
り、このばね36によつて、スライダー31は常
時前方へ付勢されている。さらに、このスライダ
ー31の両側面の下側には、軸37が架設されて
おり、スライダー31の両側面から外方へ突出し
たこの軸37の両端部には、ローラー38がそれ
ぞれ回動自在に支持されている。なお、これらロ
ーラー38は、基体1の両側板部1bの内面に摺
動自在に接触されている。そして、これらローラ
ー38が、上記第1のリンクアーム3の両延長部
27のカム面28にそれぞれ当接されており、上
記ばね36が、スライダー31およびローラー3
8を介して第1のリンクアーム3を付勢すること
によつて、上記回動体2が閉状態に保持されるよ
うになつている。
41は金属板等により成形された摺動部材で、
ほぼ板状に形成され、その上面にねじ孔42が形
成されている。また、この摺動部材41の前端部
は、幅がより大きい被ガイド部43に形成されて
いる。そして、この摺動部材41は、その被ガイ
ド部43の両端が上記基体1の両側板部1bの内
面に当接された状態で、上記基体1の長孔14を
介してねじ44が上記ねじ孔42に螺着されてい
ることによつて、基体1内に前後方向へ所定範囲
内で摺動可能に取付けられている。
また、この摺動部材41の両側後部には、フツ
ク部45がそれぞれ一体に垂設されている。そし
て、これらフツク部45の後縁は、後方へ向つて
上昇するテーパー部46に形成されている。さら
に、両フツク部45の後部は、後方に突出した突
片状の爪部47となつている。
上記取付具6は、金属材等で形成され、ほぼ直
方体形状の本体部51と、その両側にそれぞれ突
出形成された板状の取付片部52とからなつてい
る。そして、上記本体部51の最大幅は、上記基
体1の両側板部1bの内面間の距離とほぼ等しく
なつている。
上記各取付片部52には、左右方向へ延びる挿
通孔53がそれぞれ形成されている。また、これ
ら取付片部52の基部は、上記基体1の切欠部1
5の長さより若干短い規制部54に形成されてい
る。
一方、上記本体部51の中央部にも、挿通孔5
5が形成されている。また、この本体部51の前
端部は中空状になつており、その上部には、前側
を拡開した切欠部56が形成されている。また、
この本体部51の後部両側には、上記摺動部材4
1のフツク部45が上方から嵌合される凹部57
がそれぞれ形成されている。さらに、これら凹部
57の後方に位置して本体部51の上部には、前
方へ向つて上昇する収納孔58が形成されてお
り、この収納孔58内には、コイル状のばね59
が収納されている。
61は金属板等により成形されたレバーで、正
面からみてほぼコ字形に形成されている。そし
て、このレバー61は、その下端部において、上
記取付具6の本体部51の後部に、軸62により
回動自在に支持されている。また、このレバー6
1には、その上面後端に突片状の操作部63が形
成されているとともに、上面前端に規制突片64
が下方へ折曲形成されている。そして、この規制
突片64に上記ばね59の前端が当接されている
ことによつて、レバー61は常時前方へ付勢され
ている。また、上記規制突片64の下端が上記本
体部51の上面に当接されることによつて、レバ
ー61の回動範囲が規制されるようになつてい
る。さらに、上記規制突片64の両側縁と、レバ
ー61の両側前面縁との間隙が、上記摺動部材4
1の爪部47がそれぞれ係合される溝部65とな
つている。
そうして、ヒンジを家具などに取付けるとき
は、まず取付具6の挿通孔53,55を介して、
木ねじ71を家具などの本体5に螺着することに
よつて、この本体5に取付具6を取付ける。
ついで、この取付具6に基体1を取付ける。そ
のためには、まず、取付具6の本体部51に基体
1を前方より被せるようにして、取付具6の切欠
部56に基体1の止めねじ13の環状係合部12
を前方より係合する。つぎに、基体1の後部を取
付具6側へ押し付ける。そうすると、基体1に取
付けられた摺動部材41のフツク部45のテーパ
ー部46が、レバー61の上面前縁を押圧して、
このレバー61をばね59の付勢に抗して後方へ
回動させ、フツク部45がレバー61の上面を乗
り越える。それに伴つて、ばね59により前方へ
付勢されたレバー61の溝部65に、摺動部材4
1の爪部47が前方より係合されるとともに、こ
の摺動部材41のフツク部45が取付具6の凹部
57に嵌合される。なお、取付具6の規制部54
は、基体1の切欠部15内に位置する。
この状態で、基体1側の環状係合部12と取付
具6側の切欠部56との係合、基体1側の爪部4
7と取付具6側のばね59により付勢された溝部
65との係合、および、基体1側のフツク部45
と取付具6側の凹部57との係合により、基体1
は取付具6に対して各方向への遊動が確実に阻止
された状態でしつかりと固定される。しかも、特
に切欠部56と凹部57は、家具などの本体5に
直接固着される取付具6自体に形成されているの
で、基体1の取付状態はより確実なものとなる。
また、前述のように、基体1は、取付具6に被
せるだけで取付けることができ、取付け作業はワ
ンタツチで行なえ極めて容易である。
そして、止めねじ13を回動させて基体1に対
して進退させることにより、取付具6に対して基
体1がなす角度を調節することができる。
また、摺動部材41を取付けるねじ44を緩
め、このねじ44を基体1の長孔14内で摺動さ
せること、すなわち、取付具6に固定された摺動
部材41に対して基体1を前後動させることによ
り、この基体1の取付具6に対する前後方向の位
置を調節することができる。もちろん、調節後は
再びねじ44を締め、摺動部材41と基体1とを
固定する。
一方、基体1を取付具6から脱すには、まずレ
バー61の操作部63を押す。そうすると、レバ
ー61の回動に伴つて、その溝部65から摺動部
材41の爪部47が脱されるとともに、レバー6
1の上面前端部には基体1の上板部1aが押圧さ
れて、この基体1の後部が取付具6から離反さ
れ、その凹部57から摺動部材41のフツク部4
5が脱れる。ついで、基体1を前方へ引けば、そ
の環状係合部12が取付具6の切欠部56から脱
れる。このように、基体1の取付具6からの取脱
しも極めて容易に行なえる。
〔考案の効果〕
本考案の構成によれば、家具などの本体側に取
付けられた切欠部に、基体の環状係合部を前方よ
り係合し、ついで基体を取付具に押し付ければ、
基体に設けらればねで前方に付勢されたレバーの
溝部に基体に設けられた摺動部材の爪部が係合さ
れるとともに、この摺動部材のフツク部が取付具
の凹部に嵌合されるので、手間を要することなく
容易に基体を取付具に取付けることができるとと
もに、基体は取付具にしつかりと固定され、ま
た、特に摺動部材を基体に取付けるねじをこの基
体の長孔内で相対的に摺動させることにより、取
付具に対する基体の前後方向の位置調節を行なう
ことができ、さらに、このような位置調節を可能
とする摺動部材は、取付具ではなく基体に設けた
ので、家具などの本体側に取付けられた取付具へ
の基体の取付け状態がより確実なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のヒンジの一実施例を示す分解
斜視図、第2図はその閉状態の断面図、第3図は
その開状態の断面図、第4図はその側面図であ
る。 1……基体、2……回動体、3,4……リンク
アーム、6……取付具、12……環状係合部、1
3……止めねじ、14……長孔、41……摺動部
材、44……ねじ、45……フツク部、47……
爪部、56……切欠部、57……凹部、59……
ばね、61……レバー、65……溝部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基体の前側に回動体をリンクアームで回動開閉
    自在に連結し、上記基体を取付具で被取付側に取
    付けるヒンジにおいて、 上記基体には、環状係合部を先端部に有する止
    めねじを前側に螺着し、前後方向へ延びる長孔を
    後側に形成するとともに、この長孔に挿通された
    ねじによりフツク部と爪部とを有する摺動部材を
    取付け、 上記取付具には、上記止めねじの環状係合部が
    前方より結合される切欠部を形成し、上記摺動部
    材のフツク部が嵌合される凹部を形成するととも
    に、ばねで前方に付勢されかつ上記摺動部材の爪
    部が前方より結合される溝部を有するレバーを回
    動自在に設けたことを特徴とするヒンジ。
JP2167786U 1986-02-18 1986-02-18 Expired JPH0440378Y2 (ja)

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JP2167786U JPH0440378Y2 (ja) 1986-02-18 1986-02-18

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JP2167786U JPH0440378Y2 (ja) 1986-02-18 1986-02-18

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Publication Number Publication Date
JPS62133863U JPS62133863U (ja) 1987-08-24
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