JPH0440245A - 温度調整機能を具えた遊星ボールミル - Google Patents

温度調整機能を具えた遊星ボールミル

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JPH0440245A
JPH0440245A JP14463490A JP14463490A JPH0440245A JP H0440245 A JPH0440245 A JP H0440245A JP 14463490 A JP14463490 A JP 14463490A JP 14463490 A JP14463490 A JP 14463490A JP H0440245 A JPH0440245 A JP H0440245A
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Kantaro Kaneko
貫太郎 金子
Mutsuyasu Kawashima
睦泰 河島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願発明は遊星ボールミル、特にバッチ式で1回ごとに
装入した砕料を微粉砕するミルに最適であるが、連続式
に対しても適用が可能である。
[従来の技術] ′ti星ボールミルの一般構造は主軸の回転を受けて公
転する複数のミルポットを主軸の周囲に均等(2ケなら
ば対称的に、3ケ以上ならば主軸から等距離放射状に)
に配設し、該ミルポット自体も自己の回転軸を中心に自
転するものである。
具体的には主軸と共に回転するケーシングにミルケース
を固着し、主軸に周設した太陽歯車とミルケース外周に
周設した遊星歯車とを噛合させて、ミルケースを公転し
つつ自転させ、バッチ式においてはミルケースの内へ嵌
合係止したミルポットをケースと共に連動し、粉砕が終
了すればミルポットだけをミルケースから取り外してポ
ット内の微粉を回収するのが典型である。
通常の転勤式ボールミルは粉砕媒体のボールと砕料とが
1本の転動する円筒内でカスケード運動を起し、その重
力落下による圧潰と摩滅によって粉砕させるものである
のに対し、遊星ボールミルは前記の公転、自転運動によ
る遠心力と、コリオリス力とが相乗的に働いて粉砕力は
抜群に強化され優れた効率を誇っている。
特に高速回転による摩擦力は強力で例えば数ミリサイズ
の珪砂を装入して僅か数分間稼動しただけで平均粒径が
数ミクロンの微粉を得ることができる。
[発明が解決しようとする課題] 遊星ボールミルは前記のように短時間で強力な破砕効率
を特徴としているが、高速で公転しつつ自転を加えると
言う激しい遊星運動のためミルケスを支える軸受は苛酷
な負荷を集中され発熱と摩耗の悪条件に直面する。勿論
、従来のすべての遊星ボールミルについてもミルケース
の軸受に対しては潤滑油(主として鉱物性)を使用して
この悪条件に対応しているが、ころがり軸受などをこの
苛酷な条件から守り切るにはなお能力が不足することが
多く、保全上の大きな課題となっている。
さらに遊星ボールミルの特徴はミルポット内における強
力な摩砕作用であるが、粉砕媒体である鋼球などが遠心
力を受けて激しい1呂動運動と衝突を続けるため、多量
の粉砕摩擦熱を発生し、被粉砕物も昇温して変質したり
化学反応が生じたりして品質上の欠陥を生じる原因とな
る虞れがある。
この装置がその特徴を評価されて精緻な化学品。
薬品類の微粉砕を対象とするため、この課題は重要であ
る。
しかも単に発熱の防止だけではなく、粉砕条件を常温以
上の一定温度に保持する機能がもし付与できれば、例え
ばミルポット内に特殊なガスを封入し粉体の表面改質や
メカニカルアロイイングを可能とするなどこの型式の装
置の適応範囲をさらに拡張することもできる。
本願発明は以上の課題を解決するために、粉砕条件にお
いて温度調整機能を新たに具備した遊星ボールミルの提
供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願発明に係る温度調整機能を具えた遊星ボールミルは
、主軸と平行に複数個のミルケースを等間隔に周設し、
該ミルケース内へ嵌入係止するミルポット内へ粉砕媒体
と被粉砕物を収容して主軸を中心とする公転に該ミルケ
ースの自転を加える構成において、前記のミルケース内
周面とミルポットの外周面との間に環状の中空部を形成
し、ミルケースの軸受部および該環状中空部へそれぞれ
同質の液体を同時に強制循環することによって前記の課
題を解決した。
さらにより具体的には前記の液体が水又は水に減摩剤、
防錆剤等を添加したものであること、または液体が油類
であること、およびさらにこの液体を加熱又は冷却する
手段を流路に具えたことが最も望ましい実施態様である
ことを明らかにした。
[作用] 前記の構成があるから、ミルケースとミルポットの間の
環状中空部へ常に温度をコントロールされた液体が流入
して粉砕条件を一定温度に保持するように作用する。−
膜内には冷媒としての働きを務めて発生熱を奪いポット
を冷却する目的が大半であるが、時として特殊な条件を
形成するために特定の温度下に常時保持する機能を発揮
する要請にも応え得る。
この液体は同時にミルケースを支える軸受部に対しても
強制的に進入して行くから軸受の加熱焼付きを防止して
円滑な高速回転を保証する。
冷却自体については水又は水を主体に添加剤で補強した
水軸受が能力大でおり、一般の鉱物性媚滑剤に比較して
ほぼ10倍以上という優れた値をもつのに、価格的には
きわめて安価なであるという利点がある。
油類の場合は冷却効果については水に及ばないが、流路
の発錆銹を防いで部材の腐食などの劣化を予防する利点
もある。その伯、主軸回りの自転用軸受と公転用軸受を
同一の油類で強制潤滑する[課題を解決するための手段
] 本願発明に係る超微粉分級機は、回転軸線上に被分級材
料の供給口を開口し、軸線より対称的に角度を以って末
拡がり、断面が環状又は軸線に対して対称的な同一円周
上に均等割り付けされて配置されている複数個の同一断
面形状の管路を回転自在に設け、末拡がりの終端または
これに加えてその途中においても管路の上流側へ向けて
突出した分離板を伴う環状又は前記同一断面形状の管路
に各々取付けた管状の粗粉排出口を開口し、両排出口を
短絡する微粉の管路が軸線上で微粉排出口を開口するこ
とによって前記の課題を解決した。
また別懇様の手段としては回転軸線上に被分級材料の供
給口を開口し、軸線より線対称的に角度を以って末拡が
り、断面が環状又は軸線に対して対称的な同一形状の管
路が同一円周上に均等割り付けされて配置されている複
数個の管路を回転自在に設け、末拡がりの終端において
管路の上流側へ突出した少くとも各1枚の分離板によっ
て仕切られた粗粉と微粉の排出口をそれぞれ開口したこ
して両者を係止するので、両者は一体的に回転を共にす
る。
なお冷却室80には熱伝導の能力を高めるためにフィン
83を周壁に螺旋状に巻回して下から上へ至っているの
は好ましい実施例の一つである。
この冷却室80の頂端からスリーブ状の液体軸受15、
回転体7を共通して貫通し回転体外の流路を形成するカ
バー16へ抜ける連孔72を穿孔する。
装置の運転としては、まずミルケース8の上部の蓋11
を外して被粉砕原料の入ったミルボット8をミルケース
内へ嵌入しピン9によって係止する。主軸3の回転によ
って回転体7が公転すると共に、主軸に固定した太陽歯
車13と噛合する遊星歯車12の回転によってミルケー
ス8が回転体内で自転をはじめる。
第3図に示すように、液槽30に蓄えられた液体は加熱
器33.又は冷却器32の作用を受けて温度を所定の範
囲内に調整し、ポンプ34によって回転接手6を経て主
軸内の通過孔31内を圧送され連孔71.液室73に至
って流路は別れ、底孔81から冷却室80へ進入した媒
体は螺旋状に回動しながら効率的な熱交換を果し連孔7
2からケーシング16の傾斜面を流下して排出口17か
ら液槽30へ戻入する。別れたもう一方の液体はミルケ
ース側面孔82を通過して液中軸受15とミルケース8
外周との微小な間隙を通過してil、]滑作用を果す。
この他液室73から直接液中軸受14とミルケース8と
の微小間隙を押し上げられて前記ミルケース8外周の流
路と合流する糸路も形成され、結局、両軸受の1習動面
には常に豊富な液体が介在して十分な潤滑作用を施すこ
とができる。
なお第2図は本実施例の平面図である。
次に第4図に示すのは本願発明の第二実施例であって、
液体としてはむしろ油類を採用するのに好適な構成であ
る。概要は前例と殆ど等しいが、前例の液中軸受14に
代ってころがり軸受18を採用し自転用軸受にも同一の
油類を強制潤滑すると共に液の流路も若干違えて水と異
なる油類の流動性を考慮した糸路に変更している。
[発明の効果] 本願発明は以上に述べた構成2作用よりなるから、過激
な粉砕作用に伴なう発生熱を吸収して微粉の品質を担保
すると共に、軸受部分の潤滑剤を強制的に循環させるこ
とにより、軸受の摩擦抵抗をへらし、軸受の寿命を長く
し、かつ消費動力を少なくすることができる。また特殊
な粉砕使用によって求められる特定の温度下におCプる
条件設定にも対応し、広範な用途と精緻な品質管理を可
能とする。このような機能が従来の遊星ボールミルの特
性を大きく増幅するもので、新しい微粉製造法の可能性
を展開したと言うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の第一実施例を示す垂直断面図、第2
図は同じく平面図、第3図は全体の正面図、第4図は別
の実施例を示す垂直断面図。 3・・・・・・主軸    8・・・・・・ミルケース
10・・・・・・ミルポット 80・・・・・・環状中
空部(冷却室)14.15.18・・・・・・軸受 手続補正書 平成2年8月22日 補正の内容 1、明細書の第7頁を別紙のものと差替える。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)主軸と平行に複数個のミルケースを等間隔に周設
    し、該ミルケース内へ嵌入係止するミルポット内へ粉砕
    媒体と被粉砕物を収容して主軸を中心とする公転に該ミ
    ルケースの自転を加えて遠心力のもとで強力な粉砕力を
    発揮する遊星ボールミルにおいて、前記のミルケース内
    周面とミルポットの外周面との間に環状の中空部を形成
    し、ミルケースの軸受部および該環状中空部へそれぞれ
    同質の液体を同時に強制循環することを特徴とする温度
    調整機能を具えた遊星ボールミル。
  2. (2)請求項1において液体が水又は水に減摩剤、防錆
    剤等を添加したことを特徴とする温度調整機能を具えた
    遊星ボールミル。
  3. (3)請求項1において液体が油類であることを特徴と
    する温度調整機能を具えた遊星ボールミル。
  4. (4)請求項1乃至3の何れかにおいて液体を加熱又は
    冷却する手段を流路に具えたことを特徴とする温度調整
    機能を具えた遊星ボールミル。
JP14463490A 1990-06-01 1990-06-01 温度調整機能を具えた遊星ボールミル Expired - Lifetime JPH0679677B2 (ja)

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