JP2586778B2 - 温度制御付き回分式遊星ボールミル - Google Patents

温度制御付き回分式遊星ボールミル

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JP2586778B2
JP2586778B2 JP4197695A JP19769592A JP2586778B2 JP 2586778 B2 JP2586778 B2 JP 2586778B2 JP 4197695 A JP4197695 A JP 4197695A JP 19769592 A JP19769592 A JP 19769592A JP 2586778 B2 JP2586778 B2 JP 2586778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遊星ボールミル、特にミ
ルケーシング内へミルポットを内嵌し、媒体とともに処
理粉体を密封して微粉砕やメカニカルアロイングなど分
子構造の変換を伴うような粉体処理を行う回分式遊星ボ
ールミルに係る。
【0002】
【従来の技術】遊星ボールミルの一般構造は図3に示す
ように駆動機構2aの駆動力を受けて回転する公転軸2
1aによって公転する複数のミルポット4aを公転軸2
1aの周囲に均等(2ヶならば対称的に、3ヶ以上なら
ば主軸から等距離放射状に)に配設し、該ミルポット自
体も自己の自転軸41aを中心に自転するものである。
具体的には図3(A),(B)にその原理を示している
ように、モータ23aの駆動力が一対のスプロケット1
01および伝導チェーン102によって公転軸21aへ
伝えられる。公転軸に固定したミル本体1aへミルポッ
ト4aに取り付けた自転軸41aを回転自在に装着す
る。一方公転軸21aと同一軸線上に回転しないよう固
定した太陽スプロケット24aと自転軸に周設した遊星
スプロケット25aとを伝導チェーン104で連結し、
自転軸41aを公転しつつ自転させ自転軸に固定したミ
ルポットを転動する。ミルポット4aの中に媒体Bと処
理粉体Sとを収容し、モータを回転させるとミルポット
が公転しつつ自転し遠心加速度により媒体が特有の運動
をして粉体を微粉砕したり特有の化学的な反応を進行す
る。すなわち通常の転動式ボールミルは媒体のボールと
粉体とが1本の転動する円筒内でカスケード運動を起
し、その重力落下による圧潰と摩滅によって粉砕させる
ものであるのに対し、遊星ボールミルは高速の公転,自
転運動による遠心力と、コリオリス力とが相乗的に働い
て粉砕速度を抜群に向上させ、かつ粒度分布の優れた微
粉を短時間に得ている。特に、高速回転による粉砕力は
抜群であり、たとえば数ミリサイズの珪砂を投入して、
僅か数分間稼働しただけで平均粒径が数ミクロンという
微粉を得ることができる。粉砕が終了すればミルポット
4aだけを取り外してミルポット内の微粉を回収するの
が典型である。
【0003】一方、この回分式遊星ボールミルは、単な
る微粉砕の目的だけに留まらず粉砕機としての機能を超
えた新しい使用方法が既に実証され、現実に使用されつ
つある。この回分式遊星ボールミルは構造上、他の粉砕
機では到底得られない高速回転が可能であり、たとえば
重力加速度Gの30倍を超える加速度をミルポット内に
加え、ミルポット内に収容した二種以上の粉体間に溶解
を伴わない合金化作用を起こして別異の合金成分を得る
メカニカルアロイングという手法が実現した。たとえば
MgとNi、LaとNi、ミッシュメタルとNiなど合
金化すれば水素吸蔵合金となる各金属粉体をそれぞれ定
量づつ回分式遊星ボールミルのミルポット内へ収容し、
非酸化性雰囲気内で前記の30G以上かけることによっ
て、従来のように高周波誘導炉や孤光式溶解炉などで溶
解することなく純度の高い合金を得ることに成功してい
る。このようにメカニカルアイングは今後急速に発展の
期待される新技術であるが、水素吸蔵合金に限らず、種
々の化学的な反応を伴う特殊な粉体処理の方法として脚
光を浴びつつある現状にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回分式遊星ボールミル
の特徴は、粉砕媒体と共に比較的少量の粉粒体をミルポ
ット内に装入して、前記の公転,自転運動による遠心力
とコリオリの力との相乗遠心効果で、短時間で手軽に粉
粒体を粉砕,処理できる点にある。図3に示した遊星ボ
ールミルの相乗遠心効果による相当遠心加速度は、地球
上の重力加速度(1G)の数十倍(数十G)に達し、従
来使用されている転動式ボールミルの相当遠心加速度が
1Gに過ぎず、振動ボールミルの相当遠心加速度でもほ
ぼ10G程度に留まることを見れば、非常に大きな負荷
のかかっていることが理解できる。そのために機械的に
高速回転する軸回りなどを中心に相当激しい発熱現象が
生じることは他の機械装置と同様に避け難い。このこと
は装置の運転において、きわめて望ましい要因となる場
合と、逆に望ましくない要因となる場合とに分れる。
【0005】望ましい場合とは、回分式遊星ボールミル
をメカニカルアロイングのように化学的な反応を伴う粉
体処理を目的としたときであり、一般に化学的な反応は
雰囲気温度が高いほど、各分子の運動が活性化して反応
促進に有効であり、同じ条件であれば時間当りの効率が
増進するのが通則である。その点では回分式遊星ボール
ミルの発熱現象は好都合と言えるが、この程度の発熱で
は反応促進には不十分であり、もっと積極的な加熱がな
ければ反応効率の改善にはあまり有効とは言えない場合
も多い。しかも、回分式遊星ボールミルの運転に際して
化学反応に及ぼす熱的な要素を特に意識していなけれ
ば、冬季と夏期とではミルポット内の温度が大気の自然
温度によって変動し、反応条件が変って来れば他の条件
をすべて揃えても、得られる製品には品質上のばら付き
が生じる恐れがあり、高級な材質に対する管理としては
不適当であるという謗りを免れ難い。
【0006】望ましくない場合としては、微粉砕に回分
式遊星ボールミルを使用すると、主として軸回りを中心
に起こる発熱作用のために、ミルポット内が高温となっ
て予想外の化学的な反応が発生し、目的とは違った化学
成分の粉体を作ってしまうような状態を指す。当然、ミ
ルポット内の温度が上昇し、反応しやすい状態で二種以
上の粉体が激しい遠心力とコリオリス力の相乗作用を受
けると、活性化した分子運動が予期しなかった品質の変
動を生む原因となる恐れが強い。
【0007】出願人は先に特開平4−40245号公報
において、苛酷な高速運転に伴う軸受の摩耗と発熱の保
護に端を発し、同時にミルポット内の粉砕条件を一定に
維持するために温度調整機能を具えた遊星ボールミルを
提示した。その要旨はミルケース内周面とミルポットの
外周面との間に環状の中空部を形成し、ミルケースの軸
受部および該中空部へそれぞれ同質の液体を同時に強制
循環する構成である。液体としては水、または油類を使
用し、さらに該液体を加熱、または冷却する手段を流路
に介装することも実施態様の一つとして挙げている。し
かし、冷熱の媒体が液体に限定しており、相対的に異な
る高速運動をしている部材間に跨がって流路が形成さ
れ、その流路内へ加圧された液体が強制流動するのであ
るから、部材同士の境界面におけるリークをどのように
阻止するかという点が、実施の上で加工組立て時の技術
的難問となる。リークする液体が水であれば部材表面に
起こる発錆の問題も気掛りな要因となるし、製作の上で
クリアすべき条件は軽くない。本発明は以上に述べた課
題を解決するために、苛酷な運動状態にある回分式遊星
ボールミルに対し、実施が容易で製作上の負担も過大と
はならないことを前提に、ミルポットを所望の温度に制
御する機能を付加することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回分式遊星
ボールミルは、垂直に固着した公転軸21の回転を受け
て公転する水平円盤状のミル本体1と、該ミル本体1を
公転軸21に対して均等に配分した垂直の貫通孔15へ
嵌入して自己の自転軸41を中心に自転するミルケーシ
ング3と、該ミルケーシング3へ着脱自在に嵌入したミ
ルポット4によって、該ミルポット4内へ媒体とともに
密封した粉粒体を効率的に処理する回分式の遊星ボール
ミルであり、かつ、ミルケーシング3へは多数の通気孔
31を貫通し、該ミルケーシング3の公転範囲の上方と
側方とを取り囲む固定断熱筒51と、ミルケーシング4
とともに公転する底板52を組み合わせて温度制御室5
3を形成し、該固定断熱筒51の側面に熱冷媒の供給孔
54と排出孔55とを貫通し熱冷媒の発生源と連結して
ミルポット4内を所望の温度に制御する温度制御機構5
を具えたことによって前記の課題を解決した。
【0009】前記の構成のうち、加熱の方式に際して
、ミルケーシング3を支持する自転軸41を軸方向に
穿孔して中空部42を形成し、該中空部42と負圧状態
の温度制御室53とを連通して該自転軸41を上下の外
周面から支える軸受32を冷却する空気の流れる間隙T
を経路に設けたものである。さらに、前記回分式遊星
ボールミルにおいて、公転軸21を軸方向に穿孔して中
空部22を形成し、中空部22内部に収容した送電線5
6の一端57から公転しつつ外部の電源59より受電
し、該送電線56の他端58から自転しているミルポッ
ト4とミルケーシング3間へ充填した断熱層60内に埋
設した電熱線61へ給電することによって前記の課題を
解決した。
【0010】一方、熱媒体によることなく直接の加熱方
式の実施としては、公転軸21を軸方向に穿孔して中空
部22を形成し、中空部22内部に収容した送電線56
の一端57から公転しつつ外部の電源59より受電し、
該送電線56の他端58から自転しているミルポット4
とミルケーシング3間へ充填した断熱層60内に埋設し
た電熱線61へ給電することが優れた実施例の一つであ
る。
【0011】
【作用】本発明による温度制御付き回分式遊星ボールミ
ルは以上に述べた構成よりなるから、固定断熱筒51と
底面52とを組合わせた温度制御室53内で断熱状態に
おかれたミルポットは気体の熱冷媒によって間接的に、
または電熱線などによって直接的に加熱または冷却され
て内部の温度を処理目的に合致した最適の温度に維持す
る。このために化学反応などの進行が必要な場合には自
然発生熱による温度上昇よりもさらに昇温して反応を促
進し、温度上昇による品質上の変動を避けたい場合には
ミルポットを周囲から冷却して反応の進行を阻止する作
用が生じる。熱作用はすべてミルケーシングの公転範囲
の空間を囲繞する断熱性の温度制御室内に限定されて外
部との熱移動を遮断されるから、冷熱エネルギーの浪費
がなく最も効率的な熱交換が進行する。なお、間接的な
加熱の場合には公転、自転の軸受部分など自然に発熱し
て温度が上昇し、部材に悪影響を及ぼす懸念があるか
ら、この部分の冷却作用を同時に施すことが望ましい。
また、直接的な電熱線などによる加熱においては、ミル
ポットだけの局部的な加熱に留まるからこのような配慮
は不要であるが、公転、自転しつつあるミルポット周囲
へ電流を絶えず送電しなければならないので、そのため
の特別の構成を必要とする。何れも次の実施例において
詳しく説明する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。この実施例では公転軸が垂直に配置された竪型回分
式遊星ボールミルを例示しているが、回分式遊星ボール
ミルには公転軸が水平に回転する横型もある。しかし、
構成上は、本図の構成を直角に回動したものと基本的に
は変りなく、何れの場合にも本発明の思想が実施できる
ことはいうまでもない。図1において公転軸21は軸受
台11と軸受12,13によって垂直に軸支され、モー
タ23と直結してモータの軸と共に回転する。円盤状の
ミル本体1はキーを介して公転軸21と固着し、公転軸
の回転とともに水平に公転する。ミル本体1には公転軸
21の周囲を均等に分割して等距離放射状に4ヶの貫通
孔15を設け、この孔内へ軸受32を介して円筒状のミ
ルケーシング3を回転自在に嵌合している。それぞれの
ミルケーシングの下端に取り付けた遊星歯車24は公転
軸21と同一軸線上の公転軸外側に軸受台11と係合し
て固定した太陽歯車25と噛合する。円筒状ミルケーシ
ング3の中空部へミルポット4を嵌め込みピンで係止す
るミルケーシングと一体になって回転する。この結果、
ミルポット4はミルケーシング内で公転軸とともに公転
する一方、固定した太陽歯車と噛合する遊星歯車の相対
的な回転力を受けてミルケーシングとともに自転すると
いう複合的な転動を生じる。
【0013】この実施例における温度制御機構5として
は、ミルケーシング3の上面と側面を取り囲む断熱材で
できている固定断熱筒51とその下部となる底板52と
によって温度制御室53を形成する。固定断熱筒51は
ミルケーシングの公転範囲の空間を全部取り囲む固定構
造であり、底板52はミル本体とともに公転軸の回りを
回転する。固定断熱筒51と底板52との間には空隙T
1を設けて相対的な運動を可能にしているが、この空隙
部には種々の形状を組み合わせたラビリンスシール(図
示せず)を取り付けて、大気から温度制御室53への侵
入を防止し、熱効率の低下を防いでいる。熱風発生装置
62は機外におかれて固定断熱筒51の側面に設けた供
給孔54と連結し、所望の温度に加熱した空気を温度制
御室53内に供給する。ミルケーシング3にはその側壁
を貫通する多数の通気孔31が穿設されているので、熱
風は通気孔から進入してミルポット4を必要な温度に維
持する。熱風はその後排出孔55から温度制御室53の
外へ排出されるが、このまま、再び熱風発生装置62へ
戻り再利用される構成が熱効率上では有利である。排出
孔55の近くに排出ファン(図示せず)を具えておけば
熱風の吸引排出に有効であるし、このときには温度制御
室53の内圧を負圧にしておけば空気の流れが円滑に進
む利点がある。もちろん、冷媒を使用するときには熱風
発生装置の代りに冷凍機などの冷風発生装置を適用する
こととなる。
【0014】ミルポットの加熱の場合には、熱がミルケ
ーシングおよび自転軸を経由して駆動機構2へ伝播し、
苛酷な条件で作動している軸受にさらに厳しい要因を付
加する恐れが多い。このためにこれらの熱伝導を阻止す
ることが望ましく、図で示すのはこの対策を講じた一例
である。自転軸41は軸芯が抜かれて中空部42を形成
し、この中空部42は自転軸を貫通する連通孔43およ
び底板52とミルケーシング3の外周面との間に設けた
間隙T2を経由して温度制御室53に連通している。こ
のような構成を採ると外部の空気が自転軸内部の中空部
から温度制御室53へ吸引される冷たい気流を発生する
作用が生れ、熱の伝播を相殺して駆動部の軸受の温度上
昇を防止することができる。
【0015】図2は本発明の別の実施例を示す。この場
合は電熱線61による直接加熱方式である。公転軸21
を軸方向に穿孔して中空部22を形成し該中空部22の
内部に送電線56を収容する。ミル本体1の上に立設し
たブラッシュ受け16へ二ケのブラッシュ63を嵌入し
このブラッシュを外からスプリング64で軸方向へ付勢
し、公転軸21の外周面に設けたスリップリング65の
表面上へ押圧する。スリップリング65からは中空部2
2内の送電線56の一端57へ接続しているから、外部
の電源59から受電した電流は、該送電線56の他端5
8を通じてスプリング66、ブラッシュ67、自転しつ
つあるミルケーシング外周面上のスリップリング68を
経由して、断熱層60内に埋設した電熱線61へ給電す
る。この場合には局部加熱となるから駆動機構の冷却に
対する配慮は必要ではなくなる。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上に述べたとおり、ミルポッ
ト内の温度を自由に制御できるからミルポット内におけ
る化学的な反応を促進することもできるし、逆に処理粉
体の品質を一定に保持するのに有効である場合もあり、
何れにせよ他の粉砕機に比較してきわめて特異性のある
回分式遊星ボールミルの特徴をさらに拡張して、従来全
く望めなかった新しい材質の開発やきわめて迂遠な方法
でしか得られなかった高級な素材を簡単に製造する路も
開いた。今後、高度に品質管理された機能性材料、新素
材の開発に欠くことのできない装置として、益々脚光を
浴びる期待が大きい。また、本発明で適用する温度制御
機構は、冷熱の媒体が液体ではなく気体に限定するか
ら、多少のリークが起こったとしても全く何の問題も誘
発する原因とはならず、遊星ボールミル自体の加工、組
立てに異常に高い精度を強制されたり、精密なメンテナ
ンス作業を負担する虞れがない。さらに、ミルケースの
公転する範囲を断熱材で全て取り囲むから、ミル外から
室内へ進入する冷媒、または熱媒の具えた熱作用が効率
的にミルポットの粉砕空間へ伝達され完全利用され、熱
効率の飛躍的な向上を図ることができる点が特に顕著な
効果となって現われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す縦断正面図である。
【図3】従来技術を示す正面図(A)と要部の横断面図
(B)である。
【符号の説明】
1 ミル本体 2 駆動機構 3 ミルケーシング 4 ミルポット 5 温度制御機構 21 公転軸 22 中空部 24 遊星歯車 25 太陽歯車 31 通気孔 41 自転軸 42 中空部 43 連通孔 51 固定断熱筒 52 底板 53 温度制御室 54 供給孔 55 排出孔 56 送電線 57 一端 58 他端 59 電源 60 断熱層 61 電熱線 62 熱風発生装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に固着した公転軸21の回転を受け
    て公転する水平円盤状のミル本体1と、該ミル本体1を
    公転軸21に対して均等に配分した垂直の貫通孔15へ
    嵌入して自己の自転軸41を中心に自転するミルケーシ
    ング3と、該ミルケーシング3へ着脱自在に嵌入したミ
    ルポット4によって、該ミルポット4内へ媒体とともに
    密封した粉粒体を効率的に処理する回分式遊星ボールミ
    ルにおいて、ミルケーシング3へは多数の通気孔31を
    貫通し、該ミルケーシング3の公転範囲の上方と側方と
    を取り囲む固定断熱筒51と、ミルケーシング4ととも
    に公転する底板52を組み合わせて温度制御室53を形
    成し、該固定断熱筒51の側面に熱冷媒の供給孔54と
    排出孔55とを貫通し熱冷媒の発生源と連結してミルポ
    ット4内を所望の温度に制御する温度制御機構5を具え
    たことを特徴とする温度制御付き回分式遊星ボールミ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ミルケーシング3を
    支持する自転軸41を軸方向に穿孔して中空部42を形
    成し、該中空部42と負圧状態の温度制御室53とを連
    して該自転軸41を上下の外周面から支える軸受32
    を冷却する空気の流れる間隙T2を経路に設けたことを
    特徴とする温度制御付き回分式遊星ボールミル。
  3. 【請求項3】 垂直に固着した公転軸21の回転を受け
    て公転する水平円盤状のミル本体1と、該ミル本体1を
    公転軸21に対して均等に配分した垂直の貫通孔15へ
    嵌入して自己の自転軸41を中心に自転するミルケーシ
    ング3と、該ミルケーシング3へ着脱自在に嵌入したミ
    ルポット4によって、該ミルポット4内へ媒体とともに
    密封した粉粒体を効率的に処理する回分式遊星ボールミ
    ルにおいて、公転軸21を軸方向に穿孔して中空部22
    を形成し、中空部22内部に収容した送電線56の一端
    57から公転しつつ外部の電源59より受電し、該送電
    線56の他端58から自転しているミルポット4とミル
    ケーシング3間へ充填した断熱層60内に埋設した電熱
    線61へ給電することを特徴とする温度制御付き回分式
    遊星ボールミル。
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