JPH0439857Y2 - - Google Patents

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JPH0439857Y2
JPH0439857Y2 JP11266686U JP11266686U JPH0439857Y2 JP H0439857 Y2 JPH0439857 Y2 JP H0439857Y2 JP 11266686 U JP11266686 U JP 11266686U JP 11266686 U JP11266686 U JP 11266686U JP H0439857 Y2 JPH0439857 Y2 JP H0439857Y2
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、防護柵用嵩上げ支柱に関するもの
である。
〔従来技術とその問題点〕
地盤の沈下や路盤のオーバーレイ等によつて、
路面とガードレールとの間の距離が短かくなる
と、ガードレール本来の機能が十分に発揮されな
い。従つて、この場合には、支柱を嵩上げし、こ
の嵩上げした支柱にガードレールを固定する必要
がある。
従来これを行なうには、第6図および第7図に
示すように、支柱1の上部に補足柱2を下部ボル
ト3によつて同軸に固定し、補足柱2にガードレ
ール4を上部ボルト5によつて固定していた。
しかし、補足柱2を支柱1に固定するための下
部ボルト3は、支柱1の嵩上げ高さを広くとるた
めに、補足柱2にその軸方向に形成された垂直長
孔2A,2A′に挿通され、下部ボルト3に螺合
するナツト6は、一方の垂直長孔2A′と対向す
る他方の垂直長孔2A内に嵌合している。このた
めに、ガードレール4および補足柱2の自重によ
つて、補足柱2が下部ボルト3の締付け力に抗し
て下降して支柱1の嵩上げ効果が失われるといつ
た問題があつた。
そこで、ガードレール4等の自重によつて補足
柱2が下降せず、しかも、嵩上げ高さを十分に調
整できる防護柵用嵩上げ支柱の開発が望まれてい
るが、かかる支柱は未だ提案されていない。
〔考案の目的〕
従つて、この考案の目的は、ガードレール等の
自重によつて補足柱が下降しない防護柵用嵩上げ
支柱を提供することにある。
〔考案の概要〕
この考案は、路面に立設される支柱と前記支柱
の上部に上部ボルトによつて同軸に固定される補
足柱とからなり、ガードレールが前記補足柱に下
部ボルトによつて固定される防護柵用嵩上げ支柱
において、前記補足柱には、互いに対向し且つ互
いに逆方向を向いた1対の傾斜長孔が少なくとも
1組形成され、前記1対の傾斜長孔より上方部の
前記補足柱には、前記補足柱の周方向に伸びる1
対の水平長孔が形成されており、前記1対の傾斜
長孔に前記下部ボルトが挿通され、そして、前記
1対の水平長孔に前記上部ボルトが挿通されるこ
とに特徴を有するものである。
〔考案の構成〕
次に、この考案の防護柵用嵩上げ支柱の一実施
態様を図面を参照しながら説明する。
第1図は、この考案の防護柵嵩上げ支柱の一実
施態様を示す正面図、第2図は、第1図のA−A
線断面図、第3図は、第2図のB−B線端面図で
ある。
第1〜第3図において、支柱1は、路面7上に
垂直に立設されている。支柱1の上部には、後述
する下部ボルトが挿通される1対のボルト孔8が
形成されている。
補足柱2は、支柱1の上部に下部ボルト3によ
つて同軸に固定される。補足柱2には、互いに対
向し且つ互いに逆方向を向いた1対の傾斜長孔2
B,2B′が1組形成されている。1対の傾斜長
孔2B,2B′には、下部ボルト3が挿通される。
1対の傾斜長孔2B,2B′より上方部の補足柱
2には、補足柱2の周方向に伸びる1対の水平長
孔2Cが形成されている。ガードレール4は、水
平長孔2Cに挿通される上部ボルト5によつてブ
ラケツト9を介して補足柱2に固定される。
支柱1と補足柱2との間には、これらのガタつ
きを防止するための複数本のリブ10が介在され
ている。
上述した、この考案の防護柵用嵩上げ支柱によ
れば、下部ボルト3によつて支柱1に固定された
補足柱2は、これにガードレール4等の自重がか
かつても以下の理由によつて下降しない。
補足柱2に垂直下向きの荷重がかかると、下部
ボルト3が互いに逆向きに形成された1対の傾斜
長孔2B,2B′に挿通されているので、補足柱
2にはその中心軸線を中心とする回転力が作用す
る。しかし、補足柱2には、ガードレール4が固
定されているので、補足柱2は回転しない。これ
によつて、補足柱2の下降が阻止される。
支柱1の嵩上げ高さを変えるには、補足柱2を
その中心軸線を中心として回転させれば良い。即
ち、補足柱2を伸ばすには、第1図において補足
柱2を図中矢印方向に回転させれば良い。これに
よつて、上部ボルト5は1対の水平長孔2C内を
図中左方向に移動し、そして、下部ボルト3は1
対の傾斜長孔2B,2B′内を図中下方向に移動
する。結局、第1図中lが支柱1の嵩上げ高さと
なる。
なお、第4図に示すように、1対の傾斜長孔2
B,2B′を複数組形成すれば、支柱1の嵩上げ
高さl′を広くすることができる。さらに、第5図
に示すように、傾斜長孔2B,2B′を長く形成
しても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、ガー
ドレール等の自重によつて補足柱が下降すること
を完全に防止することができるといつたきわめて
有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の防護柵嵩上げ支柱の一実
施態様を示す正面図、第2図は、第1図のA−A
線断面図、第3図は、第2図のB−B線端面図、
第4図および第5図は、この考案の防護柵嵩上げ
支柱の他の実施態様における補足柱の背面図、第
6図は、従来の防護柵嵩上げ支柱の背面図、第7
図は、第6図のC−C線断面図である。 図面において、1……支柱、2……補足柱、2
A,2A′……垂直長孔、2B,2B′……傾斜長
孔、2C……水平長孔、3……下部ボルト、4…
…ガードレール、5……上部ボルト、6……ナツ
ト、7……路面、8……ボルト孔、9……ブラケ
ツト、10……リブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 路面に立設される支柱と前記支柱の上部に上部
    ボルトによつて同軸に固定される補足柱とからな
    り、ガードレールが前記補足柱に下部ボルトによ
    つて固定される防護柵用嵩上げ支柱において、 前記補足柱には、互いに対向し且つ互いに逆方
    向を向いた1対の傾斜長孔が少なくとも1組形成
    され、前記1対の傾斜長孔より上方部の前記補足
    柱には、前記補足柱の周方向に伸びる1対の水平
    長孔が形成されており、前記1対の傾斜長孔に前
    記下部ボルトが挿通され、そして、前記1対の水
    平長孔に前記上部ボルトが挿通されることを特徴
    とする防護柵用嵩上げ支柱。
JP11266686U 1986-07-24 1986-07-24 Expired JPH0439857Y2 (ja)

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JP11266686U JPH0439857Y2 (ja) 1986-07-24 1986-07-24

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JP11266686U JPH0439857Y2 (ja) 1986-07-24 1986-07-24

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Publication Number Publication Date
JPS6323314U JPS6323314U (ja) 1988-02-16
JPH0439857Y2 true JPH0439857Y2 (ja) 1992-09-18

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JPS6323314U (ja) 1988-02-16

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