JPH0439600Y2 - - Google Patents

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JPH0439600Y2
JPH0439600Y2 JP1985120371U JP12037185U JPH0439600Y2 JP H0439600 Y2 JPH0439600 Y2 JP H0439600Y2 JP 1985120371 U JP1985120371 U JP 1985120371U JP 12037185 U JP12037185 U JP 12037185U JP H0439600 Y2 JPH0439600 Y2 JP H0439600Y2
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concrete
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JP1985120371U
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Artificial Fish Reefs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、主として低レベルの放射性廃棄物を
内部に詰めたドラム缶を収納するためのコンクリ
ートブロツクに関する。
「従来の技術」 従来、この種のドラム缶をコンクリートで固め
てブロツク化する場合には、複数のドラム缶を集
めて、これにのドラム缶のまわりに型枠を配置し
た後、コンクリートを打設してコンクリートブロ
ツク化するものや、あるいは、あらかじめ箱状の
コンクリート容器を形成した後、このコンクリー
ト容器の開口部から上記複数のドラム缶を搬入し
て、次いで、該開口部からコンクリートを流し込
んでブロツク化するもの等が知られている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、前者の複数のドラム缶のまわり
に型枠を配置して、コンクリートを打設と、ブロ
ツク化するものにあつては、打設時のコンクリー
トの量が多くなると共に、型枠等の配設作業が大
がかりになり、手間がかかるという問題がある。
また、後者のあらかじめ形成された箱状のコンク
リート容器の開口部から複数のドラム缶を収容し
てコンクリートを流し込み、ブロツク化するもの
においては、上記コンクリート容器の内部に複数
のドラム缶を設置する際に、その位置決め作業が
難しく、ドラム缶の設置場所に片寄りが生じ易
く、従つて、各ドラム缶からコンクリートブロツ
クの表面までの厚さに差が生じ、結果として、上
記片寄りを考慮してコンクリートブロツクを大き
いものにせざるを得ないという問題が発生する。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、容器収納後のコンクリ
ート打設による密閉、封止作業が容易で、かつブ
ロツク本体の内部に複数の容器を設置する際に、
各容器の設置場所に片寄りが生じることがなく、
各容器からブロツク表面までの厚さを一定にする
ことができるとともに、屋外に放置した場合に内
部に雨水等が侵入することを未然に防止すること
ができる放射性廃棄物の収納用コンクリートブロ
ツクを提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を解決するために、本考案は、コンク
リート製ブロツク本体に、このコンクリート製ブ
ロツク本体の一面に開口し、放射性廃棄物を内部
に詰めた容器が収納される複数の収納孔が設けら
れ、これらの収納孔の開口部近傍には、環状の止
水板がその内端を前記開口部の内面から突出して
取り付けたものである。
「作用」 本考案の収納用コンクリートブロツクにあつて
は、コンクリート製のブロツク本体の内部に設け
た仕切部によつて、放射性廃棄物を内部に詰めた
複数の容器を個別に、あるいはグループ毎に分離
して収納する。
「実施例」 以下、第1図と第2図に基づいて本考案の一実
施例を説明する。
図中1は、コンクリート製のブロツク本体であ
り、このブロツク本体1の内部には、第1図にお
いて4箇所に、ドラム缶収納用の収納孔2が形成
されている。これらの収納孔2は、上記ブロツク
本体1の中心軸線に対してそれぞれ対称の位置に
配設されており、ブロツク本体1の側面から上記
収納孔2までのコンクリートの厚さは、各収納孔
2とも略等しく設定されている。また、各収納孔
2間を仕切る仕切部3は、できるだけその厚さを
薄くし、各収納孔2を上記ブロツク本体1の中心
軸線に近付けるのが好ましい。
上記のように構成されたコンクリートブロツク
は、工場等において、周囲及び各収納孔2部に型
枠を配設すると共に、内部に補強のための鉄筋を
配置した後、コンクリートを打設して形成すれば
よい。この際、第2図に示すように、各収納孔2
の開口部の近傍に環状の止水板4を、収納孔2と
同心状に埋め込んでおく。
次いで、原子力発電所等において、低レベルの
放射性廃棄物を内部にコンクリートと共に詰め込
んで密閉したドラム缶5を、上記ブロツク本体1
に形成された各収納孔2に収納する。さらに、コ
ンクリートCを各収納孔2の内部に流し込んで、
各収納孔2の開口部を閉塞する。
このようにして、放射性廃棄物を詰めた複数の
ドラム缶を容易に収納してブロツク化することが
でき、運搬時、あるいは貯蔵、処分時の作業性、
安全性の向上を図ることができる。また、止水板
4を各収納孔2の開口部の近傍に埋め込んでおく
から、ドラム缶5収納後、コンクリートCを充填
すると、上記止水板4が外部からの雨水の侵入を
防止して、コンクリートブロツクの健全性をより
一層確実に保持する。
なお、収納孔2内にコンクリートCを充填する
ために、第2図の一点鎖線に示すように、ブロツ
ク本体1の上面全域にわたつてコンクリートを打
設する場合には、各収納孔2の外側を囲んだ状態
であらかじめブロツク本体1に止水板6を埋め込
んでおいてもよい。この場合には、ブロツク本体
1と後で打設するコンクリートCとの間の境界面
は、水平方向になるので、雨水の侵入をより効果
的に防止できる。また、上記各収納孔2は、開口
部に向うほど径が広がるテーパー状を形状して、
ドラム缶5を収納し易くしてもよい。さらに、第
3図に示すように、ブロツク本体10の内部に
は、その底面部の近傍にのみ仕切部11を形成す
るようにしてもよく、また、この仕切部11の上
に鉄筋等の仕切材12を固設してもよい。さらに
また、上記実施例においては、ドラム缶5収納
後、コンクリートを打設して収納孔2の開口部を
閉塞しているが、この開口部に蓋を被せてボル
ト、あるいは接合材等で固定してもよい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、コンク
リート製ブロツク本体に、このコンクリート製ブ
ロツク本体の一面に開口し、放射性廃棄物を内部
に詰めた容器が収納される複数の収納孔が設けら
れ、これらの収納孔の開口部近傍には、環状の止
水板がその内端を前記開口部の内面から突出して
取り付けたものであるから、以下のような効果を
具備する。
コンクリート製ブロツク本体に設けた複数の収
納孔に、上記容器を個別に、あるいはグループ毎
に分離して収納することにより、各容器を容易
に、かつ各容器の設置場所に片寄りを生じること
なく、収納でき、各容器からブロツク表面までの
厚さを一定にすることができ、ブロツクの小型
化、容積率の向上を図ることができる。
また、容器収納後のコンクリート打設による密
閉、封止作業が行ない易い。
また、前記収納孔の開口部近傍には、環状の止
水板がその内端を前記開口部の内面から突出して
取り付けられているので、容器を収納孔に収納し
た後、この収納孔にコンクリートを充填すると、
前記止水板により外部からの雨水等の侵入を防止
することができ、コンクリートブロツクの健全性
をより一層確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は斜視図、第2図は断面図、第3図は
本考案の他の実施例を示す断面図である。 1……ブロツク本体、3……仕切部、5……ド
ラム缶(容器)、10……ブロツク本体、11…
…仕切部、12……仕切材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート製ブロツク本体に、このコンクリ
    ート製ブロツク本体の一面に開口し、放射性廃棄
    物を内部に詰めた容器が収納される複数の収納孔
    が設けられ、これらの収納孔の開口部近傍には、
    環状の止水板がその内端を前記開口部の内面から
    突出して取り付けられていることを特徴とする放
    射性廃棄物の収納用コンクリートブロツク。
JP1985120371U 1985-08-06 1985-08-06 Expired JPH0439600Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985120371U JPH0439600Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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JP1985120371U JPH0439600Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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Publication Number Publication Date
JPS6228199U JPS6228199U (ja) 1987-02-20
JPH0439600Y2 true JPH0439600Y2 (ja) 1992-09-16

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ID=31008625

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JP1985120371U Expired JPH0439600Y2 (ja) 1985-08-06 1985-08-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013164330A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Jgc Corp 放射性廃棄物の収納容器およびそれを使用した放射性廃棄物の収納方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49104099A (ja) * 1973-02-12 1974-10-02
JPS59210400A (ja) * 1983-05-14 1984-11-29 三井金属鉱業株式会社 放射性廃棄物の貯蔵方法と貯蔵箱

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JPS6228199U (ja) 1987-02-20

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