JPH0439425A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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Publication number
JPH0439425A
JPH0439425A JP2145386A JP14538690A JPH0439425A JP H0439425 A JPH0439425 A JP H0439425A JP 2145386 A JP2145386 A JP 2145386A JP 14538690 A JP14538690 A JP 14538690A JP H0439425 A JPH0439425 A JP H0439425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnet
electromagnetic clutch
attraction
friction plate
friction
Prior art date
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Pending
Application number
JP2145386A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ishikawa
浩 石川
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明は、摩擦板を用いた電磁クラッチに関する。
(従来の技術) 例えば車両の走行駆動系における伝達動力の制御のため
、一対の回転部材にそれぞれ係合する摩擦板を、電磁石
の吸引動作によって吸引される吸引部材により締結して
一対の回転部材の間にトルクを伝達する構成の電磁クラ
ッチが、特公昭62−48625号として知られている
前記公知の電磁クラッチでは、吸引部材は吸引動作の際
にこれか圧接する摩擦板を係止している前記一方の回転
部材と常に一体回転できるように、例えばこの吸引部材
に爪又はスプラインを設け、前記回転部材には、爪か係
合てきる溝又は前記スプラインか嵌合てきるスプライン
を設けている。
これにより吸引部材か吸引動作する際に、前記摩擦板と
の間に滑りが現れず、摩擦量は少なくすることが期待で
きる。
(発明が解決しようとする課題) ところか前記回転部材はクラッチ部材としての使用状態
から、等速回転する時間は極めて短かく常に加速又は減
速回転しているような状態である。
そしてかかる不等速回転時では吸引部材と前記回転部材
には、それぞれの質量差に応した回転慣性力が作用して
この回転慣性力は吸引部材と回転部材との前記係合面に
作用する。
係合面に作用するこの回転慣性力は、吸引部材が軸方向
に吸引又は吸引解放移動する際の摩擦抵抗となり、電磁
石の電流値を加減してこの電磁クラッチの緊締力を調節
制御するときにかかる摩擦抵抗は吸引部材の吸引又は吸
引解放動作を遅らせ、電磁クラッチの制御の応答を悪化
させることになる。
この発明は従来の電磁クラッチにおけるこのような問題
点に着目してなされたものであり、吸引部材の摩擦抵抗
をなくして応答性の良い電磁クラッチを提供することを
目的としている。
〔発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記課題を解決するための発明は、相対回転自在に配置
された一対の回転部材と、これらの回転部材に軸方向移
動のみ自在に係合された摩擦板と、これらの摩擦板を隔
てて配置された吸引部材を吸引して摩擦板を締結させる
電磁石とを備えている電磁クラッチにおいて、前記吸引
部材は前記回転部材に対し非係合状態に形成している。
(作用) 吸引部材は回転部材に対し浮動するので、電磁石により
吸引され、或いは吸引解放されるとき、回転部材との間
に軸方向の摩擦抵抗はほとんと発生しない。
従って、電磁石による吸引動作又は吸引解放動作に応じ
て吸引部材は遅れなく移動でき、摩擦板の締結又は解放
動作は遅れなく行われ、応答性の良い電磁クラッチとな
った。
(実施例) 次にこの発明の一実施例を図に基いて説明する。
第1図はこの実施例を車両の車軸駆動用のトランスファ
装置に用いたものを示している。
この発明の主要構成事項は、電磁クラッチ29の吸引部
材57が自由状態であることにあるが、まず全体的に説
明する。
エンジンの駆動力は、図示外のトランスミッションから
中空軸1と中空部材3を介してセンターデフ5に入力さ
れ、遊星歯車機構7の遊星キャリヤ9及びこれに連結さ
れている左側の中空軸11へ一方の動力か分割して伝え
られ、遊星歯車機構7の太陽歯車13に分割された他方
の動力は、回転ケース15およびこれと一体の左側の歯
車17、この歯車】7に噛合っている歯車19と一方の
回転軸21.傘歯車23.25を介してドライブピニオ
ン軸27(他方の回転軸)に伝えられる。
例示したセンターデフ5は、前述の遊星歯車機構7のほ
か、遊星キャリヤ9と太陽歯車13との連結力を制御す
る電磁多板クラッチ29を備えている。
なお、センターデフ5の構造を説明する。
例示した遊星歯車機構7は、中空部材3に形成された内
歯車31と、aMキャリヤ9およびこれと一体のクラッ
チドラム33に取付けた軸35へ回転自在に軸支されて
内歯車31に噛合っている外側の遊星歯車37と、遊星
キャリヤ9およびクラッチトラム33に取付けた軸39
へ回転自在に軸支されて外側の遊星歯車37.太陽歯車
13の両方に噛合っている内側の遊星歯車41とにより
構成される。
例示した電磁クラッチ29は、太陽歯車13のボス部4
3にスプライン結合された回転部材45と、回転部材4
5の歯部に軸方向移動のみ自在に係合する内側の摩擦板
47と、クラッチトラム33の歯部に軸方向移動のみ自
在に係合する外側の摩擦板49と、トランスファケース
51ヘヨーク53を介して取付けられたリンク状の電磁
石55と、前記摩擦板47.49を挾むように電磁石5
5に対向して配置された吸引部材57とにより構成され
る。吸引部材57は、第2図のようにクラッチドラム3
3等に非係合状態であることにより、軸方向へは自由に
移動できる。
回転ケース15の右側開口部はケース端板59によって
塞かれ、ケース端板59へ嵌め込んで溶着したリング状
の非磁性体61によって電磁石55による磁力線63は
、ケース端板59内を半径方向に短絡することなく内外
側の摩擦板47.49を軸方向に貫流して吸引部材57
に到達できるようにしている。
ケース端板59は右側のボールベアリング65によって
トランスファケース51へ軸支され、回転ケース15に
係合されている左側の歯車17は、トランスファケース
51へ左側のボールベアリング67によって軸支されて
いる。
この歯車17には左側のベアリング67を潤滑するため
の給油孔6つを設けている。
歯車19と一方の傘歯車23を嵌着している一方の回転
軸21は、例示のようなテーパーローラ型の左右の軸受
71と73によってトランスファケース51の後部に軸
支されている。
この一方の回転軸21に直交状に配置された他方の回転
軸としてのドライブピニオン軸27は、トランスファケ
ース51の後部に取付けられた軸受部材75へ、前後の
ローラベアリング77と79によって軸支される。
そして、一方の回転軸21の左側の軸受71は、ドライ
ブピニオン27の軸中心線の付近に位置させると共に、
ドライブピニオン軸27の傘歯車25の小径側側面部8
3(前面側)に近接させている。
具体的にはこの小径側側面部83に凹部85を設けて、
前記左側の軸受71を嵌着しているトランスファケース
51の軸受部87を、この四部85内にのぞかせること
により、軸受71は傘歯車25の小径側側面部83に充
分に接近することになる。傘歯車23の背面側には前記
トルク伝達用の歯車19か配置されている。
このように構成したのでドライブピニオン軸27の他方
の傘歯車25は一方の回転軸21に充分に近づくことが
できて、この回転軸21に取付けている一方の傘歯車2
3は、小径に形成しても他方の傘歯車25に噛合可能と
なり、これにより、傘歯車23と25のギヤ比は充分に
小さい値とすることもでき、ギヤ比は必要に応じて大小
の値に自由に設定できることになった。
一方の回転軸21の左側の軸受71を、ドライブピニオ
ン軸27の軸中心線81の付近に設けたので、この軸受
71は回転軸21に取付けらている傘歯車23に充分に
接近し得て、回転軸21に作用する軸方向直角力をこの
一方の軸受71は充分に分担することができ、右側の軸
受73の負荷を軽減し両方の軸受71.73に作用する
負荷を平均化して分担できる。
又、軸中心線81の付近に配置された一方の軸受71は
、互いに噛合う傘歯車2325の噛合い線8つに近づく
ことになるので、この噛合いによってはねかけられる潤
滑油は軸受71へ充分に給油され、耐久性の向上が期待
できることになる。
軸受71..73間距離が短かくなったのでトランスフ
ァケース51の小型化も可能である。
次にこのセンターデフ5の機能を説明する。
電磁石55を非通電として電磁多板クラッチ2つを開放
状態にすると太陽歯車13と遊星キャリヤ9とは遊星歯
車37と41の噛合いによる差動動作を行う。
従って、エンジンの駆動力は、図示外のトランスミッシ
ョンから中空軸1と中空部材3を介して遊星歯車機構7
に入力される。
中空部材3の内歯車31へ入力された駆動力は、外側と
内側の遊星歯車37と41が太陽歯車13の回りに公転
することにより、一方は遊星キャリヤ9に分割、伝達さ
れ、他方は太陽歯車]3に分割、伝達される。
遊星キャリヤ9の動力は、左側の中空軸1]から図示外
のフロントデフに入力してこの車両の図示外に左側の前
車軸および右側の前車軸91をそれぞれ駆動する。
太陽歯車13の動力は、ボス部43からケース端板59
と回転ケース15を経て歯車17.19を介して一方の
回転軸21に入力し、一対の傘歯車23.25によって
ドライブピニオン軸27に伝えられ、ドライブピニオン
軸27の動力は、図示外のりャデフに入力してこの車両
の図示外の左右の後車軸をそれぞれ駆動する。
そして前後輪間の駆動抵抗に差があると、この差に応じ
てエンジンの駆動力は遊星歯車37,41の自転と公転
による太陽歯車13と遊星キャリヤ9との相対回転によ
り、前輪と後輪とに差動分配される。
電磁石55に通電を行うと吸引部材57は吸引されて内
外側の摩擦板47と49は結合され、回転部材45とク
ラッチドラム33は一体となり、これにより太陽歯車1
3と遊星キャリヤ9は結合される。
この実施例では、吸引部材57はクラッチドラム33等
に対して係合することはなく浮動状態とあっているので
、電磁石55の電流値が加減制御される際の吸引部材5
7の吸引方向又は解放方向移動は、はとんど抵抗なく軽
快に行われ、これによる摩擦板47.49による伝達ト
ルク制御は応答性良く行われることになった。
この結合力に応じてセンターデフ5の差動は制限される
ので、電磁石55に流す電流の強さを加減することによ
って前輪側と後輪側との差動制限力を自在に制御できて
動力分配をコントロールできる。
電磁石55に流す電流のこのような制御操作は運転席か
ら手動操作可能に、又は、操舵条件や路面条件などに応
じて自由操作可能に構成されている。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、回転部材に対して浮動
している吸引部材は、電磁石の吸引動作に対し摩擦抵抗
なく鋭敏に移動するので、摩擦板の締結又は解放動作は
遅れなく行われて応答性の良い緊締力コントロールが可
能となり、車両の運転状況に応じた適正な制御が行われ
ることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を適用したトランスファ装
置の縦断平面図、第2図は要部拡大図である。 33・・・クラッチドラム(回転部材)45・・・回転
部材 47.49・・摩擦板55・・電磁石  57・
・吸引部材 代理人 弁理士  三 好 秀 和

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 相対回転自在に配置された一対の回転部材と、これらの
    回転部材に軸方向移動のみ自在に係合された摩擦板と、
    これらの摩擦板を隔てて配置された吸引部材を吸引して
    摩擦板を締結させる電磁石とを備えている電磁クラッチ
    において、前記吸引部材は前記回転部材に対し非係合状
    態に形成していることを特徴とする電磁クラッチ。
JP2145386A 1990-06-05 1990-06-05 電磁クラッチ Pending JPH0439425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2145386A JPH0439425A (ja) 1990-06-05 1990-06-05 電磁クラッチ

Applications Claiming Priority (1)

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JP2145386A JPH0439425A (ja) 1990-06-05 1990-06-05 電磁クラッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0439425A true JPH0439425A (ja) 1992-02-10

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ID=15384049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2145386A Pending JPH0439425A (ja) 1990-06-05 1990-06-05 電磁クラッチ

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JP (1) JPH0439425A (ja)

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