JPH0439361Y2 - - Google Patents

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JPH0439361Y2
JPH0439361Y2 JP2125386U JP2125386U JPH0439361Y2 JP H0439361 Y2 JPH0439361 Y2 JP H0439361Y2 JP 2125386 U JP2125386 U JP 2125386U JP 2125386 U JP2125386 U JP 2125386U JP H0439361 Y2 JPH0439361 Y2 JP H0439361Y2
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JP
Japan
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half side
exhaust
flow guide
bearing cone
center
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JP2125386U
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JPS62133903U (ja
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  • Supercharger (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は蒸気タービンの低圧排気室の性能向
上、および励振力低減にタービン信頼性向上に関
するものである。
〔従来の技術〕
第2図と第3図は従来の蒸気タービン低圧排気
室を示す図である。静翼1を通りシヤフト2に取
付けられた動翼3を通過した流体4はフローガイ
ド5とベアリングコーン6に囲まれた排気デイフ
ユーザ部7を通り、さらに外車室8と内車室9に
囲まれた空間10を通つて、下車室11へ導か
れ、最終的にはここには図示していない復水器へ
排出される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の低圧排気室においては、フローガイド5
とベアリングコーン6とは同一の中心12を有す
る円錐であるため、排気デイフユーザ部7の通路
面積は上半部側7aと、下半部側7bとは同一で
ある。しかるに排気デイフユーザ部7の下半部側
7bは上半部側7aに比較して、復水器に近いた
めに流体抵抗による圧力損失が少ない。したがつ
て、上下半部の排気デイフユーザ部7の通路面積
が同一であるために、排気デイフユーザ部7にお
いては、流れの均一性が失なわれて下半部側7b
の方が上半部側7aに比較して、静圧が低くなつ
て多く流れることになる。
この結果、排気デイフユーザ部7内において付
加的な流動損失を生ずることによりデイフユーザ
性能が低下すると共に、静圧の円周方向アンバラ
ンスが動翼3に励振力として作用することにな
り、タービン性能及び動翼3の耐振強度に悪影響
を与える不具合がある。
〔問題点を解決するための手段〕
低圧蒸気タービン排気室のベアリングコーンを
囲繞するフローガイドの中心を相対的に上方へ偏
心させ、排気デイフユーザ部の通路面積を下半部
側に対して、上半部側を大きくすることによつ
て、排気デイフユーザ内での流れを円周方向に均
一にさせることで、排気デイフユーザ内での付加
的な流動損失を低減すると共に、静圧の円周方向
アンバランスに基づく励振力を軽減させるように
した。
〔実施例〕
第1図は本考案に係わる一実施例を示す横断面
図である。第1図において従来例を示す第2,3
図中の符号と同一符号を有するものは実質的に同
一構成であり説明を省略する。本実施例が従来例
と異なる点は、フローガイド5は円錐形状である
が、その中心13はベアリングコーン6の中心1
2に対して上半部側7aへ偏心させていることで
ある。これにより、フローガイド5とベアリング
コーン6によつて囲まれる排気デイフユーザ部7
の下半部側7bの通路面積に対して、上半部側7
aの方が通路面積は大きくなつた。
フローガイド5の中心13は動翼3のセンタで
ベアリングコーン6の中心12に一致させて偏心
をゼロとし、排気デイフユーザ部7出口で最大偏
心量となるように偏心量を漸増させた。
その結果、排気デイフユーザ部7において、上
半部側7aは下半部側7bに比較して、復水器ま
での距離が長く圧力損失が大きいが、デイフユー
ザ部7の通路面積が大きく圧力回復量が大きい。
逆に、下半部側7bは復水器までの圧力損失が小
さく、デイフユーザ部7通路面積が小さいために
圧力回復量が小さい。すなわち、排気デイフユー
ザ部7の上半部側7aと下半部側7bの静圧アン
バランスは小さくなり、流れは均一化される。
なお排気デイフユーザ部7の上半部側7aと下
半部側7bの通路面積割合は排気室を流れる流量
によつて異るが、例えば大型の蒸気タービンの定
格運転を作動条件とすると、流動解析により上半
部側に対して下半部側を最大30%小さくする程度
となる。従つてこれに相応してフローガイドの偏
心量を確保すれば良い。
〔考案の効果〕
上記構成としたことにより、流れが均一化され
てデイフユーザ性能が向上すると共に、アンバラ
ンスに起因する動翼への励振力が低減され、ター
ビン信頼性向上に寄与する等本考案は産業の発達
に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る1実施例としてのタービ
ン排気室の横断面積図である。第2図は従来のタ
ービン排気室の要部縦断面図で、第3図は第2図
の−線矢視横断面図である。 5……フローガイド、6……ベアリングコー
ン、12……ベアリングコーンの中心、13……
フローガイドの中心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベアリングコーンとフローガイドとから形成さ
    れるデイフユーザ部を具備する低圧蒸気タービン
    排気室において、上記ベアリングコーンを囲繞す
    る上記フローガイドの中心が相対的に上方へ偏心
    してなることを特徴とする低圧蒸気タービン排気
    室。
JP2125386U 1986-02-17 1986-02-17 Expired JPH0439361Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2125386U JPH0439361Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JP2125386U JPH0439361Y2 (ja) 1986-02-17 1986-02-17

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JPS62133903U JPS62133903U (ja) 1987-08-24
JPH0439361Y2 true JPH0439361Y2 (ja) 1992-09-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2600164Y2 (ja) * 1991-04-22 1999-10-04 三菱重工業株式会社 低圧タービンの排気室
JP2004011609A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Toshiba Corp 蒸気タービン
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JP6944871B2 (ja) * 2017-12-28 2021-10-06 三菱パワー株式会社 排気室及び蒸気タービン

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JPS62133903U (ja) 1987-08-24

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