JPH0439330Y2 - - Google Patents

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JPH0439330Y2
JPH0439330Y2 JP4050889U JP4050889U JPH0439330Y2 JP H0439330 Y2 JPH0439330 Y2 JP H0439330Y2 JP 4050889 U JP4050889 U JP 4050889U JP 4050889 U JP4050889 U JP 4050889U JP H0439330 Y2 JPH0439330 Y2 JP H0439330Y2
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pipe
vacuum
vent pipe
sewage
vent
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、地域ごとに汚水を収集する方式の一
種である真空式汚水収集システムに関し、特に、
真空式汚水収集システムで用いられるベント管を
収容するための真空式汚水収集システム用ベント
管ピツトに関する。
[従来の技術] 第2図および第3図を参照して、従来の技術に
ついて説明する。第2図は真空式汚水収集システ
ムを住宅地に適用した状態を示したもので、各家
庭H1ないしH3は、真空下水管1および自然流
下配管Dを介して、集水区域ごとに設けられた真
空ポンプ場2に接続されている。真空ポンプ場2
は、各家庭H1ないしH3からの汚水を収容する
集水タンク3と、その集水タンク3の内部を一定
圧力に保つための真空ポンプ4と、集水タンク3
内に一定量の汚水が溜まるとその汚水を下水処理
場(図示せず)まで排出するための圧送ポンプ5
とを備えている。真空下水管1の一端には、複数
戸の家庭(例えばH2およびH3)あるいは1戸
(例えばH1)の家庭と自然流下配管Dで接続さ
れた真空弁6および汚水溜7が設けられている。
各家庭H1ないしH3から出た汚水は汚水溜7
に一時溜まり、一定量の汚水がが溜まるとコント
ローラ(第3図の符号8)が作動して真空弁6を
開き、真空弁6が開くと汚水と空気とが真空下水
管1内に吸い込まれ、その際に空気が膨張して汚
水を押圧する。すなわち、真空弁6が開くと汚水
と空気とが混相流として真空下水管1内を流れ、
真空ポンプ場2の集水タンク3に集められる。
ここで、従来の真空式汚水収集システムでは、
真空下水管1に吸入する空気を汚水溜7へ供給す
るために、第3図で示すようなベント管9を設け
ており、そのベント管9は通常は口径100mm程度
であつて地上に露出していた。また、真空弁6を
開閉するコントローラ8を作動するのに必要な空
気は、地上に立てた通気管10を介して供給され
るのが一般的であつた。なお、第2図中符号11
は真空弁ハウジングを示している。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の技術では、真空弁および汚水溜
ごとにベント管および通気管を地上に設けなけれ
ばならない。そのため、設置場所が制約される、
美観が悪化する、ベント管から悪臭が漏れる、ベ
ント管あるいは通気管がいたずらされてしまう、
等の問題があつた。特に、住居の密集した地域で
は、ベント管および通気管を設置する場所が非常
に限定される。
本考案は、上記した従来技術の問題点に鑑みて
提案されたもので、ベント管および通気管を地上
に設ける必要が無くした真空式汚水収集システム
用ベント管ピツトの提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案の真空式汚水収集システム用ベント管ピ
ツトは、真空ポンプ場に接続された真空下水管
と、該下水管に設けられた真空弁および汚水溜、
とを備えた真空式汚水収集システムで用いられる
ベント管を収容する真空式汚水収集システム用ベ
ント管ピツトにおいて、全体が地下に配置されて
おり、その上部には通気性のある蓋が被せられ、
底部にはドレン排出手段が形成されている。
本考案を実施するに際して、通気性のある蓋は
例えばグレーチングで構成するのが好ましい。
また、真空式汚水収集システム用ベント管ピツ
トに収容されるベント管には、コントローラ作動
用の通気管が接続されるのが好ましい。
さらに、ドレン排出手段はドレン管として構成
するのが好ましく、該ドレン管は自然流下配管あ
るいは排水用側溝へ連通しているのが好ましい。
[作用] 上記のような構成を有する本考案の真空式汚水
収集システム用ベント管ピツトは、全体が地下に
配置されているので、その内部に収容されるベン
ト管は地上に露出しない。そのため、ベント管設
置に関する制約が緩和され、設置箇所の美観を損
ねることがなく、悪臭の漏れも少なく、ベント管
がいたずらされることもない。
ここで、本考案の真空式汚水収集システム用ベ
ント管ピツトの上部に被せられている蓋は通気性
を有するものが選択されるので、ベント管が吸入
するべき空気が該蓋を介して供給される。また、
該ベント管ピツトの下部にはドレン排出手段を形
成したので、ベント管ピツト内に雨水や地下水な
どのドレンが溜まつてしまうことが防止される。
家庭からの汚水は自然流下配管を介して汚水溜
に溜まり、一定量だけたまるとコントローラが作
動して真空弁が開く。そして汚水はベント管より
吸入された空気と共に真空下水管内を流れるので
ある。
なお、コントローラ作動用の通気管をベント管
に接続すれば、通気管を流れるべき空気は前記蓋
およびベント管を介して供給されるので、通気管
を地上に立てる必要がなくなる。
[実施例] 以下、主に第1図を参照して、本考案の実施例
を説明する。なお、第2図および第3図で示すの
と同一の部材には同一の符号を付して、重複説明
を省略する。
第1図において、全体を符号20で示すベント
管ピツトは、その上部にはグレーチングからなる
蓋22が被せられており、その底部(下部)には
ドレン管(ドレン排出手段)24,26が接続し
ている。ドレン管24は雨水排水用の側溝28に
接続され、ドレン管26は排水弁30を介して自
然流下配管Dに接続されている。そして、ベント
管ピツト20に収容されているベント管9には通
気管32の一端が接続されており、該通気管32
の他端はコントローラ8に接続されている。その
他の構造については、第2図および第3図と略同
様である。
自然流下配管Dを介して各家庭H1ないしH3か
ら流れてくる汚水は、汚水溜7に一時貯溜され
る。所定量の汚水が溜まると、コントローラ8に
より真空弁6が開く。ここで、コントローラ8を
作動するための空気は、通気管32、ベント管
9、グレーチング製の蓋22を介して、地上から
供給される。
真空弁6が開くと、汚水溜7に貯溜されている
汚水は空気と共に真空下水管1へ吸入されるが、
その空気は、ベント管9、グレーチング製の蓋2
2を介して、地上から供給される。そして該空気
と汚水とは、混相流として真空下水管1を流れて
真空ポンプ場2(第2図)の集水タンク3に貯溜
され、所定のレベル以上になつた時に圧送ポンプ
5により図示しない下水処理場に送られる。
蓋22を介して雨水がベント管ピツト20内に
浸入しても、その雨水はドレン管24を介して側
溝28へ排出され、あるいはドレン管26、汚水
弁30を介して自然流下配管Dへ排出される。そ
のため、ベント管ピツト20を地中に配置して
も、該ピツト20内が浸水状態になることはな
い。そして、ベント管9および通気管32が地中
に露出していないので、設置についての制約が緩
くなり、いたずらされることもない。
[考案の効果] 本考案の効果を以下に列挙する。
(1) ベント管が地上に露出しない。また、ベント
管と通気管とを接続することにより、該通気管
を地上に露出する必要がなくなる。
(2) ベント管および通気管の設置に関する制約が
緩和される。
(3) 設置箇所の美観を損なわない。
(4) 悪臭が漏れない。
(5) ベント管および通気管がいたずれされること
を防止できる。
(6) 雨水等が浸入してもドレン排出手段により排
出されるので、ベント管ピツト内が浸水状態に
なることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は真空式汚水収集システムを示す斜視図、第3
図は従来技術におけるベント管の配置を示す断面
図である。 1……真空下水管、2……真空ポンプ、3……
集水タンク、6……真空弁、7……汚水溜、8…
…コントローラ、9……ベント管、10、32…
…通気管、20……ベント管ピツト、22……
蓋、24,26ドレン管(ドレン排出手段)、D
……自然流下配管、H1,H2,H3……家庭。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真空ポンプ場に接続された真空下水管と、該下
    水管に設けられた真空弁および汚水溜、とを備え
    た真空式汚水収集システムで用いられるベント管
    を収容する真空式汚水収集システム用ベント管ピ
    ツトにおいて、全体が地下に配置されており、そ
    の上部には通気性のある蓋が被せられ、底部には
    ドレン排出手段が形成されていることを特徴とす
    る真空式汚水収集システム用ベント管ピツト。
JP4050889U 1989-04-07 1989-04-07 Expired JPH0439330Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4050889U JPH0439330Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07

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JP4050889U JPH0439330Y2 (ja) 1989-04-07 1989-04-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02132782U JPH02132782U (ja) 1990-11-05
JPH0439330Y2 true JPH0439330Y2 (ja) 1992-09-14

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JPH02132782U (ja) 1990-11-05

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