JPH0439309A - チーグラー−ナッタ型触媒の製造方法  - Google Patents

チーグラー−ナッタ型触媒の製造方法 

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JPH0439309A
JPH0439309A JP2408659A JP40865990A JPH0439309A JP H0439309 A JPH0439309 A JP H0439309A JP 2408659 A JP2408659 A JP 2408659A JP 40865990 A JP40865990 A JP 40865990A JP H0439309 A JPH0439309 A JP H0439309A
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JP2408659A
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Jean-Claude Andre Bailly
ジャン−クロード アンドレ バイリー
Patrick Behue
パトリック ベユ
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BP Chemicals Ltd
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、塩化マグネシウムに担持されるバナジウム化
合物とチタン化合物とに基づくチーグラー−ナッタ型触
媒の製造方法に関するものである。前記触媒は、エチレ
ンの様なオレフィンの重合化に適し、かつ特にエラスト
マープロピレン共重合体の製造、特別にガス相共重合化
方法により製造するのに適合される。 [0002]
【従来の技術】
チーグラー−ナッタ型の触媒システムは、チタンの様な
遷移金属の少なくとも一つの化合物を含む触媒と、 ア
ルミニウムの様な金属の少なくとも一つの有機金属化合
物を含む助触媒とからなることは公知である。更に、こ
れらの触媒の性質は、遷移金属化合物が塩化マグネシウ
ムの様な固体無機化合物からなる担体と使用される時に
、大きく影響され得ることも公知である。担持触媒を製
造する技術において、担体の性質と、一般的に前記担体
に遷移金属化合物を固定することにある触媒の製造方法
とは、触媒の特性と、オレフィンの重合化又は共重合化
の反応における挙動とに極めて大いに重要である。 [0003] 欧州時許出願第−A−0,099,1’/2号公報によ
ると、塩化マグネシウムの球状担体に遷移金属の沈殿に
より触媒を製造することば公知で、前記塩化マグネシウ
ムはMg−C結合と、/Jz割合の電子供与体化合物と
を含む生成物を包含する。遷移金属化合物は、ハロゲン
化チタン化合物であり、このハロゲン化チタン化合物の
担体への沈殿は、チタン化合物の、有機金属化合物の様
な還元剤による還元反応により実施される。この触媒は
、ポリエチレンの製造に使用される。然し乍ら、この触
媒は、エラストマープロピレン共重合体を満足な条件で
製造することは出来ない。 欧州特許出願第−A−0,155,770号公報による
と、塩化マグネシウムの球状担体にバナジウム金属の沈
殿により触媒を製造することは公知で、前記塩化マグネ
シウムは、Mg−C結合と、小量の電子供与体化合物と
を含む生成物を包含する。沈殿は、還元剤の添加無しに
、この担体の存在下にバナジウム化合物の還元反応によ
り実施される。還元反応は、担体中に存在するMg−C
結合を含む生成物により、多分自然に開始される。触媒
は、広い分子量分布を有するエチレンポリマーを製造す
るのに使用される。然し乍ら、この方法は、多量のバナ
ジウム化合物の使用を必要とし、その小割合のみが、担
体に固定されることが観察されている。 触媒洗浄操作は、一般的に、担体に固定されないバナジ
ウム化合物の過剰を除去するのに必要で、この操作は、
バナジウム化合物の毒性と腐蝕性の為に、コスト高につ
きかつ困難である。 [0004] 欧州特許出願第−A−0,336,545号公報による
と、四塩化チタンに基づき、かつ塩化マグネシウムの球
状担体に担持される触媒を製造することは公知である。 然し乍ら、触媒の製造の間に還元剤は使用されない。 [0005] 欧州特許出願第−A−0,204,340号公報による
と、塩化マグネシウム担体の助けにより、かつ有機アル
ミニウム化合物の存在下に、チタン化合物とバナジウム
化合物とに基づき触媒を製造することは公知である。然
し乍ら、塩化マグネシウム担体は、特別な電子供与体を
含まず、かつ狭い粒度分布を有する球状粒子からならな
い。 [0006]
【発明が解決しようとする課題】
今や、塩化マグネシウムに担持されるバナジウムとチタ
ンとに基づく球状触媒の製造方法が突き止められるに至
り、この方法は、前記不利を避けることを可能とするも
のである。特に、この方法は、オレフィンの重合化に高
活性を発揮する球状バナジウムとチタン触媒を製造する
ことを可能とする。この触媒は、特にガス相共重合化方
法を使用して、エラストマープロピレン共重合体の製造
に特に適合される。この場合、触媒は、エラストマープ
ロピレン共重合体粉末が、球状かつ非付着性の形態で直
接的に製造されるのを可能とし、この粉末は、高い嵩密
度、良好な流動性及び取り扱い易さを有する。 [0007]
【課題を解決するための手段】
本発明の主題事項は、塩化マグネシウムの担体へ バナ
ジウムとチタンの還元により沈殿されるバナジウム化合
物とチタン化合物とに基づくチーグラー−ナッタ型触媒
の製造方法において、方法は、次の工程:  (1)(
i)実質的にMg−C結合を含むどの生成物も含まない
2塩化マグネシウムの80−99.5モル%と、(i 
i)活性水素を含まない電子供与体化合物(D1)の0
.5−20モル%とからなる担体、前記担体は、10−
100ミクロンのマス平均直径Dmと、Dmの、粒子の
数的平均直径Dnに対する比が3を超えない様な粒度分
布とを有する球状粒子の形態であり、前記担体を、続い
て活性水素を含む少なくとも一つの電子供与体化合物(
D2)と、バナジウム化合物とチタン化合物を還元出来
る少なくともひとつの有機金属化合物とに、液体炭化水
素中で接触させ、 (2)接触させる所の前記2つの操
作から得られた固体生成物を液体炭化水素で洗浄し、次
いで(3)前記洗浄固体生成物を、両方とも液体炭化水
素に可溶性であるバナジウム化合物とチタン化合物とに
接触させ、この3工程にあることを特徴とするチーグラ
ー−ナッタ型触媒の製造方法である。 [0008] 本発明によると、触媒の製造は、特定の塩化マグネシウ
ム担体を使用する。担体は、Mg−C結合を含む生成物
の実質的に無い、例えばMg−Cの数の担体中のマグネ
シウム原子の数に対する比は、0.001未満である。 従って、担体はバナジウム化合物とチタン化合物とを自
然に還元することは出来ない。担体のC1/Mg原子比
は、実質的に2に等しい。担体は、比較的に多量の有機
電子供与体化合物D1を含み、化合物D1は、オレフィ
ンの重合化又は共重合化において、触媒に顕著な活性を
付与するのに、驚くべき程に貢献する。担体は、8〇−
99,5モル%、好適には80−95モル%、特に80
−90モル%の二塩化マグネシウムと、0.5−20モ
ル%、好適には5−20モル%、特に10−20モル%
の化合物D1を含む。 [0009] 有機電子供与体化合物D1は、ルイス塩基的として知ら
れている。これは、活性水素を含まず、従って、例えば
、水、アルコール類、又はフェノール類から選択される
ことは出来ない。触媒は、二塩化マグネシウムに関して
比較的に低い複合体形成力を有する。化合物D1は、エ
ーテル類、チオエーテル類、カルボン酸エステル類、ス
ルホン類、スルホキサイド類、第三級ホスフィン類、第
三級ホスホールナミド類、第三級アミン類、第二級アミ
ド類から便利に選択される。環状又は非環状エーテル類
の様な低い複合体形成力を有する電子供与体化合物を使
用するのが好適である。 好適には、均一組成物の形態で、即ち、化合物D1は、
塩化マグネシウム粒子の周辺のみでなく、塩化マグネシ
ウムの心から周辺へ 塩化マグネシウム粒子全体に亙っ
て均一に分布される形態にある。結果として、この種の
担体を得る為に沈澱技術を使用する方法により担体を製
造するのが推奨される。 [0010] 担体は、その構造が本質的に非晶質であり、即ち結晶性
が実質的に又は完全に消失する時に、特にガス相におけ
る重合化の間、巨大な生長応力に耐えることが出来る高
性能触媒を壷す。この担体の特殊形態は、例えば、下記
の様に実施される沈澱技術により得ることが出来る。 [0011] 担体は、マス平均直径が10−100ミクロン、好適に
は15−70ミクロン特に20−50ミクロンを有する
球状粒子から成る。担体の粒子は、マス平均直径Dmの
、数平均直径Dnに対するD m / D n比が3を
超えない、好適には2.5を超えない、特に1−3、又
はj−2,5、又は1−2の様な3を超えないという極
めて狭い粒度分布を有する。好適には、1.5XDm以
上又は0. 6XDm以下の直径を有する粒子が殆ど全
く無く;粒度分布は、同じ単一バッチ中の粒子の90重
量%以上が、Dm±10%の範囲の粒度を有する。 担体は、実質的に球形を有する球状粒子からなり、若し
Dとdが、夫々粒子のより長い軸とより短い軸を表すと
すると、D/dの比は、殆ど1、一般的に1.5未満又
は等しい、好適には1.−1.5又は1−1.3の様な
1.3又はそれ以下である。 [0012] 担体粒子の比表面積(BET)は、20−100m2/
 g、特に3030−6O/gである。 [0013] 担体は、特に、ジアルキルマグネシウム化合物を、有機
塩素化合物と、電子供与体化合物D1の存在下に反応さ
せることにより調製されて良く、化合物D1は、複合体
化剤として作用し、反応物として作用するものでない。 この理由で、この製造方法において、化合物D1は、有
機マグネシウム化合物と反応出来るカルボン酸エステル
類の様な電子供与体化合物から選択されることは出来な
い。選択されるジアルキルマグネシウム化合物は、式R
MgR(式中、R1とR2は2−12個の炭素原子を含
む同じ又は異なるアルキル基を表す)の生成物で、かつ
合物は、式RC1(式中、R3は3−12個の炭素原子
を含む第二級又は、好適には第三級アルキル基を表す)
の塩化アルキルである。式ROR(式中、R4とR3は
、特に1−12個の炭素原子を含む同じ又は異なるアル
キル基を表す)のエーテル類を電子供与体化合物として
使用するのが好ましい。 [0014] 担体を調製する為に使用される各種の反応物は、次の条
件下に使用される:モル比D1/RIMgR2は0.1
−1.2、好適には0.3−0.8である。 [0015] 電子供与体化合物の存在下にR1MgR2とR3CJの
間の反応は、不活性液体炭化水素、例えば炭素原子5−
12個の一つ又はそれ以上のアルカン頬内で、攪拌下に
、好適には0−100℃の温度で起こる沈澱化である。 優れた担体、特に多量の電子供与体化合物D1を有する
ものを得る為に、沈澱反応を10−80℃好適には15
−50℃、特に15−35℃の範囲の比較的に低温で実
施することが推奨される。好適には、沈澱反応は、少な
くとも5時間の期間に亙り、好適には少なくとも10時
間、例えば10−50時間、特に10−24時間の範囲
の期間に亙り極端にゆっくりと進行させて、固体生成物
の適切な形成を許し、特に多量の化合物D1の挿入を促
進し、かつ担体中にその均一な分散を確保すべきである
。 本発明による触媒の製造は、塩化マグネシウム担体を、
最初に活性水素を含む少なくとも一つの電子供与体化合
物D2と接触させることからなる。化合物D2は、水素
原子を失うことが可能で、かつ好適には液体炭化水素に
可溶性な多数の有機電子供与体化合物から選択されて良
い。化合物D2は、アルコール類、フェノール類、第一
級又は第二級ホスフィン類、第一級又は第二級アミン類
、第一級アミド類、及びカルボン酸類、これらの各々は
、脂肪族、環状脂肪族、芳香族又は芳香族アルキルであ
って良く、かつ炭素原子1−20個含んで良いものから
好適に選択される。好適な化合物D2は、アルコール類
とフェノール類から選択される。特に、炭素原子1−1
2個含むアルコール類が、特にニタノール、プロパツー
ル、n−ブタノール、n−ペンタノール、2−エチルヘ
キサノール、又はn−ヘキサノールが使用され得る。ア
ルキル基において炭素原子1−4個を有するアルキルフ
ェノールの様なフェノール、例えばパラ−クレゾールが
、使用されて良い。化合物D2は、好適には、化合物D
1より大きな、塩化マグネシウムに対する複合体形成能
力を発揮する。 [0016] 接触させることは、担体のマグネシウムのモル当たり化
合物D2の0.1−2モル未満、好適には0.5−1.
5モルを使用することにより実施される。 接触は、液体炭化水素、特にn−ヘキサン又はn−ヘプ
タン、又はこの混合物の様な飽和脂肪族炭化水素中で掻
き交ぜ、例えば攪拌により実施される。担体と化合物D
2の間の接触は、0−120℃、好適には0−80℃の
範囲の温度で起こる。接触は、10分−10時間、好適
には30分−5時間持続する、実際的に、接触は、各種
の方法で生成される。例えば、化合物D2は、添加時間
、例えば10分−5時間、好適には15分−2時間で、
液体炭化水素内で掻き交ぜた、例えば攪拌した懸濁物へ
、徐々に又は迅速に添加されて良い。液体炭化水素中の
担体の懸濁物はまた、掻き交ぜ、例えば攪拌しながら化
合物D2へ添加されても良い。化合物D2は、純粋状態
で又は液体炭化水素中の溶液で使用されて良い。 担体に接触するのに使用された化合物D2の大部分は、
担体の形態と粒度分布を可成変性することなく担体に固
定されて残留する。然し乍ら、担体の寸法と表面積(B
ET)は、可成分かる程に増加する。担体は、−変化合
物D2で処理されると、担体は、液体炭化水素で一回又
はそれ以上洗浄されるのが良い。この接触から得られた
固体生成物は、一般式;%式% (式中、DlとD2は、前記電子供与体を表し、Xは、
0.0005−0.15特に0.001−0.1の範囲
の数、yは、0.1−2、特に0.5−1.5の範囲の
数を表す)を有する。担体を、バナジウム化合物とチタ
ン化合物とを還元出来る有機金属化合物と接触させる前
に、化合物D2と接触させることは、触媒の製造に好適
な方法であり、その理由は、D1単独のみを使用するの
に比較して、担体中に比較的に多量のバナジウム化合物
とチタン化合物とを固定し、かつ細かい又は微細な粒子
の無い触媒を得る更に大きな可能性を付与するからであ
る。 [0017] 触媒の製造は、バナジウムとチタンの最大原子価のバナ
ジウム化合物とチタン化合物とを還元出来、かつ元素の
周期分類の第1I又は第1工I族に属する金属の有機金
属化合物から選択される少なくとも一つの有機金属化合
物と担体を接触させることにある。有機金属化合物は、
有機アルミニウム化合物、有機マグネシウム化合物、又
は有機亜鉛化合物から選択される。好適な有機金属化合
物は、一般式%式% (式中、Rは、炭素原子1−12個を含むアルキル基を
表し、Xは、水素原子、又は塩素又は臭素の様なハロゲ
ン原子、又は炭素原子1−10個含むアルコキシ基を表
し、pは、1−3、好適には2−3の範囲の整数又は分
数を表す)に相当する有機アルミニウム化合物である。 特に、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム、トリーn−ヘキシルアルミニウム、トリーn−
オクチルアルミニウム又は塩化ジエチルアルミニウムが
使用されて良い。触媒製造中に使用される有機金属化合
物の量は、担体のマグネシウムのモル当たり0.1−2
、好適には0.5−1.5モルであって良い。有機金属
化合物はまた、使用される化合物D2に関する量で、特
に使用される化合物D2のモル当たり0.5−1.5、
好適には0.8−1.2モルの有機金属化合物の量で使
用される。最初の接触において使用される化合物D2の
量に対して実質的に等モルである所の有機金属化合物の
量を使用するのが一般的に好適である。若し使用される
有機金属化合物の量が、化合物D2に関して少なすぎる
と、触媒は、低いバナジウムとチタンとの含有量を有す
るであろう。これに反して、若しこの量が高すぎると、
触媒は、重合化において貧弱な活性を有するだろう。 [0018] 担体と有機金属化合物の間の接触は、好適には、液体炭
化水素中での、特にn−ヘキサン又はn−へブタン又は
これらの混合物の様な飽和脂肪族炭化水素中での掻き交
ぜ、例えば攪拌により生成される。担体と有機金属化合
物の間の接触は0−120℃、好適には0−100℃の
範囲の温度で起こる。この接触は、10分−10時間、
好適には20分−5時間持続する、実際的に、接触は、
各種の方法で生成される。例えば、有機金属化合物は、
液体炭化水素中で掻き交ぜ、(例えば攪拌)された担体
の懸濁物へ添加されて良い。添加は、徐々に又は迅速に
添加されて良く、例えば、添加時間は、1分−5時間、
好適には5分−2時間の範囲であるのが良い。液体炭化
水素中の担体の懸濁物はまた、掻き交ぜ、例えば攪拌し
ながら有機物合物へ添加されても良い。有機金属化合物
は、純粋状態で又は液体炭化水素中の溶液で使用されて
良い。 [0019] 有機金属化合物の一部は、この接触の間に担体に固定さ
れる。本発明によると接触させるこれらの2回の操作の
後に、担体を洗浄することが推奨される。担体は、液体
炭化水素で、例えばn−ヘキサン又はn−へブタン又は
これらの混合物の様な炭素原子5−12個の飽和脂肪族
炭化水素で1回又はそれ以上洗浄される。洗浄に使用さ
れる液体炭化水素は、担体懸濁の洗浄と同じ又は異なる
。洗浄は、0−120℃、好適には0−80℃の範囲の
温度で、10分−2時間、好適には20分−1時間の範
囲の期間に亙り、掻き交ぜ、例えば攪拌により好適に実
施される。実際的に、一般的に、洗浄は、掻き交ぜ、(
例えば攪拌)される担体の懸濁物へ液体炭化水素を添加
することにあり、次いでこの様にして得られた混合物を
掻き交ぜ、例えば攪拌し続け、次いで掻き交ぜ、例えば
攪拌を止めて固体担体を沈降させ、次いで上澄み液体相
の部分を除去する。洗浄操作は、数回、好適には担体懸
濁の液体相カミ溶液中に、直ぐその後に使用されるバナ
ジウム化合物Sチタン化合物との量に関して1モル%未
満である有機金属化合物の金属量を含むまで、繰り返え
されるのが良い。
【0020】 触媒製造の最後の段階は、洗浄固体担体を、両方とも液
体炭化水素に可溶なバナジウム化合物とチタン化合物と
に接触させることにある。 [0021] このバナジウム化合物とチタン化合物とは、塩素又は臭
素の様なハロゲン原子とアルコキシ基を含む。好適には
、これらの化合物のアルコキシ基のハロゲン原子に対す
るモル比は、全般的に、0−5、好適には0−1である
。若しこの比が高過ぎるならば、得られた触媒は、低い
重合化活性を示すことが分がっている。 バナジウム化合物は、例えば炭素原子5−12個のアル
カンの一つ又はそれ以上の様な液体炭化水素、特に触媒
の製造に使用された液体炭化水素に可溶性である。バナ
ジウム化合物は、一般的に、バナジウムがその最大原子
価、即ち原子価4の化合物、又は他に、バナジル基V○
がその最大原子価、即ち原子価3の化合物である。使用
されるバナジウム化合物は、一つ又は二つの一般式:■
(OR1)  xm又はvo、(OR1)3−nXn(
式中、R1は、炭素原子1−124−m 個を含むアルキル基を表し、Xは、臭素又は塩素の様な
ハロゲン原子であり、mは、0−4の整数又は分数であ
り、hは、0−3の整数又は分数を表す)に相当する。 有利には、四塩化バナジウム、三塩化バナジル、バナジ
ルトリーn−ブトキシド、バナジルトリイソプロポキシ
ド、バナジルトリーn−ブトキシド、バナジウムテトラ
−n−ブトキシド、及びバナジウムテトラ−n−プロポ
キシドから選択される一つ又はそれ以上の化合物が使用
されて良い。 チタン化合物も、液体炭化水素、例えば炭素原子5−1
2個のアルカンの一つ又はそれ以上の様な液体炭化水素
、特に触媒の製造に使用された液体炭化水素に可溶性で
ある。チタン化合物は、一般的に、チタンがその最大原
子価、即ち原子価3である化合物である。使用されるチ
タン化合物は、一般式:Ti  (OR” ) 4−、
X、 (式中、R11は、炭素原子1−12個含むアル
キル基、Xは、臭素又は塩素の様なハロゲン原子、及び
qは、0−4の範囲の整数又は分数を表す)を有する化
合物であって良い。これらの化合物の内、四塩化チタン
、チタンテトライソプロポキシド、チタンテトラ−n−
プロポキシド又はチタンテトラ−n−ブトキシドが使用
されて良い。 [0022] 触媒を製造するのに使用されるバナジウム化合物とチタ
ン化合物との量は、担体に固定されるべきバナジウムと
チタンの量に左右される。触媒の製造の間に使用される
バナジウム化合物の量は、一般的に、担体のマグネシウ
ムのモル当たり0.05−2モル、好適には0.1−1
モルである。 [0023] 使用されるチタン化合物の量は、特に、バナジウムの使
用された量の、チタンの使用された量に対するモル比が
、50150−99.5−0.5、好適には70/30
−98−2である様な量である。触媒がこの様な割合の
バナジウム化合物とチタン化合物で製造される場合、触
媒は、非付着性でかつ高い嵩密度と良好な流動性を有す
るエラストマープロピレン共重合体粉末を、ガス相乗合
化で製造するのに特に適切であることが分かっな。若し
バナジウム化合物とチタン化合物の使用量のモル比が低
過ぎるならば、触媒は、比較的に高い結晶性を有するブ
ロピレン共重合体を生成し、かつ特にプロピレンの非共
役ジニンとの共重合体の製造に貧弱に適することが分か
っている。これに反して、若しこの比が高過ぎるならば
、触媒は、付着性粉末の形態であり、かつガス相共重合
化反応工程で取り扱い困難なるプロピレン共重合体を生
成する。この触媒の際立った性質はまた使用される特別
の担体、特にその球状形と、電子供与体化合物D2で処
理されな担体自身中の電子供与体D1力カミ期多量に存
在することの結果である。 [0024] 好適には、担体とバナジウム化合物とチタン化合物との
間の接触は、前記バナジウム化合物とチタン化合物とが
可溶な炭化水素中で掻き交ぜ、例えば攪拌で生成される
。液体炭化水素は、飽和脂肪族炭化水素、例えば、n−
ヘキサン又はn−へブタン、又はこれらの混合物の様な
炭素原子5−12個のものである。接触は、0−120
℃、好適には20−100℃の範囲の温度で起こるのが
良い。実際的に、接触は、各種の方法で起こる。 [0025] 例えば、液体炭化水素中の担体の懸濁へ バナジウム化
合物にチタン化合物をを続けて、又はチタン化合物にバ
ナジウム化合物を続けて添加出来る。これらの続ける添
加は、次々に直ぐに続けて良く、又は数分から数時間、
例えば、10分=2時間の範囲の期間で別々に添加して
良い。これらの続ける添加はまた、液体炭化水素で中間
固体の洗浄を挟んでも良い。この2つの添加は、10分
−30分例えば0.5−2時間の範囲の期間に亙り、迅
速に又は徐々に実施されて良い。この添加は、同じ温度
で又は異なる温度で実施されて良い。 [0026] 然し乍ら、好適には、液体炭化水素中の担体の懸濁へ、
バナジウム化合物とチタン化合物の予備製造混合物か、
又は好適には、バナジウム化合物とチタン化合物を同時
にのいずれかを添加する。添加時間は、10分−10時
間、特に0. 5−2時間継続するのが良い。 [0027] 担体を、バナジウム化合物とチタン化合物とに接触させ
る温度は、0−120℃、好適には30−110℃であ
るのが良い。 [0028] バナジウム化合物とチタン化合物は、純粋状態で、液体
形態で、又は例えば炭素原子5−12個の一つ又はそれ
以上のアルカン類の様な液体炭化水素中の溶液で使用さ
れるのが良い。 [0029] 総てでないかもしれない力板使用されるバナジウム化合
物とチタン化合物の量の大部分が、担体に固定されるけ
れども、触媒は、前記の様な液体炭化水素で1回又はそ
れ以上洗浄されるのが良い。 [0030] 担体がバナジウム化合物とチタン化合物とに接触される
ことは、4価バナジウムを4未満の原子価状態、好適に
は3原子価状態へ変える、及び/又は3価バナジルを3
価未満の原子価状態、好適には2価へ変える所の還元反
応により、かつ4価チタンを4未満の原子価状態、好適
には3原子価状態に変える所の還元反応により、担体中
にバナジル化合物とチタン化合物との沈殿からなる。本
発明の方法は、バナジウム化合物とチタン化合物の出発
原料の原子価状態の直ぐ下位の原子価状態へ、バナジウ
ムとチタンを還元する有利を有する。還元剤は、有機金
属化合物と担体の間の接触により得られる化合物である
。特に驚くべきことに、バナジウム化合物とチタン化合
物との沈殿が、担体中に独占的に生成し、かつ還元状態
のバナジウム化合物及び/又はチタン化合物から本質的
になりかつ担体を含まない固体粒子カミ触媒製造中に実
際的に生成されないことが突き止めらでいる。特に有利
なことには、この様にして得られた触媒が、重合化に活
性な細かい又は微細粒子のないことが観察される。 [0031] 驚くべきことに、担体の本質的な非晶質構造、寸法、粒
度分布、及び形態が、触媒の製造中に変化しないことが
突き止められる。従って、得られた触媒は、その物理的
性質が、最初の担体の粒子の物理的性質と実際的に同じ
である粒子からなる、特に、触媒は、マス平均直径10
−100ミクロン、好適には15−70ミクロン、特に
20−50ミクロンのものと、マス平均直径Dmの数的
平均直径Dnに対する比として測定された粒子寸法分布
カミ 3を超えない、好適には2.5を超えない、特に
2を超えないものとを有する球状粒子からなる。 [0032] この製造の利点は、総てでないとしても、使用されたバ
ナジウム化合物とチタン化合物との大部分が、担体に固
定されている事実に関連される。一般的に、製造中に使
用されたバナジウム化合物とチタン化合物との90%以
上、かつ更に99%以上が、担体に固定されていること
が突き止められる。この方法の他の特徴は、バナジウム
化合物とチタン化合物とが担体全体に亙り均一に固定さ
れて、触媒を重合化の間より強固とすることである。こ
れらの利点の組み合わせは、化合物D1を含む特別の担
体が使用され、かつこの担体が最初に化合物D2と接触
される事実に由来する。更に、触媒が、製造中の還元剤
として、しかし担体と接触されることにより、かつ還元
反応によ変換される形態で、使用される有機金属化合物
の一部を含むことが観察された。この様にして得られた
触媒は、2−15重量%のバナジウムとチタン化合物を
含む。触媒は、エチレン、フロピレン、1−ブテン、1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン又は1−オクテ
ンの様な炭素原子2−12個を含むオレフィンの重合化
又は共重合化に使用されて良い。ポリエチレン、又はエ
チレンと炭素原子3−12個を含むα−オレフィンとの
共重合体、及びエラストマーフロピレン共重合体、特に
30−70重量%のプロピレンと70−30重量%のエ
チレン及び/又は1−ブテン及び任意的に非共役ジエン
類を含むエラストマー共重合体の製造に特別に適し、前
記非共役ノニン類は、エチリデンノルボルネン、4−メ
チル−1,4−へダシエン及び2−メチル−1,5−へ
キサジエン、1.5−へキサジエン、シシクロペンタジ
ニン又は1.4−へキサジエンである。ニラストマー共
重合体は、特に、懸濁中における、又は流動床及び/又
は機械的攪拌床を含む反応器中のガス相における重合化
により製造される。触媒は、元素の周期分類の第■族又
は第工II族に属する金属の有機金属化合物から選択さ
れる助触媒の存在下に、かつ任意的にハロゲン化炭化水
素、例えばCHCl   CFCl3又はジクロロエタ
ンの存在下に使用さる。助3゛ 触媒は、有機アルミニウム化合物、例えば、トリニチル
アルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリーn
−ヘキシルアルミニウム、トリーn−オクチルアルミニ
ウム、又は塩化ジエチルアルミニウムの様なトリアルキ
ルアルミニウム、水素化アルキルアルミニウム、アルコ
キシアルキルアルミニウム、又はハロゲン化アルキルア
ルミニウムである。触媒と助触媒は、一般的に、助触媒
の金属の量の触媒のバナジウムとチタンとの量に対する
モル比が0. 5と50の間である様な割合で使用され
る。重合化反応又は共重合化反応は、エラストマー共重
合体を製造する為に、0.1−5MPa、例えば0.5
−3MPaの範囲の全圧で、〇−100℃、好適には0
−60℃で実施されて良い。本発明により製造された触
媒は、直接的に、又はガス相で及び/又は液体炭化水素
媒体中の懸濁で実施されるオレフィン予備重合化を受け
た後に使用されるのが良い。予備重合化操作は、触媒の
形態を保持しながら、触媒粒子の寸法を増大するに帰す
る。予備重合化操作は、前記の様な触媒と助触媒を一つ
又はそれ以上のオレフィン、例えばエチレン又はプロピ
レンの様なC2−C8α−オレフィンと接触させること
にある。予備重合化反応は、バナジウムのミリモル当た
り10−500g、好適には30−250gのポリオレ
フィンが得られるまで、続けられるのが良い。帯電防止
剤、例えばシェル(Shel1)により販売される「A
SA3J  (登録商標)が、重合化又は共重合化又は
予備重合化の間使用されるのが良い。
【0033】 重合化反応又は共重合化反応の間に、重合体又は共重合
体の粒子の不均一な発生が観察され、これらの球状形は
保持され、かつ粒度分布は狭くなる。特に、球状粒子で
、かつ良好な流動性を発揮し、かつ一般的に0.3と0
.5g/cm3の間の高い嵩密度からなる非付着性粉末
からなるエラストマーフロピレン共重合体を得ることが
出来る。共重合体は、重量平均分子量Mwの数平均分子
量Mnの比が3と11であることを特徴とする比較的に
狭い分子量分布を有する。更に、共重合体は、極めて低
い濃度のバナジウムとチタン、一般的に全体で15重量
ppm未満を有する。 [0034] 粒子のマス平均直径(Dm)と数的平均直径(D n 
)の測定方法担体又は触媒粒子のマス平均直径(D m
 )と数的平均直径(Dn)は、オプトマックス(Op
tomax)イメージアナライザー[マイクローメジャ
メント社(Micro−Measurements  
Ltd、)英国]により顕微鏡的観察で測定される。測
定の原理は、光学顕微鏡と頻度分布表を使用して、粒子
集団の実、倹約研究により得ることにあり、頻度分布表
は直径の各クラス(i)に属する粒子の数(ni)を与
え、各クラス(i)は前記クラスの境界の間に包含され
る中間直径(di)により特徴付けられる。1981年
6月の公のフランス標準NF  X  11−630に
よると、DmとDnは、次の式により与えられる:[0
035] [0036] D m / D n比は、粒度分布を特徴付けるもので
、しばしば「粒度分布の幅」と呼ばれている。オプトマ
ックス イメージ アナライザーを使用する測定は、逆
にした顕微鏡により実施され、これは16と200倍の
間の倍率で試験されるべき担体又は触媒の粒子の分散を
許すものである。粒子の大きさ又は直径を測定し次いで
これらを分類する目的で、テレビジョンカメラが、逆に
した顕微鏡により与えられるイメージをキャッチし、次
いでイメージをコンピューターに送り、コンピューター
は、受信したイメージをラインずつかつ各々のライン上
の点ずつ順に解析する。 [0037] 分子量分布の測定 (共)重合体に分子量分布は、(共)の重合体重量平均
分子量、Mwの、数平均分子量、Mnに対する比により
、「ウオータズ(Waters)jモデル″’150C
”  (登録商標)ゲル浸透クロマトグラフ(高温サイ
ズ エクスクルージは、下記の通りである: 溶剤:1,2.4−トリクロロベンゼン溶剤流速:  
1ml/分 3個の「ショデックスJ (SHodex)(登録商標
)モデル゛’AT  80M S ”カラム 温度: 150℃ −試料濃度: 0.1重量% −射出容量: 500マイクロリツタークロマトグラフ
と一体の屈折計により検出「リギデックス(Rigid
ex)J 6070EA (登録商標)の商標名でビー
ピー ケミカルズ(BP  Chemicals)  
 S、N、C,により販売される高密度ポリエチレン: Mw=65.00及びMw/Mn=4、及び高密度ポリ
エチレン:Mw=210. 000及びMw/Mn=1
7.5、これらを使用して校正。 [0038]
【実施例】
次の限定されない実施例により本発明を説明する。 [0039] 実施例1 塩化マグネシウム担体の製造 ジイソアミルエーテル(DIAE)の204m1(1モ
ル)を、周囲温度(20℃)でかつ窒素雰囲気下に、3
25rpmで回転する攪拌システムを備え、かつn−ヘ
キサン31中のジブチルマグネシウム2モル溶液を含む
5リツトルのステンレス鋼反応器に導入した。反応器を
25℃に保持し、塩化第三級ブチル484m1  (4
,4モル)を12時間に亙り反応器中に導入した。次い
で混合物を、25℃で3時間攪拌し続けた。得られた固
体生成物を、各2リツトルのn−ヘキサンで、4回洗浄
した。かくして、2モルの塩化マグネシウムが、平均直
径Dm=35ミクロンと粒度分布Dm/Dn=1.6を
有する球状粒子の形態で、及びDIAE/Mgモル比=
0.16とC1/Mgモル比=2を有して得られた。
【0040】 触媒の製造 前記製造された塩化マグネシウムの0.1モルを含むn
−ヘキサンの300m1を、窒素雰囲気下に、カリ20
℃で、300rpmで回転する攪拌システムを備え7′
:1リツトルのガラス反応器に導入した。反応器を30
℃まで加熱した。 n−ブタノールの0.1モルを含むn−ヘキサンの20
m1を、ガラス反応器に1時間に亙り導入した。混合物
を30℃で0.5時間の間攪拌し続けた後、得られた固
体を、各25℃にてn−ヘキサン0.5リツトルで、2
回洗浄した。懸濁の容量を、上澄液相の部分を除去する
ことにより、150m1まで戻した。次いで0. 1モ
ルのトリエチルアルミニウムを含む100m1のn−ヘ
キサンを、50℃で、1時間に亙り攪拌懸濁液中に導入
した。混合物を80℃で1時間攪拌し続けた後、得られ
た固体を、各50℃にて0. 5リツトルのn−ヘキサ
ンで、2回洗浄し、次いで各25℃にて0.5リツトル
のn−ヘキサンで、2回洗浄した。懸濁の容量を、上澄
液相の部分を除去することにより、150m1まで戻し
た。次いで16ミリモルの3塩化バナジルと4ミリモル
のトリーn−プロポキシドバナジルと4ミリモルの4塩
化チタンとからなる混合物を含むn−ヘキサンの100
m1を、2時間に亙り30℃で攪拌懸濁に導入した。混
合物を、80℃にて1時間攪拌し続けた後、得られた固
体を、各0. 5リツトルのn−ヘキサンで、50℃に
て2回洗浄しな。次の特性(モル比)を有する球状触媒
を得な:V/Mg=0.15.Ti/Mg=0.04、
Al/Mg=0.15゜C1/Mg=2 、 6 、 
 T i3+/T i = 1、Dm/Dn=1.8.
Dm=31ミクロン [0041] 実施例2 触媒の製造 n−ブタノールが無水エタノールと交換された以外は、
実施例1と全く同じに実施された。次の特性(モル比)
を有する球状触媒が得られた:V/Mg=0.16.T
i/Mg=0.04.Al/Mg=0.17゜C1/M
g=2. 7.  Ti3+/Ti=I   Dm/D
n=1.  7゜Dm=33ミクロン。 [0042] 実施例3 16ミリモルの3塩化バナジルの代わりに18ミリモル
が使用され、4ミリモルの4塩化チタンの代わりに2ミ
リモルが使用され、かつ3塩化バナジルと4塩化チタン
が、混合物の形態で導入される代わりに別々に及び同時
に同時にされた以外は、実施例1と全く同じに実施され
た。次の特性(モル比)を有する球状触媒が得られた: V/Mg=0.16.Ti/Mg=0.018.Al/
Mg=0.17゜C1/Mg=2.7.Ti3+/Ti
=I  Dm/Dn=1.7゜Dm=31ミクロン。 [0043] 実施例 4 プレポリマーの製造 750 r pmで回転する攪拌システムを備えた5リ
ツトルのステンレス鋼反応器に、窒素下に、70℃まで
加熱したn−ヘキサン2リツトルを導入し、次いで、1
6ミリモルのトリエチルアルミニウムと8ミリモルの塩
化ジエチルアルミニウムの混合物を導入し、次いで4ミ
リモルの遷移金属を含む実施例1で製造した触媒の一定
量を導入しな。標準状態下に測定した水素の2.5リツ
トルを、反応器に導入し、続いて4時間の間80g/時
間の一定流速でエチレンを導入した。反応器の内容物を
、回転蒸発器に移し、次いで溶剤を60℃の温度で減圧
下に蒸去した。この様にして得られたプレポリマーを、
窒素下に保存した。 [0044] 攪拌床反応器中におけるエチレンとプロピレンのガス相
共重合化前記共重合化から得られ、かつ窒素下に保存さ
れた共重合体粉末の200gの粉末装填を、250rp
mで回転する乾燥粉末の為の螺旋攪拌機を備えた2、5
リツトルのステンレス鋼反応器に、窒素雰囲気下に導入
した。反応器を40℃まで加熱した後に、4ミリモルの
トリイソブチルアルミニウムと12.5ミリモルのクロ
ロホルムを反応器中に導入し、続いて0.1ミリモルの
遷移金属に相当する前記製造したプレポリマーの一定量
を導入し、続いて標準状態下に測定した250m1の水
素と、C2/C3モル比=60740のエチレンとプロ
ピレンの混合物を導入して、全圧0.5MPaを得た。 エチレンとプロピレンの混合物を、全圧を一定に保持し
ながら、反応器に導入した。6時間の共重合化の後に、
680gの共重合体粉末を回収し、これは、次の特性を
有する球状粒子からなっていた− チタンとバナジウム
含量:10重量ppm−MI5/190:0.3g71
0分 −エチレン誘導単位の重量含量:50%−結晶化度:1
.5% −Dm:280ミクロン Dm/Dn : 1.9 MI 5/190は、190℃で5kg負荷下に測定し
た共重合体のメルトインデックスである。 [0045]
【発明の効果】
従来のチーグラー−ナッタ型の触媒システムによると、
ポリエチレンの製造に使用されるカミエラストマープロ
ピレン共重合体を満足な条件で製造することは出来ない
欠点がある。また公知のバナジウムに基づくチーグラー
−ナッタ型の触媒は、多量のバナジウム化合物の使用を
必要上し、その小割合のみが、担体に固定されることが
観察されている。触媒洗浄操作は、一般的に、担体に固
定されないバナジウム化合物の過剰を除去するのに必要
で、この操作は、バナジウム化合物の毒性と腐蝕性の為
に、コスト高につきかつ困難である欠点がある。 [0046] 然るに、本願発明によると、塩化マグネシウムに担持さ
れるバナジウムとチタンとに基づく球状触媒の製造方法
が提供され、この方法は、担体の本質的な非晶質構造、
寸法、粒度分布、及び形態が、触媒の製造中に変化せず
、使用されたバナジウム化合物とチタン化合物との大部
分が、担体に固定され、一般的に、製造中に使用された
バナジウム化合物とチタン化合物との90%以上、かつ
更に 99%以上が、担体に固定されている特徴があり
、オレフィンの重合化に高活性を発揮する球状バナジウ
ムとチタンとの触媒を製造することを特徴とする特にガ
ス相共重合化方法を使用して、エラストマープロピレン
共重合体の製造に特に適合される。この場合、触媒は、
エラストマープロピレン共重合体粉末が、球状かつ非付
着性の形態で直接的に製造されるのを可能とし、この粉
末は、 高嵩密度、 良好な流動性及び取り扱い易さを備える。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化マグネシウムの担体へバナジウムとチ
    タンとの還元により沈殿されるバナジウム化合物とチタ
    ン化合物とに基づくチーグラー−ナッタ型触媒の製造方
    法において、方法は、次の工程:(1)(i)実質的に
    Mg−C結合を含むどの生成物も含まない2塩化マグネ
    シウムの80−99.5モル%と、(ii)活性水素を
    含まない電子供与体化合物(D1)の0.5−20モル
    %とからなる担体を、前記担体は、10−100ミクロ
    ンのマス平均直径Dmと、Dmの、粒子の数的平均直径
    Dnに対する比が3を超えない様な粒度分布とを有する
    球状粒子の形態であり、前記担体を、続いて活性水素を
    含む少なくとも一つの電子供与体化合物(D2)と、バ
    ナジウム化合物とチタン化合物とを還元出来る少なくと
    もひとつの有機金属化合物とに、液体炭化水素中で接触
    させ、(2)接触させる所の前記2つの操作から得られ
    た固体生成物を液体炭化水素で洗浄し、次いで(3)前
    記洗浄固体生成物を、両方とも液体炭化水素に可溶性で
    あるバナジウム化合物とチタン化合物とに接触させる、
    この3工程にあることを特徴とするチーグラー−ナッタ
    型触媒の製造方法。
  2. 【請求項2】電子供与体化合物(D1)が、エーテル類
    、チオエーテル類、カルボン酸エステル類、スルホン類
    、スルホキサイド類、第三級ホスフィン類、第三級ホス
    ホールアミド類、第三級アミン類及び第二級アミド類か
    ら選択されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】電子供与体化合物(D2)が、アルコール
    類、フェノール類、第一級又は第二級ホスフィン類、第
    一級又は第二級アミン類、第一級アミド類及びカルボン
    酸類から選択されることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】化合物(D2)の0.1−2モル未満が、
    担体のマグネシウムのモル当たり使用されることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】有機金属化合物が、有機アルミニウム、有
    機マグネシウム及び有機亜鉛化合物から選択されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】有機金属化合物の0.1−2モルが、担体
    のマグネシウムのモル当たり使用されることを特徴とす
    る請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】バナジウム化合物の0.05−2モルが、
    担体のマグネシウムのモル当たり使用されることを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】バナジウム化合物とチタン化合物の量が、
    50/50−99.5/0.5のV/Tiモル比で使用
    されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】ポリエチレンの、エチレンと炭素原子3−
    12個含むα−オレフィンとの共重合体の、及びプロピ
    レン、エチレン及び/又は1−ブテン、及び任意的な非
    共役ジエン類とのエラストマー共重合体の、これらの製
    造に対して請求項1により製造された触媒の使用。
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