JPH0439260Y2 - - Google Patents

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JPH0439260Y2
JPH0439260Y2 JP3108389U JP3108389U JPH0439260Y2 JP H0439260 Y2 JPH0439260 Y2 JP H0439260Y2 JP 3108389 U JP3108389 U JP 3108389U JP 3108389 U JP3108389 U JP 3108389U JP H0439260 Y2 JPH0439260 Y2 JP H0439260Y2
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JP
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rope
wheel
motor
certain
wheels
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JP3108389U
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  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は船などに装備される揚錨や魚網などの
ロープ繰上機に関する。
(従来の技術) モーター軸端にローラーを設け、回動するロー
ラー上でロープを滑らしながら自動的に引き揚げ
ることを可能になしてロープ繰上機は存在してい
る(例えば、実開昭62−119387号公報参照。) (考案が解決しようとする課題) 上記した従来のものはロープの引き揚げを省力
的に行い得るものであつてその有用性は大なるも
のである。
しかし、その引き揚げの対象は単にロープに限
られ、しかもロープの途中に括り目などの膨大部
のあるような場合は最早、その自動的な引揚は不
可能となるのである。
本考案は叙上の問題点に鑑みてなされたもので
引揚対象をロープ以外に及ぼしめると共にロープ
途中に括り目などの膨大部があつても自動的な繰
上の行い得るものになす他、従来に増して使い勝
手の良好なるものになさしめた揚錨や魚網などの
ロープ繰上機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は周縁に一定
形状の繰込穴を列設した円形側面を具備させた輪
体の二つを一定長離して且つ繰込穴の正対するよ
うにモーターの出力軸端に固定させると共に、両
輪体間に形成されるロープ嵌入溝は周縁部位で溝
巾の漸拡するようになし、且つ該ロープ嵌入溝内
には張り出し瘤部の形成されたロープ外し板を前
記出力軸端とは無関係の回動自在で且つ張り出し
瘤部がロープ取入れ側と反する側の上向きに位置
するように設けしめ、また該張り出し瘤部の上方
には転輪を配置すると共に該転輪を揺動自在とな
したアームを介し輪体外周で一定角度範囲に揺動
することにより転輪が輪体の適宜半径外方向へ退
避するようになし、該転輪の一定量以上の退避で
モーターが停止するようになさしめたことを特徴
とする。
これが作用は次の実施例の記載により明らかと
なる。
(実施例) 以下、本考案の具体的な実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図は全体斜視図、第2図は組立説明図、第
3図は輪体の断面視説明図、第4図は輪体の下部
周辺を示す側面視説明図、第5図は使用状態説明
図である。
1は船の舳先などに固定されるモーターでここ
ではバツテリー電源により駆動するものとしてあ
る。
2及び3は何れも合成樹脂などからなる輪体で
一方のもの2は概略円板形をなし、他方のもの3
はローラー部3aの形成してある概略円錐台形に
なしている。しかして各輪体2,3の円形側面2
A,3Aには外周に沿つて一定形状の繰込穴h,
hを列設し、且つ周囲隅角部crを第3図に示すよ
うに斜状に切除すると共に一定半径部位には輪状
溝m,mを形成してある。そして4及び5はキー
溝4a,5aの形成された筒体で各輪体2,3の
中心部に固着させてあり、且つ一方の筒体4は輪
体2の円形側面2Aから一定長張り出した状態と
なしている。
6はロープ外し板で、張り出し瘤部7aの在る
合成樹脂などからなる板部材7の先端にラジアル
ベアリング(ボールベアリング又はローラーベア
リングなど)8を固着してなる。
しかしてモーター1の出力軸端9に対し各輪体
2,3の筒体4,5を外嵌させ且つキー10結合
させた後、出力軸端9の先端螺子部にナツト11
をワツシヤwなどを介して螺着することにより各
輪体2,3をその円形側面2A,3Aが一定長離
れた状態で対向し且つ繰込穴h,hが正対するよ
うに固定するのである。一方、ロープ外し板6は
輪体3を出力軸端9に装着する前に張り出し瘤部
7aを上向きとし且つラジアルベアリング8の内
輪8bを前記筒体4に外嵌させることにより装着
するのであり、こうして装着された後のロープ外
し板6は輪状溝m,mの存在によりラジアルベア
リング8の外輪8aが自由に回動し得ることから
出力軸端9廻りの回動を自在になされる。また輪
体2,3の円形側面2A,3A相互で形成させた
ロープ嵌入溝dは筒体4の長さに規制されてその
巾がロープRの直径よりも僅かに小さい寸法に固
定され且つその外周は周囲隅角部crが斜状に切除
されているため輪体2,3の半径外方向に向かつ
て断面視V字状に漸拡したものとなる。
12はロープ嵌入溝d内の上方に位置させた転
輪である。該転輪12の支持機構はモーター1の
端面1aにボルト13,13固定される横部材1
4を設けてその一端に出力軸端9と並行に支軸1
5を固定させると共に該支軸15の細径部に筒軸
16を回動自在に外嵌させ、且つ該筒軸16から
は転輪12を支持させるための鉤状アーム17を
延出させるようになす他、前記鉤状アーム17を
図示しないバネにより転輪12がロープ嵌入溝d
内に入り込む方向へ付勢させ、転輪12に対し輪
体2,3の半径外方向へ向けて押し出すような一
定大きさ以上の力が作用すると、該転輪12が前
記バネの力に抗してロープ嵌入溝d内から退避移
動するようになしている。そして18は筒軸16
と一体になした延長筒軸で、これの先端には先端
に膨大部のあるスイツチ押圧アーム19を図示し
ないバネの力に抗して延長筒軸18廻りの一定角
度範囲内で回動変位し得るように且つ該バネの力
による元位置への自動復帰可能なように装着し、
転輪12の一定量以上の退避移動により該スイツ
チ押圧アーム19が連動変位してモーター1の停
止スイツチ20を作動させるようになし、また転
輪12の過度な退避移動によつてもスイツチ押圧
アーム19の延長筒軸18廻りの一定角度範囲内
での回動変位により停止スイツチ20に対し無理
な力が作用しないようになしている。
21は輪体2,3の繰出方向f2への回転を阻
止するための係止装置で、ここでは横方向部材1
4に螺子固定される支持ボルト22に筒体23を
回動自在に外嵌させると共に該筒体23に係止棒
24及びバランス重り25を固定し、且つ係止棒
24は輪体2の円形側面2Aの繰込穴hに達する
長さに設定し、輪体2,3が第4図に示すように
繰上方向f1に回転すると係止棒24は二点鎖線
gのように退避移動して輪体2の回転を許容し、
他方輪体2が繰出方向f2に回転すると繰込穴h
内で係止棒24はバランス重り25の重力作用で
実線の側に移動してその背後を横方向部材14に
螺子固定された支持ボルト26に支持されて輪体
2の回転を阻止するようになしてある。
27は比較的長くなして係止ボルトで前記横方
向部材14に螺子固定されていて、ロープ外し板
6が輪体2,3と共にその繰上方向f1に回転す
るのを係止するように作用する。
なお28は横方向部材14の一端に固定させた
ガイドローラで繰り上げるべきロープRをこれが
輪体2,3に達する前の段階で案内させるための
ものである。
次に上記本考案品の使用例及び作用を説明す
る。ロープRを引き揚げるさいはそのロープRを
ガイドローラ28上を経てロープ嵌入溝dまで導
き且つ該ロープ嵌入溝dに前方から後方へ向けて
巻き掛け、さらに転輪12を手で持ち上げた状態
でこれの下にロープRを引き通しておいてその転
輪12を解放することによりロープRを転輪12
で圧下させ、しかる後にモーター1を始動させて
輪体2,3を繰上方向f1に回転させるようにす
る。そうするとロープRに対して輪体2,3の繰
上力が作用してロープRが緊張することからロー
プRはロープ嵌入溝dの断面視V字状部に嵌まり
込んだ状態となつて確実に引き揚げられるのであ
り、回転変位するロープ嵌入溝dと共に一定角度
位置に達した該ロープRはロープ外し板6の張り
出し瘤部7aで順次ロープ嵌入溝dから離脱させ
られ輪体2,3の後方側下方へその繰上げ変位に
伴つて垂れ下がつていくのであり、またロープR
の途中などにチエーンxが連結されていてもその
各リンクが第5図に示すように輪体2,3の繰込
穴h,hに順次嵌入するため的確に引き揚げられ
るものとなり、またロープRの途中に括り目など
の膨大部があつてもチエーンxの場合に準じて支
障なく引き揚げられるものとなるのであり、また
ロープRの途中に一定大きさのゴム塊kなどを取
りつけておけばロープRが引き揚げられてそれが
転体12の位置に達したときそのゴム塊kにより
転体12がロープ嵌入溝dから一定量以上退避移
動させられることからモーター1の停止スイツチ
20が作動させられモーター1は自動的に停止す
るものとなるのである。そして、このようにして
回転の停止された輪体2,3に対しロープRの引
張力による繰出力が作用し輪体2,3が繰出方向
f2へ回転しようとしても係止装置21が自動的
に働いて輪体2,3はその回転を係止され、ロー
プRは確実に引揚状態に維持される。
一方、ロープRを繰り出すさいはロープRを輪
体2,3から外して解放するようになすか、或い
は係止装置21による輪体2の係止を手操作など
で解除することにより輪体2,3を繰出方向f2
へ回転させるようになしてもよい 直径の異なるロープRを使用するさいはロープ
嵌入溝dの巾が不適当となることがあるが、この
ような場合は輪体2,3相互間に位置する筒体4
の外周にスペーサリングsを適宜介装して調整す
るようになす。
(考案の効果) 以上のように本考案によればロープに限らずチ
エーンをも引き揚げることが可能ならしめる他、
ロープに括り目などの膨大部があつても自動的な
繰上の行い得るものであり、またロープなどの引
き揚げを適宜長さで自動的に停止させ得ると共に
その不用意な繰出しを確実に阻止し得るなど使い
勝手の頗る良好なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体斜視図、第2図は組立説明図、第
3図は輪体の断面視説明図、第4図は輪体の下部
周辺を示す側面視説明図、第5図は使用状態説明
図である。 1……モーター、2及び3……輪体、2A及び
3A……円形側面、6……ロープ外し板、7a…
…張り出し瘤部、9……出力軸端、12……転
輪、17……アーム、18……一定軸(延長筒
軸)、21……係止装置、27……係止棒、d…
…ロープ嵌入溝、h……繰込穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周縁に一定形状の繰込穴を列設した円形側面を
    具備させた輪体の二つを一定長離して且つ繰込穴
    の正対するようにモーターの出力軸端に固定させ
    ると共に、両輪体間に形成されるロープ嵌入溝は
    周縁部位で溝巾の漸拡するようになし、且つ該ロ
    ープ嵌入溝内には張り出し瘤部の形成されたロー
    プ外し板を前記出力軸端とは無関係の回動自在で
    且つ張り出し瘤部がロープ取入れ側と反する側の
    上向きに位置するよう設けしめ、また該張り出し
    瘤部の上方には転輪を配置すると共に該転輪を揺
    動自在となしたアームを介し輪体外周で一定角度
    範囲に揺動することにより転輪が輪体の適宜半径
    外方向へ退避するようになし、該転輪の一定量以
    上の退避でモーターが停止するようになさしめた
    ことを特徴とする揚錨や魚網などのロープ繰上
    機。
JP3108389U 1989-03-18 1989-03-18 Expired JPH0439260Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3108389U JPH0439260Y2 (ja) 1989-03-18 1989-03-18

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JP3108389U JPH0439260Y2 (ja) 1989-03-18 1989-03-18

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JPH02124991U JPH02124991U (ja) 1990-10-15
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JP3108389U Expired JPH0439260Y2 (ja) 1989-03-18 1989-03-18

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100928351B1 (ko) * 2007-12-17 2009-11-23 김용문 문어잡이 통발의 이동형 수평 권양장치

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Publication number Publication date
JPH02124991U (ja) 1990-10-15

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