JP3038328B1 - 小型牽引巻上機 - Google Patents

小型牽引巻上機

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JP3038328B1
JP3038328B1 JP10338677A JP33867798A JP3038328B1 JP 3038328 B1 JP3038328 B1 JP 3038328B1 JP 10338677 A JP10338677 A JP 10338677A JP 33867798 A JP33867798 A JP 33867798A JP 3038328 B1 JP3038328 B1 JP 3038328B1
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Japan
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JP10338677A
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Inventor
勝久 石田
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株式会社 ニッチ
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Publication date
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 効率良くかつスムースに巻上げできる小型牽
引巻上機を提供することにある。 【解決手段】 ロードシーブ1と、ロードシーブ1を回
転自在に保持する一対のサイドプレート2,2と、一対
のサイドプレート2,2を所定間隔をもって相互に連結
する複数本のステーボルト3…と、を備える。さらに、
ロードシーブ1の下方位置に配設した1本のステーボル
ト3に、短寸パイプ状ローラ7を遊転自在に外嵌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型牽引巻上機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型の牽引巻上機としては、ピニ
オンシャフトと、ピニオンシャフトに外嵌されるロード
シーブ及びディスクハブと、ロードシーブを回転自在に
保持すると共に複数本のステーボルトにて相互に連結さ
れた一対のサイドプレートと、一方のサイドプレートに
付設されたギヤケースに内装された減速歯車機構とを備
え、さらに、他方のサイドプレートに付設されたブレー
キカバー内には、上記ディスクハブに一対のブレーキラ
イニング及びその間に爪車が外嵌されると共に、ピニオ
ンシャフトにディスクナットが螺進退自在に外嵌され、
また、ディスクナットの外周の歯車部に係脱する切換爪
が内装されると共に、ブレーキカバーに回転可能に取付
けられたハンドルを、備えたものが広く使用されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この
(従来の)牽引巻上機では、部品点数が多く、構造も複
雑であった。そこで、本願発明者は、さらに構造を簡素
化して小型化・軽量化した牽引巻上機を試作するもの
の、それに伴って後述する問題が生じていた。 ハンドルを回転して巻上げる際、(サイドプレート
やロードシーブ等にて構成された)本体部が負荷側のロ
ードチェーンの方へ傾き、それによって、ロードシーブ
下部に配設されたステーボルトが、負荷側のロードチェ
ーンに接触して摩擦抵抗を生じ、大きな巻上力を要す
る。 ハンドルを反復揺動させて巻上げを行うが、この
際、本体部は小型軽量であるために振れ易く、チェーン
のリンクとリンクの段差部に、小径の下部ステーボルト
が嵌り込んで、巻上げが一旦ストップするという問題が
あった。
【0004】そこで、本発明は、効率良くかつスムース
に巻上げできる小型牽引巻上機を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る小型牽引巻上機は、ロードチェーン
を巻上げ・巻下げするロードシーブと、該ロードシーブ
を回転自在に保持する一対のサイドプレートと、一対の
該サイドプレートを所定間隔をもって相互に連結する複
数本のステーボルトと、を備えた小型牽引巻上機に於
て、上記ロードシーブの下方位置に側面視I字状のスト
リッパを設けると共に、該ストリッパの下方位置に配設
した1本の上記ステーボルトに、短寸パイプ状ローラを
遊転自在に外嵌したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0007】図1と図2は、本発明の小型牽引巻上機の
実施の一形態を示し、この小型牽引巻上機は、本体部23
に回転自在にハンドル19を取付けたものである。先ず、
本体部23から説明すると、1はロードシーブであり、一
端13aに下フック14を有するロードチェーン13がロード
シーブ1に懸架されて巻上げ・巻下げされる。
【0008】このロードシーブ1は、その左右軸部が左
右一対のサイドプレート2,2にて回転自在に保持され
ている。また、一対のサイドプレート2,2は、複数本
のステーボルト3…にて所定間隔をもって相互に平行に
連結されている。
【0009】また、一対のサイドプレート2,2間の上
部には、枢結軸4を介して上フック5の基端が枢着され
ると共に、サイドプレート2,2間の下部(ロードシー
ブ1の下方位置)にはストリッパ6が差込状に取付けら
れている。
【0010】しかして、本実施の形態では、3本のステ
ーボルト3…が設けられており、その内の2本は上記枢
結軸4近傍位置に配設されると共に、残りの1本のステ
ーボルト3(3a)は、ストリッパ6の下方位置に配設
されている。そして、このストリッパ6下方位置のステ
ーボルト3(3a)に、短寸パイプ状ローラ7が遊転自
在に外嵌されている。
【0011】また、ロードシーブ1に一体状にシャフト
8が連設されており、このシャフト8に、ディスクハブ
9が一体回転可能に外嵌され、かつ、ディスクナット10
が軸方向螺進退自在に外嵌されている。また、ディスク
ハブ9に一対のブレーキライニング11,11が外嵌される
と共に、ブレーキライニング11,11の間に爪車12が配設
されている。
【0012】また、各サイドプレート2,2の外面には
カバー部材が取付けられており、シャフト8側のカバー
部材の内部に、爪車12側に弾発付勢されて爪車12の逆転
を防止する爪24が設けられている。
【0013】ディスクナット10は、シャフト8の端部8
a側に開口する凹部を有し、この凹部を施蓋するように
遊転ハンドル15がディスクナット10にボルト部材にて連
結されている。また、ディスクナット10の凹部に対応す
る軸心位置に於て、ワッシャ16がシャフト8に一体回転
可能に外嵌されると共に、ワッシャ16と遊転ハンドル15
との間に、ディスクナット10をブレーキライニング11か
ら離間する方向に弾発付勢するコイルスプリング17が設
けられている。
【0014】また、ディスクナット10と遊転ハンドル15
との接合部位───即ち、ディスクナット10の外端外周
面に設けられた歯車部18及びその近傍位置───には、
凹周溝が形成されており、ハンドル19の基端孔部20がそ
の凹周溝に回転自在に外嵌保持されている。また、ハン
ドル19の基端孔部20の下方位置には、ディスクナット10
の歯車部18と係脱する切換片21が揺動可能に設けられて
おり、板バネにて所定の切換位置に保持される。
【0015】しかして、切換片21を巻上げ切換位置に切
換えて、ハンドル19を反復揺動させることにより、ディ
スクナット10がブレーキライニング11に圧接してシャフ
ト8が回転し、ロードシーブ1にてロードチェーン13を
巻き上げる。
【0016】この巻上げ時に於て、チェーン13が短寸パ
イプ状ローラ7に摺接するが、ローラ7がステーボルト
3aに対して遊転するため、チェーン13とローラ7との
摩擦抵抗は大幅に低減する。また、ステーボルト3aに
ローラ7を外嵌することで径が大きくなり、図3に示す
ように、チェーン13の段差部22───一つ飛びのリンク
とリンクの間───にステーボルト3aが嵌り込むのを
阻止でき、スムースな巻上げを行うことができる。
【0017】ところで、図4(イ)に示すように、巻上
げの際にハンドル19を上方へ揺動させると本体部23が振
れて(傾いて)、ローラ7がチェーン13から離間する。
そして、同図(ロ)に示す如く、ハンドル19を下方へ揺
動してチェーン13を巻上げていくが、このとき、本体部
23が逆方向に振れてローラ7がチェーン13に当たること
によって、ハンドル19が本体部23に対して回転し、チェ
ーン13が巻上げられる。なお、矢印Fは負荷を示してい
る。
【0018】従って、本体部23の振れ(傾き)は巻上げ
動作のロスとなっているが、ステーボルト3aに短寸パ
イプ状ローラ7を外嵌して径を大きくすることにより、
ローラ7が無い場合に比べて巻上げ動作のロスが僅かに
減少するという利点もある。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0020】巻上げ時に於て、ローラ7によって負荷側
のロードチェーン13との摩擦抵抗が大幅に減少すると共
に、チェーンの段差部22への嵌り込みが無くなる。従っ
て、(従来と比較して)楽にかつスムースに巻上げでき
る小型軽量の牽引巻上機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す断面正面図であ
る。
【図2】断面側面図である。
【図3】ロードチェーンの段差部に位置するステーボル
ト及びローラを示す説明図である。
【図4】巻上げ動作を示す作用説明図である。
【符号の説明】
1 ロードシーブ 2 サイドプレート 3 ステーボルト 7 ローラ 13 ロードチェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−224998(JP,A) 特開 平5−124794(JP,A) 実開 昭58−102590(JP,U) 実開 昭63−200592(JP,U) 実開 昭62−2596(JP,U) 特公 昭34−222(JP,B1) 特公 昭37−12867(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66D 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロードチェーン13を巻上げ・巻下げする
    ロードシーブ1と、該ロードシーブ1を回転自在に保持
    する一対のサイドプレート2,2と、一対の該サイドプ
    レート2,2を所定間隔をもって相互に連結する複数本
    のステーボルト3…と、を備えた小型牽引巻上機に於
    て、上記ロードシーブ1の下方位置に側面視I字状のス
    トリッパ6を設けると共に、該ストリッパ6の下方位置
    配設した1本の上記ステーボルト3に、短寸パイプ状
    ローラ7を遊転自在に外嵌したことを特徴とする小型牽
    引巻上機。
JP10338677A 1998-11-30 1998-11-30 小型牽引巻上機 Expired - Lifetime JP3038328B1 (ja)

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JP10338677A JP3038328B1 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 小型牽引巻上機

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JP3038328B1 true JP3038328B1 (ja) 2000-05-08
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JP10338677A Expired - Lifetime JP3038328B1 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 小型牽引巻上機

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RU2507108C2 (ru) * 2012-11-07 2014-02-20 Владимир Алексеевич Небольсин Способ маскировки подводной лодки

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