JPH0438993A - ドラム式洗濯・乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、ドラム式洗濯・乾燥機に関し、さらに詳し
くは、洗濯物（洗濯し乾燥すべき衣類）をドラム内に収
容したままで、洗い工程、濯ぎ工程、脱水工程および乾
燥工程を行うドラム式洗濯・乾燥機に関する。

（ロ）従来の技術 近年、生活合理化の面より、一般家庭においても衣類の
洗濯から乾燥までを１台の装置で行う方法が要求され、
その１つの解決策としてドラム式洗濯・乾燥機が普及し
始めている。

従来のドラム式洗濯−乾燥機としては、本体外装である
外箱、外箱内に固定され洗濯用水を蓄える水槽、水槽内
に配設され洗濯物を収容するドラムおよびドラム内へ外
部から温風を循環（導入・排出）させる温風循環手段を
備えたものが知られている。

ドラムは、円筒形状をしており、水平軸を中心にして水
槽の内側で回転可能に支持されており、ドラムモータに
よって回転駆動される。ドラムの周壁内面には、洗濯物
撹はん用のパブフルが設けられている。そして、洗い、
濯ぎ、乾燥の各工程時にドラムが回転すると、バッフル
がドラム内の洗濯物を持ち上げては落下させる（タンプ
リング）ことにより、洗濯物の撹はんを良好にする。

ドラムの周壁には多数の通孔が設けられている。

これらの通孔は、洗い・濯ぎ工程時にドラム内へ水を導
入する機能と、洗い・濯ぎ・脱水工程時に洗濯物から出
た水を排出する機能と、乾燥工程時に温風を導入・排出
する機能とを有している。

温風循環手段は主として、温風の循環路である温風循環
路、この温風循環路へ温風を供給するヒータおよびファ
ンから構成されている。

（ハ）発明が解決しようとするｓｌｌ 上記のような洗濯・乾燥機においては、最近、問題とな
っているダニアレルゲンによる大気汚染（ダニ汚染）を
積極的に防止することができない。

すなわち、アレルギーの一因となる、ダニの死骸や微細
塵などのダニアレルゲンを積極的に除去し、またその飛
散を防いで機外へ排出することができない。

さらに詳しく説明すると、上記した従来のドラム式洗濯
・乾燥機には、■糸屑や綿はこりなどの大きな塵を捕獲
・除去するフィルタは備わっているが、そのようなフィ
ルタでは、通常μｍ単位であるダニアレルゲンを捕獲・
除去することができない。また、■乾燥工程におけるタ
ンプリングによって、洗濯物にはこれを傷めない程度の
打撃が与えられるが、そのような打撃ではダニアレルゲ
ンを洗濯物から離脱させることができない。さらに、■
温風循環路に水道水を流す構造のものは存在するが、そ
れは循環する温風中の水分を除去する除湿目的のための
ものであるため、ダニアレルゲンを洗い流すことができ
ない。

この発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであって
、その目的とするところは、洗濯物に付着しているダニ
アレルゲンを前動に除去することのできるドラム式洗濯
・乾燥機を提供することにある。

（ニ）課題を解決するための手段およびその作用この発
明は、機内に固定された水槽と、この水槽内で回転可能
に支持され、洗濯物を収容可能で、周壁に通水および通
風のための多数の通孔を有するドラムと、このドラムの
内側で独立回転可能に支持され、ドラム内の洗濯物を撹
はんする撹はん盤と、温風をドラム内へ導入し、上記通
孔および水槽を介して循環させる温風循環手段と、この
温風循環手段の経路内に配設され、その経路へ散水する
ことにより、温風中のダニアレルゲンを捕らえて除去す
る散水手段とを備え、さらに、ドラムおよび撹はん盤を
回転・停止させて洗濯物に衝撃を与えるとともに温風循
環手段により所定温度の温風を供給し、それによって洗
濯物からダニアレルゲンを離脱させて温風中に浮遊させ
、かつ散水手段により散水して上記温風中のダニアレル
ゲンを除去しうる制御手段を備えてなるドラム式洗濯・
乾燥機である。

すなわち、この発明の洗濯・乾燥機は、ドラムの内側に
、独立回転可能に支持されドラム内の洗濯物を撹はんす
る撹はん盤を設けるとともに、温風循環手段の経路内に
、その経路へ散水することにより温風中のダニアレルゲ
ンを捕らえて除去する散水手段を設け、さらにこれらを
制御する制御手段を設けたものである。

そして、制御手段により、ドラムおよび撹はん盤を回転
・停止させて洗濯物に衝撃を与えるとともに所定温度の
温風を供給し、それによって洗濯物からダニアレルゲン
を離脱させて温風中に浮遊させ、かつ散水して上記温風
中のダニアレルゲンを除去するようにしたものである。

ダニアレルゲン除去工程において、あるいは洗濯工程の
前において、温風循環手段を構成するヒータにより洗濯
物に所定温度である５０℃以上の温風を供給してダニを
死滅させる。ドラムの回転により洗濯物はタンプリング
されるが、ダニの死骸や微細塵などのダニアレルゲンを
洗濯物から積極的に離脱させるために、撹はん盤をドラ
ムと同期回転させたり、撹けん盤を固定しておいてドラ
ムを回転させる。、これにより、タンプリング状態を変
化させて洗濯物に積極的に衝撃を与える。

（ホ）実施例 以下、図面に示す１つの実施例に基づいてこの発明の詳
細な説明する。なおこの発明は、これによって限定され
るものではない。

第１図〜第３図に示すドラム式洗濯・乾燥機！は、外装
である外箱７と、この外箱７内にスプリング（図示略）
で吊り下げられた水槽ｌＯと、水槽ＩＯの内側で水平軸
Ｉ７の回りに回転可能に支持され、洗濯物を収容するド
ラム９とを備えている。ドラム９は、円筒形状をしてお
り、水槽１０に取り付けられたドラムモータ１１によっ
て回転駆動される。すなわち、ドラムモータ１１の正転
・逆転の駆動力は、減速機構１２を介して下プーリ１３
、ベルト１５および上プーリ１４により水平軸１７に伝
達され、ドラム９が正逆いずれの方向にも回転される。

なお、水平軸１７はベアリングにより保持されている。

ドラム９内の一方側壁寄り箇所には、撹はん盤８が設け
られている。撹はん盤８はドラム９と同軸かつ独立回転
可能に支持されている。すなわち、撹はん盤８を支持す
る水平ＭＩ８は、ドラム９に固定されたベアリング１９
の受け２０によって保持されているとともに、水槽１０
に固定されたワンウェイベアリング２１の受け２２によ
って保持されている。

撹はん盤８は、ドラム９内に洗濯物の負荷があるときに
は、ドラム９の正回転に対して洗濯物に連れてドラム９
とほぼ同期して回転する。一方、ドラム９の逆回転に対
しては、ワンウェイベアリング２１の作用により回転が
阻止される。このため、洗濯物のタンプリング状態に変
化が生じ、洗濯物に積極的な衝撃が加わることになる。

ドラム９の周囲には温風供給手段の一部としての温風循
環経路３１・３２・３３が設けられている。そして中間
部の温風循環経路３２には、温風供給手段の一部として
の温風供給用ファンおよびモータ４１と、ヒータ４２と
、冷却風供給用ファンおよびモータ４３を装備した熱交
換器４４とが配置されている。そして、線矢印に沿って
５０℃以上の温風が循環するようになっている。また、
洗濯用の水道水を供給するための給水路５１と給水用電
磁弁５２とが設けられており、水槽ｌＯおよびドラム９
内へ給水できるようになっている。

洗濯物から離脱して循環温風中に浮遊するダニアレルゲ
ンは、その捕獲用散水手段の一部を構成する散水路５３
および散水用電磁弁５４を通して温風循環経路３３内へ
散水された水によって捕獲・除去される。そして、排水
ホース５５と排水用電磁弁５６とに接続された排水管５
７へ排水される。

かくして、上記ダニアレルゲンは水とともに機外へ排出
されるため、室内へ飛散することはない。

温風循環経路３２に設けた熱交換器４４へは、ファンお
よびモータ４３により冷却風が幅広矢印のように流れる
。そして、乾燥時の循環温風を冷却して除湿することに
より洗濯物の乾燥を進行させる。なお、ダニアレルゲン
除去の目的で運転使用するときには冷却風を供給する必
要はない。

ダニアレルゲン除去のための流下水は、図のように水道
に直結してダニアレルゲン除去運転時のみ０．５〜１．
０１２／分程度流してもよい。また、節水の目的で、一
定量の水を溜めておき、循環ポンプユニットなどによっ
て循環水を流下させてもよい。いずれも同様の効果が得
られる。

ダニアレルゲン除去工程においては、ドラム９を一定時
間正転した後、一定時間逆転することを所定回数繰り返
し、ダニアレルゲン除去を完了した後、ストップする。

（へ）発明の効果 この発明のドラム式洗濯・乾燥機は、上記のように構成
されているので、循環温風によってダニが死滅し、また
、ドラムおよび撹はん盤のタンプリング作用により、ダ
ニの死骸などのダニアレルゲンは洗濯物から離脱される
。さらに、洗濯物から離脱したダニアレルゲンを水で捕
獲して除去することができる。かくして、洗濯物に付着
していルタニアレルゲンを有効に除去することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は１つの実施例を示す。すなわち、第１
図はドラム式洗濯・乾燥機の全体構成説明図、第２図は
乾燥ユニットを取り除いたドラム式洗濯・乾燥機の部分
構成説明図、第３図は乾燥ユニットの構成説明図である
。 １・・・・・ドラム式洗濯・乾燥機、 ２・・−・・・乾燥ユニット、 ７・・・・・・外箱、　　　　　８・−・・・撹はん盤
、９・・・・・・ドラム、　　　　１０・−・・・・水
槽、７・１８・・・−・・水平軸、 １・３２・３３・・・・・・温風循環経路（温風供給手
段）、 ｌ・・・・−・ファンおよびモータ（温風供給手段）、
２・・・・・・ヒータ（温風供給手段）、ｌ・・・・・
給水路、　　　　５２・・・・・・給水用電磁弁、３・
・・・−・散水路（散水手段）、 ４・・・・・・散水用電磁弁（散水手段）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、機内に固定された水槽と、この水槽内で回転可能に
   支持され、洗濯物を収容可能で、周壁に通水および通風
   のための多数の通孔を有するドラムと、このドラムの内
   側で独立回転可能に支持され、ドラム内の洗濯物を撹は
   んする撹はん盤と、温風をドラム内へ導入し、上記通孔
   および水槽を介して循環させる温風循環手段と、この温
   風循環手段の経路内に配設され、その経路へ散水するこ
   とにより、温風中のダニアレルゲンを捕らえて除去する
   散水手段とを備え、 さらに、ドラムおよび撹はん盤を回転・停止させて洗濯
   物に衝撃を与えるとともに温風循環手段により所定温度
   の温風を供給し、それによって洗濯物からダニアレルゲ
   ンを離脱させて温風中に浮遊させ、かつ散水手段により
   散水して上記温風中のダニアレルゲンを除去しうる制御
   手段を備えてなるドラム式洗濯・乾燥機。