JPH0438969Y2 - - Google Patents

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JPH0438969Y2
JPH0438969Y2 JP7865587U JP7865587U JPH0438969Y2 JP H0438969 Y2 JPH0438969 Y2 JP H0438969Y2 JP 7865587 U JP7865587 U JP 7865587U JP 7865587 U JP7865587 U JP 7865587U JP H0438969 Y2 JPH0438969 Y2 JP H0438969Y2
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mold
mold body
joint surfaces
elastic sheet
cement
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JP7865587U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、型の素材としてセメント等の水和硬
化物を用いた樹脂成形型に関する。
従来の技術とその問題点 樹脂成形型、特に射出成形型の材料としてセメ
ントを用いることは製造コストの面できわめて有
利であり、近年になつて圧縮強度で1500Kgf/cm3
を超える高強度セメントが出現したことによつて
その実用化が可能となつている。
しかしながら、高強度セメントの曲げ強度およ
びせん断強度が圧縮強度の1/5〜1/10と低く、し
かも伸びが小さいため、成形面が複雑であつたり
深い形状の場合には例えば射出圧力を受けてクラ
ツクが発生する。したがつて、どのような型にも
適用できるわけではなく、おのずと適用範囲が限
定される。
また、セメント製の型の内部に芯材を埋設した
り、あるいは型の外表面を鋼板等で覆うなどの補
強策が講ぜられてはいるものの、前述したような
セメントそのものの特性を完全に補うまでに至つ
ていないが実情である。
本考案は、セメント等の水和硬化物を主体とし
て構成された型構造において、とりわけその強度
の向上を目的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、雌雄一対の型のうち少なくともいず
れか一方が、セメント等の水和硬化物で形成され
た型本体と、型本体の外周に配設された補強用の
型枠とで構成された樹脂成形型において、型本体
および型枠の互いの接合面をテーパ状に形成する
とともに、双方の接合面の間に弾性体シートを介
装し、前記接合面同士のくさび作用により型本体
を圧締したことを特徴としている。
作用 上記の構造によれば、型本体を圧締することに
より予め圧縮応力が与えられる。したがつて、樹
脂の射出圧力を強度的に有利な圧縮力として受け
とめるため、例えば耐クラツク性が向上する。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示す射出成形型の
断面図であつて、1および2は取付プレート、3
はバツクプレート、4はエジエクタピン5をもつ
エジエクタプレート、6はスペーサブロツクであ
る。
7は下型としてのキヤビテイブロツク、8は上
型としてのコアブロツクで、キヤビテイブロツク
7は、所定のモデルを基準として注型法により形
成された型本体9の外周に、例えば鋳鉄製の型枠
10を配置し、それら型本体9と型枠10との間
にウレタン等の弾性体シート11を介装してあ
る。そして、型本体9および型枠10の接合面9
a,10aはともにテーパ状に形成されており、
型枠10をボルト12により取付プレート1に固
定することで接合面9a,10a同士のくさび作
用により型本体9を圧締している。
つまり、型本体9を弾性体シート11を介して
型枠10で圧締することで該型本体9に予め圧縮
応力を与えている。
これらのことは、コアブロツク8側の型本体1
3、型枠14、弾性体シート15および取付プレ
ート3との関係についても同様である。
次に上記のような射出成形型の組立手順につい
て説明する。
先ず注型法により形成された型本体9を取付プ
レート1の上に置いて概略の位置決めを行ない、
接合面9aに弾性体シート11を貼着する。そし
て、型本体9の上から型枠10を載せて位置決め
し、ボルト12により全体をバランスよく締め付
ける。
続いて、型枠10の上にコアブロツク8側の型
枠14を載せる。この時の位置決めは型枠14に
付随しているガイドピンにて行なうが第1図では
図示省略してある。次に、型枠14に弾性体シー
ト15をセツトした上で型本体13、バツクプレ
ート3の順に載せて位置決めし、ボルト12によ
り締め付ける。
こののちに、エジエクタピン5等を組み付ける
ことになるが、従来公知の射出成形型での手順と
同じであるのでここでの説明は省略する。
また、コアブロツク8側については弾性体シー
ト15を省略することもできる。
考案の効果 本考案によれば、セメント等の水和性硬化物で
形成された型本体と型枠の互いの接合面をテーパ
状に形成するとともに、双方の接合面の間に弾性
体シートを介装し、接合面同士のくさび作用によ
り型本体を圧締するようにしたため、型本体には
予め圧縮応力が与えられることから、樹脂の射出
圧力を強度的に有利な応縮力として受けとめるこ
とになり、従来のようなクラツクが生じにくい。
また、弾性体シートを介装していることによ
り、型本体の寸法誤差を吸収できるほか、弾性体
シートの厚みを変えることによつて、注型時の枠
体および上記の型枠について寸法が異なる複数の
型本体に共用化でき、コスト的に有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す射出成形型の
断面図である。 7……下型としてのキヤビテイブロツク、8…
…上型としてのコアブロツク、9,13……型本
体、10,14……型枠、11,15……弾性体
シート、9a,10a……接合面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雌雄一対の型のうち少なくともいずれか一方
    が、セメント等の水和硬化物で形成された型本体
    と、型本体の外周に配設された補強用の型枠とで
    構成された樹脂成形型において、型本体および型
    枠の互いの接合面をテーパ状に形成するととも
    に、双方の接合面の間に弾性体シートを介装し、
    前記接合面同士のくさび作用により型本体を圧締
    したことを特徴とする樹脂成形型。
JP7865587U 1987-05-25 1987-05-25 Expired JPH0438969Y2 (ja)

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JP7865587U JPH0438969Y2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25

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JP7865587U JPH0438969Y2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25

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JPS63191008U JPS63191008U (ja) 1988-12-08
JPH0438969Y2 true JPH0438969Y2 (ja) 1992-09-11

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