JPH0438964A - 電磁波加温装置 - Google Patents

電磁波加温装置

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JPH0438964A
JPH0438964A JP2144818A JP14481890A JPH0438964A JP H0438964 A JPH0438964 A JP H0438964A JP 2144818 A JP2144818 A JP 2144818A JP 14481890 A JP14481890 A JP 14481890A JP H0438964 A JPH0438964 A JP H0438964A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は立体共振器に高周波エネルギーを供給しそれ
によって生じる電磁界により局所加温を行う局所加温装
置に関する。
(ロ)従来の技術 立体共振器を用いた電磁波加温装置としては、従来、第
14図、第15図に示すように、導体で構成された立体
共振器51の空胴52内に、空胴52の一部を窪ませ、
又は別個の導体により加温用の集中電界を発生する内部
電極53を形成してなるものが提案されている(特開平
1−209073号) この電磁波加温装置では、立体共振器51に高周波エネ
ルギーを加え、空胴52内に共振を生しさせる。これに
より、内部電極53と対向する空胴52の導体との間に
、強力な電界Eが発生するとともに、電界Eを取り巻く
ように強い磁界Hが発生する。この強い磁界Hにより磁
界Eは拡散しないように閉じ込められ、内部電極53の
中心軸に集中した強い電界を生じる。この電磁界により
被加温体54の所望の局所が集中的に加温される。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記した従来の電磁波加温装置について、実際に実験を
行ってみると、必ずしも、その提案どおりに加温されな
いことが判明した。
リエントラントと被加温体が接触している場合には共振
器のQ(共振回路の良さを表す定数)が低くなり、共振
周波数が特定出来なくなり加温不可能となる事が判った
。そこで、リエントラントと被加温体との間に間隙を設
ける必要があることが判明した。この場合、リエントラ
ントの先端が互いに平行であり、被加温体もこれらに平
行である特殊な場合にのみ深部局所加温が可能であるこ
とが判明した。実際にはこのような特殊な条件が達成さ
れる場合は稀であり、被加温体が幾らか平行でなかった
り凹凸したりする。このような条件では局部集中加温は
不可能であることが判明した。
この発明は、上記問題点に着目してなされたものであっ
て、被加温体が必ずしも完全に平行でない一般的な条件
下でも深部局所加温を可能とする電磁波加温装置を提供
することを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用この発明の電
磁波加温装置は、空胴共振器内に少なくとも1つのリエ
ントラントを備え、前記空胴共振器内に生体や物体など
の被加温体を挿入し、前記空胴共振器内に供給される高
周波エネルギーにより生じる!磁界によって被加温体を
加温する装置において、前記リエントラントと被加温体
の間に前記リエントラントとは電気的に非接触となるよ
うに電界集中具を特徴的に設けている。
この電磁波加温装置では、電界集中具によって加温のた
めに作用する電界がより収束され、局所深部の加温がな
される。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
第1図は、この発明の一実施例を示す電磁波加温装置の
縦断面図である。この電磁波加温装置は、円筒型の空胴
共振器1の内部に上面2と底面3にそれぞれリエントラ
ント4.4を形成しており、さらにリエントラント4と
被加温体5間に間隙6を設け、被加温体50表面に電界
集中具7を設けている〈請求項1〉。
二の電磁波加温装置では、間隙6を設けているので、空
胴共振器1のQが高くなる。その結果空胴共振器1の共
振周波数が測定できるようになり、外部発振器(図示せ
ず)から供給する高周波の周波数を決めることができ、
有効に加温することができるようになる。
次に、電界集中具7を用いない場合はリエントラント4
の縁の部分に電界が集中し、その部分に対応する被加温
体5の部分が強く加温され、またその加温される部分が
縁の一部分でその場合はランダムで特定されず、正確に
希望する場所の加温が出来ないことが実験で判明した。
これに対して、電界集中具7を用いるとリエントラント
4から出た電界は一度電界集中具7に集められ、そこか
ら被加温体5に注入される。電界集中具7を被加温体5
に接して設けられるか又は近接して設けられるので電界
は発散しない。そして空胴共振器1を用いている結果、
この電界を取り巻くように発生している磁界で電界が絞
られ、被加温体5の深部中央が局部的に強く加温される
ことになる。実験の結果では常に再現性良くリエントラ
ントに挟まれた被加温体5の希望する深部中央が強く加
温された。
上記電界集中具7の材料は導電体を用いる〈請求項2〉
。導電体は電流を通しやすいから電界は導電体で構成し
た電界集中具7に集中する。その結果深部集中加温がよ
り有効に作用する事になる。
また、この電界集中具7の材料は誘電体を用いる事もで
きる〈請求項3〉。誘電体は空気に比べれば電流を通し
やすい。誘電率が大きい材料はより電流を通しやすい。
この事より、電界集中具7に誘電体を用いれば電界を集
中させることができる。その結果、深部集中加温がより
有効に作用することになる。
また、電界集中具7となる誘電体の誘電率を被加温体5
の誘電率より大きくなる材料を用いて構成する〈請求項
4〉。誘電体の誘電率が大きくなるほど高周波電流を通
しやすくなるから、電界集中具7の誘電体の誘電率を被
加温体5の誘電率より大きくすれば、(金属の電界集中
具を用いた場合に似た状態となり)電界集中具7の電界
集中能力は高まり、深部集中加温がより有効に作用する
ことになる。
尚、被加温体5及び電界集中具7が下方に落ちないよう
にするため、下部リエントラント4と下部電界集中具7
との間に発泡スチロールの様な誘電率の小さい材料を挿
入して固定を良くし、落下を防ぐことができる。
上記実施例電磁波加温装置において、電界集中具7と被
加温体5とを接触させる〈請求項5〉。
これにより電界集中具7が集めた電流が直線被加温体5
に注入されるので拡散することなく被加温体5の深部ま
で到達する。従って、より効果的に深部集中加温が作用
することになる。
電界集中具7は、形状が平板のものを特徴する請求項6
〉。平板でもそれが導電体あるいは誘電体で構成されて
いればかなりの効果で電界を集中させることができる。
その結果、深部集中加温がより有効に作用することにな
る。
また、電界集中具7は、第2図に示すように形状が平板
で円盤状のものを使用してもよいく請求項7〉。このよ
うな形状の電界集中具7を使用すれば、特殊な突起がな
くなり、電界は円盤の中央に集中することになる。その
結果、深部集中加温がより有効に作用することになる。
電界集中具7の形状は平板で加温したい形状にしてもよ
い〈請求項8〉。このように構成すると電界は電界集中
具7の形状に似た形で集中するので、被加温体5は加温
したい形状に加温されることになる。
電界集中具7の形状は、厚さをもった立体状にすること
ができ、その内部は空胴にすることもできる〈請求項9
〉。電界集中具7の内部が空胴でも電流は電界集中具の
外側をったって流れ被加温体5に面する面の中央にまで
達し、内部が詰まっている電界集中具7の構成と同じ効
果を生じる。
従って、材料の節約が可能となる。
電界集中具7は、第3図に示すように形状を厚さをもっ
た立体状にする事ができ、その内部は物質が詰まってい
る〈請求項10>。この場合、均質一体材料で構成する
ことも可能である。電界集中具7の厚さが厚くなれば、
電界集中具7とリエントラント4との距離が近くなり、
それだけ電界が集中しやすくなる。そして電界集中具7
の内部は物質が詰まっているのでその部分を電流が流れ
被加温体5に面する面の中央にまで達する。その結果、
深部集中加温がより有効に作用することになる。
電界集中具7を立体構成とする場合、第3図、第4図、
第5図に示すように、特に円柱状にすると、被加温体5
内部の横断面が円形状に加温される〈請求項11>。電
界集中具7の断面を円形状に構成すれば特殊な突起がな
くなり、電界は円形の中央に集中することになる。その
結果、深部集中加温がより有効に作用することになる。
電界集中具7の形状は厚さをもった立体状にする場合、
その先端を被加温体の横断面での加温したい形状と同じ
形状に構成することもできる〈請求項12〉。このよう
に構成すると電界は電界集中具7の先端の形状に似た形
で集中するので、被加温体5は加温したい形状に加温さ
れることになる。
電界集中具7が、第2図、第3図のように円形の場合、
第6図に示すように電界集中具7の直径dを被加温体5
の高さ(厚さ)lの1.5倍以上にすることが望ましい
く請求項13〉。
電界集中具7の直径が小さいと被加温体5の深部を集中
して加温することができないことが実験で判明した。電
界集中具7の直径が小さい場合、電界集中具7が折角集
めた電界が深部に到達する前に拡散してしまうためであ
る。電界集中具7の直径が大きい場合は、電界は拡散せ
ず、むしろ電界の回りを取り巻いて存在している磁界に
よって電界が絞られ深部集中加温が可能となる。そして
、電界集中具7の直径と被加温体5の厚さの間に関係が
あり、「電界集中具7の直径が被加温体5の厚さの1,
5倍以上であれば」深部を集中して加温可能であること
が実験の結果明らかとなった。
電界集中具7は、第4図に示すように高さが可変となる
ように二個の立体形状物体8.9で構成し、一方が他方
の内部に出入れできる構成にすることもできる〈請求項
14〉、電界集中具7の高さを可変にすると、空胴共振
器1の共振周波数を可変にすることができる。一般には
被加温体5の高さが変われば空胴共振器1の共振周波数
が変化し、電力発生器(図示せず)の周波数を変えなけ
ればならない。しかし、電力発生器の周波数を任意に変
えられるようにするには多くの費用を必要とするので得
策でない。そこで、被加温体5の高さの変化を電界集中
具17の高さを変えることで吸収すれば常に空胴共振器
1の共振周波数を一定にすることができ、発振器は安価
に製作でき、経済的である。
電界集中具7を構成する立体形状物8.9が電気的に接
触するように、第5図に示すように、接触部に導電材料
又は導電バネ材料10を立体形状物8.9の間に介在さ
せると効果的である〈請求項15〉。立体形状物8.9
が柔軟性を持たない材料で構成されていると互いの接触
が必ずしもよく行われない。そこで、立体形状物8.9
の間に導電材料又は導電バネ材料1oを介在させ、接触
を良くさせること電流が立体形状物8.9の間に良く流
れ効果的である。その結果、深部集中加温がより有効に
作用することになる。
前記立体形状物8.9が電気的に接触するように、立体
形状物全体を導電バネ材料で構成することもできる。ま
た、前記立体形状物8.9が電気的に接触するように、
接触部に導電バネ材料を用いることもできる。このよう
に構成すると立体形状物8.9が良好に接触し、立体形
状物8.9間に電流が良く流れ、電流は被加温体9に面
する面の中央にまで達する。その結果、深部集中加温が
より有効に作用することになる。
前記立体形状物8.9が電気的に通電するように、接触
部に誘電材料又は誘電バネ材料10を立体形状物8.9
の間に介在させると効果的である(第5図)く請求項1
6>。立体形状物8.9が柔軟性を持たない材料で構成
されていると互いの接触が必ずしも良く行われない。そ
こで、立体形状物8.9の間に誘電材料又は誘電バネ材
料10を介在させ、接触を良くさせると電流が立体形状
物8.9の間に良(流れ効果的である。その結果、深部
集中加温がより有効に作用することになる。
また、前記立体形状物8.9が電気的に通電するように
、立体形状物全体を誘電バネ材料で構成することもでき
る。また、前記立体形状物8.9が電気的に通電するよ
うに、接触部に誘電バネ材料を用いることもできる。こ
のように構成すると立体形状物8.9が良好に接触し、
立体形状物8.9間に電流が良(流れ、電流が被加温体
5に面する面の中央にまで達する。その結果、請求項1
で述べた効果(深部集中加温)がより有効に作用するこ
とになる。なお、導電体と誘電体の組み合わせによる電
界集中具も可能であることは言うまでもない。
電界集中具7の支持は、第7図に示すように、電界集中
具7は絶縁物11でリエントラント4に固定する〈請求
項17〉。電界集中具7を被加温体5の上にのせて置い
ただけでも電界集中の作用はあるが、電界集中具7と、
被加温体5の接触状態を圧力を加えて良くすれば電界集
中の作用がより効果的になる。そこで、電界集中具7に
圧力がかかるように固定する。
電界集中具7を固定する絶縁物11の長さを、例えば第
8図に示すネジ12で可変とし、電界集中具7と被加温
体5の接触状態を調整可能としてもよい〈請求項1B>
。上記の理由で固定するが、圧力が強すぎると被加温体
5に不都合が生じる場合がある。そこで固定する絶縁物
11の長さを可変として丁度良い強さの圧力が得られる
ように調整する。
また、リエントラントの内部に設けたモータ(図示せず
)によって第9図に示す歯車13.14.15を順次駆
動し、又は歯車14を直接駆動し、絶縁物11に設けら
れた歯口を駆動することによって絶縁物11を出し入れ
し、電界集中具7と、被加温体5の接触状態をモータ駆
動で調整可能とすることもできる〈請求項19〉。この
ように構成すればモータを駆動することによって適当な
圧力が得られるように調整可能となる。
電界集中具7は、第10図に示すように、絶縁物16で
空胴共振器1の壁面17(又は底辺2.3)に固定する
ようにしてもよい〈請求項20〉。
上記理由で電界集中具7を固定した方がより有効に電界
集中の作用が生じる。
電界集中具7を固定する絶縁物16の固定位置を、第1
0図に示すように、空胴共振器1の壁面17上で移動可
能とし、固定具18により固定し、電界集中具7と被加
温体5との接触状態を調整可能とすることもできる〈請
求項21〉。このように構成すると、固定圧力が変えら
れ最適状態にすることができる。
二個の電界集中具7は、互いに向かい合う面が平行にな
るように電界集中具7を固定することが望ましい(第7
図)〈請求項22〉。
二個の電界集中具7の互いに向かい合う面が大きく平行
でない場合には、二個の電界集中具7の距離が最も近い
部分に電界が集中し、その部分が局所的に加温される(
このような加温状態も必要な場合があり、そのような場
合は意識的に不平行とするが)。−船釣には、深部中央
加温の目的に反する。そこで、可能なかぎり二個の電界
集中具7に互いに向かい合う面が平行になるように電界
集中具7を固定する。
一個の電界集中具を用いる場合は、同様の被加温体を介
して相対するリエントラントの面と電界集中具の面が平
行になるように固定するとよい〈請求項23〉。
第11図は、他の実施例を示す電磁波加温装置の概略図
である。この装置では、電界集中具7と被加温体5の間
に袋19を介在させ、その袋19の中に液体20を入れ
ている〈請求項24〉。
電界集中具7は、互いに平行になるように固定する。電
界集中具7と被加温体5を接触させても被加温体5の表
面が平らでない場合には接触が悪く、接触面積を充分に
確保できない場合がある。
このような場合には電界集中具7から被加温体5に充分
な電流注入が行われない。そこで、電界集中具7と被加
温体5の間に袋19を介在させ、その袋19の中に液体
20を入れれば被加温体5と袋19の間は良い接触状態
を確保でき、総合的に大きな接触面積を確保できる。そ
の結果、深部集中加温が可能となる。また、被加温体5
の表面の冷却効果もある。
上記袋19に関連して、第12図に示すように、袋19
の中に入れる液体20をパイプ21を通してリザーバ2
2に導き、リザーバ22の高さやリザーバの液面にかか
る圧力で袋19内の液量を調整して被加温体5と袋19
の接触状態を調整すると共に、空胴共振器1全体の共振
周波数を可変としてもよい〈請求項25〉。袋19の内
部に存在する液体20の量を調整すれば袋19の厚さを
調整でき、被加温体5と袋19の接触状態を調整できる
と共に、空胴共振器1全体の共振周波数に影響し、袋1
9の厚さを厚くすれば空胴共振器1全体の共振周波数を
低くすることができる。逆に、袋19の厚さを薄くすれ
ば空胴共振器1全体の共振周波数を高くすることができ
る。従って、液体20の液量を調整することで空胴共振
器l全体の共振周波数を希望する周波数に調整できる。
第13図に示す実施例は、被加温体5の表面を冷却する
ために、袋19の中に入れる液体20をパイプ21で外
部に環流し、外部の冷却装置23で冷却するものである
〈請求項26〉。被加温体5の表面を冷却する必要があ
る場合には、袋19の中に入れる液体20を冷却すれば
良い。液体20を外部に環流し、外部で冷却装置23に
より冷却すれば液体20は常に低い温度に保たれる。そ
の結果、液体20に接している被加温体5の表面は熱伝
導で冷却される。
上記袋19の中に入れる液体20を誘電体としてもよい
〈請求項27〉。電界集中具7と被加温体5の間に袋1
9を介在させ、その袋19の中に被加温体5と同し誘電
率を有する液体20を入れれば、被加温体5が平行でな
い場合でも全体として平行となったことと等価になり、
有効に深部加温が可能となる。
また、上記袋19の中に入れる液体20の誘電体の誘電
率を被加温体5の誘電率より大きくすることが望ましい
く請求項28〉。誘電率の高い物質の方が良く電流を流
すので、袋19の中に入れる液体20の誘電率を被加温
体5の誘電率より大きくすれば、袋19の中での電流通
過妨害が少なくなり、より有効に電流が被加温体に注入
される。
その結果、有効な深部加温が可能となる。
上記袋19に取り付ける又は接触させる又は近接させる
電界集中具7は、第2図、第3図、第4図、第5図、第
6図のいずれかでよく、また電界集中具7を用いないか
、電界集中具7の代わりに平板(材料は特定せず)を用
いることもできる。
またその固定方法は、第7図、第8図、第9図のいずれ
か又はそれらの組み合わせを用いる構成とすることがで
きる。袋19に取り付ける電界集中具7は、第2図、第
3図、第4図、第5図、第6図に示すいずれかのもので
もその作用を果たすことは自明である。袋19に電界集
中具7を取り付けただけでは二個の電界集中具7の平行
が保たれなかったり、被加温体5が動いたりする不都合
が生じる場合がある。そこで、第7図、第8図、第9図
のいずれか又はそれらの組み合わせの方法で電界集中具
7を固定する。
以上の実施例はリエントラント4が空胴共振器1の上面
2又は下面3に接触していない構造の電磁波加温装置に
ついても適用可能である。
(へ)発明の効果 この発明によれば、リエトラントと被加温体の間に電気
的に非接触となるように電界集中具を設けたので、リエ
ントラントより被加温体に印加される加温のための電界
が電界集中具によって収束されるので局所深部の加温が
効果的に行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例電磁波加温装置を示す縦
断面図、第2図、第3図、第4図及び第5図は、同電磁
波加温装置に使用される電界集中具の例を示す図、第6
図は、電界集中具の径と被加温体の高さの適正な関係を
説明するための図、他の実施例を説明するための図、第
14図は、従来のt磁波加温装置の斜視図、第15図は
、同従来の電磁波加温装置の縦断面図である。 1:空洞共振器、  4:リエントラント、5:被加温
体、   7:電界集中具。 特許出願人      齋 藤 義 明代理人   弁
理士  中 村 茂 体筒2図 第3図 第4図 第5図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 手続補正書 (自発) ら1 平成2年 7月 5日 1゜ 事件の表示 平成2年特許願第1448 発明の名称 を磁波加温装置 8号 3゜ 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 新潟県新潟市五十嵐二の町8050氏名 齋藤義
明 A−101 4、代理人 住所 ◎604 京都市中京区壬生賀陽御所町3番地の1京都室ビル5F 自発補正 7、補正の内容 (1)明細書の第9頁の第1O行目に[場合jとあるの
を「場所」と補正する。 (2)明細書の第15頁第10行目に「電界集中具17
Jとあるのを「電界集中具7」と補正する。 (3)明細書の第16頁の第2行目に「良くさせること
」とあるのを「良くさせると」と補正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)空胴共振器内に少なくとも1つのリエントラント
    を備え、前記空胴共振器内に生体や物体などの被加温体
    を挿入し、前記空胴共振器内に供給される高周波エネル
    ギーにより生じる電磁波によって被加温体を加温する装
    置において、 前記リエントラントと被加温体の間に前記リエントラン
    トとは電気的に非接触となるように電界集中具を設けた
    ことを特徴とする電磁波加温装置。 (2)電界集中具を導電体で構成したことを特徴とする
    請求項1記載の電磁波加温装置。(3)電界集中具を誘
    電体で構成したことを特徴とする請求項1記載の電磁波
    加温装置。(4)電界集中具を構成する誘電体の誘電率
    を被加温体の誘電率より大きくしたことを特徴とする請
    求項3記載の電磁波加温装置。 (5)電界集中具と被加温体とを接触させたことを特徴
    とする請求項1記載の電磁波加温装置。 (6)電界集中具を平板状に形成したことを特徴とする
    請求項1記載の電磁波加温装置。(7)電界集中具を円
    形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の電磁波
    加温装置。(8)電界集中具を加温させたい加温部位の
    形状に対応した形状に形成したことを特徴とする請求項
    1記載の電磁波加温装置。 (9)電界集中具を立体形状に形成するとともにその内
    部を空胴に形成したことを特徴とする請求項1記載の電
    磁波加温装置。 (10)電界集中具の空胴に物質を入れたことを特徴と
    する請求項9記載の電磁波加温装置。 (11)電界集中具を円柱状に形成したことを特徴とす
    る請求項9又は請求項10記載の電磁波加温装置。 (12)電界集中具の被加温体に対向する対向面側の形
    状を加温させたい加温部位の形状に対応した形状に形成
    したことを特徴とする請求項9、請求項10又は請求項
    11記載の電磁波加温装置。 (13)電界集中具の被加温体に対向する対向面側の形
    状を円板状に形成した電界集中具において、その直径を
    被加温体の厚さの1.5倍以上になるように構成したこ
    とを特徴とする請求項7又は請求項11記載の電磁波加
    温装置。 (14)電界集中具は2個の有底筒状体からなり、各々
    が可動可能に嵌合したことを特徴とする請求項1記載の
    電磁波加温装置。 (15)電界集中具を構成する2個の有底筒状体の嵌合
    面の間隙に導電性材料又は導電性バネ材料からなりかつ
    両有底筒状体を電気的に接触させる接触部材を介在させ
    たことを特徴とする請求項14記載の電磁波加温装置。 (16)電界集中具を構成する2個の有底筒状体の嵌合
    面の間隙に誘電性材料又は誘電性バネ材料からなる接触
    部材を介在させたことを特徴とする請求項14記載の電
    磁波加温装置。 (17)電界集中具をリエントラントに絶縁物で支持し
    たことを特徴とする請求項1記載の電磁波加温装置。 (18)電界集中具の支持部を移動可能に構成し、電界
    集中具と被加温体の接触状態を調整可能にしたことを特
    徴とする請求項17記載の電磁波加温装置。 (19)電界集中具を支持部固定する絶縁物の長さをリ
    エントラント内部に設けたモータによって制御し、電界
    集中具と被加温体の接触状態を調整可能とすることを特
    徴とする請求項17記載の電磁波加温装置。 (20)電界集中具を空胴共振器の壁面に絶縁物で支持
    したことを特徴とする請求項1記載の電磁波加温装置。 (21)電界集中具を固定する絶縁物の固定位置を空胴
    共振器の壁面上で移動可能とし、電界集中具と被加温体
    の接触状態を調整可能としたことを特徴とする請求項1
    記載の電磁波加温装置。 (22)電界集中具を2個用い、各々の対向面が平行に
    なるように支持したことを特徴とする請求項1記載の電
    磁波加温装置。 (23)電界集中具を1個用い、前記電界集中具の被加
    温体に対向する面がリエントラントの先端面と平行にな
    るように支持したことを特徴とする請求項1記載の電磁
    波加温装置。 (24)電界集中具と被加温体の間に袋体を介在させ、
    この袋体の中に液体を入れたことを特徴とする請求項1
    記載の電磁波加温装置。 (25)袋体の中の液体の量を調整する調整手段を設け
    たことを特徴とする請求項24記載の電磁波加温装置。 (26)液体を循環させる循環手段を備えたことを特徴
    とする請求項24記載の電磁波加温装置。 (27)液体を誘電体としたことを特徴とする請求項2
    4記載の電磁波加温装置。 (28)前記液体の誘電体の誘電率を被加温体の誘電率
    より大きくしたことを特徴とする請求項27記載の電磁
    波加温装置。
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