JP2004329584A - 電磁気健康促進器 - Google Patents

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秋男 管野
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Abstract

【課題】血液の循環をさらに促進させることを可能にした電磁気健康促進器を提供することを目的としている。
【解決手段】電磁気健康促進器1は、複数の電磁石25,26,27と、複数の電磁石25,26,27に加える電流または電圧を供給し得る磁力制御手段と、磁気発生部分5を覆う平面状保護板3cを有し、当該平面状保護板3cの内側であって複数の電磁石25,26,27の磁力が人体に効果的に照射される磁気発生部分5の位置に複数の電磁石25,26,27を配置してなるボックス3とにおいて、面状保護板3cのボックス3の内面側と各電磁石25,26,27との間に配置された面状発熱体29と、面状発熱体29と各電磁石25,26,27との間に配置され面状発熱体29を覆う断熱材31とを備えたものである。
【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電磁気健康促進器の改良に関する。さらに詳細には、本発明は電磁石を人体の所定の部位近傍に位置させることができるようにし、かつ、前記電磁石のコイルに所定の交流を加えて前記電磁石の磁力を揺動させるとともに、必要に応じて人体所定の部位を温めることができるようにし、これにより血液の循環を促進させかつ痛み等を緩和させる効果を有するとともに人体に電磁気健康促進器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電磁気健康促進器としては、複数の電磁石と、前記複数の電磁石のうちの少なくとも一つの電磁石のコイルに加える電流または電圧を可変するとともに、前記複数の電磁石のうちの他の少なくとも一つの電磁石のコイルに一定の強度の電流または電圧を供給し得る磁力制御手段と、磁気発生部分を覆う平面状保護板を有し、当該平面状保護板の内側であって前記複数の電磁石の磁力が人体に効果的に照射される位置に前記複数の電磁石を配置してなるボックスとを備えたことものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この従来の電気磁気治療器によれば、前記磁力制御手段により前記電磁石のコイルに加える電流または電圧の周波数を可変させてパルス状の磁力を発生できるようにし、かつ、電磁石を人体に接触する部位近傍であって前記電磁石の磁力が人体に効果的に当たる位置に配置してなるので、人体の血流に作用し、血流に対する刺激を与えることになって血液循環を促進し、かつ、神経系統に作用して痛みを和らげる効果を奏することになる。
また、従来の電磁気健康促進器によれば、電磁石の磁力を350[ガウス]未満にしたので、医療用具の許可申請を不要にするとともに、製造コストを抑えることができるという利点がある。
【0004】
【特許文献1】特開2003−79750号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した電磁気健康促進器によれば、パルス状の磁力を効果的に人体を照射することにより、人体の血流に作用し、血流に対する刺激を与えることになって血液循環を促進し、かつ、神経系統に作用させることができるものの、さらに効果的に血流をよくできる工夫がされていなかった。
本発明は、上述した点に鑑み、血液の循環をさらに促進させることを可能にした電磁気健康促進器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明に係る電磁気健康促進器は、複数の電磁石と、前記複数の電磁石のうちの少なくとも一つの電磁石のコイルに加える電流または電圧を可変し、かつ、前記複数の電磁石のうちの他の少なくとも一つの電磁石のコイルに一定の強度の電流または電圧を供給し得る磁力制御手段と、磁気発生部分を覆う平面状保護板を有し、当該平面状保護板の内側であって前記複数の電磁石の磁力が人体に効果的に照射される磁気発生部分の位置に前記複数の電磁石を配置してなるボックスとを備えた電磁気健康促進器において、前記面状保護板のボックス内面側と前記各電磁石との間に配置された面状発熱体と、前記面状発熱体と前記各電磁石との間に配置され前記面状発熱体を覆う断熱材とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の電磁気健康促進器において、前記面状発熱体は、高品質フィルムに特殊熱半導体インクを一定の大きさにプリントした面状の発熱シートをからなり、当該発熱シートを前記面状保護板の裏面の全面に設けられたものであることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3記載の発明では、請求項1記載の電磁気健康促進器において、前記面状発熱体には、時間的に連続的な電力を与え、または、前記電磁石に与える周波数3〜100[ヘルツ]の断続的な電力を供給するものであることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
図1ないし図11は本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を説明するための図である。
【0010】
まず、図1ないし図8を使用して機構部分を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を示す平面図である。図3は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を示す側面図である。図4は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を正面から見た断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器に用いる発熱体を上から見た図である。図6は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器に使用する発熱体を横から見た図である。図7は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を側面から見た断面図である。図8は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器において発熱体の配置状態を横から見た拡大断面図である。
【0011】
これらの図において、本実施の形態に係る電磁気健康促進器1は、可搬可能な大きさに形成されたボックス3と、当該ボックス3の内部に配置された後述する各種部品とからなる。
【0012】
前記ボックス3は、金属等の磁性材料で所定の面積の平面形状に形成した底板3aと、金属等の磁性材料で中空偏平角柱形状に形成しかつ一方の面を前記外板とほぼ同じに開口して底板係合面とするとともに他方の面を所定の大きさに開口して保護板係合面とする偏平中空角柱形状の箱体3bと、前記箱体3bの保護板係合面に係合固定される例えばアクリル板やプラチスチック板などの非磁性材料で構成される平面状保護板3cとを備え、前記箱体3bの底板係合面に底板3aをネジ等で固定し、かつ、前記箱体3bの保護板係合面に前記平面状保護板3cを固定することにより、全体で偏平角柱形状に形成されている。当該ボックス3は、図1、図3及び図7に示すように、前端面3fを傾斜面にし、また、後端面3rを丸みを持たせている。なお、平面状保護板3cは、磁気発生部分5を覆う保護材であり、この磁気発生部分5から磁力が照射されることになる。
【0013】
当該ボックス3の前端面(一方の端部)3f側には、図1、図2、図3及び図7に示すように、電源スイッチ7と、液晶ディスプレイ(LCD)9と、開始スイッチ11と、切替スイッチ13と、ヒータオンオフスイッチ15とがそれぞれ設けられている。
【0014】
また、前記電源スイッチ7の内部には、図示しないが、当該電源スイッチ7をオンとしたことを表示させるための発光ダイオードが設けられている。前記開始スイッチ11の内部には、図示しないが、当該開始スイッチ11をオンとしたことを表示させるための発光ダイオードが設けられている。また、前記切替スイッチ13の内部には、図示しないが、当該切替スイッチ13をオンとしたことを表示させるための発光ダイオードが設けられている。同様に、前記ヒータオンオフスイッチ15の内部には、図示しないが、当該ヒータオンオフスイッチ15をオンとしたことを表示させるための発光ダイオードが設けられている。LCD9は、切替スイッチ13で切り替えた内容を表示したり、異常が発生したときに当該異常の内容を表示したりすることができる表示装置である。
【0015】
また、前記ボックス3の内部であって、前記磁気発生部分5の部分であって前記平面状保護板3cの下には、図2に示すように、右用に3つの電磁石(25,25,25)が所定の間隔を隔て配置され、中央用に一つの電磁石26が配置され、かつ、左用に3つの電磁石(27,27,27)が所定の間隔を隔て配置され、これら電磁石(25,25,25)と、電磁石26と、電磁石(27,27,27)とは横方向に所定の間隔で配置され、かつ、人体に接触する部位近傍であって前記電磁石の磁力が人体に効果的に当たる位置に配置されている。これら電磁石(25,25,25)と、電磁石26と、電磁石27,27,27)のうちの一つは、1[ガウス]から350[ガウス]未満の磁力の強さの発生能力を備えたものを使用してよく、本実施の形態においては、例えば55[ガウス]ないし70[ガウス]のものを使用することが好ましい。
【0016】
また、前記ボックス3の内部における底板3aの上には、図4及び図7に示すように、磁力制御手段16を搭載する基板17が設けられている。前記基板17の上には、図2及び図7に示すような位置に、シールド板19が平面状保護板3cの近くまで垂設されている。
【0017】
前記ボックス3の底板3aの底部には、図3及び図4に示すように、ゴム足21が設けられており、ボックス3が簡単に移動しないようになっている。
【0018】
前記ボックス3の前端面3fには、図1及び図3に示すように、電源コード23が着脱自在に設けられている。この電源コード23の先端には交流直流変換器(図示せず)が接続されている。この交流直流変換器(図示せず)は、商用電源から直流12〔V〕に変換して出力できる装置である。前記基板17に搭載された磁力制御手段16は前記交流直流変換器(図示せず)により直流電力の供給を受けて動作する。
【0019】
図9は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器に用いる面状発熱体の抵抗特性図であって、横軸に温度[℃]を、縦軸に抵抗値[Ω]を、それぞれ取ったものである。
【0020】
本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器では、図8に示すように、前記磁気発生部分5を覆う平面状保護板3cのボックス3内面側と前記電磁石25または電磁石26または電磁石27との間であって、前記平面状保護板3cの図示内面全面には面状発熱体29が耐熱接着材等により固定されている。また、前記面状発熱体29と、前記電磁石25または電磁石26または電磁石27との間であって、前記面状発熱体29の裏面全面には断熱材31が耐熱接着材でもって固定されることにより、面状発熱体29の裏面(内側)全面が断熱材31で覆われている。これにより、面状発熱体29で発生した熱は、ほとんど平面状保護板3cから外部に向って放射されることになる。なお、断熱材31は、不燃性材質によって構成されている。
【0021】
前記面状発熱体29は、図5及び図6に示すように、高品質フィルムベース29a上に特殊熱半導体インクを用いて直線状発熱帯29b,…を一定間隔でプリントし、それら直線状発熱帯29b,…の末端を一つ置きに伝導体29c,…で接続し、かつ、それら直線状発熱帯29b,…の上を保護シート29dで覆って構成した面状の発熱シートをからなる。当該発熱シート状の面状発熱体29は、前記平面状保護板3cの裏面(内側)全面に耐熱接着材で接着固定して設けられたものである。
【0022】
当該面状発熱体29は、図9に示すように、所定の温度(例えば50[℃])から最高温度(例えば70[℃])まで温度が上昇するに比例して抵抗値が増加する特性のものを使用すればよい。このような抵抗特性を備えると、温度が上昇すると抵抗値が上昇するので、電流値が低下して発熱が少なくなり、温度が低下して抵抗値が小さくなると、電流値が増加して発熱が多くなるというように、面状発熱体29自身が温度を一定にする作用を呈することになる。このような作用は、面状発熱体29を構成するヒータ部分がカーボンと特殊半導体とによる特殊配列の特殊熱半導体インク29bになっており、低温の状態では特殊半導体が収縮していることからカーボン分子がお互いに接触して電気が流れやすくなっており、通電されて温度が上昇すると半導体が急激に膨張してカーボン分子の接続を絶つことによって全体の抵抗が大きくなってヒータ部分に電流が流れにくくなるという現象を利用したものである。
【0023】
前記面状発熱体29は、基本的には、平面状保護板3cの裏面(ボックス3の内側)全面に配置されることが望ましいが、電磁石(25,25,25)と、電磁石26と、電磁石(27,27,27)の横幅や縦幅をカバーできる面積で設置されるものであってもよい。要は、磁気発生部分5から遠赤外線、熱線などの温度放射や暖かさが人体に伝わるような面積に前記面状発熱体29が配置されていればよい。
【0024】
また、前記面状発熱体29には電力供給端子が設けられており、これら電力供給端子は後述する発熱体電力供給回路に接続されている。
【0025】
図10は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器の一部を構成する電磁石、磁力制御手段、面状発熱体及び発熱体電力供給回路からなる電気系統を示すブロック図である。
【0026】
この図10において、前記ボックス3の内部の底板3aの上に設けられた基板17には、コイル25c,26c,27cが捲回された電磁石25,26,27と、前記面状発熱体29に電力を供給する発熱体電力供給回路33と、前記発熱体電力供給回路33に加える電流または電圧を可変し、かつ、前記複数の電磁石25,26,27のうちの少なくとも一つの電磁石(この実施例では二つの電磁石26,27)のコイル26c,27cに加える電流または電圧を可変するとともに、前記複数の電磁石25,26,27のうちの他の少なくとも一つの電磁石25のコイル25cに一定の強度の電流または電圧を供給し得る磁力制御手段16と、音響をだして異常や動作の終了などを警報するブザー34と、直流5〔V〕を供給する直流5〔V〕安定化電源58とが搭載されている。
【0027】
上記電磁石25は、1[ガウス]から350[ガウス]未満、好ましくは55[ガウス]から70[ガウス]の磁力の強さ発揮する能力を備えているものを使用している。もちろん、電磁石26,26,26のいずれの一つも、電磁石27,27,27のいずれの一つも、電磁石25と同一の能力をそなえている。それら電磁石25、電磁石(26,26,26)、及び電磁石(27,27,27)は、所定の間隔を隔てて設けられている。
【0028】
前記磁力制御手段16は、発熱体電力供給回路33と、前記各コイル25c,26c,27cに加える電流または電圧の周波数を3[ヘルツ]ないし100[ヘルツ]、好ましくは6[ヘルツ]ないし22[ヘルツ]に設定できる。また、前記磁力制御手段16は、前記各コイル26c,27cに加える電流または電圧を所定の時間間隔でかつ交互にオンオフさせることができる。
さらに上記磁力制御手段16について説明すると、前記磁力制御手段16は、ワンチップCPU51と、複数のバッファ回路52,53,54と、電流増幅回路55a,55b,55cと、電子スイッチ56a,56bと、ローパスフィルタ57とを備え、次のように構成されている。
【0029】
前記ワンチップCPU51は、中央演算処理部と、プログラムを記憶できるメモリ部と、入力インターフェースと、出力インターフェースとがワンチップ化されており、前記メモリ部に所定の仕事(ジョブ)をさせるプログラムを予め記憶させることにより、このメモリ部内部のプログラムを前記中央演算処理部が処理して所定の仕事(ジョブ)を実行させることができる。また、前記ワンチップCPU51は、入力インターフェースを介して所定の指令を受け取り、その指令に従ってプログラムを実行し、その実行結果を出力インターフェースを介して外部に出力できる。
【0030】
このワンチップCPU51の一つの入力インターフェースには開始スイッチ11が接続されており、他の入力インターフェースには切替スイッチ13が接続されている。
【0031】
また、前記ワンチップCPU51の一つの出力インターフェースには、バッファ回路52を介して開始スイッチ11が押されたことを表示させるための発光ダイオード35が接続されている。同様に、前記ワンチップCPU51の他の一つの出力インターフェースには、バッファ回路53を介して切替スイッチ13が押されたことを表示するための発光ダイオード37が接続されている。また、前記ワンチップCPU51のさらに他の出力インターフェースには、バッファ回路54を介してブザー34が接続されている。
【0032】
なお、ヒータオンオフスイッチ15は、発熱体電力供給回路33をオンオフできるように発熱体電力供給回路33に接続されており、夏期などに面状発熱体29の発熱を停止させ、あるいは、冬季に面状発熱体29の発熱をさせる等の選択を可能にしている。さらに、ヒータオンオフスイッチ15の内部には、発熱体電力供給回路33を動作させたときに点灯し、発熱体電力供給回路33を不動作状態にしたときに消灯する発光ダイオード38が設けられている。
【0033】
また、ワンチップCPU51のさらに他の入力インターフェースとさらに他の出力インターフェースにはLCD9が接続されている。
【0034】
前記ワンチップCPU51は、メモリ部に格納されたプログラムによりパルス幅変調(PWM(Pulse Wide Modulation))回路511を実現し、このパルス幅変調回路511で作成した信号を出力インターフェースを介してローパスフィルタ57及び発熱体電力供給回路33に供給できるようになっている。当該ワンチップCPU51は、切替スイッチ13からの切り替え信号に応じて前記パルス幅変調回路511から出力する信号の幅を変更することにより信号の周波数を変更できるようになっている。
【0035】
さらに、ワンチップCPU51はプログラムタイマーを有しており、このプログラムタイマーは電磁気健康促進器1の動作している時間を設定できるようになっており、時間開始スイッチ11を押した後、設定時間まで電磁気健康促進器1を動作させることができる。
【0036】
また、ワンチップCPU51は、出力インターフェースに接続された図示しない回路を介して電子スイッチ56a,56bを交互にスイッチングし、前記各コイル27a,27bに加える電流または電圧を所定の時間間隔でかつ交互にオンオフさせることができるようになっている。
【0037】
前記ローパスフィルタ57の出力端子は、各電子スイッチ56a,56bを介して電流増幅回路55a,55bの入力端子に接続されるとともに、電流増幅回路55cの入力端子に接続されている。このローパスフィルタ57は、パルス幅変調回路511からの信号のうち高周波成分を除去し、信号の基本波成分のみを通過させることができる装置である。
【0038】
前記各電流増幅回路55a,55b,55cは、それぞれ入力された信号の電圧成分を電流に変換する回路である。当該各電流増幅回路55aの出力端子には、コイル27aの一端子が接続されている。当該各電流増幅回路55bの出力端子には、コイル27bの一端子が接続されている。当該各電流増幅回路55cの出力端子には、コイル27cの一端子が接続されている。各コイル27a,27b,27cの他端子は共通にされて直流12〔V〕のプラス極に接続されている。
【0039】
また、前記発熱体電力供給回路33は、スイッチ40と、電流増幅回路55dと、電源+12[V]端子とから構成されている。前記面状発熱体29の電源供給端子の一方は、発熱体電力供給回路33の電源+12[V]端子に接続されている。また、前記面状発熱体29の電源供給端子の他方は、前記発熱体電力供給回路33の電流増幅回路55dの出力端子に接続されている。
【0040】
この発熱体電力供給回路33では、前記パルス幅変調回路511からの出力信号をスイッチ40を介して電流増幅回路55dの入力端子に接続している。なお、このスイッチ40は、ヒータオンオフスイッチ15によって機械的に動作するようになっている。
【0041】
電源コード23のプラス極端子は、電源スイッチ7を介して直流5〔V〕安定化電源58の入力端子に接続されるとともに、前記コイル27a,27b,27cの共通他端子に接続されている。電源コード23のマイナス極端子は、図示しないがアース電極に接続されている。また、発光ダイオード39は、電源スイッチ7のオン時に点灯し、オフ時に消灯するように回路接続されている。
【0042】
なお、直流12[V]のプラス端子は、電流増幅回路55a,55b,55c,55dのプラス電源入力端子に接続されている。直流5〔V〕安定化電源58のプラス出力端子は、図示しないが、ワンチップCPU51、バッファ回路52,53,54のプラス電源入力端子に接続されており、前記直流5〔V〕安定化電源58のマイナス出力端子は、図示しないが、アース電極に接続されている。同様に、ワンチップCPU51、バッファ回路52,53,54及び電流増幅回路55a,55b,55c,55dのマイナス電源入力端子は、図示しないが、アース電極に接続されている。
【0043】
このように構成された電磁気健康促進器1の動作を図1ないし図9を基に、図10及び図11を参照して説明する。
【0044】
(基本動作)
まず、本実施の形態における基本的な動作の考え方を説明する。この電磁気健康促進器1において、電磁石25,26,27は同一磁力を発生するので、電磁石26を他の磁石を代表させて説明する。また、コイル25c,26c,27cも同一構成にしてあるので、コイル26cで他のコイルを代表させて説明する。また、前記コイル26cのみに電流を流すという意味で、電流増幅回路55aを他の電流増幅回路を代表させて説明する。
【0045】
ここで、電源スイッチ7を投入し、ワンチップCPU51、バッファ回路52,53,54及び電流増幅回路55a,55b,55cに電力を供給する。
【0046】
ここで、コイル26の系統について着目して説明すると、ワンチップCPU51のパルス幅変調回路511は、切替スイッチ13により選択された周波数の矩形波信号を出力する。この矩形波信号は、ローパスフィルタ57で不要な高周波成分を除去された後に、電子スイッチ56aを介して電流増幅回路55aの入力端子に供給される。
【0047】
すると、電流増幅回路55aは、矩形波電流を各出力端子に流せる状態になる。これにより、前記コイル26cには電流が流れる。
これにより、前記コイル26cに電流が流れると、コイル26cによって発生した磁力が発生し、電流が流れなくなると、磁力がなくなる。
【0048】
このように本実施の形態による電磁気健康促進器1によれば、所定の周波数で磁力が強まったり弱まったりする磁力をボックス3の磁気発生部分5を覆う平面状保護板3cの部分から供給できることになる。
なお、電磁石25,27も、上述と同様に動作する。
【0049】
(動作説明)
図11は、本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器で使用する面状発熱体の特性図であって、横軸に経過時間(分)を、縦軸に温度[℃]と電流[A]とを、それぞれとったものである。
【0050】
まず、電源スイッチ7を投入し、ワンチップCPU51、バッファ回路52,53,54及び電流増幅回路55a,55b,55c,55dに電力を供給する。
【0051】
また、LCD9の表示内容を見ながら切替スイッチ13を操作することにより、第1に所定の周波数を選択し、第2に交互運転を選択し、第3に所定の動作時間をプログラムタイマーに設定する。
【0052】
この設定が完了した後に、ボックス3の磁気発生部分5の平面状保護板3cの上に人体を載置し、開始スイッチ11を押す。
【0053】
これにより、ワンチップCPU51は、メモリ部に格納されているプログラムを中央演算処理部が処理することにより、パルス幅変調回路511を実現する。パルス幅変調回路511は、切替スイッチ13で選択された周波数の矩形波信号を形成し、ローパスフィルタ57及び発熱体電力供給回路33に供給する。
【0054】
ローパスフィルタ57の出力端子から出力された信号は、電子スイッチ56a,56bを介して電流増幅回路55a,55bの入力端子に供給される。また、ローパスフィルタ57の出力端子から出力された信号は、電流増幅回路55cの入力端子に供給される。
【0055】
これにより、前記各コイル25c,26c,27cには、電流がそれぞれ流れる。したがって、前記各電磁石25,26,27からは、パルス状の磁界が発生する。
【0056】
このとき、ワンチップCPU51は、電子スイッチ56a,56bを交互にスイッチングするので、電磁石26,27からは、期間Tの間隔で交互に磁力が発生したり発生しなかったりする。一方、電磁石25からは、プログラムタイマーに設定されている時間の間、継続してパルス状の磁力が発生する。
【0057】
このとき、ヒータオンオフスイッチ15がオンになっているとすると、ワンチップCPU51のパルス幅変調回路511からパルス状の電圧信号が供給されるので、この電圧信号が電流増幅回路55dで電流変換されて電流増幅回路55dにより発熱体電力供給回路33をパルス状にオンオフする。これにより、発熱体電力供給回路33は、電磁石25に供給される信号と同じ状態でオンオフ制御される。これにより、発熱体電力供給回路33からは、オンオフ制御された電力分の発熱をし、かつ、図13に示すように、経過時間とともに一定の発熱となり、すなわち、一定の電流が流れ、平面状保護板3c部分を常に一定の温度に保つことになる。なお、パルス幅変調回路511からの出力信号のデューテ比が大きくなればなるほど、発熱体電力供給回路33に供給される電力は多くなり、当該出力信号のデューティ比が低くなればなるほど、発熱体電力供給回路33に供給される電力は少なくなる。
【0058】
そして、ワンチップCPU51は、プログラムタイマーに設定されている時間に達すると、ブザー34を鳴動させるとともに、パルス幅変調回路511の動作を停止させる。
【0059】
このようにパルス状の磁力が人体に供給されるのと、磁気発生部分5を覆う平面状保護板3cから遠赤外線や熱線あるいは熱が供給されることにより、それら磁力と遠赤外線や熱線や熱は人体の血流に作用し、血流に対する刺激を与えることになって血液循環を促進し、かつ、神経系統に作用して痛みを和らげる効果を奏することになる。
【0060】
また、本実施の形態では、電磁石の磁力を50[ガウス]から350[ガウス]未満の磁力の強さのものを使用したので、医療用具の許可申請を不要にするとともに、製造コストを抑えることができる。
【0061】
なお、他の実施の形態として、上記実施の形態のように電子スイッチ56a,56bを交互にスイッチングさせるのではなく、電子スイッチをオフにすることにより電磁石25のみから磁力の供給ができるようにして「弱レベル」とし、電子スイッチ56aをオン及び電子スイッチ56bをオフ(あるいはその逆で電子スイッチ56aをオフ及び電子スイッチ56bをオン)にすることによりコイル26c(または27c)とコイル25cとから磁力を供給できるようにして「標準レベル」とし、電子スイッチ56a,56bの双方をオンにすることによりコイル25c,26c,27cから磁力を供給できるようにして「強レベル」にするようにしてもよい。すなわち、他の実施の形態では、上述したようにコイル25c,26c,27cに流す電流あるいは電圧を段階的に選択するようにしたものである。
【0062】
当該他の実施例によっても、パルス状の磁力が人体に供給されるので、それら磁力は人体の血流に作用し、血流に対する刺激を与えることになって血液循環を促進し、かつ、神経系統に作用して痛みを和らげる効果を奏することになる。
【0063】
また、当該他の実施の形態でも、永久磁石の磁力を50ガウスから350ガウス未満の磁力の強さのものを使用したので、医療用具の許可申請を不要にするとともに、製造コストを抑えることができる。
【0064】
さらに、当該他の実施の形態では、磁力の大きさを強レベル、標準レベルあるいは弱レベルに設定できるので、人体の症状や電磁気健康促進の具合に応じて適切な磁力レベルでの健康促進を行なうことができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る電磁気健康促進器によれば、前記磁力制御手段により前記電磁石のコイルに加える電流または電圧の周波数を可変させてパルス状の磁力を発生できるようにするとともに、電磁石を人体に接触する磁気発生部分部位近傍であって前記電磁石の磁力が人体に効果的に当たる磁気発生部分位置に配置し、かつ、人体に接触する部位近傍であって前記面状発熱体からの遠赤外線、熱線及び熱が人体に効果的に当たる磁気発生部分の位置に面状発熱体を設けてなるので、磁気と、熱線、遠赤外線及び熱とが人体の血流に作用し、血流に対する刺激を与えることになって血液循環を促進し、かつ、神経系統に作用して痛みを和らげる効果を奏することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を正面から見た断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器において発熱体を上から見た図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器において発熱体を横から見た図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器を側面から見た断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器において発熱体の配置状態を横から見た拡大断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器に用いる面状発熱体の抵抗特性図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器の一部を構成する永久磁石、コイル、磁力制御手段及び発熱体電力供給回路からなる電気系統を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る電磁気健康促進器で使用する面状発熱体の特性図である。
【符号の説明】
1 電磁気健康促進器
3 ボックス
5 磁気発生部分
7 電源スイッチ
9 LCD
11 開始スイッチ
13 切替スイッチ
15 ヒータオンオフスイッチ
16 磁力制御手段
17 基板
25,26,27 電磁石
25c,26c,27c コイル
29 面状発熱体
31 断熱材
34 ブザー
51 ワンチップCPU
52,53,54 バッファ回路
55a,55b,55c,55d 電流増幅回路
56a,56b 電子スイッチ
40 スイッチ
511 パルス幅変調回路

Claims (3)

  1. 複数の電磁石と、前記複数の電磁石のうちの少なくとも一つの電磁石のコイルに加える電流または電圧を可変し、かつ、前記複数の電磁石のうちの他の少なくとも一つの電磁石のコイルに一定の強度の電流または電圧を供給し得る磁力制御手段と、磁気発生部分を覆う平面状保護板を有し、当該平面状保護板の内側であって前記複数の電磁石の磁力が人体に効果的に照射される磁気発生部分の位置に前記複数の電磁石を配置してなるボックスとを備えた電磁気健康促進器において、
    前記面状保護板のボックス内面側と前記各電磁石との間に配置された面状発熱体と、
    前記面状発熱体と前記各電磁石との間に配置され前記面状発熱体を覆う断熱材と
    を備えたことを特徴とする電磁気健康促進器。
  2. 前記面状発熱体は、高品質フィルムに特殊熱半導体インクを一定の大きさにプリントした面状の発熱シートをからなり、当該発熱シートを前記面状保護板の全面に設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の電磁気健康促進器。
  3. 前記面状発熱体には、前記電磁石に与える周波数3〜100[ヘルツ]の電力を供給するものであることを特徴とする請求項1記載の電磁気健康促進器。
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