JPH09234217A - 電気布状体 - Google Patents

電気布状体

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JPH09234217A
JPH09234217A JP8084453A JP8445396A JPH09234217A JP H09234217 A JPH09234217 A JP H09234217A JP 8084453 A JP8084453 A JP 8084453A JP 8445396 A JP8445396 A JP 8445396A JP H09234217 A JPH09234217 A JP H09234217A
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JP
Japan
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conductive wire
conductive
cloth
supply circuit
magnetic force
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JP8084453A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsumura
謙二 津村
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電線を磁力の放射と、発熱とに働かせ、
従来のように、磁力部に触れた感触が、冷たくなく、暖
かくして、磁気効果を得られるため、高い血行促進効果
が得られる。さらに、磁力を可変調整でき、温熱とのバ
ランス調整もでき、さらに、磁力発生部に着く埃の掃除
が簡単であることを目的としている。 【構成】 電気布状体は、すくなくとも一つの導電線を
布状体に配設し、さらに、制御回路として直流電流供給
回路、交流電流供給回路等を設け、導電線を駆動する。
導電線の形状を磁力が集束しやすくするため、略直線形
状、略半円形状、略円形状、略三角形状、略四角形状、
または略多角形状形状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁力と温熱とを使用し
た血行促進をはかる電気布状体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の類似技術として、磁気分
野として、医療用器具や健康器具として、磁気マットレ
ス、磁気枕、磁気ネックレス等が有り、また温熱分野と
して電気毛布、電気カーペット、温熱治療器等が有り、
この2種類が独立して存在していた。
【0003】
【発明者が解決しようとする課題】従来の磁気マットレ
スや磁気枕は、マットレスや枕の内部や表面に磁石を配
設し、磁力線を放射させ、人体の血液や組織等の導体
に、磁界内を導体が動くと、その導体の両端に電圧が発
生し、この発生した電圧が血管や細胞を電気剌激し、ま
た、電圧で微弱な電気分解を起こし、活性酸素やイオン
を発生させ、人体を刺激し、血管を拡張させ、血液の循
環を促進させる血行促進の働きがある器具である。
【0004】また、従来の電気毛布や電気カーペット、
温熱治療器等は、導体に電気を流し、電気抵抗が有る導
体に電流が流れることより発生する熱を利用し、体を暖
め、血管を拡張させ、血液の循環を促進させる血行促進
の働きがある器具である。
【0005】しかし、前述の磁気マットレスや磁気枕に
使用される磁石は、金属製のため、使用時、触れた感触
が冷たく感じ、また、金属製磁石は硬く、人体に触れた
とき硬く、違和感があり、冷たく硬い不快感をおぼえる
問題点があった。また、冷たく感じることや、硬いもの
で皮膚表面を圧迫することは、本来、血液の流れを促進
する目的に反し、促進作用を妨げるものであり、排除し
たい問題点でもあった。
【0006】さらに、磁力の強度も磁石によるため、一
定値の強さしか得れず、使用する人に関係無く、同じ磁
力が常に加わるので、人により、刺激による応答反応に
個体差があるにも係わらず、この差異を考慮せず、若人
から老人まで、同じ剌激を与えており、好ましく無く、
磁力強度が調整できない問題点もあった。さらに、磁石
により磁力が、使用しないときにも磁力を出すため、埃
の中にある磁性物をごみとして吸い付け、布状体内に引
き込み、磁力にて吸着し続け、振り払いにくく、掃除し
にくい問題点があった。
【0008】電気毛布や電気カーペット、電気座布団、
温熱治療器等は、熱を発生させる電流が交流であり、そ
のため発生する磁界は交番磁界であり、磁気効果がな
く、そのため熱による血管の拡張作用により、血液の循
環を促進するものである。前述の磁気マットレスのよう
に、電気刺激や活性酸素やイオンによる刺激作用がない
問題点があった。そこで、磁力と温熱両方を同時に得よ
うとする場合、例えば、磁気マットレスの上に電気毛布
を重ねて敷く方法を取らざるおえない問題点があった。
また、導電線に交流電流を流すので、温熱発生の導電線
が、熱以外の不要な電磁波を輻射するので、熱変換効率
を落とし、エネルギィー効率が低下する問題点が有っ
た。
【0009】さらに、磁気が人体に働く場合、磁石を用
いるので磁力線が常に人体に作用しているので、人体の
特性として、常に刺激されていると、減感作用により、
刺激に対する反応が減少し、緩慢となり、血行促進効果
が薄れる問題があった。また、近年、電波を利用した機
器が多数、屋内外に設置され、高周波の電磁波が、電気
布状体の電源部より侵入し、導電線より人体に輻射し、
人体に害を与える問題点があった。
【0010】本発明は、一枚の電気布状体で、磁気によ
る血行促進を計ると共に、磁力の強さを調整でき、かつ
温熱による血行促進も実現できることが目的である。ま
た、温熱発生の導電線が、熱以外の不要な電磁波を輻射
しないで、熱変換効率の高い、エネルギィー効率が高い
導電線を実現するのが目的である。さらに、磁力発生部
に着く埃の掃除が簡単であることを目的としている。
【0011】また、温熱のみや磁力のみと、個々に単独
して切り換えのできるスイッチや調整ツマミを設けるこ
とにより、磁力の強さと温熱の強さを磁力と温熱と個々
に入り切りやバランス調整できる電気布状体を提供する
ことを目的としている。また、一枚の電気布状体で磁力
と温熱とを兼用できるので、両方を個別に揃えるより、
取り扱いが簡単になることを目的としている。さらに、
磁力と温熱の発生を一枚の電気布状体に合わせることに
より、コストも両方を個別に揃えるより、安価になるこ
とを目的としている。
【0012】さらに、磁力を可変調整でき、温熱とのバ
ランス調整もできることを目的としている。さらに、磁
力をリズムに合わせて変化、あるいは入り切りさせ、人
体に、より効果的な磁気作用を得ることを目的としてい
る。さらに、磁力作用を得るとき、磁力発生部が皮膚に
触れても、冷たくないことを目的としている。また、高
周波の電磁波が電気布状体の電源部より侵入せず、導電
線より人体に輻射しないことを目的としている。
【0013】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気布状体においては、すくなくとも一つ
の導電線を布状体に配設し、さらに、制御回路として直
流電流供給回路を設け、導電線を駆動し、導電線に直流
電流を流し、発熱させ、かつ導電線より発生する磁力線
を同時に出力する。
【0014】また、導電線の形状を磁力が集束しやすく
するため、導電線の形状は、略直線形状、略半円形状、
略円形状、略三角形状、略四角形状、または略多角形状
形状にする。
【0015】また、磁力線を集束させるためや、発熱効
率を高めるために、導電線の絶縁された表面または近傍
に、磁性材や導電材を設ける。
【0016】さらに、この磁性材を着磁した磁石を使用
しても良い。
【0017】また、布状体に配設する第1導電線に、直
流電流供給回路により直流で駆動して、磁力と温熱を発
生させ、第2導電線に交流電流供給回路により、交流で
駆動し、主に温熱を発生させる。
【0018】また、導電線の一部に、半導体整流素子を
内蔵し、交流電流供給回路より、導電線を交流駆動して
も、分岐した導電線内では、交流を直流に変換し、導電
線に流れる電流を直流化し、磁力を出力する。
【0019】制御回路に、磁力を発生する電流と、温熱
を発生する電流とを、強弱あるいは入り切りするスイッ
チ、および/またはボリュームを設けるとともに、磁力
線の強さと温熱の強さの比率を調整するバランサを設け
る。
【0020】制御回路に一定のリズムを発生させるリズ
ム発生回路を内蔵し、リズム発生回路より直流電流供給
回路をコントロールし、一定のリズムで導電線より、磁
力を放射と停止あるいは強弱を繰る返す。
【0021】磁力を放射する導電線を略直線形状、略半
円形状、略円形状、略三角形状、略四角形状、または略
多角形状のいずれかのパターンの形状にする。
【0022】第1導電線と第2導電線とを並列および/
または直列に接続する。
【0023】電源に接続する制御回路内に、ノイズ吸収
フィルタを少なくとも一つ設ける。
【0024】第1導電線と第2導電線を途中で直列に接
続したものは、第1導電線と第2導電線で、形状や材質
を異なるものを使用できるので、線径が太く、または回
路抵抗が小さい磁力発生に的した導電線や、線径が細
く、または電気抵抗が大きい温熱発生に適した導電線が
使用できる。
【0025】第1導電線と第2導電線とを直列あるい
は、並列に接続され、磁力発生の導電線が同心円状に複
数本、配設する。
【0026】
【作用】上記のように構成された電気布状体は、導電線
に直流電流の電流が流れることにより、交番しない磁力
線を多数、個々の箇所に発生させるので、この磁気によ
る刺激効果をもたらす作用がある。磁力部が、電気を切
ると、磁力を失い、磁性物を含む埃を放すので、布状体
より、簡単に取り除ける作用がある。
【0027】また、導電線の形状や巻き数により、磁力
線の密度の高いポイントを作り出す作用がある。さら
に、導電線の絶縁された表面または近傍に磁性材を近接
して配設すると、導電線より出力される磁力線が磁性材
に吸い寄せられ、集束した結果、磁力密度がさらに高ま
る作用がある。さらに、磁性材に着磁を施した磁性材の
磁石を使用すれば、導電線より電流の磁力線に上乗せさ
れ、さらに磁力線を高める作用がある。
【0028】さらに、導電線の絶縁された表面または近
傍に導電材を近接して配設すると、導電線より出力され
る電磁波が、導電材で短絡され熱に変換されるので、熱
変換効率が高まる作用がある。
【0029】導電線に直流電流が流れることで磁力線を
発生する以外に、線抵抗もあるので、導電線に電流が流
れることで発熱し、磁力発生部を暖める作用がある。
【0030】制御回路には、直流電流供給回路と交流電
流供給回路とが有り、直流電流供給回路は、磁力の強さ
を主に制御し、交流電流供給回路は、温熱の強さを主に
制御するので、磁力と温熱とを別々に調整することがで
きる作用がある。
【0031】導電線の一部に半導体整流素子を内蔵させ
たものは、交流電流供給回路のみにて駆動しても、導電
線の半導体整流素子により交流が直流化され、交番磁界
でない磁力を発生させるので、磁力発生と温熱発生とを
一つの導電線で得られる作用がある。
【0032】制御回路は、直流電流供給回路と交流電流
供給回路のいずれか一方または同時に作動させる切り替
えスイッチが有るので、磁力放射のみ、または温熱のみ
と選択できる作用がある。
【0033】磁力と温熱の切り替えスイッチは、ボリュ
ームのように可変できるものでも使用でき、ボリューム
による調整で、直流と交流との供給バランスをとること
ができる作用が有る。
【0034】制御回路にリズム発生回路があり、リズム
発生回路の信号により直流電流供給回路および/または
交流電流供給回路より出力される電流が、リズム信号に
同期して強弱あるいは入り切りするので、リズム信号に
同期して、磁力線の強度が変化する作用がある。
【0035】電源と前記導電線との回路間である制御回
路内に、ノイズ吸収フィルタを少なくとも一つ設け、電
源部より侵入してきた高周波の電磁波は、ノイズ吸収フ
ィルタで、遮断もしくは減衰される。制御回路には計測
回路が有り、導電線の電気抵抗を測定することで、導電
線の温度が計測でき、計測値を使用し、温度上昇や温度
低下を検出し、布状体の温度を一定に維持する作用があ
る。また、計測回路は計測時、導電線に接続された直流
電流供給回路および/または交流電流供給回路の動作を
一時的に停止させ、導電線に流れる計測には不要な電流
を停止させる作用が有る。
【0036】第1導電線と第2導電線を途中で直列に接
続したものは、第1導電線と第2導電線で形状や材質が
異なるので、線径が太く、または回路抵抗が小さく磁力
発生に的した導電線や、線径が細く、または電気抵抗が
大きく温熱発生に適した導電線が使用でき、発生効率ア
ッブする作用がある。
【0037】第1導電線と第2導電線とを並列に接続し
た場合も、上記、直列に接続したときと、同じ発生効率
アップする作用がある。
【0038】さらに、第1導電線と第2導電線とを直列
あるいは、並列に接続され、磁力発生の導電線が、同心
円状に複数本、配設すると、複数の導電線より複数の磁
力線が得られ、このポイントがより磁力が高まる作用が
ある。
【0039】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、制御回路31を除いた布状体で、布状母
材1に導電線2を略円形状に配設し、導電線1の略円形
状中心部4に磁性材9を配設し、直流電流3および/ま
たは交流電流32が導電線2を流れている。また、ノイ
ズ吸収フィルタ35が導電線に接続されている。
【0040】図2において、図1と同様であるが、導電
線2の形状を略半円形状と略直線形状とを組み合わせ、
配設し、さらに導電線2の略直線形状部の導電線の絶縁
された表面または近傍に導電材21を配設している。
【0041】図3において、図1と同様であるが、導電
線2の形状を略半円形状にし、略半形状同志を対向して
配設している。
【0042】図4において、図1と同様であるが、導電
線2の形状を略四角形状と略三角形状に配設している。
【0043】図5において、図1と同様であるが、導電
線2の形状を略多角形状に配設している。
【0044】図6において、図1と同様であるが、導電
線2の形状を複数巻きの略四角形状に配設している。
【0045】図7において、第1導電線2の経路途中に
第2導電線7が接続され、配設している。第2導電線7
は、第1導電線2より電気抵抗値が小さい。
【0046】図8において、第1導電線2と第2導電線
7が別々に別れて配設されている。
【0047】図9において、第1導電線2の途中より材
質や形状の異なる第2導電線7が接続されている。
【0048】図10において、第1導電線2の途中に第
2導電線7を並列に複数本配設している。
【0049】図11において、第1導電線の途中を切る
ことなく、第2導電線7を並列接続し、さらに第2導電
線7の途中に半導体整流素子8を内蔵している。
【0050】図12において制御回路31を含めた電気
布状体を図式的に示している。
【0051】図13において、外部電源より得られた交
流電流は、ノイズ吸収フィルタ35より安全器25を通
じて電源回路24に接続される。ノイズ吸収フィルタ3
5は、磁性材のフェライトにコイルを巻き付けたもの
で、電源より侵入してきた高周波の電磁波をは、遮断も
しくは減衰させる。安全器25は、過大な電流が流れた
ときに、布状体や回路の焼損を防止するヒューズが使用
されており、過大な電流により、ヒューズが溶断し、電
流をカットする。電源回路24には、電源スイッチ18
が設けられ、布状体全体の電源の入り切りを電源スイッ
チ18で行う。
【0052】電源回路24より、直流電流供給回路22
や交流電流供給回路23、磁力調整回路30、温熱調整
回路29、リズム発生回路27、計測回路26、タイマ
回路16、時計回路28に電力を供給する。直流電流供
給回路22は、導電線2と直接あるいは、バランサ33
およびスイッチ15を通じで接続され、直流電流3を導
電線2に流す。直流電流供給回路22は、内部に整流器
37があり、整流器37の働きにより、電源回路24よ
り供給される交流を、直流に変換する。また、直流電流
供給回路22には、磁力調整回路30が接続され、導電
線2に供給される直流の流量をする磁力調整回路30に
より、磁力が増減される。磁力調整回路30には、半導
体トランジスタが内蔵され、このトランジスタのベース
端子の電圧が、磁力調整ツマミ10に示された量に合わ
せて変化するので、トランジスタの内部抵抗が変化し、
直流電流を増減できる。直流電流供給回路22より磁力
の発生の有無を表示するため、表示器13に信号が出力
される。表示器13は、発光ダイオードランプであり、
直流電流供給回路22より出力された信号に合わせて点
滅する。
【0053】さらに、直流電流供給回路22には、リズ
ム発生回路27と計測回路26が接続されている。リズ
ム発生回路27は、リズム調整ツマミ14の動きに合わ
せてリズムを変化させる。リズム発生回路27には、半
導体IC素子により構成されている。リズム発生回路2
7より発生するリズム信号は、直流電流供給回路22と
磁力調整回路30に接続し、この信号のスピードや振幅
の強弱に合わせて、導電線2に流す直流電流3を変化さ
せる。さらに、直流電流供給回路22に接続される計測
回路26は、布状体の導電線を一定温度に保持するた
め、一定時間ごとに、直流電流供給回路22の出力電流
を計測のため、専用の検出電流になるよう直流電流3を
調整する。
【0054】温度の検出は、導電線2が温度上昇によ
り、電気抵抗が上昇するので、電気抵抗を測定すること
で、布状体の導電線が計測できる。計測回路26は、下
記に述べる交流電流供給回路23の交流電流32も、上
記計測時には不要なので停止される。
【0055】交流電流供給回路23は、電源回路18よ
り交流電流を導電線2に直接あるいは、バランサ33、
34、セレクトスイッチ15を通じて接続されている。
交流電流32は、導電線2に交流として流れ、導電線2
の電気線抵抗により発熱し、近傍の布状母材1を暖め、
触れている人体を直接あるいは間接的に暖める。交流電
流供給回路23には、半導体スイッチ素子のトライアッ
クが内蔵され、温度調整ツマミ11に合わせて温度調整
回路29が半導体トライアックを入り切りを繰り返し、
電力調整を行う。
【0056】また、計測回路26の温度信号を温度調整
回路29が、温度調整ツマミ11の値と一致するか比較
し、一致あるいはオーバーしたとき、交流を切り、温度
を設定温度に維持する。電源回路18には、タイマ回路
16と時計回路28が接続されている。タイマ回路16
は、磁力および温熱の使用時間が、一定時間経過後、設
定された時間出入り切りを行う。時計回路28は現在時
刻を表示灯17にて、表示し、知らせる。表示器13は
磁力有無を表示する。表示器12は温熱の有無を表示す
る。ヒューズ5は導電線2の故障時に、導電線2に過大
電流が流れて、布状母材1を焼損するのを防止する。発
音体19は、圧電ブザーが内蔵され、各操作時に確認音
を発生させる。
【0057】図14において、外部電源38より、電力
が供給され、交流電流供給回路23と直流電流供給回路
22に接続されている。交流電流供給回路23より、コ
ンデンサ36を通じて導電線2と接続されている。同じ
く、直流電流供給回路22より、整流器37を通じて導
電線2が接続されている。導電線2は、略直線形状と略
半円形状を組み合わせたパターンとなり、直流電流3と
交流電流32が流れ、磁力と温熱を発生させる。導電線
2の略直線形状部には、導電材21でシールドされ、接
地され、外部電源と接続されている。コンデンサ36
は、交流電流供給回路23と直流電流供給回路22と
が、短絡しないためである。整流器37は、交流を直流
に変換するためである。導電線2に直流電流3が流れる
ことにより、磁力の発生と、線抵抗により温熱を発生さ
せる。また、導電線2に交流電流32が流れるので、温
熱を発生させる。導電線2の略直線形状部の導電材21
でシールドされていて、接地されているため、電磁波
は、導電材21により吸収され、電磁波の輻射を防止し
ている。なお、上記説明においては、磁力および温熱の
双方を発生させることを主体とした電気布状体に関して
説明を行ったが、これに限定されるものではなく、例え
ば、電気布状体を直流電流で駆動することにより、温熱
を発生させるものに対しても、適用されるものである。
この場合、磁力による健康効果はないものの、いままで
のいわゆる電気毛布や電気座布団等にて指摘された欠陥
である電磁波による人体への悪影響がなくなるものであ
る。その作用としては、導電線に流れる電流が、直流電
流なので、導電線の電圧が一定で維持されているので、
電流の入り切り時を除いて電界に変化がなく、よって電
界に変化が無いので導電線より空間に電磁波を輻射しな
い作用がある。電流の入り切り時には電界が変化する
が、温度を一定にするための入り切りは、きわめて短時
間なので、回数も少なく実質的にないに等しい。
【0058】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0059】図1〜6、9、10、11に示す実施例の
ように一つの導電線を磁力の放射と、発熱とに働かせる
ために、従来のように磁力部に触れた感触が、冷たくな
く、暖かくして、磁気効果を得られるため、高い血行促
進効果がある。
【0060】また、図7、8に示す実施例のように、複
数の導電線を組み合わせると、磁力放射の導電線の構成
材料を、幅広く選択でき、設計の自由度が増す効果があ
る。図1〜6、9、10、11に示す実施例と同様に、
磁力の放射の導電線も近傍にある温熱発生の導電線より
暖められるので、従来のように、磁力部に触れた感触が
冷たくなく、暖かくして磁気効果を得ることが出来るた
め、高い血行促進効果が得られる。さらに、磁力を発生
させる導電線も流れる電流で弱く暖められるので、触れ
た感触が、冷たくなく、冷たく感じない効果が得られ
る。
【0061】図1〜12に示す実施例のように、磁力発
生を直流電流で行と、磁力部が、電気を切ると、磁力を
失い、磁性物を含む埃を放すので、布状体より、簡単に
取り除ける効果がある。図1〜12に示す実施例のよう
に、磁力発生を直流電流で行うので、直流電流成分の増
減で、簡単に磁力の強度を可変できる効果がある。
【0062】さらに、導電線の絶縁された表面または近
傍に導電材を近接して配設すると、導電線より出力され
る電磁波が、導電材で短絡され熱に変換されるので、熱
変換効率が高まる効果がある。電源と導電線との回路間
である制御回路内に、ノイズ吸収フィルタを少なくとも
一つ設け、電源部より侵入してきた高周波の電磁波は、
ノイズ吸収フィルタで遮断もしくは減衰されるので、導
電線より、入体に向けて、害のある高周波の電磁波の輻
射を防止できる効果がある。。
【0063】また、タイマ回路により、磁力や温熱を一
定時間経過すると、入り切りすることもでき、必要以上
に電力を消耗しない効果がある。
【0064】また、リズム回路で低周期のリズム似合わ
せて、磁力の入り切りや強弱を行えるので、人体への磁
気作用を少ない磁力で、血行促進できる効果がある。
【0065】図1〜6に示す実施例では、磁力発生と温
熱発生とを、一つの導電線で行うため、従来よりコスト
が安価にできる効果がある。図1〜12に示す実施例の
ように、磁力発生と温熱発生とを、異なる電流で行うた
め、磁力の強度と温熱の強度とをバランサやスイッチで
個別に制御できるため、好みに応じて磁力発生と温熱発
生を個別に調整できるし、場合によって、一方のみを使
用することもできるので、大変便利に使用できる効果が
ある。器具を収納するスペースも、両方を個別に揃える
より減少する効果もある。図1〜11に示す実施例のよ
うに、導電線の近傍に磁性材を配設したので、導電線よ
り発生する磁力線が、磁性材に引き寄せられ、密集し、
集束されるので、このポイントでは、導電線のみより高
い磁力が得られ、少ない電流で高い磁力を得る効果があ
る。
【0066】図9に示す実施例のように、導電線A地点
と導電線B地点と、材質や線径を異なるようにしている
ので、磁力発生部と温熱発生部の発生効率が、高くなる
効果がある。
【0067】図10に示す実施例のように、導電線のC
地点に対し、導電線のD地点を複数本、略円形状にして
いるので、磁力発生が高く、強い磁力が得られる効果が
ある。
【0068】図11に示す実施例のように、導電線のE
地点と導電線のH地点との間と、導電線E−F−G地点
の二つに分岐して、交流電流が流れるので、導電線E−
H地点間は、主に発熱し、導電線F−G地点間は磁力発
生となるので、交流電流のみで、磁力発生と温熱発生が
行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】導電線の形状が略円形状となる場合を図式的に
示した平面図である。
【図2】導電線の形状が略半円形状となる場合を図式的
に示した平面図である。
【図3】導電線の形状が略円形状を組み合わせた場合を
図式的に示した平面図である。
【図4】導電線の形状が略三角形状と略四角形状の場合
を図式的に示した平面図である。
【図5】導電線の形状が略多角形状となる場合を図式的
に示した平面図である。
【図6】導電線の形状が複数巻きとなる場合を図式的に
示した平面図である。
【図7】第1導電線と第2導電線との組み合わせとなる
場合を図式的に示した平面図である。
【図8】第1導電線と第2導電線とが別々となる場合を
図式的に示した平面図である。
【図9】第1導電線と第2導電線とを直列に接続し、導
電線の材質や線径が異なる場合を図式的に示した平面図
である。
【図10】第1導電線と第2導電線とを並列に接続され
た場合を図式的に示した平面図である。
【図11】第1導電線と第2導電線とを並列に接続し、
第2導電線途中に半導体整流素子を設けた場合を図式的
に示した平面図である。
【図12】制御回路と導電線を配設した布状母材とを接
続した場合を図式的に示したブロック回路図である。
【図13】制御回路の操作部を図式的に示した平面図で
ある。
【図14】概略構成を図式的に示した概略図である。
【符号の説明】
1 布状母材 2 導電線 (第1導電線) 3 直流電流 4 磁力線の密度の高い地点 5 ヒューズ 6 磁性材 7 導電線 (第2導電線) 8 半導体整流素子 9 磁石 (温熱着磁品) 10 磁力調整ツマミ 11 温度調整ツマミ 12 温熱ランプ 13 磁力ランプ 14 リズム調整ツマミ 15 磁力温熱切り替えスイッチ 16 タイマスイッチ 17 時間表示灯 18 電源スイッチ 19 発音体 20 時間設定スイッチ 21 導電材 22 直流電流供給回路 23 交流電流供給回路 24 電源回路 25 安全器 26 計測回路 27 リズム発生回路 28 時計回路 29 温度調整回路 30 磁力調整回路 31 制御回路(10〜11、13〜17、21〜3
0、33〜37) 32 交流電流 33 バランサ(磁力) 34 バランサ(温熱) 35 ノイズ吸収フィルタ 36 コンデンサ 37 整流器 38 外部電源

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電線を所定のパターンにて配設した布
    状体と、前記導電線に接続された制御回路とを有し、前
    記制御回路は交流電流を直流電流に変換するための整流
    器を備え、前記導電線を少なくとも前記直流電流で駆動
    することにより磁力および/または温熱を発生させるこ
    とを特徴とする電気布状体。
  2. 【請求項2】 導電線を所定のパターンにて配設した布
    状体と、前記導電線に接続された2つの制御回路とを有
    し、第1の制御回路は磁力を発生させるための直流電流
    供給回路または交流電流供給回路で、第2の制御回路は
    温熱を発生させるための直流電流供給回路または交流電
    流供給回路であることを特徴とする電気布状体。
  3. 【請求項3】 2本の導電線を有し、第1の導電線は第
    1の制御回路に接続されまた第2の導電線は第2の制御
    回路に接続されており、前記第1の制御回路は磁力線を
    発生させるために直流電流供給回路とし、また前記第2
    の制御回路は温熱を発生させるために直流電流供給回路
    または交流電流供給回路としたことを特徴とする前記特
    許請求の範囲第2項記載の電気布状体。
  4. 【請求項4】 制御回路より導電線に供給される電流は
    直流電流のみで構成されていることを特徴とする前記特
    許請求の範囲第1項から第3項までのいずれかに記載の
    電気布状体。
  5. 【請求項5】 前記直流電流供給回路および交流電流供
    給回路により、前記導電線に流れる電流が、交流電流と
    直流電流とを混合した電流であることを特徴とする前記
    特許請求の範囲第1項から第3項までのいずれかに記載
    の電気布状体。
  6. 【請求項6】 制御回路は、直流電流供給回路および交
    流電流供給回路のいずれか一方または同時に作動させる
    ための切り替えスイッチを有することを特徴とする前記
    特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれかに記載
    の電気布状体。
  7. 【請求項7】 切り替えスイッチは、交流電流供給回路
    より供給される交流電流と、直流電流供給回路より供給
    される直流電流との供給バランスをコントロールするた
    めの、バランサであることを特徴とする前記特許請求の
    範囲第1項から第6項までのいずれかに記載の電気布状
    体。
  8. 【請求項8】 前記制御回路にリズム発生回路があり、
    前記導電線に流れる直流電流および/または交流電流
    が、40ヘルツ以下の低周期のリズム信号で、入り切
    り、および/または、強弱を繰り返すことを特徴とする
    前記特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれかに
    記載の電気布状体。
  9. 【請求項9】 前記制御回路には操作部を有し、磁力調
    整ツマミ、温度調整ツマミ、セレクトスイッチ、タイマ
    スイッチ、磁力ランプ、温熱ランプの少なくとも一つを
    有していることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項
    から第8項までのいずれかに記載の電気布状体。
  10. 【請求項10】 導電線は、磁力線を発生させるために
    略直線形状、略半円形状、略円形状、略三角形状、略四
    角形状、または略多角形状のいずれかのパターンにて布
    状体に配設されたことを特徴とする前記特許請求の範囲
    第1項から第9項までのいずれかに記載の電気布状体。
  11. 【請求項11】 前記導電線の絶縁された表面または近
    傍に、磁性材を配設したことを特徴とする前記特許請求
    の範囲第1項から第10項までのいずれかに記載の電気
    布状体。
  12. 【請求項12】 前記導電線を第1導電線と第2導電線
    とに分け、磁力を発生させる第1導電線の材質および/
    または形状を変え、温熱を発生させる第2導電線と異種
    の線材および/または形状とし、所定のバターンにて布
    状体に配設したことを特徴とする前記特許請求の範囲第
    1項から第11項までのいずれかに記載の電気布状体。
  13. 【請求項13】 前記導電線を第1導電線と第2導電線
    とに分け、磁力を発生させる第1導電線と、温熱を発生
    させる第2導電線とを直列および/または並列接続し
    て、布状体に配設したことを特徴とする前記特許請求の
    範囲第1項から第12項までのいずれかに記載の電気布
    状体。
  14. 【請求項14】 前記導電線の経路の一部に、半導体整
    流素子を内臓し交流電流を直流電流に変換して、磁力を
    発生させることを特徴とする前記特許請求の範囲第1項
    から第13項までのいずれかに記載の電気布状体。
  15. 【請求項15】 前記導電線の絶縁された表面または近
    傍に、電磁気を遮断する導電材または磁性材を、少なく
    とも一つ設けたことを特徴とする前記特許請求の範囲第
    1項から第14項までのいずれかに記載の電気布状体。
  16. 【請求項16】 外部電源と前記導電線との回路間に、
    ノイズ吸収フィルタを少なくとも一つ設けたことを特徴
    とする前記特許請求の範囲第1項から第15項までのい
    ずれかに記載の電気布状体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006296668A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Kagoshima Univ 治療器
JP2008235267A (ja) * 2007-03-21 2008-10-02 Myoung Jun Lee 電磁石発熱線とこれを利用した温熱マット

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