JP2018126431A - 高周波温熱治療装置 - Google Patents

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義憲 山田
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Abstract

【課題】操作者のヒューマンエラー等に起因して過大な高周波電力が患部に照射されることを防止して、より安全に温熱治療を実施することができる高周波温熱治療装置を提供する。【解決手段】高周波温熱治療装置1は、対向配置される一対の電極軸34,35と、一対の電極軸34,35に着脱可能に装着されて患部を挟んで対向する一対の円盤電極37,47とを備え、一対の円盤電極37,47間に高周波電力を印加し、誘電加熱によって患部101を温熱治療するものであって、高周波電力の最大出力を設定する最大出力設定部としての制御回路55(図6;S4)と、高周波電力が最大出力を超えないように出力制御を行う出力制御部としての制御回路55(図6;S5)と、を備えている。を備えている。【選択図】図6

Description

本発明は、円盤電極間に高周波電力を印加し、誘電加熱によって患部を温熱治療する高周波温熱治療装置に関する。
従来、一対の円盤電極間に患部を挟み、円盤電極間に周波数1MHz〜100MHzの高周波電力を供給してがん患部に高周波電磁界を照射し、誘電加熱により患部を加温することで、がん治療を行う高周波温熱治療装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
かかる従来の高周波温熱治療装置において、一対の円盤電極は、治療する部位、あるいは患部の深さによって電極径の異なるものを使用するようにしている。すなわち、部位に適合する電極径を使用する場合や、治療する患部が、表在性病巣部の場合、浅在性病巣部の場合、又は深部性病巣部の場合とで、電極径の異なる円盤電極を使用するようにしている。
特許第5947469号公報
しかしながら、従来の高周波温熱治療装置において、電極の種類を加温部位に適するものに適宜交換して使用した場合においても、出力される電力の上限は電極の種類に拘わらず同一であった。このため、操作者は出力調整を注意深く行う必要があるが、誤って過大な高周波電力が患部に照射される可能性も残っており、安全性の向上を図る必要があるという課題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、操作者のヒューマンエラー等に起因して過大な高周波電力が患部に照射されることを防止して、より安全に温熱治療を実施することができる高周波温熱治療装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、対向配置される一対の電極軸(34,35)と、前記一対の電極軸に着脱可能に装着されて患部を挟んで対向する一対の円盤電極(37,47)とを備え、前記一対の円盤電極間に高周波電力を印加し、誘電加熱によって患部(101)を温熱治療する高周波温熱治療装置において、前記高周波電力の最大出力を設定する最大出力設定部(55,S4)と、前記高周波電力が前記最大出力を超えないように出力制御を行う出力制御部(55,S5)と、を備えている。
この構成によれば、最大出力設定部が高周波電力の最大出力を設定し、出力制御部は高周波電力が最大出力を超えないように出力制御を行うので、操作者のヒューマンエラー等に起因して過大な高周波電力が患部に照射されることを防止して、より安全に温熱治療を実施することができるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明は、前記最大出力設定部は、前記円盤電極の電極径に基づいて前記最大出力を設定する。
この構成によれば、治療する患部の深さによって異なる円盤電極の電極径に基づいて最大出力が設定されるので、より安全且つ確実に温熱治療を実施することができるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明は、前記電極軸に装着された前記円盤電極の電極径を識別する電極径識別部(40)を備え、前記最大出力設定部は、前記電極径識別部により識別された前記電極径に基づいて前記最大出力を設定する。
この構成によれば、電極径識別部が、一対の電極軸に装着された円盤電極の電極径を識別し、最大出力設定部は、電極径識別部により識別された電極径に基づいて最大出力を設定するので、円盤電極の電極径を自動的に識別することにより操作者の負担を軽減できると共に、より確実にヒューマンエラー等に起因する過大な高周波電力の照射を防止することができるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明は、操作者の入力操作によって前記円盤電極の電極径を入力する電極径入力部(70,71a〜71f)を備え、前記最大出力設定部は、前記電極径入力部により入力された前記円盤電極の電極径に基づいて前記最大出力を設定する。
この構成によれば、電極径入力部は操作者の入力操作によって円盤電極の電極径を入力し、最大出力設定部は、電極径入力部により入力された円盤電極の電極径に基づいて最大出力を設定するので、操作者により直接入力された電極径に基づいて設定された最大出力以下で出力制御が行われることにより、安全且つ確実に温熱治療を実施することができるという効果を奏する。
請求項5に記載の発明は、操作者の入力操作によって前記最大出力を入力する最大出力入力部(70,72a〜72f)を備え、前記最大出力設定部は、前記最大出力入力部により入力された前記最大出力に基づいて前記最大出力を設定する。
この構成によれば、最大出力入力部は、操作者の入力操作によって最大出力を入力し、最大出力設定部は、最大出力入力部により入力された最大出力に基づいて最大出力を設定するので、操作者により直接入力された最大出力以下で出力制御が行われることにより、安全且つ確実に温熱治療を実施することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態の高周波温熱治療装置の概略構成を示す外観図である。 患者を治療中の高周波温熱治療装置を図1のII線矢視方向から視た図である。 円盤電極を上面視して示す平面図である。 高周波温熱治療装置の電気的回路構成を示すブロック図である。 最大出力参照テーブルの一例を示す表である。 実施形態における出力制御処理の流れを示すフローチャートである。 第一変形例における電極径入力画面の表示例を示す図である。 第一変形例における出力制御処理の流れを示すフローチャートである。 第二変形例における最大出力入力画面の表示例を示す図である。 第二変形例における出力制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を具体化した高周波温熱治療装置の実施形態について説明する。
まず、本実施形態の高周波温熱治療装置1の構成について、図1乃至図6を参照しつつ説明する。図1は、高周波温熱治療装置の概略構成を示す外観図、図2は、患者100を治療中の高周波温熱治療装置1を図1のII線矢視方向から視た図、図3は、円盤電極37を上面視して示す平面図、図4は、高周波温熱治療装置1の電気的回路構成を示すブロック図、図5は、最大出力参照テーブル55Tの一例を示す表、図6は、出力制御処理の流れを示すフローチャートである。
高周波温熱治療装置1は、図1等に示すように、寝台10と、ガントリ30と、高周波発生装置50と、コンソール70とを備えて構成される。
寝台10は、治療対象の患者が横臥する寝台部であって、水平にスライド移動可能に構成され、ガントリ30の開口32内を出し入れするようになっている。
ガントリ30は、患者100の患部101に高周波電力を照射する装置であって、本体31中央に円形の開口32が設けられている。ガントリ30は、開口32を挟む上下に一対の電極軸としての上部電極軸34,下部電極軸35を備えると共に、これらに着脱自在に装着される一対の電極アタッチメント36,46を備えている。
すなわち、開口32内側面の最上部において、絶縁材からなる支持部33を貫通して金属製の上部電極軸34が下向きに突設されている。また、開口32内側面の最下部において、金属製の下部電極軸35が上部電極軸34と対向するように上向きに突設されている。上部電極軸34及び下部電極軸35は、ともに中空円筒状に形成され、中空内部には冷却パッド38又は冷却パッド48内に冷却水を循環させるための冷却水流入用と流出用の2本のパイプが挿通されている(図示せず)。また、ガントリ30は、開口32を囲む外周側で周方向移動可能な回転部(図示せず)を内蔵しており、上部電極軸34を支持する支持部33は、その回転部において径方向に伸縮可能に設けられている。
上部電極アタッチメント36は、上部電極軸34に着脱可能に装着される電極アタッチメントであって、円盤電極37と、冷却パッド38と、バーコードシール39とを備えている。
円盤電極37は、円盤状を呈する電極板であって、下面は冷却パッド38で覆われている。また、円盤電極37は、図3に示すように、上面にバーコードシール39が貼り付けられている。円盤電極37は、中心に係合穴37aが形成されており、この係合穴37aに上部電極軸34が挿入され且つ係合することによって、上部電極アタッチメント36が上部電極軸34に装着される。
冷却パッド38は、ウレタンフィルム等の柔軟性のある樹脂材料等からなるドーム状部材であって、内部を冷却水が循環するようになっている。バーコードシール39は、当該円盤電極37の電極径の値を含むバーコードが印刷された粘着シールである。
また、支持部33にはバーコードリーダ40が設けられており、上部電極アタッチメント36が上部電極軸34に装着された状態で、バーコードリーダ40の読み取り部が円盤電極37上面のバーコードシール39に対向し、バーコードを読み取り可能となっている。
下部電極アタッチメント46は、下部電極軸35に着脱可能に装着される電極アタッチメントであって、円盤電極47と、冷却パッド48とを備えている。円盤電極47は、円盤状を呈する電極板であって、上面は冷却パッド48で覆われている。円盤電極47及び冷却パッド48は、それぞれ円盤電極37、冷却パッド38と同様の物であるので、詳細説明を省略する。
尚、上部電極アタッチメント36及び下部電極アタッチメント46は、円盤電極37、47の直径(電極径φ)の異なる複数種類が用意されており、治療部位に適したサイズの物を選択して使用される。
高周波発生装置50は、一対の円盤電極37,47に印加される数MHz(例えば、8MHz)の高周波を発生する装置である。高周波発生装置50は、図4のブロック図に示すように、電源回路51と、高周波発生回路52と、整合回路53と、高周波電力計54と、制御回路55とを備えて構成される。
電源回路51は、高周波発生回路52に電源を供給する電気回路である。電源回路51は、商用電源を変圧及び整流して所定電圧の直流電源を生成し、生成された直流電源を高周波発生回路52に供給する。
高周波発生回路52は、自励発振方式により数MHz(例えば、8MHz)の高周波を発生する電気回路であって、数10W〜数100Wから1500Wの範囲で出力が変更可能になっている。高周波発生回路52の出力は、制御回路55からの出力制御信号によって制御される。
整合回路53は、高周波発生回路52と円盤電極37,47間に配置される負荷である患者Pとのインピーダンス整合を行う電気回路であって、制御回路55から調整可能となっている。
高周波電力計54は、円盤電極37,47間の患者100に供給される高周波電力を計測する装置である。高周波電力計54は、円盤電極37,47への入射電力Piと円盤電極37,47からの反射電力Prを検出し、入射電力Piと反射電力Prとの差を算出することにより、負荷である患者100側に供給された供給電力Psを求める。供給電力Psの値は、制御回路55を介してコンソール70へ送られて画面表示される。
制御回路55は、中央演算装置(CPU)やROM、RAM、ハードディスク等の記憶部を有するコンピュータを備えた装置であって、コンソール70からの入力に応じて電源回路51、高周波発生回路52、整合回路53を制御する。
すなわち、制御回路55は、コンソール70からの起動指令によって電源回路51を起動する。また、制御回路55は、円盤電極37,47の電極径φの値に基づいて最大出力Pmaxを設定し、その最大出力Pmaxを超えないように高周波発生回路52の出力制御を行う。以下、高周波発生回路52の処理の流れについて、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
制御回路55は、ステップ1(以下、S1と略記する。他のステップも同様。)で最大出力Pmaxが設定済みか否かを判断する。尚、温熱治療装置1が電源オン直後である場合や電極アタッチメントが交換された直後の場合、最大出力Pmaxは未設定であり、判定はNoとなる。S1でNoの場合、S2へ進む。S2では、バーコードリーダ40を起動し、円盤電極37上面のバーコードシール39に印刷されたバーコードの読み取りを実行する。続いて、S3で、読み取ったバーコードから電極径φの値を取得する。次に、S4で、ROM等の記憶部に記憶されている最大出力参照テーブル55Tを参照し、電極径φに対応する最大出力の値を最大出力Pmaxとして設定する。例えば、電極径φが210mmである場合は、最大出力Pmaxが1050Wに設定される。
そして、S5で、最大出力Pmax以下で出力制御が実行される。すなわち、制御回路55は、最大出力Pmaxを超えないように出力制御信号を生成し、この出力制御信号を高周波発生回路52に入力して出力を制御する。最大出力Pmaxが既に設定済みの場合、S1でYesと判定され、S2〜S4を実行することなく、S5へ進み、最大出力Pmax以下で出力制御が実行される。
また、制御回路55は、整合回路53の調整を行う処理や、高周波電力計54から受け取った供給電力Psの値をコンソール70へ送る処理を行う。更に、制御回路55は、冷却パッド38,48へ冷却水を循環させるための図示しないポンプを動作制御する処理を行う。
コンソール70は、医師等の操作者による入力操作や各種表示を行うための入出力装置であって、例えば、タッチパネル装置によって構成される。すなわち、コンソール70を介して操作者より入力された情報は制御回路へ送られ、制御回路から送られる各種の出力が画面表示される。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態によれば、高周波温熱治療装置1は、対向配置される一対の電極軸としての上部電極軸34及び下部電極軸35と、一対の上部電極軸34及び下部電極軸35に着脱可能に装着されて患部を挟んで対向する一対の円盤電極37,47とを備え、一対の円盤電極37,47間に高周波電力を印加し、誘電加熱によって患部101を温熱治療するものであって、高周波電力の最大出力を設定する最大出力設定部としての制御回路55(図6のS4)と、高周波電力が最大出力を超えないように出力制御を行う出力制御部としての制御回路55(図6のS5)と、を備えている。
この構成によれば、制御回路55がS4の処理ステップで高周波電力の最大出力を設定し、制御回路55はS5の処理ステップで高周波電力が最大出力を超えないように出力制御を行うので、操作者のヒューマンエラー等に起因して過大な高周波電力が患部に照射されることを防止して、より安全に温熱治療を実施することができるという効果を奏する。
また、本実施形態では、制御回路55は、S4の処理ステップで、円盤電極37の電極径φに基づいて最大出力Pmaxを設定する。
この構成によれば、治療する患部の深さによって異なる円盤電極37の電極径φに基づいて最大出力Pmaxが設定されるので、より安全且つ確実に温熱治療を実施することができるという効果を奏する。
また、本実施形態では、上部電極軸34に装着された円盤電極37の電極径φを識別する電極径識別部としてのバーコードリーダ40を備え、制御回路55は、S4の処理ステップで、バーコードリーダ40により識別された電極径φに基づいて最大出力Pmaxを設定する。
この構成によれば、バーコードリーダ40が、上部電極軸34に装着された円盤電極37の電極径φを識別し、制御回路55は、S4の処理ステップで、バーコードリーダ40により識別された電極径φに基づいて最大出力Pmaxを設定するので、円盤電極37の電極径φを自動的に識別することにより操作者の負担を軽減できると共に、より確実にヒューマンエラー等に起因する過大な高周波電力の照射を防止することができるという効果を奏する。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変更を施すことが可能である。以下に示す各変形例において、上記実施形態と同一部材には同一符号を付し、それらについての詳細な説明を省略する。
上記実施形態では、円盤電極37に付されたバーコードに含まれる電極径φの値をバーコードリーダ40で読み取り、電極径φの値を直接的に取得する例を示したが、これには限られない。例えば、バーコードが円盤電極の種類を識別するための識別情報(IDコード等)を含むものとし、この識別情報に対応する電極径φの値を間接的に取得するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、上部電極軸34を支持する支持部33にバーコードリーダ40を設けて円盤電極37に付されたバーコードを読み取る構成としたが、下部電極軸35の近傍にバーコードリーダを設けて下部電極軸35に装着される円盤電極47に付されたバーコードを読み取る構成としてもよい。或いは、上部電極軸34と下部電極軸35両方の近傍にバーコードリーダ40を設けて上下両方の円盤電極37,47のバーコードを読み取る構成としてもよい。この場合、上下の円盤電極37,47の電極径の値のうち、値が小さい方の電極径に基づいて最大出力Pmaxを設定するようにしてもよい。
また、円盤電極37に電極径φを含む情報が記録されたICチップを埋め込むと共に、ガントリ30側にICリーダを設け、ICリーダを介してICチップから電極径φを読み取る構成としてもよい。
また、円盤電極37から自動的に電極径φを取得する上記実施形態の構成に代えて或いは加えて、操作者による操作によって電極径φを入力するようにしてもよい。以下、第一変形例について、図7及び図8を参照しつつ説明する。図7は、第一変形例における電極径入力画面の表示例を示す図である。図8は、第一変形例における出力制御処理の流れを示すフローチャートである。
制御回路55は、図8に示すように、S11で最大出力Pmaxが設定済みか否かを判断する。S1でNoの場合、S12へ進む。S12では、コンソール70へ電極径入力画面を表示する(図7参照)。電極径入力画面では、<電極径を選択してください>というメッセージが上部に表示されると共に、電極径選択ボタン71a〜71fが表示される。続いて、S13で、電極径選択ボタン71a〜71fが押下されたか否かを判定する。S13で電極径選択ボタン71a〜71fが押下されなかった場合はNoとなり、S13を繰り返す。S13で電極径選択ボタン71a〜71fが押下された場合は、Yesとなり、S14へ進む。S14で、ROM等の記憶部に記憶されている最大出力参照テーブル55Tを参照し、押下されたボタンの電極径φに対応する最大出力の値を最大出力Pmaxとして設定する。例えば、「250mm」の電極径選択ボタン71eが押下された場合は(図7参照)、最大出力Pmaxが1250Wに設定される。そして、S5で、最大出力Pmax以下で出力制御が実行される。S11で最大出力Pmaxが既に設定済みの場合、Yesと判定されてS15へ進み、最大出力Pmax以下で出力制御が実行される。
つまり、第一変形例では、操作者の入力操作によって円盤電極37の電極径φを入力する電極径入力部としてのコンソール70(電極径選択ボタン71a〜71f)を備え、制御回路55は、S14の処理ステップで、電極径選択ボタン71a〜71fの押下によって入力された電極径φに基づいて最大出力Pmaxを設定する。
この構成によれば、操作者により直接入力された電極径φに基づいて設定された最大出力Pmax以下で出力制御が行われることにより、安全且つ確実に温熱治療を実施することができるという効果を奏する。
或いは、上記実施形態及び第一変形例の構成に代えて或いは加えて、操作者による操作によって最大出力Pmaxを入力するようにしてもよい。図9は、第二変形例における最大出力入力画面の表示例を示す図である。図10は、第二変形例における出力制御処理の流れを示すフローチャートである。
制御回路55は、図10に示すように、S21で最大出力Pmaxが設定済みか否かを判断する。S21でNoの場合、S22へ進む。S12では、コンソール70へ最大出力入力画面を表示する(図9参照)。最大出力入力画面では、<最大出力を選択してください>というメッセージが上部に表示されると共に、最大出力選択ボタン72a〜72fが表示される。続いて、S23で、最大出力選択ボタン72a〜72fが押下されたか否かを判定する。S23でボタンが押下されなかった場合はNoとなり、S23を繰り返す。S23で最大出力選択ボタン72a〜72fのいずれかが押下された場合は、S23でYesとなり、S24へ進む。S24で、押下されたボタンに対応する最大出力を最大出力Pmaxとして設定する。例えば、「700W」の最大出力選択ボタン72cが押下された場合は(図9参照)、最大出力Pmaxが700Wに設定される。そして、S25で、最大出力Pmax以下で出力制御が実行される。S21で最大出力Pmaxが既に設定済みの場合、Yesと判定されてS25へ進み、最大出力Pmax以下で出力制御が実行される。
つまり、第二変形例では、操作者の入力操作によって最大出力を入力する最大出力入力部としてのコンソール70(最大出力選択ボタン72a〜72f)を備え、制御回路55は、S24の処理ステップで、最大出力選択ボタン72a〜72fにより入力された最大出力に基づいて最大出力Pmaxを設定する。
この構成によれば、操作者により直接入力された最大出力Pmax以下で出力制御が行われることにより、安全且つ確実に温熱治療を実施することができるという効果を奏する。
1 高周波温熱治療装置
34 上部電極軸
35 下部電極軸
37 円盤電極
40 バーコードリーダ
47 円盤電極
55 制御回路
70 コンソール
71a〜71f 電極径選択ボタン
72a〜72f 最大出力選択ボタン
101 患部

Claims (5)

  1. 対向配置される一対の電極軸(34,35)と、前記一対の電極軸に着脱可能に装着されて患部(101)を挟んで対向する一対の円盤電極(37,47)とを備え、前記一対の円盤電極間に高周波電力を印加し、誘電加熱によって患部を温熱治療する高周波温熱治療装置において、
    前記高周波電力の最大出力を設定する最大出力設定部(55,S4,S14,S24)と、
    前記高周波電力が前記最大出力を超えないように出力制御を行う出力制御部(55,S5,S15,S25)と、
    を備えた高周波温熱治療装置。
  2. 前記最大出力設定部は、前記円盤電極の電極径に基づいて前記最大出力を設定する請求項1に記載の高周波温熱治療装置。
  3. 前記電極軸に装着された前記円盤電極の電極径を識別する電極径識別部(40)を備え、
    前記最大出力設定部は、前記電極径識別部により識別された前記電極径に基づいて前記最大出力を設定する請求項2に記載の高周波温熱治療装置。
  4. 操作者の入力操作によって前記円盤電極の電極径を入力する電極径入力部(70,71a〜71f)を備え、
    前記最大出力設定部は、前記電極径入力部により入力された前記円盤電極の電極径に基づいて前記最大出力を設定する請求項2又は3に記載の高周波温熱治療装置。
  5. 操作者の入力操作によって前記最大出力を入力する最大出力入力部(70,72a〜72f)を備え、
    前記最大出力設定部(55,S24)は、前記最大出力入力部により入力された前記最大出力に基づいて前記最大出力を設定する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の高周波温熱治療装置。
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