JPH02215477A - 電磁波加温装置 - Google Patents

電磁波加温装置

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JPH02215477A
JPH02215477A JP1036601A JP3660189A JPH02215477A JP H02215477 A JPH02215477 A JP H02215477A JP 1036601 A JP1036601 A JP 1036601A JP 3660189 A JP3660189 A JP 3660189A JP H02215477 A JPH02215477 A JP H02215477A
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electromagnetic wave
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    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、生体や物体を加温するための電磁波加温装
置、特に空胴共振器を用いた電磁波加温装置に関する。
(ロ)従来の技術 生体や物体を加温するための電磁波加温装置には、従来
空胴共振器を用いるものがある。この電磁波加温装置は
、第26図(A)、第26図(B)に示すように、円筒
形の金属導体である空胴共振器1の上面2aと底面2b
の内側に一対の凸部4a、4b(リエントラント)を一
体的に形成する一方、側面6に生体や物体を内部に入れ
るための孔3a、3bを設けており、生体5等を凸部4
a、4b間に配置し、空胴共振器1に、外部より高周波
エネルギーを印加するものであった。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記電磁波加温装置において、加温する物体5の大きさ
が変わると、空胴共振器の共振周波数が大幅に変化し、
適性な加温を行おうとすれば、その変化に応じ、高周波
供給用の発振器の周波数を変化する必要があった。しか
し、高周波発振器の発振周波数を可変とするとなると、
発振器それ自体が複雑となる上、周波数が変化すると整
合も取り直す必要が生じ、装置全体が複雑、高価格にな
るという問題があった。
この発明は、上記問題点に着目してなされたものであっ
て、たとえ加温すべき生体、物体が変化しても、高周波
発振器の発振周波数を変更することなく、適性な加温状
態を得ることのできる電磁波加温装置を提供することを
目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用この発明の、
請求項1の電磁波加温装置は、空胴共振器内に生体や物
体を挿入し、この空胴共振器内に高周波エネルギーを供
給し、この高周波工ネルギーによって生じる電磁界によ
り、生体や物体を加温する電磁波加温装置において、前
記空胴共振器内に、この空胴共振器とは分離された電界
集中具を少なくとも一個特徴的に備えている(第2図参
照)。
一般に、空胴共振器に高周波電力を印加すれば、内部に
電界が集中し、電流が強(流れる場合があることが知ら
れている。したがってそこに物体を挿入すれば、加温す
ることができる。ただこの電流の集中する場所は一定に
定まらず、被加温体の形や電気定数によって集中する位
置がずれることが多い。これではねらった加温したい部
位を常に高温にすることは不可能である。この発明では
、導電体で構成される電界集中具を用い、加温したい部
位に近接してこれを設置すれば、導電体は空気よりも電
気を通しやすいので、電界を集めることになり、ねらっ
た部位で電界を集中し、強い電流を生体あるいは物体に
注入できる。また、電界集中具は、空胴共振器に電気的
に非接触としているので、共振周波数を変化させる周波
数調整手段を付設するのに容易となる。
請求項2の電磁波加温装置は、請求項1のものに加え、
周波数調整手段を備えている(第3図参照)。この電磁
波加温装置では、生体や物体の大きさが変化し、空胴共
振器の共振周波数が変化しても、周波数調整手段により
、共振周波数を一定に保つことができる。したがって、
高周波信号源の発振周波数を変更する必要がない。
請求項15の電磁波加温装置は、高周波電源と、空胴共
振器と、この空胴共振器内に設けられる少なくとも1個
の電界集中具と、前記空胴共振器内に高周波電源からの
高周波エネルギーを供給するための高周波エネルギー入
力手段と、前記空胴共振器内の共振周波数を調整する周
波数調整手段と、前記空胴共振器内の信号を導出するリ
ンクコイルと、このリンクコイルの信号出力を検出する
共振検出器と、この共振検出器からの出力に応じ、周波
数調整手段を制御するい制御手段とから構成されている
この電磁波加温装置では、高周波電源より高周波エネル
ギーが入力手段より、空胴共振器に供給される。そして
、生体あるいは物体加温下でリンクコイルより空胴共振
器内の信号が取り出され、その出力電圧が共振検出器で
検出され、その検出出力、つまり共振状態に応じ、制御
手段が周波数調整手段を制御する。そして、共振検出器
の出力が最大となるように空胴共振器内の共振周波数が
8周整される。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
第1図(A)は、この発明の一実施例を示す電磁波加温
装置の空胴共振器11の外観斜視図、第1図(B)は同
空胴共振器11の縦断面図である。
同図において、空胴共振器11は、やは゛り金属導体で
形成される円筒体であり、側面16には生体や物体を挿
入するための孔13 a、  l 3 bが設けられて
いる。さらに空胴共振器11内には、1対の電界集中具
14a、14bが配置されている。
もっともこの電界集中具14a、14bは、空胴共振器
11の上面12a、底面12bとは一体的でなく、支持
手段(図示せず)で支持されているが、電気的に非接触
とされている°。また、空胴共振器11の上面12aと
電界集中具14a間に周波数調整具17a、17bが設
けられており、これにより、空胴共振器11の周波数を
調整し得るようになっている。ここで使用している周波
数調整具17a、17bは、例えばその厚さを変えるこ
とにより、あるいは誘電率を変えることにより、共振周
波数を変化し得るものである。もし、共振周波数が高過
ぎる場合には周波数調整具17a、17bの厚さを厚く
するか、誘電率の大きいものを使用すれば、共振周波数
を下げることができる。
逆にもし共振周波数が低過ぎた場合には周波数調整具1
7a、17bの厚さを薄くするか、誘電率の小さいもの
を用いればよい。
空胴共振器11の上面12aの外部にはコネクタ18が
設けられ、また上面12aの内部には一端が上面12a
の内面に接続され、他端が可変コンデンサ19を介して
コネクタ18の信号端子に接続されるリンクコイル20
が電界集中具14aに接近して設けられている。可変コ
ンデンサ19は整合用のコンデンサ(整合部)である。
この電磁波加温装置のコネクタ18に給電ケーブルを接
続する一方、電界集中具14a、14bに生体又は物体
15を配置し、コネクタ18、可変コンデンサ19、リ
ンクコイル20を介して、空胴共振器11に高周波エネ
ルギーを供給すると、生体又は物体15が加温される(
生体加温の例:第5図参照)。高周波エネルギーの供給
は、コネクタ18にリンクコイル20を接続するのみで
可能であるが、このリンクコイル20の接続のみでは、
リンクコイル20のインピーダンスと給電ケーブルのイ
ンピーダンスが一致せず、効率よく高周波エネルギーが
伝達されないことが多い。そのため、この実施例では、
整合部としてコネクタ18と、リンクコイル20間に可
変コンデンサ19を接続している。なお、ここでは可変
コンデンサ19を空胴共振器11の上面内部でリンクコ
イル20に接近して設けているが、空胴共振器11の上
面外部に設けてもよい。
また、上記実施例電磁波加温装置では、一対の電界集中
具14a、14bを備え、空胴共振器11は、第5図に
示すように、円筒形のものを採用し、生体15を電界集
中具14aと14bとの間に形成される空間に位置させ
るものであるが、本願発明の空胴共振器は、特に円筒形
に限られるものではなく、第4図に示すものであってよ
いし、また第2図に示すように少なくとも電界集中具1
4を1個設けたものや、第3図に示すように電界集中具
14と空胴共振器11の底面12間に周波数調整具17
を1個配するものであってもよい。
また、電界集中具14の先端形状を第6図(A)、第6
図(B)に示すように錐状に尖らせる形状としたり、第
7図(A)、第7図(B)に示すように先端を半球状に
したり、あるいは第8図(A)、第8図(B)のように
先端の一部分を特殊なパターンに、つまり任意の希望す
る加温パターンに対応した形に構成してもよい。
電界集中具14をこのような形状とすることにより、先
端から電流が注入されるので、先端を尖らすことにより
非常に狭い領域の加温が可能となる。また、先端を半球
状にするとやや広い領域の加温が可能となる。さらに先
端を平らにするとさらに広い領域の加温が可能となる。
また、先端を任意の形状にすると、その形に合った加温
領域が得られることになる。このように、電界集中具1
4の先端を適宜の形状とすることにより、加温部位のみ
ならず、加温部位の形状を制御できるので、癌治療の場
合には、癌の形に合わせた加温が可能となり、治療効果
が一段と高くなるという効果を有する。
なお、また第1図で示した周波数調整具17a、17b
は、厚さや誘電率を変えることにより、共振周波数を調
整するものについて説明したが、以下に、周波数調整具
の種々の例について説明する。
第9図に示すものは、空胴共振器11の上底面12aと
、電界集中具14間に可変静電容量具171を設けたも
のである。この可変静電容量具171は、空胴共振器1
1の側面16と電界集中具14間に接続してもよい。ま
た、場合によっては生体又は物体15と電界集中具14
は接触してもよい。可変静電容量具171には、一般に
バリコンと呼ばれるものを用いると都合がよい。バリコ
ンは羽根の回転角に応じてその静電容量を変化する。こ
れを共振器の底面12a、12b又は側面16と、電界
集中具14の間に接続すれば、周波数調整具として働き
、共振周波数を調整することができる。
また、第1図で示した周波数調整具17とここに示した
可変静電容量具171を同時に設けることにより、周波
数調整具17で大まかな周波数を設定し、可変静電容量
具171で細かな周波数調整を行うことが可能である。
この実施例によれば、空胴共振器の共振周波数を一定に
保つことができる。しかもバリコンの回転角をわずかず
つ動かせば、極めて正確な周波数の調整ができる。それ
ゆえ、これに高周波電力を供給する発振器の周波数は一
定でよく、可変とする必要はない。発振周波数を変える
必要のない発振器は、可変発振器の数分の1の価格で製
造することができ、加温装置全体の価格を大幅に安くす
ることができる。
第10図は、電界集中具14と、周波数調整具17との
相対的位置関係が可変とできるように構成したものであ
る。ここでは周波数調整具17に歯車172で駆動可能
な溝を切り、底面12に取り付けた歯車172を回転し
て、周波数調整具17を移動させる構造である。
また、第11図に示すものは、周波数調整具17を扇状
の形状に構成し、扇の付は根の部分173を底面12に
回転可能な状態で固定し、周波数調整具17の先端を回
転させる機構としたものである。
上記第XO図、第11図に示すものでは、電界集中具1
4と、周波数調整具17との相対的位置関係を変えるこ
とができ、相対する面積も変化する。そのため、両者の
間に存在する静電容量も変化する。その結果、空胴共振
器11全体の共振周波数を変えることが可能となる。共
振周波数が高過ぎれば、相対面積を広くすれば共振周波
数が下がり、共振周波数が低過ぎれば、相対面積を狭く
すれば、共振周波数が高くなる。これらの実施例では、
周波数調整具17を移動させることにより、空胴共振器
11の共振周波数を変化させることができるので、挿入
される生体や物体15の大きさに応じて周波数調整具1
7を移動させて、常に一定の共振周波数にすることがで
きる。発振周波数を変える必要のない発振器は、可変発
振器に比べ、数分の1の価格で製造することができ、加
温装置全体の価格を大幅に安くすることができる利点が
ある。
第12図に示すものは、電界集中具14を、2個の導体
円筒14、143で構成し、内側の導体円筒141、外
側の導体円筒143間に百円筒の間を接触良好とするバ
ネ金属142を介在させる。電界集中具141と143
は、位置を変更し、形を変形できる構成となる。形を変
更するには、電界集中具14の導体円筒143を手で引
き下げればよい。電界集中具14は空胴共振器11の中
にあり、その空間を一部占領している。この占領する体
積が大きくなれば、空胴共振器の共振周波数が低くなり
、逆に体積が小さくなれば、共振周波数が高くなる。し
たがって、この実施例で電界集中具14の導体円筒14
、143を引き伸ばし、その体積を大きくすれば、空胴
共振器の共振周波数を低くすることができ、また逆も可
能である。すなわち、空胴共振器の共振周波数を調整で
きる。
第13図に示すものは、空胴共振器11の底面12とあ
るいは、側面16と電界集中具14間をコイル173で
接続したものである。または、第14図に示すものは、
電界集中具14と空胴共振器11の底面12間に導体棒
174を連結している。
空胴共振器の壁面と電界集中具14との間にコイル17
3を挿入すると、空胴共振器の共振周波数を低くするこ
とができる。このコイルの形状を変えることによってコ
イルのインダクタンスを変えると、空胴共振器の共振周
波数を変えることができる。コイルの形状を縮めれば、
インダクタンスが増えて空胴共振器の共振周波数は下が
る。逆にコイルを伸ばせば、共振周波数は高くなる。す
なわち、共振周波数を調整できる。高い周波数では、コ
イルの代わりに導線や導体棒を用でもインダクタンス効
果が生じ、共振周波数に影響が出る。
導線や導体棒の太さや使用する数によっても共振周波数
を調整することができる。例えば、太さが太くなったり
、使用する導体の数が増えれば、インダクタンスが減り
、共振周波数は高くなる。また、誘電体でできた周波数
調整具17を追加すれば、共振周波数をさらに調整する
ことができ、バリコン171を追加しても同様である。
この実施例では、コイルを追加することによって、空胴
共振器11の共振周波数を低(でき、空胴共振器の直径
を小さく保うたまま低い周波数を使用できる。一般に発
振器は周波数が低い方が安価で、したがってこの方法に
よって装置を安く製造できる利点を有する。
第15図乃至第19図にさらに周波数調整手段の他の例
を示している。ここに示す周波数調整手段は、いずれも
空胴共振器の容積を変化させるものである。
第15図に示すものは、空胴共振器11の底面12の外
側に梁121を設け、この梁121にネジ122を取付
け、ネジ122を回転することにより、底面12が内側
に押されたり、外側に引き出されたりする構成とする。
これにより、底面12を外側に凸とした場合に、梁12
1が外側に凸となるように構成すればよい。ネジ122
は、手動又は電動モータで駆動することができる。
第16図に示すものは、空胴共振器11の側面の外側に
梁123を設け、ネジ124により同様に壁面16を凹
あるいは凸に変化させ得ることができる。
第17図に示すものは、空胴共振器11の底面12ある
いは側面16aの内側に第2の壁面121あるいは16
bを設け、壁面12と16aにそれぞれネジ125.1
26を設け、このネジ調整によって内壁面12、16b
をそれぞれ変化させるようにしたものである。
第18図に示すものは、空胴共振器11の側面16の一
部に上から下まで二重内壁面16bを設けたものであり
、第19図に示すものは、周方向及び縦方向の一部にそ
れぞれ内壁面16bを設けたものである。
これら第15図乃至第19図による空胴共振器では、そ
れぞれネジを適宜変化させることにより、空胴共振器1
1の内容積を変化させることができ、共振周波数を変化
させる。
第20乃至第21図は、さらに他の周波数調整手段の例
を示す図である。第20図に示すものは、周波数調整具
175を密閉型とし、それに注入される流体178の量
や種類を調整できる構成としたものである。流体の量を
調整するには、サイホンの原理を用いて、流体をパイプ
176に通してリザーバタンク177から導く。流体の
種類は、電気的損失の少ないもので、誘電率の異なるも
のを用いる。周波数調整具175の形状の変化が起こる
ように、周波数調整具を構成する材質を軟らかくするこ
ととする。
この実施例では、周波数調整具175の体積が大きけれ
ば、空胴共振器11の共振周波数を低くすることができ
る。また、体積が同じでも、周波数調整具175の中に
存在する誘電体178の誘電率が大きければ、やはり空
胴共振器11の共振周波数を低くできる。また逆も可能
である。したがって、空胴共振器11の共振周波数が調
整可能となる。さらに、周波数調整具175の外側の形
が同じでも、中に存在する誘電体の量によって共振周波
数を調整することができる。
第2I図に示すものは、電界集中具14を誘電体で構成
し、第20図の周波数調整具175を一体とした一体物
179を構成したものである。この手段によっても、同
様に周波数を調整することができる。作用は第20図の
ものと同様である。
第22図には、電界集中具14の支持設定例を示してい
る。ここでは、電界集中具14を誘電体テテきた115
、52.53で空胴共振器1f(7)底面12及び両側
面16.16に支持している。
この線5、52.53を糸巻あるいは電動モータ54.
55.56で引いたり、延ばしたりして、電界集中具1
4を上下、あるいは左右に移動させる構成としている。
線5、52.53の代わりに、誘電体棒で電界集中具1
4を固定し、この誘電体棒を上下、左右に動かして電界
集中具14を移動させてもよい。
さらに、電界集中具を2個以上の部分より構成し、一部
は動かないように固定し、先端のみを動くように構成し
ても良い。
電界集中具の位置を変えるとその先端から注入される電
流の位置も変る。従って加温したい部位を少し変えたい
場合に生体や物体を移動させることなく、電界集中具の
位置を変えることで加温部位を変更することができる。
電界集中具を移動させると共振周波数やインピーダンス
が変化して不都合が生じる場合には、電界集中具を2個
以上の部分より構成し、一部を動かないように固定し、
先端のみを動くように構成すれば、共振周波数やインピ
ーダンスがほとんど変化せず、加温位置のみを変えるこ
とができる。
この実施例によれば、加温部位の正確な位置決めが可能
となり、生体加温の場合には正確な治療ができる効果を
有する。また、2個の移動可能な電界集中具(先端のみ
の移動の場合を含む)で生体をはさむ場合において、電
界集中具の先端が移動しても常に深部の加温したい部分
に集中された電流が流れるように先端を逆方向に移動す
れば、体表面では電流の通過位置が変わりながら深部の
希望する加温位置は常に加温され、高温にできる格別の
利点を有する。
上記実施例で使用される空胴共振器11は、筒形の一体
物であるが、第23図に示すように、2つの半筒状の分
割片11a、llbで構成されるように縦に分割し、切
断辺の一方を連結部材(蝶つがい)111で結合し、他
方辺を開閉自在とする。
このようにすることにより、大きな生体や物体を孔13
を開いて挿入するのみならず、分割片11a、llbを
開くことにより、容易に挿入配置できる。空胴共振器を
分割する場合、空胴共振器内部で電流が壁面16を縦に
流れているので、この電流を妨げないために、縦割にし
ている。この場合、接合片の接合が不充分でも共振周波
数の変化も少なく抑えられる。又損失も少ない。すなわ
ち、この実施例では、低損失で共振周波数への影響も小
さく抑えた上で、大きな生体や物体を空胴共振器内に容
易に挿入できる。
第24図の電磁波加温装置は、生体15を支持固定する
台40と、この台40に対し、相対的に回転する機構4
1と、空胴共振器11から構成されている。空胴共振器
11自体は例えば第1図(B)に示すものが使用される
。回転機構41は、両端で支持棒44により空胴共振器
11を取り付けたCアーム42と、このCアーム42を
回転させる駆動部43から構成されている。
この実施例装置では、生体15を載せた台40に対し、
空胴共振器11を回転させると、生体15の表面では、
空胴共振器11の角度によって流れる電流の位置(場所
)が異なるが、体中6部の癌組織の部分は常に電流が流
れ加温される。したがって、集中加温が可能となり、癌
治療の分野では極めて有効なものとなる。
第25図は、他の実施例を示す電磁波加温装置のブロッ
ク図である。この実施例電磁波加温装置は、高周波電源
装置33と、空胴共振器11と、整合状態検出器34と
、空胴共振器11の共振状態を検出する共振検出器35
と、整合調整用モータ36と、周波数調整用モータ37
と、整合状態検出器34で検出される整合状態に応じ整
合調整用モータ36を制御し、共振検出器35で検出さ
れる共振状態に応じ、周波数調整モータ37を制御する
制御器38から構成されている。
空胴共振器11内には、一対の電界集中具14a、14
b、周波数調整具17、リンクコイル20、整合部の一
例として、リンクコイル20の電界集中具14aに対す
る位置可変機構200を備えるほか、共振検出用のリン
クコイル39が設けられている。
この実施例装置では、高周波電源装置33より、空胴共
振器11に高周波エネルギーが供給される。
空胴共振器11のリンクコイル2oと高周波電源装置3
3のインピーダンスがどのようになっているか、つまり
どの程度整合が取れたかを整合状態検出器34で検出し
、その検出状態に応じ、制御器38が整合調整用モータ
36を制御し、最良の整合状態が得られるよう・に自動
的に調整される。
また、空胴共振罷工1内の電圧をサンプルとして、リン
クコイル39で取り出し、共振検出器35で検出し、そ
の検出状態に応じ、制御器3日が周波数調整用モータ3
7を制御し、周波数調整具17を微調し、高周波電源装
置33の周波数に空胴共振器11の共振周波数を合わせ
、最高の検出出力が得られるように周波数を自動調整す
る。
高周波電源装置の周波数に空胴共振器の共振周波数を自
動的に合わせれば、常に有効に高周波電力が注入される
。また、空胴共振器のリンクコイルと高周波電源装置と
の整合状態を自動的に完全に合わせることが可能である
から、高周波エネルギーを有効に注入できる。
(へ)発明の効果 この発明の請求項1の電磁波加温装置によれば、空胴共
振器に電気的に非接触の電界集中具を設けているので、
加温した部位に強い電流が集中して流れ、その部位が電
流の熱作用によって、加温され高温になる。そのため、
電流の流れの少ない部位は温度の上昇が少なく、結果と
して集中加温が可能となる効果があり、さらに、電界集
中具と空胴共振器は電気的に非接触なので、この間に周
波数調整具を付設することができ、空胴共振器内の共振
周波数を調整可能なものを実現することが可能となる。
第2の請求項の電磁波加温装置によれば、空胴共振器内
に電気的に非接触の電界集中具と、周波数調整手段を備
えているので、空胴共振器内に、生体又は物体を固設し
た場合、大きさによって共振器内の周波数を変化しても
、周波数調整手段により、これを一定に調整することが
でき、従って高周波発振電源の周波数を一定とすること
ができ、加温装置全体の価格の大幅低減を実現すること
ができるという効果がある。
また、この発明の請求項15の電磁波加温装置によれば
、空胴共振器内の信号を検出するリンクコイルと、この
リンクコイルの信号を導出する共振検出器と、共振出力
に応答して周波数調整手段を制御する制御手段を備えて
いるので、加温する生体や物体の大きさが変化し、たと
え周波数が変化するような場合でも、周波数調整手段を
調整して、最適な共振状態となし得るので、常に適性な
加温をなし得る有効な電磁波加温装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、この発明の一実施例を示す電磁波加温
装置の外観斜視図、第1図(B)は、同電磁波加温装置
の縦断面図、第2図は、この発明の一実施例を示す概略
図、第3図は、さらにこの発明の他の実施例を示す概略
図、第4図は、この発明のさらに他の実施例を示す概略
図、第5図は、上記第1図(A)、第1図(B)に示す
実施例の要部を説明するための概略図、第6図(A)、
第7図(A)、第8図(A)は、電界集中具の側面図、
第6図(B)、第7図(B)及び第8図(B)は、同電
°界集中具の底面図、第9図、第10図、第11図、第
12図、第13図、第14図、第15図、第16図、第
17図、第18図1、第19図、第20図及び第21図
は、周波数調整手段の各側を示す図、第22図は、電界
集中具の移動機構を示す図、第23図は、空胴共振器の
他の例を示す図、第24図は、この発明の他の実施例を
示す電磁波加温装置の設置概略図、第25図は、この発
明の他の実施例を示す電磁波加温装置の概略ブロック図
、第26図(A)は、従来の電磁波加温装置の外観斜視
図、第26図(B)は、同電磁波加温装置の縦断面図で
ある。 11;空胴共振器、 14−14a・14b:’を界集中具、17−17a−
17b:周波数調整具、33;高周波電源装置、 35
:共振検出器、39;リンクコイル、 37:周波数調整用モータ、38二制御器。 第2図 第3図 第 図 (A) 第 図 (B) 14a−14b 7ai7b 第26図(A) 第26 図 (B) り角 1〜−2b ンD D 第 図 第 図 第 図 第 図(A) 第 図(A) 第 図(A) 第 図(B) 第 図(B) 第 図(B) 第 図 第 図 第 図 第 図 第23図 第24 図

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)空胴共振器内に生体や物体を挿入し、この空胴共
    振器内に高周波エネルギーを供給し、この高周波エネル
    ギーによって生じる電磁界により、生体や物体を加温す
    る電磁波加温装置において、前記空胴共振器内に、この
    空胴共振器とは分離された電界集中具を少なくとも一個
    備えたことを特徴とする電磁波加温装置。
  2. (2)空胴共振器内に生体や物体を挿入し、この空胴共
    振器内に高周波エネルギーを供給し、この高周波エネル
    ギーによって生じる電磁界により生体や物体を加温する
    電磁波加温装置において、前記空胴共振器内に、この空
    胴共振器に電気的に非接触な電界集中具と、周波数調整
    手段とをそれぞれ少なくとも1個備えたことを特徴とす
    る電磁波加温装置。
  3. (3)前記電界集中具は、加温される生体又は物体を配
    する空間を空けて相対する2個を備えたものである請求
    項1又は請求項2記載の電磁波加温装置。
  4. (4)前記電界集中具は、筒状であり、先端部に突出部
    を形成したものである請求項1又は請求項2又は請求項
    3記載の電磁加温装置。
  5. (5)前記周波数調整手段は電界集中具と空胴共振器間
    に可変静電容量を接続したものである請求項2又は請求
    項3又は請求項4記載の電磁波加温装置。
  6. (6)前記周波数調整手段は、電界集中具と周波数調整
    具の相対的位置関係を可変とする機構を備えたものであ
    る請求項2又は請求項3又は請求項4記載の電磁波加温
    装置。
  7. (7)前記周波数調整手段は、電界集中具の形を変形可
    能に構成し、電界集中具を変形させることにより、空胴
    共振器の共振周波数を調整可能としたものである請求項
    2又は請求項3又は請求項4記載の電磁波加温装置。
  8. (8)前記周波数調整手段は、電界集中具と空胴共振器
    間に可変インダクタンスを接続したものである請求項2
    又は請求項3又は請求項4記載の電磁波加温装置。
  9. (9)前記周波数調整手段は、空胴共振器内面を変形さ
    せて容積を変化させる機構を備えたものである請求項2
    又は請求項3又は請求項4記載の電磁波加温装置。
  10. (10)前記周波数調整手段は、密閉形の周波数調整具
    を備え、注入される液体の量や種類、周波数調整具の形
    状の変化によって空胴共振器の共振周波数を調整するも
    のである請求項2又は請求項3又は請求項4記載の電磁
    波加温装置。
  11. (11)前記周波数調整手段は、前記電界集中具と一体
    化し、それに注入される流体の量や種類、容器の形状の
    変化によって空胴共振器の共振周波数を調整可能とした
    ものである請求項2又は請求項3又は請求項4記載の電
    磁波加温装置。
  12. (12)前記電界集中具を上下あるいは左右方向に移動
    可能とする機構を備えた請求項1又は請求項2又は請求
    項3又は請求項4記載の電磁波加温装置。
  13. (13)前記空胴共振器は縦に少なくとも2つに分割さ
    れ、開閉自在に構成されたものである請求項1又は請求
    項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項
    6又は請求項7又は請求項8又は請求項9又は請求項1
    0又は請求項11又は請求項12記載の電磁波加温装置
  14. (14)生体や物体を支持する固定台と、この固定台に
    対し空胴共振器を相対的に回転する回転機構とを備えた
    請求項1又は請求2又は請求項3又は請求項4又は請求
    項5又は請求項6又は請求項7又は請求項8又は請求項
    9又は請求項10又は請求項11又は請求項12又は請
    求項13記載の電磁波加温装置。
  15. (15)高周波電源と、空胴共振器と、この空胴共振器
    内に設けられる少なくとも1個の電界集中具と、前記空
    胴共振器内に高周波電源からの高周波エネルギーを供給
    するための高周波エネルギー入力手段と、前記空胴共振
    器内の共振周波数を調整する周波数調整手段と、前記空
    胴共振器内の信号を導出するリンクコイルと、このリン
    クコイルの信号出力を検出する共振検出器と、この共振
    検出器からの出力に応じ、周波数調整手段を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とする電磁波加温装置。
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JP2007007074A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Nagaoka Univ Of Technology 温熱治療装置
WO2016147293A1 (ja) * 2015-03-16 2016-09-22 三菱電機エンジニアリング株式会社 共振型電力伝送システム及び共振器

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