JPH0438918Y2 - - Google Patents

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JPH0438918Y2
JPH0438918Y2 JP4167088U JP4167088U JPH0438918Y2 JP H0438918 Y2 JPH0438918 Y2 JP H0438918Y2 JP 4167088 U JP4167088 U JP 4167088U JP 4167088 U JP4167088 U JP 4167088U JP H0438918 Y2 JPH0438918 Y2 JP H0438918Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、木ネジを成型するための転造平ダイ
スに関するものである。
〔従来の技術〕
第6図、第7図は従来の木ネジ成型用の転造平
ダイスを示すものであり、方形な金属製成型体1
の片側垂直面に成型面2を形成したものである。
この成型面2は、成型体1の垂直平面の始端側
3を尖らせ、終端側4にかけて巾を広くした切削
刃5を傾斜状に等間隔に突設し、各切削刃5間は
始端側3を浅く、終端側4を深く形成したネジ山
成型用溝6としてある。そして、終端側4の下部
は外方向へ傾斜状に突設して他の成型面2aとし
てある。
上記の成型体1は、成型面2を左右対称形状と
した一対のものが使用され、一方を固定型1aと
し、他方を移動型1bとする。そして第8図に示
すように、固定型1aと移動型1bの始端側3間
にネジ山を成型すべき金属製軸体7が垂直状態で
セツトされる。この状態で移動型1bを固定型1
a側に押圧しつつX矢印方向に移動させれば、始
端側3の切削刃5が軸体7に食い込んで軸体7は
移動型1bとともに固定型1aの成型面2上を転
動する。前記のように始端側3を尖らせた切削刃
3の巾は徐々に広くなり、これに従つて溝6間が
狭くなりかつ深くなるので、切削刃5が軸体7を
切削しつつ溝6がネジ山を形成する。
そして、終端側4の下部が外方向へ傾斜状に突
設してあるので、軸体7の下端は両型1a,1b
の成型面2a間で尖つた形となる。従つて、第9
図に示す如く、軸体7外周には尖つた先端部か
ら、成型面2の高さ範囲内で、螺旋状にネジ山8
を形成した木ネジ9が製作されることになる。こ
のようにして製作された木ネジ9は、ネジ山8を
設けた軸体の径は上部軸体7aの径よりも小さ
く、またネジ山8の径は軸体7aよりも大きくな
つている。尚、ネジ頭部はあらかじめ形成してお
いてもよく、また、ネジ山成型後に形成するよう
にしてもよい。
〔考案が解決しようとする課題〕
この木ネジ9は、ネジ山8が木材に食い込みつ
つ螺挿されるが、ネジ山8部分が螺挿された後、
上部軸体7aを螺挿する段階で木材の抵抗のため
なかなかネジ込めないことはしばしば経験するこ
とである。これは、ネジ山8は木材に螺旋状の溝
を形成しつつ進むものであるが、木材の繊維を切
断して木材に孔を開けるものではなく、かつネジ
山8を形成した軸体の径が上部軸体7aの径より
も小さいためであり、従つて上部軸体7aを木材
にネジ入れるには相当な力を必要とする。また、
無理に螺挿すると木材にひび割れを生ずる場合が
ある。ネジの大きさは3cm前後の小さなネジか
ら、例えば鴨居と長押を接合、固定する5ないし
10cmの大きなネジの場合でも同様である。
このために、本願考案の出願人によつて出願さ
れた実願昭62−3066号の木ネジのように、先端部
のネジ山の一部を傾斜状に分断して切断刃を形成
したものがある。この木ネジの場合には、切断刃
が木材の繊維を切断しつつ螺挿するため、ネジ山
が木材に螺旋状にネジこまれるとともに切断刃が
孔を形成するので、上部の軸体は木材の抵抗にあ
うこともなくスムーズに螺挿され、木材にひび割
れ現象を生ずることがない。
しかし、木ネジ自体は前記のダイスにより簡単
に成型されるが、ダイスによつて切断刃を同時に
形成することはできず、木ネジを成型後、例えば
ヤスリを使用する等他の手段で加工するようにし
ていた。このため、加工された切断刃の形が不揃
いとなることがあり、木材の繊維を切断すること
ができず、かえつて螺挿しにくくなることがあつ
た。
本考案は、金属軸体を転造してネジ山を成型す
るとともに同時に一部のネジ山を周方向に分断し
て切断刃を形成することを可能としたダイスを提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、始端側
12を尖らせ、終端側13にかけて巾広とした切
削刃14を傾斜状に等間隔に突設し、各切削刃1
4間をネジ山成型用溝15とした成型面11を有
するダイスにおいて、成型面11の終端側13
に、少なくとも金属軸体17を一周する長さの切
断刃16を形成したことを特徴としている。
〔作用〕
上記のように成型面11の終端側13に切断刃
16を設けたことにより、転造によつて金属軸体
17の外周面に螺旋状に成型されたネジ山の一部
を周方向に分断して複数の切削刃19を形成する
ので、この切削刃19が木材の繊維を切断するこ
とになる。
〔実施例〕
第1図は本考案に係るダイスの一実施例を示す
ものであり、このダイスは、成型体10の成型面
11を、始端側12を尖らせ、終端側13にかけ
て巾広とした切削刃14を傾斜状に等間隔に突設
し、各切削刃14間は始端側12を浅く、終端側
13を深く形成したネジ山成型用溝15とし、終
端側13の下部に傾斜状成型面11aを設けるこ
とは従来のダイスと同様である。
本考案においては、成型面11にネジ山の切断
刃16を一体に形成したことを特徴としている。
この切断刃16は、第2図に示すように、垂直方
向に鋸刃状に形成したものであり、成型面11の
終端側13に切削刃14や溝15とは独立して形
成してある。切断刃16は、切削刃14と面一状
にあり、または終端側13の溝15の深さと同じ
深さを有し、軸体の転造方向において、少なくと
もネジ山を成型すべき金属製の軸体を一周できる
長さを有している。
本考案ダイスは上記構成であり、従来と同様一
方を固定型、他方を移動型とした左右対称形状の
成型面11を有する一対の成型体10として使用
され、固定型と移動型間に金属製軸体を転動させ
れば、第3図に示すように、傾斜状成型面11a
間で先端を尖らせた金属製軸体17には、成型面
11の高さ範囲内で、先端部から螺旋状にネジ山
18が成型される。そして切断刃16を設けた高
さ位置に対応するネジ山18は、切断刃16で押
しつぶすようにして周方向に複数に分断され、単
体の切削刃19が形成される。
上記の実施例では切断刃16は、成型面11の
終端側13上下2箇所に形成してあるが、いずれ
か1箇所でもよく、或いは中間部にのみ設ける等
ネジ山18の切断位置は任意に選択することがで
きる。
第4図は切断刃16の他の例を示すものであ
り、鋸刃状の切断刃16は、切削刃14と同じ方
向へ傾斜状に形成してある。切断刃16を傾斜状
とすることにより、各切削刃19の分断面は鋭角
なものとなる。
第5図は本考案ダイスの他の実施例を示すもの
であり、前記と同一部分は同じ符号を使用してい
る。
本実施例においては、切断面16を形成したイ
ンサート20を成型体10に対して着脱自在なも
のとしたことを特徴としている。インサート20
は成型体10の取付空間に嵌め込み、例えばボル
ト等を使用して固定する。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案によれば、切削刃14とネ
ジ山成型用溝15とで形成される成型面11の終
端側13に独立した切断刃16を一体に設けたこ
とにより、左右対称な成型面11を有する一対の
成型体10間に金属製軸体17を転動するのみ
で、金属製軸体17の外周面には、尖つた先端か
ら成型面11の高さ範囲内において螺旋状のネジ
山18が形成され、同時に列断刃16の位置にい
てネジ山18は周方向に分断され、複数の切削力
19が形成されることになる。このようにして成
型された木ネジは、切削刃19が木材の繊維を切
断するので螺挿が容易なものとなる。
特に、切断刃16は、切削刃14と同じ方向へ
傾斜状とすれば、切削刃19の分断面を鋭角なも
のとすることができ、木材繊維の切断は更に良好
なものとなる。
また、切断刃16ら形成したインサート20を
成型体10とは別に作成し、成型体10の取付空
間に着脱自在とすることにより、従来使用されて
いた成型体に取付空間を加工するのみでインサー
ト20の接地が可能となる。更に、インサート2
0を使用することにより、必要に応じてネジ山1
8の切断を行うことができ、場合によつてはイン
サート20を取り外してネジ山18を分断しない
ようにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ダイスの一実施例を示す正面
図、第2図は切断刃の一部拡大斜視図、第3図は
成型された木ネジの正面図、第4図は切断刃の他
の例を示す一部拡大斜視図、第5図は本考案ダイ
スの他の実施例を示す正面図、第6図は従来のダ
イスの正面図、第7図は同側面図、第8図は従来
のダイスを使用した軸体の成型状態を示す概略平
面図、第9図は従来のダイスで成型した木ネジの
正面図である。 10は成型体、11は成型面、12は始端側、
13は終端側、14は切削刃、15は成型用溝、
16は切断刃、17は軸体、18はネジ山、19
は木ネジ、20はインサートである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 始端側12を尖らせ、終端側13にかけて巾
    広とした切削刃14を傾斜状に等間隔に突設
    し、各切削刃14間をネジ山成型用溝15とし
    た成型面11を有するダイスにおいて、成型面
    11の終端側13に、軸体17の転造方向にそ
    つて切断刃16を形成したことを特徴とする木
    ネジ用転造平ダイス。 (2) 始端側12を尖らせ、終端側13にかけて巾
    広とした切削刃14を傾斜状に等間隔に突設
    し、各切削刃14間をネジ山成型用溝15とし
    た成型面11を有するダイスにおいて、成型面
    11の終端側13に、軸体17の転造方向にそ
    つて切断刃16を形成したインサート20を着
    脱自在としたことを特徴とする木ネジ用転造平
    ダイス。 (3) 切断刃16は切削刃14の傾斜方向に傾斜し
    て形成した請求項1または2記載の木ネジ用転
    造平ダイス。
JP4167088U 1988-03-29 1988-03-29 Expired JPH0438918Y2 (ja)

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JPH01143646U JPH01143646U (ja) 1989-10-02
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JPH01143646U (ja) 1989-10-02

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