JPH08281512A - テ−パ溝加工用エンドミル - Google Patents
テ−パ溝加工用エンドミルInfo
- Publication number
- JPH08281512A JPH08281512A JP10907195A JP10907195A JPH08281512A JP H08281512 A JPH08281512 A JP H08281512A JP 10907195 A JP10907195 A JP 10907195A JP 10907195 A JP10907195 A JP 10907195A JP H08281512 A JPH08281512 A JP H08281512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- outer peripheral
- groove
- end cutting
- taper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2265/00—Details of general geometric configurations
- B23C2265/08—Conical
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、剛性と切削性に優れ、彫り込み切
削の可能な円弧状の底刃をもつテ−パ溝加工用エンドミ
ルを提供するみとを目的とする。 【構成】 テ−パ状の溝加工に用いるエンドミルであっ
て、略多角形の断面をもち、多角形の各頂点が軸線方向
に作る稜が先細のテ−パ角をもってスパイラル状にねじ
れを形成し、その先端に稜の一端を含んで対称の位置に
２枚の外周刃と底刃とを設けるとともに、稜と外周刃の
ねじれが左ねじれであって、底刃をねじれに沿って外周
刃と滑らかに連接して円弧状に設けることにより構成す
る。
削の可能な円弧状の底刃をもつテ−パ溝加工用エンドミ
ルを提供するみとを目的とする。 【構成】 テ−パ状の溝加工に用いるエンドミルであっ
て、略多角形の断面をもち、多角形の各頂点が軸線方向
に作る稜が先細のテ−パ角をもってスパイラル状にねじ
れを形成し、その先端に稜の一端を含んで対称の位置に
２枚の外周刃と底刃とを設けるとともに、稜と外周刃の
ねじれが左ねじれであって、底刃をねじれに沿って外周
刃と滑らかに連接して円弧状に設けることにより構成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製品、ダイカスト
製品等にリブを付すためのリブ溝あるいはキャビティ部
にテ−パ状断面溝などを有する金型のテ−パ溝加工用エ
ンドミルに関する。
製品等にリブを付すためのリブ溝あるいはキャビティ部
にテ−パ状断面溝などを有する金型のテ−パ溝加工用エ
ンドミルに関する。
【０００２】
【従来の技術】溝底に半円状の丸みをもつテ−パ溝を加
工する場合、通常はまず一般的なエンドミルを用いてス
トレ−ト溝を彫り込み、その後仕上げ用として図１のよ
うにテ−パエンドミルの底刃を円弧状にしたテ−パボ−
ルエンドミル（以下、従来品１と記載する）を用いてテ
−パと溝底の丸みを仕上げていた。ここで従来品１は一
般に切削性に優れる右ねじれ刃で構成され、溝幅の広い
場合や比較的切削しろの少ない場合に能率良く切削でき
るという効果があった。
工する場合、通常はまず一般的なエンドミルを用いてス
トレ−ト溝を彫り込み、その後仕上げ用として図１のよ
うにテ−パエンドミルの底刃を円弧状にしたテ−パボ−
ルエンドミル（以下、従来品１と記載する）を用いてテ
−パと溝底の丸みを仕上げていた。ここで従来品１は一
般に切削性に優れる右ねじれ刃で構成され、溝幅の広い
場合や比較的切削しろの少ない場合に能率良く切削でき
るという効果があった。
【０００３】また、狭くて深溝の場合は図２のように実
開平２−３３１７号に開示されている多角形断面をもつ
テ−パ溝加工用エンドミル（以下、従来品２と記載す
る）を用いたのち、従来品１や別のボ−ルエンドミルで
仕上げていた。従来品２は多角形断面をもつテ−パ部と
先端の切れ刃を組み合わせたことを特徴とし、細長い形
状であっても高い剛性を有し、折損事故を回避して長時
間の使用に耐えるという優れた効果があった。
開平２−３３１７号に開示されている多角形断面をもつ
テ−パ溝加工用エンドミル（以下、従来品２と記載す
る）を用いたのち、従来品１や別のボ−ルエンドミルで
仕上げていた。従来品２は多角形断面をもつテ−パ部と
先端の切れ刃を組み合わせたことを特徴とし、細長い形
状であっても高い剛性を有し、折損事故を回避して長時
間の使用に耐えるという優れた効果があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
リブ溝は図３に示すように溝幅に比して溝深さが深く、
溝の曲りや刃部折損などの問題があって、上記の方法に
よればいずれの場合も溝と溝底の丸みとを別個に切削す
る必要があり、作業に長時間を要するうえ工具の調達や
交換に不便を生じていた。
リブ溝は図３に示すように溝幅に比して溝深さが深く、
溝の曲りや刃部折損などの問題があって、上記の方法に
よればいずれの場合も溝と溝底の丸みとを別個に切削す
る必要があり、作業に長時間を要するうえ工具の調達や
交換に不便を生じていた。
【０００５】
【本発明の目的】本発明は、上記の問題を解消するため
になされたものであり、多角形断面をもつテ−パ部と左
ねじれ方向の切れ刃との構成により、工具剛性と切削性
に優れ、彫り込み切削の可能な円弧状の底刃をもつテ−
パ溝加工用エンドミルを提供するものである。
になされたものであり、多角形断面をもつテ−パ部と左
ねじれ方向の切れ刃との構成により、工具剛性と切削性
に優れ、彫り込み切削の可能な円弧状の底刃をもつテ−
パ溝加工用エンドミルを提供するものである。
【０００６】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記の目的
を達成するために、テ−パ状の溝加工に用いるエンドミ
ルであって、略多角形の断面をもち、多角形の各頂点が
軸線方向に作る稜が先細のテ−パ角をもってスパイラル
状にねじれを形成し、その先端に稜の一端を含んで対称
の位置に２枚の外周刃と底刃とを設けるとともに、稜と
外周刃のねじれが左ねじれであって、底刃をねじれに沿
って外周刃と滑らかに連接して円弧状に設け、更に、底
刃および外周刃のすくい面を滑らかに連続した面で構成
したものである。
を達成するために、テ−パ状の溝加工に用いるエンドミ
ルであって、略多角形の断面をもち、多角形の各頂点が
軸線方向に作る稜が先細のテ−パ角をもってスパイラル
状にねじれを形成し、その先端に稜の一端を含んで対称
の位置に２枚の外周刃と底刃とを設けるとともに、稜と
外周刃のねじれが左ねじれであって、底刃をねじれに沿
って外周刃と滑らかに連接して円弧状に設け、更に、底
刃および外周刃のすくい面を滑らかに連続した面で構成
したものである。
【０００７】
【作用】リブ溝のように溝幅に比して溝深さが深い場合
においては、左ねじれ刃はテ−パ溝切削の場合大径側か
ら切り込みが始まるため、切れ刃の食い込み現象を軽減
し、びびり振動を緩和する。円弧状の底刃は最後に切り
込みが始まるためテ−パ部が溝側面で案内された状態と
なり安定した切削を可能とする。本テ−パ溝加工用エン
ドミルは、直接彫り込みと溝底の丸みの仕上げを行うこ
とができ、他のエンドミルを必要としない。円弧状の底
刃とこれに連接する外周刃が切れ刃として切り屑を創成
し多角形断面の稜はテ−パ溝をバニシング作用で拡幅し
ながら仕上げる作用をなす。左ねじれ刃においては切り
屑を底面側に押し出す作用をなすが、すくい面は外周刃
部分まで延び、滑らかに１面で仕上げてあるため切り屑
は円滑に排出できる。ここで、外周刃部は底刃丸み半径
の０．５〜３倍の長さがあればよく、丸み半径が小さい
ほど大きな倍率をとる。なお、ねじれ角は左ねじれ方向
に０°をこえ４０°以下が適用できるが、望ましくは５
°ないし３５°である。
においては、左ねじれ刃はテ−パ溝切削の場合大径側か
ら切り込みが始まるため、切れ刃の食い込み現象を軽減
し、びびり振動を緩和する。円弧状の底刃は最後に切り
込みが始まるためテ−パ部が溝側面で案内された状態と
なり安定した切削を可能とする。本テ−パ溝加工用エン
ドミルは、直接彫り込みと溝底の丸みの仕上げを行うこ
とができ、他のエンドミルを必要としない。円弧状の底
刃とこれに連接する外周刃が切れ刃として切り屑を創成
し多角形断面の稜はテ−パ溝をバニシング作用で拡幅し
ながら仕上げる作用をなす。左ねじれ刃においては切り
屑を底面側に押し出す作用をなすが、すくい面は外周刃
部分まで延び、滑らかに１面で仕上げてあるため切り屑
は円滑に排出できる。ここで、外周刃部は底刃丸み半径
の０．５〜３倍の長さがあればよく、丸み半径が小さい
ほど大きな倍率をとる。なお、ねじれ角は左ねじれ方向
に０°をこえ４０°以下が適用できるが、望ましくは５
°ないし３５°である。
【０００８】
【実施例】以下、本発明をその実施例に基づいて詳述す
る。図４〜図５はそれぞれ本発明に係るテ−パ溝加工用
エンドミルの一実施例の側面図と正面図、図６は他の実
施例の側面図である。図４において、１はシャンクであ
って、その一端には先端に切れ刃をもつテ−パ部２を有
する。テ−パ部２は軸直角断面が正六角形であって、そ
の各頂点が工具軸線方向に作る稜３が先細のテ−パ角を
もって左ねじれ方向にスパイラル状にねじれを形成し、
その先端に稜３の一端を含んで対称の位置に２枚の外周
刃４と、これに連接して円弧状の底刃５が設けられてい
る。稜３のねじれは外周刃４、円弧状の底刃５を経て底
刃先端まで滑らかに連続し、外周刃４と円弧状の底刃５
のすくい面は切れ刃に接して滑らかな１つの面で構成さ
れている。
る。図４〜図５はそれぞれ本発明に係るテ−パ溝加工用
エンドミルの一実施例の側面図と正面図、図６は他の実
施例の側面図である。図４において、１はシャンクであ
って、その一端には先端に切れ刃をもつテ−パ部２を有
する。テ−パ部２は軸直角断面が正六角形であって、そ
の各頂点が工具軸線方向に作る稜３が先細のテ−パ角を
もって左ねじれ方向にスパイラル状にねじれを形成し、
その先端に稜３の一端を含んで対称の位置に２枚の外周
刃４と、これに連接して円弧状の底刃５が設けられてい
る。稜３のねじれは外周刃４、円弧状の底刃５を経て底
刃先端まで滑らかに連続し、外周刃４と円弧状の底刃５
のすくい面は切れ刃に接して滑らかな１つの面で構成さ
れている。
【０００９】上記のように構成されたテ−パ溝加工用エ
ンドミルは、被加工物の上面より円弧状の底刃５の半径
以内の値を限度として切込みを与え、軸心まわりに右方
向に回転させ、テーブル送りにて溝加工を行なう。これ
を繰り返し必要な溝深さまで彫り込む。ここで、テ−パ
部２の６角形断面の各稜３は、テ−パ溝をバニシング作
用で拡幅しながら仕上げる際、スパイラル状に左方向に
ねじれていることにより溝側面とスム−ズに接触し、振
動を抑えることができる。円弧状の底刃３は、外周刃４
と滑らかに連接されていて、かつ、すくい面は連続した
平面となるよう研削仕上げされているから、均一な連続
した切り屑を作り、テ−パ部が剛性に優れることとあい
まって、面粗さと寸法精度の良い、磨き加工をしたと同
様の良好な勾配面６を形成する。
ンドミルは、被加工物の上面より円弧状の底刃５の半径
以内の値を限度として切込みを与え、軸心まわりに右方
向に回転させ、テーブル送りにて溝加工を行なう。これ
を繰り返し必要な溝深さまで彫り込む。ここで、テ−パ
部２の６角形断面の各稜３は、テ−パ溝をバニシング作
用で拡幅しながら仕上げる際、スパイラル状に左方向に
ねじれていることにより溝側面とスム−ズに接触し、振
動を抑えることができる。円弧状の底刃３は、外周刃４
と滑らかに連接されていて、かつ、すくい面は連続した
平面となるよう研削仕上げされているから、均一な連続
した切り屑を作り、テ−パ部が剛性に優れることとあい
まって、面粗さと寸法精度の良い、磨き加工をしたと同
様の良好な勾配面６を形成する。
【００１０】
【発明の効果】工具剛性が大きく、かつ切削性に優れる
円弧状の底刃をもつテ−パ溝加工用エンドミルを得るこ
とができ、１種類のエンドミルによる１工程の作業で、
精度の良い先丸状のテ−パ溝を作業時間を短縮して加工
できるようになった。
円弧状の底刃をもつテ−パ溝加工用エンドミルを得るこ
とができ、１種類のエンドミルによる１工程の作業で、
精度の良い先丸状のテ−パ溝を作業時間を短縮して加工
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、従来品１のテ−パエンドミルの側面図
を示す。
を示す。
【図２】図２は、従来品２のテ−パ溝加工用エンドミル
の側面図を示す。
の側面図を示す。
【図３】図３は、先丸状のテ−パ溝を加工する説明図を
示す。
示す。
【図４】図４は、本発明の一実施例の側面図をしめす。
【図５】図５は、図４の正面図を示す。
【図６】図６は、本発明の他の実施例の側面図を示す。
１ シャンク ２ テ−パ部 ３ 稜 ４ 外周刃 ５ 円弧状の底刃 ６ 勾配面
Claims (2)
- 【請求項１】 テ−パ状の溝加工に用いるエンドミルで
あって、略多角形の断面をもち、多角形の各頂点が軸線
方向に作る稜が先細のテ−パ角をもってスパイラル状に
ねじれを形成し、その先端に稜の一端を含んで対称の位
置に２枚の外周刃と底刃とを設けるとともに、稜と外周
刃のねじれが左ねじれであって、底刃をねじれに沿って
外周刃と滑らかに連接して円弧状に設けたことを特徴と
するテ−パ溝加工用エンドミル。 - 【請求項２】 請求項１記載のテ−パ溝加工用エンドミ
ルにおいて、底刃および外周刃のすくい面を滑らかに連
続した面で構成したことを特徴とするテ−パ溝加工用エ
ンドミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10907195A JPH08281512A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | テ−パ溝加工用エンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10907195A JPH08281512A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | テ−パ溝加工用エンドミル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281512A true JPH08281512A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14500871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10907195A Pending JPH08281512A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | テ−パ溝加工用エンドミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08281512A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002126929A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-08 | Hitachi Tool Engineering Ltd | テーパ溝加工用テーパボールエンドミル |
| US20110188958A1 (en) * | 2010-02-03 | 2011-08-04 | Okuma Corporation | Cutting method |
| CN105965077A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-09-28 | 北京动力机械研究所 | 一种切向锥鼓铣刀 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP10907195A patent/JPH08281512A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002126929A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-08 | Hitachi Tool Engineering Ltd | テーパ溝加工用テーパボールエンドミル |
| US20110188958A1 (en) * | 2010-02-03 | 2011-08-04 | Okuma Corporation | Cutting method |
| US9067265B2 (en) * | 2010-02-03 | 2015-06-30 | Okuma Corporation | Cutting method |
| CN105965077A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-09-28 | 北京动力机械研究所 | 一种切向锥鼓铣刀 |
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