JPH0438844Y2 - - Google Patents

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JPH0438844Y2
JPH0438844Y2 JP1985033350U JP3335085U JPH0438844Y2 JP H0438844 Y2 JPH0438844 Y2 JP H0438844Y2 JP 1985033350 U JP1985033350 U JP 1985033350U JP 3335085 U JP3335085 U JP 3335085U JP H0438844 Y2 JPH0438844 Y2 JP H0438844Y2
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sealing
sealing plug
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welded
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は人工腎臓、血漿交換器、その他中空糸
膜を使用した体液処理器における口部密封構造の
改良に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来から人工腎臓、血漿交換器などのように、
多数の中空糸膜を利用して血液の浄化、成分分離
等を行うための体液処理器が知られている。
第3図は一般的な中空糸型人工腎臓を示したも
ので、ケーシング20内に、多数の中空糸膜が収
納されており、ケーシングの側部には透析液の入
口21及び出口22が形成されるとともに、両端
部には血液入口23と出口24が、それぞれリン
グ25,26によつて取付けられている。
このような人工腎臓は、組立後、内部に生理食
塩水等を充填し、各口部21〜24を密閉した状
態で高圧蒸気滅菌をしたり、あるいはγ線滅菌を
行なつている。
従来、前記口部21〜24を密封する方法とし
て、プラスチツクのキヤツプでロツクする方法
や、シリコーンゴム等を被せる方法などが知られ
ている。しかし、このような方法では前記滅菌処
理時にゴム栓やプラスチツク栓が剥離したり変形
することがあり、また、気密性も充分ではなく、
充填液のリークが頻繁に発生し、人工腎臓の品質
に重大な影響を与えていた。さらに、これらの密
封栓は気密性を確保する必要上、強固に装着され
ているため、取り外しが面倒である、等の問題が
あつた。
本考案は、このような問題点を解決するために
提案されたものであり、ワンタツチで開封でき、
充填液の液漏れが生じない密封栓構造を提供しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、第1図及び第2図に示すように体液
処理器本体に突出して形成された口部1の開口端
縁部3に、合成樹脂製の密封栓2,5のフランジ
部2b,5aとの接触面積が小さくなるように薄
肉部を形成し、 該薄肉部に前記フランジ部2b,5aを溶着
し、 前記密封栓2,5が薄肉部に沿つて開封できる
ように形成した、 体液処理器を提供するものである。
(作用) 第1図では密封栓2を開口端縁部3において折
つて開封し、第2図ではタブ5bを引張つて密封
栓5を剥がして開封するものである。
(実施例) 第1図は本考案の一例であり、1はケーシング
に形成された口部である。ケーシングは第3図に
示した従来例と同様であり、その材質は40〜130°
で耐熱性を有する合成樹脂、たとえばポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリプロピレン等で作ら
れている。
こうしたケーシングの口部1の開口端縁部3に
は合成樹脂製の密封栓2が例えば高周波または超
音波等の溶着手段により溶着されている。この密
封栓2は本実施例ではテーパ突部2aとフランジ
部2bによつて構成されており、フランジ部2b
が前記開口端縁部3に溶着されている。なお、同
図において4は溶着機のダイである。
本実施例によれば、本体を組立て、ケーシング
内に生理食塩水を充填した後、前記口部1に前記
密封栓2を例えば高周波または超音波等の溶着手
段により溶着する。この場合、一方の口部1は生
理食塩水を充填する前、密封栓2を溶着しておい
てもよい。
また、透析液回路を接続するに際しては、密封
栓2のテーパ突部2aを一方方向に押し付ける
と、その密封栓2はフランジ部2bとの接触面積
が小さくなるように開口端縁部3に形成した薄肉
部に沿つて規則的に平坦に折れ、口部1は開封さ
れることになる。
第2図は本考案の他の実施例であり、口部1に
円盤状の密封栓5を前記実施例と同様に溶着した
ものである。この実施例ではフランジ部2bにタ
ブ5bを形成し、そのタブ5bを引張つて密封栓
5をフランジ部5aとの接触面積が小さくなるよ
うに形成した開口端縁部3の薄肉部に沿つて引き
剥がすようにしたものである。密封栓5は前記薄
肉部に沿つて規則的に平坦になるように開封する
ことができる。
以上の実施例は本考案の一例であり、また、密
封栓の形状等は図示したものに限定されるもので
はない。さらに本考案は透析液出入口のほかに血
液出入口、その他の体液処理器の口部にも適用で
きる。
また本考案の密封栓2,5に使用される材質と
しては、例えば、ポリカーボネート、フエノール
樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエ
ステル、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン6.6)
ポリアセタール、硬質塩化ビニル、ポリスチレ
ン、メタクリル樹脂、ポリスルホン等を使用する
ことができる。これらの合成樹脂は300〜
5000g/cm2の範囲の破断強度を有し、密封栓2,
5としての気密性、安定性を維持でき、密封栓2
の破断面が折れやすく、また密封栓5が引き剥が
しやすいものが採用される。
(考案の効果) 以上説明した本考案によれば、体液処理器に設
けられている口部の開口端縁部の薄肉部に合成樹
脂製の密封栓を溶着したことにより、単にキヤツ
プやゴム栓を装着する場合に比較して気密性に優
れており高圧蒸気滅菌やγ線滅菌を行なつても密
封栓に変形や剥離が生ずることがない。このた
め、充填液等のリークが防止できる。
また、開封する際には密封栓を折るか剥ぐだけ
で、開口端縁部が規則的に平坦になるように容易
に開封することができ、透析回路のコネクターを
接続する際に接続しやすく便利である等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示した断
面図、第3図は一般的な中空糸型人工腎臓の概略
図である。 図中、1は透析液出入口、2,5は密封栓、2
b,5aはフランジ部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 体液処理器本体に突出して形成された口部の開
    口端縁部に、合成樹脂製の密封栓のフランジ部と
    の接触面積が小さくなるように薄肉部を形成し、 該薄肉部に前記フランジ部を溶着し、 前記密封栓が薄肉部に沿つて開封できるように
    形成した、 ことを特徴とする体液処理器。
JP1985033350U 1985-03-11 1985-03-11 Expired JPH0438844Y2 (ja)

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JPS61151741U JPS61151741U (ja) 1986-09-19
JPH0438844Y2 true JPH0438844Y2 (ja) 1992-09-10

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