JPH0438759A

JPH0438759A - 磁気ディスク装置

Info

Publication number: JPH0438759A
Application number: JP14581090A
Authority: JP
Inventors: Nozomi Inoue; 望井上
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 1990-06-04
Filing date: 1990-06-04
Publication date: 1992-02-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は磁気ディスク装置のアクチュエータロック機構
に関する。

［従来の技術］第６図は従来の磁気ディスク装置の平面図を示す。磁気
ヘッド１が取り付けられたアクチュエータ１０１には、
アクチュエータの回転軸１０７と同軸をなす円筒面１０
２が設けられており、その一端は円筒面１０２に対し半
径を減する方向に斜面１０３を形成している。一方、ペ
ースフレーム１０４には、電磁吸引式のアクチュエータ
ロック機構１０５（以下、単に「ロック機構」と称す）
が設けられている。このロック機構は、固定例のコイル
、固定鉄芯と、これらによって吸引される可動鉄芯（詳
細図示省略）、さらに可動鉄芯に接続され、僅かに回転
可能なロックレバ−１０６よりなる。

装置の動作時には、コイルは通電され可動鉄芯は吸引さ
れ、ロックレバ−１０６は斜面１０３より離れ、アクチ
ュエータは自由に回動可能となる。

装置への電源遮断時には、コイルの通電も同時に絶たれ
、ロックレバ−１０６はバネ１０８の力により、アクチ
ュエータ１０１の円筒面１０２に押しつけられる。この
とき、アクチュエータはロックレバ−１０６が円筒面１
０２に押しつけられた状態のまま、ディスク表面の記録
データに磁気ヘッド１が干渉しないように決められたシ
ツピング位置に回動する（この動作を以後「リトラクト
」という）。このときの電力は、ディスク１０９の慣性
力より生み出されるスピンドルモーター（図示省略）の
逆起電力や、２次電池、大容量キャパシター（各図示省
略）に蓄えられた電力による。

シツピング位置では、万が一装置に過大な衝撃力等が加
わったときでも、ヘッド１と接している部分のディスク
１０９表面上には記録データがないように設定してあり
、ヘッドによって機械的にデータが破壊されることがな
い。

また、第７図に示される他の従来例を説明する平面図で
は、前記のロック機構は、米国特許４５３８１９３号に
示されるように、２枚またはそれ以上のディスク２の間
に位置するベーン２０１と、そのベーン２０１に設けら
れた爪２０２で構成されている。

装置動作時には、ベーン２０１はディスクの風力Ｆによ
って回動し、アクチュエータに設けられたノツチ２０３
から爪２０２が離れ、アクチュエータは自由に回動可能
となる。

装置への電源遮断時には、前述の従来例と同様の動作に
よって、アクチュエータは決められたシツピング位置に
移動する。この場合には、アクチュエータの移動が終了
するまで、ディスク２は十分な速さで回転しているため
、ベーン２０１は風力を受けており、爪２０２はアクチ
ュエータが完全にシツピング位置に移動した後にノツチ
２０３に係合する。

［発明が解決しようとする課題］しかし、従来例の内、前者では、装置への電源遮断と同
時にロックレバ−１０６の吸引は終わり、アクチュエー
タ１０１の円筒面１０２に接触するため、リトラクトの
際に摺動し、塵埃を発生するという問題点があった。さ
らに、この接触に起因するトルクがリトラクト時の回転
負荷となり、リトラクト動作時により大きなエネルギー
を必要になるという問題点もあった。

また、従来例の後者では、前述のような問題はないもの
の、十分な風力を与えるためには、ベーン２０１を２枚
以上のディスク２の間に位置させる必要があり、ディス
ク１枚の装置では採用することが出来なかった。

さらに、薄型の装置ではディスク２の間隔が狭くなるた
め、ベーン２０１の幅も狭くなり十分な風力が得られず
、またディスク回転数の少ない装置においても十分な風
力が得られないという問題点があった。

そこで本発明では、電源遮断時のアクチュエータのりト
ラクト時の塵埃や不要な回転負荷の発生がなく、薄型、
低回転数かつディスクを１枚しか用いない装置でも使用
可能な、アクチュエータロック機構を提供する事を目的
とする。

［課題を解決するための手段］本発明の磁気ディスク装置は、磁気ディスクと、該ディ
スクを回転させるスピンドルモータと、前記磁気ディス
クに記録再生を行なう磁気ヘッドと、該磁気ヘッドが取
り付けられたアクチュエータと、前記スピンドルモータ
及び該アクチュエータが固定しであるベースフレームを
有し、装置の非動作時に前記アクチュエータを固定する
電磁解除式のアクチュエータロック機構を装備する磁気
ディスク装置において、予備電源と、装置への電源遮断
時に前記アクチュエータロック機構へ供給される電源を
前記予備電源に切り替える切り替え回路、を有すること
を特徴とする。

［作用］本発明の上記の構成によれば、装置への電源遮断時に、
アクチュエータロック機構を予備電源で通電保持し、ア
クチュエータのりトラクト動作が終了する所定の時間後
に、アクチュエータロック機構への通電は断たれ、アク
チュエータロック機構は解除され、所定のシツピング位
置にアクチュエータを固定する。

［実施例］第１図は本発明の一実施例を示す平面図であり、第２図
は第１図の要部断面図である。ディスク２はスピンドル
モーター３によって回転駆動され、さらにスピンドルモ
ーター３はベースフレーム４に固定されている。ここで
ディスク２の枚数に特に制約はない。磁気ヘッド１は、
回転型のアクチュエータ５に取り付けられており、ディ
スク２上の任意の位置のトラックに対して、記録再生を
行えるよう円弧状に回動する。この回転型アクチュエー
タ５で、その回転軸１１を夾んで磁気ヘッド１とほぼ対
称の位置にＶＣＭ（ボイスコイルモーターの略）コイル
６が配設されている。ＶＣＭコイル６の周囲にはベース
フレーム４に取り付けられた磁気回路７があり、ＶＣＭ
コイル６に対して常にアクチュエータの回転軸と平行な
磁界が加わっている。従って、ＶＣＭコイル６に電流を
流すことにより、任意方向の回転力をアクチュエータに
与えることが出来る。

なお、この実施例に示したＶＣＭの構成は一例であり、
他の磁気回路構成を持つものでもよい。

さらに、アクチュエータの駆動源はＶＣＭに限らず、他
のモータでも本発明の効果は変わらない。

回転型アクチュエータ５の回転軸は、やはり前記ベース
フレーム４に取り付けられている。また、アクチュエー
タロック機構２０もベースフレームに取り付けられてい
る。

第３図にアクチュエータロック機構２０及びその周辺の
一実施例を説明する要部平面図を示す。

アクチュエータロック機構のベース板２１は透磁率の高
い材料で構成されており、その一部は固定鉄芯２２にな
っておりその回りにコイル２３が巻線されている。また
、ロックアーム２４も透磁率の高い材料でできており、
ベース板２１に対して僅かに回動出来るように、ベース
板２１のアーム支持部２５に係合している。ロックアー
ム２４の一端２６とベース板２１との間には引っ張りバ
ネ２７が掛けられており、ロックアーム２４を固定鉄芯
２２より遠ざける方向に適切な予圧力を与えている。コ
イル２３に電流を流すと、ロックアーム２４は引っ張り
バネ２７の予圧力に打ち勝って、吸引され固定鉄芯２２
に密着、保持される。

一方、回転型アクチュエータ５の固定部材８にはノツチ
９が設けられており、装置の非動作時には、ロックアー
ム２４の先端の爪部と噛み合う。

従って、第３図において、アクチュエータが時計方向に
回動することは係止される。また、この位置では、アク
チュエータ５の一部がストッパ１０に当接しており、半
時針方向に回動することはない。従って、アクチュエー
タは一定の位置で固定される。

なお、以上に挙げたアクチュエータロック機構は本発明
の一実施例であり、プランジャー型のソレノイドや他の
構造でも同等の効果を有する。

第４図には第３図中の記号Ａで示されるロックアーム２
４先端を説明するの要部拡大図を示す。

ノツチ９及び、ロックアーム２４の先端はアクチュエー
タの回転中心から引かれる仮想的な法線２９に対して、
僅かな角度αをもっており、アクチュエータにトルクが
加わってもロックアーム２４先がノツチ９からはずれる
ことはない。ディスク装置の動作時には、コイル２３に
は通電され、ロックアーム２４がノツチ９に干渉しない
位置まで吸引され、回転型アクチュエータは自在に回動
できる。

第５図に本発明による実施例の制御回路のブロック図を
示す。回路基板上には大容量キャパシタ４１が配備され
ており、装置動作時には常に電荷がチャージされている
と同時に、コイル２３へは外部電源より電流が供給され
ている。装置への電源遮断時には切替回路４２によって
、Ｖ　ＣＭコイル６には僅かな時間、電流が供給される
。この期間、ＶＣＭにはアクチュエータ５をリトラクト
させる向きに電流を流すよう回路構成されており、キャ
パシタ４１の電荷が無くなるまでにはアクチュエータは
りトラクト動作を行なう。この動作は数１０〜数１００
ｍ５ｅｃで終了する。

一方、アクチュエータロック機構２０のコイル２３にも
、電Ｎ遮断時には、この大容量キャパシタ４１より電流
が流れる。このとき、コイル２３にはロックアーム２４
を保持するのに必要な電梳が上記のりトラクト動作に要
する時間より長く流れ続け、ロックアーム２４は吸引さ
れ続ける。その後、ロックアーム２４はアクチュエータ
のりトラフ動作の終了後所定の時間が経過した後に吸引
を解除され、ノツチ９にロックアーム２８が噛み合う。

この状態では、装置へ外部から角加速度が加わった場合
でも、前述のようにアクチュエータ５は回動することは
ない。

上記の実施例では、回転型のアクチュエータを例にとっ
て説明したが、直線型のアクチュエータでも同様の構成
をとることが可能である。

［発明の効果］このように、本発明によれば、電源遮断時のアクチュエ
ータのりトラクト時に、アクチエエータロック機構がア
クチュエータ可動部のどこにも接触しないため塵埃や不
要な回転負荷の発生がなく、また、寸法的な制約やディ
スク枚数の制約がないため薄型の装置、低回転数でかつ
ディスクを１枚しか用いない装置でも使用可能である、
という効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図。第２図は第１図の要部断面図。第３図は本発明の実施例によるアクチュエータロック機
構及びその周辺の一実施例を説明する要部平面図。第４図は本発明のロックアーム先端を説明する要部拡大
図。第５図は本発明による実施例の制御回路のブロック図。第６図は従来の磁気ディスク装置の平面図。第７図は他の従来例を説明する平面図。 −１２〜磁気ヘッドディスクスピンドルモータベースフレームアクチュエータノツチアクチュエータロック機構コイルロックアームをそれぞれ示す。１　・　・　・　・　・２　・　・　・　・　・３　・　・　・　・　・４　・　・　・　・　・５　・　・　・　・　・９　・　・　・　・　・２０　・　・　・　・２３　・　・　・　・２４　・　・　・　・以　　上出願人　セイコーエプソン株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）磁気ディスクと、該ディスクを回転させるスピン
ドルモータと、前記磁気ディスクに記録再生を行なう磁
気ヘッドと、該磁気ヘッドが取り付けられたアクチュエ
ータと、前記スピンドルモータ及び該アクチュエータが
固定してあるベースフレームを有し、装置の非動作時に
前記アクチュエータを固定する電磁式のアクチュエータ
ロック機構を装備する磁気ディスク装置において、予備
電源と、装置への電源遮断時に前記アクチュエータロッ
ク機構へ供給される電源を前記予備電源に切り替える切
り替え回路、を有することを特徴とする磁気ディスク装
置。
（２）前記予備電源として、２次電池もしくは、大容量
キャパシタを用いたことを特徴とする、請求項１記載の
磁気ディスク装置。
（３）前記装置への電源遮断時に、アクチュエータ機構
に供給する電源を前記予備電源切り替える第２の切り替
え回路を有することを特徴とする請求項１記載の磁気デ
ィスク装置。
（４）前記予備電源として、２次電池もしくは、大容量
キャパシタを用いたことを特徴とする、請求項３記載の
磁気ディスク装置。