JPH05151603A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH05151603A
JPH05151603A JP4083570A JP8357092A JPH05151603A JP H05151603 A JPH05151603 A JP H05151603A JP 4083570 A JP4083570 A JP 4083570A JP 8357092 A JP8357092 A JP 8357092A JP H05151603 A JPH05151603 A JP H05151603A
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Japan
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objective lens
electromagnet
shutter
fixed
optical axis
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Kanji Wakabayashi
寛爾 若林
Benichi Miyazaki
弁一 宮崎
Yasuaki Edahiro
泰明 枝廣
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0925Electromechanical actuators for lens positioning
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクと対物レンズとの衝突を防止するこ
とのできる対物レンズ駆動装置を提供することを目的と
する。 【構成】 レンズホルダ2の周囲に退避ピン9が付着さ
れ、アクチュエータベース5には鉄芯をもつ電磁石1
0、光軸方向Kに対して垂直な方向に回動支点を持ち退
避レバー11が回動可能に固定され、電磁石10の両端
面に対して極面が対向する配置で退避レバー11に2つ
の永久磁石13a、13bが固定されている。2つの永
久磁石13a、13bの電磁石10の両端面に対向する
極面は同極で、かつ退避レバーの回動軸12を中心とし
た2つの回動限界位置においてつねにいずれか一方の永
久磁石の極面が電磁石10の端面に接触する配置となっ
ている。また14は装置全体を覆ってアクチュエータベ
ース5に設置され、対物レンズ1に対向する領域に穴が
あけられたアクチュエータカバーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状記録媒体(以下デ
ィスクという)に光学的に情報を記録もしくは再生する
装置の対物レンズ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】対物レンズ駆動装置はコンパクトディス
ク等の板状記録媒体の記録面に対して垂直な方向の変動
によるフォーカスずれを補正するために対物レンズを板
状記録媒体の記録面に対して垂直な光軸方向(以下フォ
ーカス方向Fという)に駆動する。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述した従来
の対物レンズ駆動装置の一例について説明する。
【0004】図15は従来の対物レンズ駆動装置の構成
を示す斜視図、図16および図17は従来の対物レンズ
駆動装置の動作説明のための正面図である。図15〜図
17において、101は対物レンズ、Kは対物レンズ1
01の光軸方向、102は対物レンズ101を取り付け
たレンズホルダ、103は光軸方向Kに周回軸を持ちレ
ンズホルダ102に固着されたフォーカスコイル、10
4は光軸方向Kに対して垂直な方向に周回軸を持ちレン
ズホルダ102に固着されたトラッキングコイル、10
5はアクチュエータベース、106は一端をアクチュエ
ータベース105に固定されレンズホルダ102を回動
摺動可能に貫く軸、107はフォーカスコイル103に
対向する位置にアクチュエータベース105に固定され
光軸方向Kに対して垂直な平面内で光軸方向Kに向かう
向きの磁化をもつフォーカスマグネット、108はトラ
ッキングコイル104に対向する位置にアクチュエータ
ベース105に固定され光軸方向Kに対して垂直な平面
内で光軸方向Kから離れる向きの磁化をもつトラッキン
グマグネット、109は装置全体を覆ってアクチュエー
タベース5に設置され、対物レンズ1に対向する領域に
穴があけられたアクチュエータカバー、110はディス
ク、111はスピンドルモータ、Fはディスクに垂直な
フォーカス方向、Tはディスクの半径方向と平行なトラ
ッキング方向である。なお可動部は対物レンズ101、
レンズホルダ102等によって、固定部はアクチュエー
タベース105等によって構成され、レンズホルダ10
2とレンズホルダ102を回動摺動可能に貫く軸106
によって支持手段としている。またフォーカスコイル1
03およびフォーカスマグネット107によりフォーカ
ス方向Fの駆動手段、トラッキングコイル104および
トラッキングマグネット108によりトラッキング方向
Tの駆動手段を構成している。
【0005】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置について、以下対物レンズ101の駆動について図1
5を用いて説明する。
【0006】まずフォーカス方向Fの駆動は、対物レン
ズ101が取り付けられたレンズホルダ102に固定さ
れているフォーカスコイル103に通電されると、フォ
ーカスコイル103に流れる電流とアクチュエータベー
ス105に固定されたフォーカスマグネット107によ
って発生する磁束との電磁作用により、フォーカスコイ
ル103は対物レンズ101の光軸方向Kの向きの電磁
力を受け、アクチュエータベース105に一端が固定さ
れた軸106に支持されたレンズホルダ102が光軸方
向Kに摺動運動することにより、対物レンズ101がフ
ォーカス方向Fに駆動される。
【0007】またトラッキング方向Tの駆動は、対物レ
ンズ101が取り付けられたレンズホルダ102に固定
されているトラッキングコイル104がアクチュエータ
ベース105に設けられたトラッキングマグネット10
8によって発生する磁束と直交することにより得られる
電磁力を受け、一端をアクチュエータベース105に固
定された軸106に沿って摺動運動することにより得ら
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】まず従来の技術におけ
る第一の課題についてのべる。
【0009】情報記録再生装置、特に光ディスクを用い
た情報記録再生装置では記録容量およびデータ転送速度
の向上を実現するため、ディスクの両面で記録再生を行
うことが増えている。この場合、図16および図17に
示すようにディスクの上面に対物レンズ駆動装置を配置
する必要がある。
【0010】しかしながら上記のような構成では、フォ
ーカス方向において可動部の中立保持を行う機構を持た
ない対物レンズ駆動装置を用いた場合、図17に示すよ
うに、電源切断時においてディスク110の上側に配置
された対物レンズ101は自重によって降下し、ディス
ク110と対物レンズ101とが衝突するという課題を
有していた。
【0011】本発明は上記課題に鑑み、ディスクと対物
レンズとの衝突を防止することのできる対物レンズ駆動
装置を提供するものである。
【0012】さらに従来の技術における第二の課題につ
いてのべる。上記のような構成では、対物レンズは常に
外気にさらされている状態となり対物レンズにほこりな
どの浮遊物質が付着することになる。このような付着物
質の量が増大すると記録再生に誤りを起こすようになる
という課題を有していた。
【0013】本発明は上記課題に鑑み、対物レンズに付
着する付着物質の量を減らし、記録再生の信頼性を向上
することのできる対物レンズ駆動装置を提供するもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るために本発明の対物レンズ駆動装置は、板状記録媒体
への光学情報の記録再生のための対物レンズと、前記対
物レンズおよび前記対物レンズを保持するレンズホルダ
とを備えた可動部と、前記可動部を少なくとも前記板状
記録媒体の記録面に対して垂直な光軸方向に移動可能に
支持する支持手段と、前記支持手段を固定する固定部
と、前記可動部を前記固定部に対して少なくとも前記光
軸方向に駆動する駆動手段と、前記固定部に備えられた
支点を中心に回動する退避レバーと、前記退避レバーを
回動駆動する回動駆動手段とを備え、前記退避レバーは
前記可動部に作用しない位置と、前記可動部に作用し前
記可動部が前記板状記録媒体から引き離された位置との
間を回動可能となるという第一の構成を備えたものであ
る。
【0015】また上記第二の課題を解決するために本発
明の対物レンズ駆動装置は、板状記録媒体への光学情報
の記録再生のための対物レンズと、前記対物レンズおよ
び前記対物レンズを保持するレンズホルダとを備えた可
動部と、前記可動部を少なくとも前記板状記録媒体の記
録面に対して垂直な光軸方向に移動可能に支持する支持
手段と、前記支持手段を固定する固定部と、前記可動部
を前記固定部に対して少なくとも前記光軸方向に駆動す
る駆動手段と、前記可動部または前記支持手段または前
記駆動手段とを覆い前記対物レンズと対向する面に開口
部を備えたカバーと、前記カバーの前記開口部を開閉自
在とするシャッターと、前記シャッターを開閉駆動する
開閉駆動手段と、前記可動部を前記光軸方向の板状記録
媒体から離れる向きに移動する手段と、前記シャッター
の前記対物レンズと対向する面に設けられ前記シャッタ
ーの動作に伴い前記対物レンズをクリーニングするクリ
ーニング部材とによって構成された第二の構成を備えた
ものである。
【0016】
【作用】本発明は上記した第一の構成によって、退避レ
バーが可動部の一部に当接して、可動部は少なくとも光
軸方向における移動可能な範囲を板状記録媒体から離れ
る向きに制限されるので、あるいはディスクの上側に対
物レンズが配置された場合でも、ディスクと対物レンズ
とが衝突することはなくなる。
【0017】さらに本発明は上記した第二の構成によっ
て、記録再生時以外はカバーの開口部はシャッターによ
って閉鎖状態に保たれ、対物レンズへのほこりなどの浮
遊物質の付着の機会を低減し、かつシャッターの動作に
ともないクリーニング部材によって対物レンズはクリー
ニングされることとなる。
【0018】
【実施例】以下本発明の一実施例の対物レンズ駆動装置
について、図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施例における対
物レンズ駆動装置の構成を示した斜視図、図2および図
3は本発明の第1の実施例に於ける対物レンズ駆動装置
の動作説明のための正面図、図4〜図7は本発明の第1
の実施例に於ける対物レンズ駆動装置の退避レバーの動
作説明のための正面図、図8は本発明の第1の実施例に
於ける対物レンズ駆動装置の退避レバーの動作説明のた
めの回路図である。
【0020】図1に於いて、Fはフォーカス方向、Tは
トラッキング方向、1は対物レンズ、Kは対物レンズ1
の光軸方向、2は対物レンズ1を保持するレンズホル
ダ、3は光軸方向Kに周回軸を持ちレンズホルダ2に固
着されたフォーカスコイル、4は光軸方向Kに対して垂
直な方向に周回軸を持ちレンズホルダ2に固着されたト
ラッキングコイル、5はアクチュエータベース、6は一
端をアクチュエータベース5に固定されレンズホルダ2
を回動摺動可能に貫く軸、7はフォーカスコイル3に対
向する位置にアクチュエータベース5に固定され光軸方
向Kに対して垂直な平面内で光軸方向Kに向かう向きの
磁化をもつフォーカスマグネット、8トラッキングコイ
ル4に対向する位置にアクチュエータベース5に固定さ
れ光軸方向Kに対して垂直な平面内で光軸方向Kから離
れる向きの磁化をもつトラッキングマグネット、9はレ
ンズホルダ2の周囲に設けられた退避ピン、10はアク
チュエータベース5に固定され鉄芯をもつ電磁石、11
は光軸方向Kに対して垂直な方向に回動支点を持つ退避
レバー、12はアクチュエータベースに固定され退避レ
バー11の回動支点を中心とする回動軸、Aはディスク
(図1には図示せず以下同様)から離れる向き、13
a、13bは電磁石10の両端面に対して極面が対向す
る配置で退避レバー11に固定された2つの永久磁石で
あり、2つの永久磁石13a,13bの電磁石10の両
端面に対向する極面は同極で、かつ退避レバーがレンズ
ホルダ2に作用しない位置およびレンズホルダ2に作用
しレンズホルダ2をディスクから離れる向きAに移動さ
せた位置との2つの位置においてつねにいずれか一方の
永久磁石の極面が電磁石10の端面に接触する配置とな
っている。
【0021】14は装置全体を覆ってアクチュエータベ
ース5に設置され、対物レンズ1に対向する領域に開口
部がもうけられたカバー、また図2および図3におい
て、15はディスク、16はスピンドルモータ、図8に
おいて、17は電磁石10に直流電流を供給する電流供
給回路、18は電磁石10に供給する直流電流の方向ま
たは電流供給回路17の切断を選択するスイッチ、18
a、18bおよび18cはスイッチ18の端子である。
【0022】なお可動部は対物レンズ1、レンズホルダ
2等によって、固定部はアクチュエータベース5等によ
って構成され、レンズホルダ2およびレンズホルダ2を
回動摺動可能に貫く軸6によって支持手段としている。
またフォーカスコイル3およびフォーカスマグネット7
によりフォーカス方向Fの駆動手段、トラッキングコイ
ル4およびトラッキングマグネット8によりトラッキン
グ方向Tの駆動手段を構成している。
【0023】さらに退避レバー11の回動駆動手段は退
避ピン9、電磁石10、可動軸12、永久磁石13a,
13b、電流供給回路17およびスイッチ18によって
構成されている。
【0024】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置について、以下図1〜図8を用いてその動作を説明す
る。
【0025】まず対物レンズ1のフォーカス方向の駆動
について図1を用いて説明する。対物レンズ1が取り付
けられたレンズホルダ2に固定されているフォーカスコ
イル3に通電されると、フォーカスコイル3に流れる電
流とアクチュエータベース5に固定されたフォーカスマ
グネット7によって発生する磁束との電磁作用により、
フォーカスコイル3は対物レンズ1の光軸方向Kの向き
の電磁力を受け、アクチュエータベース5に一端が固定
された軸6に支持されたレンズホルダ2が光軸方向Kに
摺動運動することにより、対物レンズ1が光軸方向Kに
駆動される。
【0026】また対物レンズ1のトラッキング方向の駆
動は、図1において対物レンズ1が取り付けられたレン
ズホルダ2に固定されているトラッキングコイル4に通
電されると、トラッキングコイル4に流れる電流とアク
チュエータベース5に設けられたトラッキングマグネッ
ト8によって発生する磁束との電磁作用により、トラッ
キングコイル4は光軸方向Kの周りの電磁力を受け、一
端をアクチュエータベース5に固定された軸6に沿って
回動運動することにより得られる。
【0027】次に記録再生終了時や記録再生時になんら
かの原因で電源が切れたときなど、フォーカス方向Fの
制御が行われていないときの対物レンズ1の退避動作に
ついて図2〜図8を用いて説明する。
【0028】まずフォーカス方向Fの制御が行われてい
るときは、図8に示す電流供給回路17のスイッチ18
は端子18bと接続されており、電磁石10に電流は供
給されておらず、退避レバー11は図4に示す状態にあ
る。従って、退避レバー11は永久磁石13bと電磁石
10の鉄芯との間の磁気力により、レンズホルダ2すな
わち可動部に作用しない位置であるところの図4に示す
位置に保持されている。
【0029】次に電源切断時においては、図8に示す電
流供給回路17のスイッチ18は端子18aと接続さ
れ、電磁石10には図5に示す方向の直流電流が供給さ
れる。よって退避レバー11および電磁石10は図5に
示す状態となる。これにより、退避レバー11は永久磁
石13bと電磁石10との磁気反発力および永久磁石1
3aと電磁石10との磁気吸引力によって、図5に示す
矢印の方向の力を受ける。よって、退避レバー11は図
6に示す位置すなわちレンズホルダ2に作用しレンズホ
ルダ2をディスクから離れる向きAに移動させた位置ま
で回動する。このとき退避レバー11は退避ピン9に当
接して、対物レンズ1を保持するレンズホルダ2をディ
スク15から離れる向きAに引き上げるので、対物レン
ズ駆動装置は図3に示す状態となる。対物レンズ駆動装
置が図3の状態となった後、電流供給回路17のスイッ
チ18は端子18bと接続され、電磁石10に電流は供
給されなくなるが、永久磁石13aと電磁石10の鉄芯
との間の磁気力によって退避レバー11は図7に示す位
置に保持されることとなる。
【0030】以上のように本実施例によれば退避レバ
ー、電磁石および2つの永久磁石を設けることにより、
退避レバーが退避ピンに当接して、可動部とディスクと
を引き離すので、ディスクの上側に対物レンズが配置さ
れた場合でも、ディスクと対物レンズとの衝突を防止す
ることができる。
【0031】また退避レバーを駆動する手段として、電
磁石と2つの永久磁石を設けることにより、退避レバー
が退避ピンに当接して可動部がディスクから離れる向き
に引き上げられるとき、すなわちレンズホルダの退避動
作時、および退避レバーが退避ピンを解除して対物レン
ズのフォーカス方向の駆動が可能となるとき、すなわち
レンズホルダの解除動作時以外は永久磁石と鉄芯の磁気
吸引力によって、退避レバーのそれぞれの位置が保持さ
れるので電磁石に電流を供給しなくてもよい。従って、
消費電力の低減および耐久性の向上が可能となる。
【0032】なお本実施例では対物レンズをフォーカス
方向およびトラッキング方向Tの2軸に駆動可能な対物
レンズ駆動装置としたが、これはフォーカス方向Fの1
軸にのみ駆動可能な対物レンズ駆動装置でもよい。
【0033】また本実施例では電源切断時に退避レバー
が動作しはじめることとしたが、フォーカシングサーボ
がはずれたときにも動作するようにすれば、より信頼性
を向上することができる。さらに電流供給回路のスイッ
チを切り換える手段としては、突発的に電源が切断され
た場合には、あらかじめモニターされていた電源電圧の
値によって退避レバーの動作を開始するようにし、その
他の場合には情報記録再生装置全体の動作をコントロー
ルするコントローラーの指令によって退避レバーの動作
を開始するという手段がある。
【0034】以下本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。図9は、本発明の第2の実施例
における対物レンズ駆動装置の構成を示した斜視図、図
10はは本発明の第2の実施例に於ける対物レンズ駆動
装置のシャッターの動作説明のための回路図である。図
9に於いて、Fはフォーカス方向、Tはトラッキング方
向、1は対物レンズ、Kは対物レンズ1の光軸方向、2
は対物レンズ1を保持するレンズホルダ、3は光軸方向
Kに周回軸を持ちレンズホルダ2に固着されたフォーカ
スコイル、4は光軸方向Kに対して垂直な方向に周回軸
を持ちレンズホルダ2に固着されたトラッキングコイ
ル、5はアクチュエータベース、6は一端をアクチュエ
ータベース5に固定されレンズホルダ2を回動摺動可能
に貫く軸、7はフォーカスコイル3に対向する位置にア
クチュエータベース5に固定され光軸方向Kに対して垂
直な平面内で光軸方向Kに向かう向きの磁化をもつフォ
ーカスマグネット、8はトラッキングコイル4に対向す
る位置にアクチュエータベース5に固定され光軸方向K
に対して垂直な平面内で光軸方向Kから離れる向きの磁
化をもつトラッキングマグネット、19は装置全体を覆
ってアクチュエータベース5に設置され、対物レンズ1
に対向する領域に開口部19aを備えたカバー、20は
カバー5に固定され鉄芯をもつ電磁石、21は光軸方向
Kと平行な方向に回動支点を持つシャッター、22はア
クチュエータベース5に固定されシャッター21の回動
支点を中心とする回動軸、23a、23bは電磁石20
の両端面に対して極面が対向する配置でシャッター21
に固定された2つの永久磁石であり、2つの永久磁石2
3a、23bの電磁石20の両端面に対向する極面は同
極で、かついずれか一方の永久磁石の極面が電磁石20
の端面に当接する位置は各々シャッター21が開口部1
9aを開放あるいは閉鎖状態とする位置となっている。
なお、実線で描かれたシャッター21、永久磁石23
a,23b、はシャッター21が開口部19aを開放状
態とする位置、破線で描かれたシャッター21、永久磁
石23a,23b、はシャッター21が開口部19aを
閉鎖状態とする位置をそれぞれ示している。またAはレ
ンズホルダ2がディスク(図9には図示せず。以下同
様)から離れる向きである。さらに図10において、2
4は電磁石20に直流電流を供給する電流供給回路、2
5は電磁石20に供給する直流電流の方向または電流供
給回路24の切断を選択するスイッチ、25a、25b
および25cはスイッチ25の端子である。
【0035】シャッター21の開閉駆動手段は、電磁石
20と回動軸22とシャッター21に固定された永久磁
石23a,23bと電流供給回路24およびスイッチ2
5によって構成されている。
【0036】またレンズホルダ2すなわち可動部をディ
スク15から離れる向きAに移動させる手段はフォーカ
スコイル3とフォーカスマグネット7によって兼用して
いる。
【0037】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置について、以下図9および図10を用いてその動作を
説明する。
【0038】まず対物レンズ1のフォーカス方向の駆動
について図9を用いて説明する。対物レンズ1が取り付
けられたレンズホルダ2に固定されているフォーカスコ
イル3に通電されると、フォーカスコイル3に流れる電
流とアクチュエータベース5に固定されたフォーカスマ
グネット7によって発生する磁束との電磁作用により、
フォーカスコイル3は対物レンズ1の光軸方向Kの向き
の電磁力を受け、アクチュエータベース5に一端が固定
された軸6に支持されたレンズホルダ2が光軸方向Kに
摺動運動することにより、対物レンズ1が光軸方向Kに
駆動される。
【0039】また対物レンズ1のトラッキング方向の駆
動は、図9において対物レンズ1が取り付けられたレン
ズホルダ2に固定されているトラッキングコイル4に通
電されると、トラッキングコイル4に流れる電流とアク
チュエータベース5に設けられたトラッキングマグネッ
ト8によって発生する磁束との電磁作用により、トラッ
キングコイル4は光軸方向Kの周りの電磁力を受け、一
端をアクチュエータベース5に固定された軸6に沿って
回動運動することにより得られる。
【0040】次にディスクの両面で記録再生を行うため
にディスクの上面に対物レンズ駆動装置を配置する必要
がある場合に、記録再生終了時や記録再生時になんらか
の原因で電源が切れたときなど、フォーカス方向Fの制
御が行われていないときの対物レンズ1の退避動作につ
いて図9および図10を用いて説明する。
【0041】まずフォーカス方向Fの制御が行われてい
るときは、図10に示す電流供給回路24のスイッチ2
5は端子25bと接続されており、電磁石20に電流は
供給されておらず、電磁石20に電流は供給されておら
ず、シャッター21は永久磁石23bと電磁石10の鉄
芯との間の磁気力によってカバー19の開口部19aを
開放状態とする位置すなわち実線で示された位置に保持
されている。
【0042】次に電源切断時においては、フォーカスコ
イル3にレンズホルダ2がディスクから離れる向きAに
移動する向きの直流電流が供給され、対物レンズ1がシ
ャッター21よりも離れた位置に移動した後、図10に
示す電流供給回路24のスイッチ25は端子25aと接
続され、電磁石20には電流供給回路24によって永久
磁石23bと対向する面が同極となる向きの直流電流が
供給される。よってシャッター21は永久磁石23bと
電磁石20との磁気反発力および永久磁石23aと電磁
石20との磁気吸引力によって、図9に示す矢印の方向
の力を受け、破線で示す位置すなわち開口部19aを閉
鎖状態とする位置まで回動する。上記の状態となった時
点で、電流供給回路24のスイッチ25は端子25bと
接続され、フォーカスコイル3および電磁石20への電
流は供給されなくなるが、永久磁石23aと電磁石20
の鉄芯との間の磁気力によってシャッター21は破線で
示す状態すなわちカバー19の開口部19aは閉鎖状態
で保持されることとなる。
【0043】以上のように本実施例によればシャッタ
ー、電磁石および2つの永久磁石を設け、電源切断時に
レンズホルダをディスクから離れる向きAに移動させ、
さらにその後シャッターによってカバーの開口部を閉鎖
状態に保持するので、あるいはディスクの上側に対物レ
ンズ駆動装置が配置された場合でも、ディスクと対物レ
ンズとが衝突を防止することができる。
【0044】またシャッターを駆動する手段として、電
磁石と2つの永久磁石を設けることにより、シャッター
の開閉動作時以外は永久磁石と鉄芯の磁気吸引力によっ
て、シャッターの位置が保持されるので電磁石に電流を
供給しなくてもよい。従って、消費電力の低減および耐
久性の向上が可能となる。
【0045】さらにフォーカス制御を行っているとき以
外はカバーのシャッターは閉じられていることとなるの
で、防塵性を向上することができる。
【0046】なお本実施例では対物レンズをフォーカス
方向およびトラッキング方向Tの2軸に駆動可能な対物
レンズ駆動装置としたが、これはフォーカス方向Fの1
軸にのみ駆動可能な対物レンズ駆動装置でもよい。
【0047】また本実施例では電源切断時にレンズホル
ダすなわち可動部をディスクから離れる向きAに移動さ
せ、さらにその後シャッターが動作しはじめることとし
たが、その他の場合、例えばフォーカシングサーボがは
ずれたときにも同様の動作をするようにすれば、より信
頼性を向上することができる。さらに電流供給回路のス
イッチを切り換える手段としては、突発的に電源が切断
された場合には、あらかじめモニターされていた電源電
圧の値によって上記の動作を開始するようにし、その他
の場合には情報記録再生装置全体の動作をコントロール
するコントローラーの指令によって上記と同様の動作を
開始するという手段がある。またシャッターの開閉動作
は、可動部のディスクから離れる方向への移動が完了し
た後に開始されればよく、例えばセンサー等により上記
の移動が完了したことを確認してから開始するか、また
は上記の移動のために必要な時間より長い所定の時間だ
け遅らせて開始するようにしてもよい。
【0048】さらに本実施例では電磁石を固定側に、永
久磁石を可動側に設けることによりシャッターの駆動手
段としたが、電磁石を可動側に、永久磁石を固定側に設
置しても同じ効果が得られる。
【0049】以下本発明の第3の実施例について図面を
参照しながら説明する。図11は、本発明の第3の実施
例における対物レンズ駆動装置の構成を示した斜視図、
図12は本発明の第3の実施例における対物レンズ駆動
装置の構成を示した正面図、図13は本発明の第3の実
施例に於ける対物レンズ駆動装置のシャッターの動作説
明のための回路図である。図11および図12に於い
て、Fはフォーカス方向、Tはトラッキング方向、1は
対物レンズ、Kは対物レンズ1の光軸方向、2は対物レ
ンズ1を保持するレンズホルダ、3は光軸方向Kに周回
軸を持ちレンズホルダ2に固着されたフォーカスコイ
ル、4は光軸方向Kに対して垂直な方向に周回軸を持ち
レンズホルダ2に固着されたトラッキングコイル、36
はアクチュエータベース、6は一端をアクチュエータベ
ース36に固定されレンズホルダ2を回動摺動可能に貫
く軸、7はフォーカスコイル3に対向する位置にアクチ
ュエータベース36に固定され光軸方向Kに対して垂直
な平面内で光軸方向Kに向かう向きの磁化をもつフォー
カスマグネット、8はトラッキングコイル4に対向する
位置にアクチュエータベース36に固定され光軸方向K
に対して垂直な平面内で光軸方向Kから離れる向きの磁
化をもつトラッキングマグネット、15はディスク、1
6はスピンドルモーター、19は装置全体を覆ってアク
チュエータベース36に設置され、対物レンズ1に対向
する領域に開口部19aを備えたカバー、26はアクチ
ュエータベース36に固定されたモーター、27はモー
ター26のモーター軸が挿着されたウォーム、28は光
軸方向Kと平行な回転軸を持ちウォーム27と噛合する
ウォームホイール、29はウォームホイール28の回転
軸から所定の距離を有する位置に固定された駆動ピン、
30は光軸方向Kと平行な方向に回動支点を持ち駆動ピ
ン29が挿入される溝を有するシャッター、31はアク
チュエータベース36に固定されシャッター30の回動
支点を中心とする回動軸、32a、32bはアクチュエ
ータベース25に設けられウォームホイール28の回転
角を制限するストッパー、33はウォームホイール28
に固定されウォームホイール28の所定角度の回転によ
りストッパー32a、32bに当接するストッパーピ
ン、Aはレンズホルダ2がディスク15から離れる向き
である。また図13において34はモーター26に直流
電流を供給する電流供給回路、35はモーター26に供
給する直流電流の方向または電流供給回路34の切断を
選択するスイッチ、35a、35bおよび35cはスイ
ッチ35の端子である。
【0050】なおウォーム27とウォームホイール28
はモーター26の駆動力を伝達するウォームギヤを構成
し、ウォームホイール28と駆動ピン29とシャッター
30によりシャッター30を開閉駆動するカムを形成し
ている。
【0051】またレンズホルダ2すなわち可動部をディ
スク15から離れる向きAに移動させる手段はフォーカ
スコイル3とフォーカスマグネット7によって兼用して
いる。
【0052】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置について、以下図11、図12および図13を用いて
その動作を説明する。
【0053】まず対物レンズ1のフォーカス方向の駆動
について図11および図12を用いて説明する。対物レ
ンズ1が取り付けられたレンズホルダ2に固定されてい
るフォーカスコイル3に通電されると、フォーカスコイ
ル3に流れる電流とアクチュエータベース36に固定さ
れたフォーカスマグネット7によって発生する磁束との
電磁作用により、フォーカスコイル3は対物レンズ1の
光軸方向Kの向きの電磁力を受け、アクチュエータベー
ス36に一端が固定された軸6に支持されたレンズホル
ダ2が光軸方向Kに摺動運動することにより、対物レン
ズ1が光軸方向Kに駆動される。
【0054】また対物レンズ1のトラッキング方向の駆
動は、図11および図12において対物レンズ1が取り
付けられたレンズホルダ2に固定されているトラッキン
グコイル4に通電されると、トラッキングコイル4に流
れる電流とアクチュエータベース36に設けられたトラ
ッキングマグネット8によって発生する磁束との電磁作
用により、トラッキングコイル4は光軸方向Kと垂直な
方向の電磁力を受け、一端をアクチュエータベース36
に固定された軸6に沿って回動運動することにより得ら
れる。
【0055】次にディスク15の両面で記録再生を行う
ためにディスクの上面に対物レンズ駆動装置を配置する
必要がある場合に、電源切断時のシャッター30の開閉
動作ついて図11、図12および図13を用いて説明す
る。
【0056】まずフォーカス方向Fの制御が行われてい
るときは、図13に示す電流供給回路34のスイッチ3
5は端子35bと接続されており、モーター26に直流
電流は供給されていない。よってウォーム27が駆動さ
れていないので、ウォームホイール28はストッパーピ
ン33がストッパー32aに当接する位置で保持されて
いる。従って、シャッター30はカバー19の開口部1
9aを開放状態とする位置に保持されている。
【0057】次に電源切断時には、フォーカスコイル3
にレンズホルダ2がディスクから離れる向きAに移動す
る向きの直流電流が供給される。対物レンズ1がシャッ
ター30が回動する軌道から離れた位置に移動した後、
図13に示す電流供給回路34のスイッチ35は端子3
5aと接続され、ストッパーピン33がストッパー32
bに当接する方向にウォームホイール28を回転させる
向きの直流電流がモーター26に供給される。これによ
り、ストッパーピン33がストッパー32bに当接する
までウォームホイール28が駆動され、シャッター30
はカバー19の開口部19aを閉鎖状態とする位置まで
回動する。この後さらにフォーカスコイル3への直流電
流の供給が止められ、かつ図13に示す電流供給回路3
4のスイッチ35は端子35bと接続されて、モーター
26に直流電流は供給されなくなる。よってウォーム2
7が駆動されないので、ウォームホイール28はストッ
パーピン33がストッパー32bに当接する位置で保持
される。従って、シャッター30はカバー19の開口部
19aを閉鎖状態とする位置に保持されることとなる。
【0058】以上のように本実施例によればシャッタ
ー、モーター、ウォームおよびウォームホイールを設け
ることにより、フォーカス方向Fの制御が行われなくな
ったときにレンズホルダをディスクから離れる向きに移
動させ、さらにその後シャッターによってカバーの開口
部を閉じた状態に保持するので、ディスクの上側に対物
レンズ駆動装置が配置された場合でも、ディスクと対物
レンズとが衝突を防止することができる。
【0059】またシャッターを駆動する手段として、モ
ーターの駆動力をウォームとウォームホイールによって
伝達することにより、シャッターの開閉動作時以外はモ
ーターによってウォームが駆動されない。よって、ウォ
ームホイールによって決まるシャッターの位置も保持さ
れることとなるのでモーターに電流を供給しなくてもよ
い。従って、消費電力の低減および耐久性の向上が可能
となる。さらに磁気的吸引力などによるものに比べて外
乱振動に強く、シャッターの位置保持も確実であるた
め、低消費電力かつ低駆動力で信頼性の高い動作および
状態保持を可能とするシャッターを得ることができる。
【0060】さらにフォーカス制御を行っているとき以
外はカバーのシャッターは閉じられていることとなるの
で、防塵性が高く記録再生の信頼性を向上することがで
きる。
【0061】なお本実施例では対物レンズをフォーカス
方向およびトラッキング方向Tの2軸に駆動可能な対物
レンズ駆動装置としたが、これはフォーカス方向Fの1
軸にのみ駆動可能な対物レンズ駆動装置でもよい。
【0062】また本実施例では電源切断時にレンズホル
ダすなわち可動部をディスクから離れる向きAに移動さ
せ、さらにその後シャッターが動作しはじめることとし
たが、その他の場合、例えばフォーカシングサーボがは
ずれたときにも同様の動作をするようにすれば、より信
頼性を向上することができる。さらに電流供給回路のス
イッチを切り換える手段としては、突発的に電源が切断
された場合には、あらかじめモニターされていた電源電
圧の値によって上記の動作を開始するようにし、その他
の場合には情報記録再生装置全体の動作をコントロール
するコントローラーの指令によって上記と同様の動作を
開始するという手段がある。またシャッターの開閉動作
は、可動部のディスクから離れる方向への移動が完了し
た後に開始されればよく、例えばセンサー等により上記
の移動が完了したことを確認してから開始するか、また
は上記の移動のために必要な時間より長い所定の時間だ
け遅らせて開始するようにしてもよい。
【0063】以下本発明の第4の実施例について図面を
参照しながら説明する。図14は、本発明の第4の実施
例における対物レンズ駆動装置の構成を示した正面図で
ある。図14に於いて、Fはフォーカス方向、15はデ
ィスク、16はスピンドルモーター、Aはディスク15
から離れる向き、1は対物レンズ、Kは対物レンズ1の
光軸方向、2は対物レンズ1を保持するレンズホルダ、
3は光軸方向Kに周回軸を持ちレンズホルダ2に固着さ
れたフォーカスコイル、36はアクチュエータベース、
6は一端をアクチュエータベース36に固定されレンズ
ホルダ2を回動摺動可能に貫く軸、7はフォーカスコイ
ル3に対向する位置にアクチュエータベース36に固定
され光軸方向Kに対して垂直な平面内で光軸方向Kに向
かう向きの磁化をもつフォーカスマグネット、19は装
置全体を覆ってアクチュエータベース36に設置され、
対物レンズ1に対向する領域に開口部19aを備えたカ
バー、26はアクチュエータベース36に固定されモー
ター、27はモーター26のモーター軸が挿着されたウ
ォーム、28は光軸方向Kと平行な回転軸を持ちウォー
ム27と噛合するウォームホイール、29はウォームホ
イール28の回転軸から所定の距離を有する位置に固定
された駆動ピン、30は光軸方向Kと平行な方向に回動
支点を持ち駆動ピン29が挿入される溝を有するシャッ
ター、31はアクチュエータベース36に固定されシャ
ッター30の回動支点を中心とする回動軸、32a、3
2bはアクチュエータベース36に設けられウォームホ
イール28の回転角を制限するストッパー、33はウォ
ームホイール28に固定されウォームホイール28の所
定角度の回転によりストッパー32a、32bに当接す
るストッパーピン、37はシャッター30の対物レンズ
と対向する面に設けられたクリーナ部材であるところの
ブラシである。なおレンズホルダ2をディスク15から
離れる向きAに移動させる手段はフォーカスコイル3と
フォーカスマグネット7によって兼用している。
【0064】以上のように構成された対物レンズ駆動装
置について、以下図14を用いてその動作を説明する。
【0065】まず対物レンズ1のフォーカス方向の駆動
について図14を用いて説明する。対物レンズ1が取り
付けられたレンズホルダ2に固定されているフォーカス
コイル3に通電されると、フォーカスコイル3に流れる
電流とアクチュエータベース36に固定されたフォーカ
スマグネット7によって発生する磁束との電磁作用によ
り、フォーカスコイル3は対物レンズ1の光軸方向Kの
向きの電磁力を受け、アクチュエータベース36に一端
が固定された軸6に支持されたレンズホルダ2が光軸方
向Kに摺動運動することにより、対物レンズ1が光軸方
向Kに駆動される。
【0066】次に電源切断時におけるシャッター30の
開閉動作にともなう対物レンズ1のクリーニングついて
図14を用いて説明する。まず記録再生時はモーター2
6は駆動されておらず、ウォーム27に噛合されている
ウォームホイール28はストッパーピン33がストッパ
ー32aに当接する位置で保持されている。従って、シ
ャッター30はカバー19の開口部19aを開放状態と
する位置に保持されている。
【0067】次に電源切断時には、フォーカスコイル3
にレンズホルダ2がディスクから離れる向きAに移動す
る向きの直流電流が供給される。対物レンズ1がシャッ
ター30が回動する軌道から離れた位置に移動した後、
ストッパーピン33がストッパー32bに当接する方向
にウォームホイール28を回転させる向きにモーター2
6が駆動される。これにより、ストッパーピン33がス
トッパー32bに当接するまでウォームホイール28が
駆動され、シャッター30はカバー19の開口部19a
を閉鎖状態とする位置まで回動する。
【0068】このときシャッター30の動作にともな
い、シャッター30に設けられたブラシ37が対物レン
ズ1の表面をすり動いていき、対物レンズ1のクリーニ
ングが行われる。
【0069】以上のように本実施例によればブラシをシ
ャッターに設けることにより、記録再生が終了したとき
にレンズホルダをディスクから離れる向きに移動させ、
さらにその後カバーの開口部を閉鎖させるようシャッタ
ーを動作させて対物レンズのクリーニングを行うことが
できる。従って、記録再生時以外はカバーのシャッター
は閉じられていることとなるので防塵性が高く、シャッ
ターの動作のたびに対物レンズのクリーニングを行うの
で記録再生の信頼性をさらに向上することができる。
【0070】なお本実施例では対物レンズをフォーカス
方向Fの1軸にのみ駆動可能な対物レンズ駆動装置とし
たが、これはフォーカス方向およびトラッキング方向T
の2軸に駆動可能な対物レンズ駆動装置でもよい。
【0071】また本実施例では、電源切断時にレンズホ
ルダすなわち可動部をディスクから離れる向きAに移動
させ、さらにその後シャッターが動作しはじめることと
したが、その他の場合、例えばフォーカシングサーボが
はずれたときにも同様の動作をするようにすれば、より
信頼性を向上することができる。さらに電流供給回路の
スイッチを切り換える手段としては、突発的に電源が切
断された場合には、あらかじめモニターされていた電源
電圧の値によって上記の動作を開始するようにし、その
他の場合には情報記録再生装置全体の動作をコントロー
ルするコントローラーの指令によって上記と同様の動作
を開始するという手段がある。またシャッターの開閉動
作は、可動部のディスクから離れる方向への移動が完了
した後に開始されればよく、例えばセンサー等により上
記の移動が完了したことを確認してから開始するか、ま
たは上記の移動のために必要な時間より長い所定の時間
だけ遅らせて開始するようにしてもよい。
【0072】さらに本実施例における対物レンズのクリ
ーニングは、ディスクの両面に対物レンズ駆動装置が配
置された場合に限らず、対物レンズ駆動装置がディスク
対してどのように配置された場合でも同様の効果が得ら
れる。従って、ディスクの下側に対物レンズ駆動装置が
配置された場合には、電源切断時に可動部が自重によっ
て落下することによって、可動部をディスクから離れる
向きに移動させる手段とすることができる。
【0073】また本実施例ではクリーニング部材として
ブラシを用いたが、対物レンズをクリーニングできる部
材であればよく、例えばスポンジ状の柔らかい樹脂でも
よい。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明は退避レバー、電磁
石および2つの永久磁石を設けることにより、退避レバ
ーが可動部の一部に当接して、可動部と板状記録媒体と
を引き離すので、ディスクの上側に対物レンズが配置さ
れた場合でも、ディスクと対物レンズとが衝突すること
はなくなる。
【0075】また退避レバーを駆動する手段として、電
磁石と2つの永久磁石を設けることにより、退避レバー
が退避ピンに当接して可動部がディスクから離れる向き
に引き上げられるとき、すなわちレンズホルダの退避動
作時、および退避レバーが退避ピンを解除して対物レン
ズのフォーカス方向の駆動が可能となるとき、すなわち
レンズホルダの解除動作時以外は永久磁石と鉄芯の磁気
級引力によって、退避レバーの位置が保持されるので電
磁石に電流を供給しなくてもよい。従って、消費電力の
低減および耐久性の向上が可能となる。
【0076】またシャッター、電磁石および2つの永久
磁石を設け、フォーカス方向Fの制御が行われなくなっ
たときにレンズホルダをディスクから離れる向きに移動
させ、さらにその後シャッターによってカバーの開口部
を閉じた状態に保持することによっても、上記と同様の
効果を得ることができる。それに加えて、フォーカス制
御を行っているとき以外はカバーの開口部はシャッター
により閉じられていることとなるので、防塵性を向上す
ることができる。
【0077】さらにシャッターの駆動手段として、モー
ターの駆動力をウォームとウォームホイールによって伝
達することにより、上記と同様の効果を得ることができ
る。それに加えて磁気的吸引力などによるものに比べて
外乱振動に強く、シャッターの位置保持も確実であるた
め、低消費電力かつ低駆動力で信頼性の高い動作および
状態保持を可能とするシャッターを得ることができる。
【0078】またシャッターの対物レンズと対向する面
にクリーナ部材を設けることにより、上記と同様に防塵
性を向上し、加えてシャッターの動作のたびに対物レン
ズのクリーニングを行うので記録再生の信頼性をさらに
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に於ける対物レンズ駆動
装置の構成を示す斜視図
【図2】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置の動作説
明のための正面図
【図3】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置の動作説
明のための正面図
【図4】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置の退避レ
バーの動作説明のための正面図
【図5】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置の退避レ
バーの動作説明のための正面図
【図6】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置の退避レ
バーの動作説明のための正面図
【図7】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置の退避レ
バーの動作説明のための正面図
【図8】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置の退避レ
バーの動作説明のための回路図
【図9】本発明の第2の実施例に於ける対物レンズ駆動
装置の構成を示す斜視図
【図10】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置のシャ
ッターの動作説明のための回路図
【図11】本発明の第3の実施例に於ける対物レンズ駆
動装置の構成を示す斜視図
【図12】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置の構成
を示す正面図
【図13】同実施例に於ける対物レンズ駆動装置のシャ
ッターの動作説明のための回路図
【図14】本発明の第4の実施例に於ける対物レンズ駆
動装置の構成を示す正面図
【図15】従来の対物レンズ駆動装置の構成を示す斜視
【図16】従来の対物レンズ駆動装置の動作説明のため
の正面図
【図17】従来の対物レンズ駆動装置の動作説明のため
の正面図
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3 フォーカスコイル 4 トラッキングコイル 5 アクチュエータベース 6 軸 7 フォーカスマグネット 8 トラッキングマグネット 9 退避ピン 10 電磁石 11 退避レバー 12 回動軸 13a,13b 永久磁石 14 カバー 15 ディスク 16 スピンドルモータ 17 電流供給回路 18 スイッチ 18a 端子 18b 端子 18c 端子 19 カバー 19a 開口部 20 電磁石 21 シャッター 22 回動軸 23a,23b 永久磁石 24 電流供給回路 25 スイッチ 25a 端子 25b 端子 25c 端子 26 モーター 27 ウォーム 28 ウォームホイール 29 駆動ピン 30 シャッター 31 回動軸 32a,32b ストッパー 33 ストッパーピン 34 電流供給回路 35 スイッチ 35a 端子 35b 端子 35c 端子 36 アクチュエータベース 37 ブラシ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状記録媒体への光学情報の記録再生のた
    めの対物レンズと、前記対物レンズおよび前記対物レン
    ズを保持するレンズホルダとを備えた可動部と、前記可
    動部を少なくとも前記板状記録媒体の記録面に対して垂
    直な光軸方向に移動可能に支持する支持手段と、前記支
    持手段を固定する固定部と、前記可動部を前記固定部に
    対して少なくとも前記光軸方向に駆動する駆動手段と、
    前記固定部に備えられた支点を中心に回動する退避レバ
    ーと、前記退避レバーを回動駆動する回動駆動手段とを
    備え、前記退避レバーは前記可動部に作用しない位置
    と、前記可動部に作用し前記可動部が前記板状記録媒体
    から引き離された位置との間を回動可能としたことを特
    徴とする対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】回動駆動手段は固定部に固定された電磁石
    と、この電磁石の両端面に対して極面が対向する配置で
    退避レバーに固定された2つの永久磁石と、前記電磁石
    に直流電流を供給する電流供給回路と、この直流電流の
    向きを切り換えるスイッチとからなり、前記電磁石に接
    する前記2つの永久磁石の極面は同極であり、かつ前記
    退避レバーは前記可動部に作用しない位置と、前記可動
    部に作用し前記可動部が前記板状記録媒体から引き離さ
    れた位置において、前記2つの永久磁石のいずれか一方
    の極面が前記電磁石の端面に磁力により保持される状態
    となることを特徴とする請求項1記載の対物レンズ駆動
    装置。
  3. 【請求項3】板状記録媒体への光学情報の記録再生のた
    めの対物レンズと、前記対物レンズおよび前記対物レン
    ズを保持するレンズホルダとを備えた可動部と、前記可
    動部を少なくとも前記板状記録媒体の記録面に対して垂
    直な光軸方向に移動可能に支持する支持手段と、前記支
    持手段を固定する固定部と、前記可動部を前記固定部に
    対して少なくとも前記光軸方向に駆動する駆動手段と、
    前記可動部または前記支持手段または前記駆動手段と少
    なくとも一部を覆い前記対物レンズと対向する領域に開
    口部を備えたカバーと、前記カバーの前記開口部を開閉
    自在とするシャッターと、前記シャッターを開閉駆動す
    る開閉駆動手段と、前記可動部を前記光軸方向の板状記
    録媒体から離れる向きに移動する手段とを備えたことを
    特徴とする対物レンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】開閉駆動手段は固定部またはカバーに固定
    された電磁石と、前記固定部または前記カバーに支点を
    持ち、前記カバーの開口部を開放状態とする位置および
    閉鎖状態とする位置との間を前記支点を中心に回動可能
    とするシャッターと、前記電磁石の両端面に対して極面
    が対向する配置で前記シャッターに固定された2つの永
    久磁石と、前記電磁石に直流電流を供給する電流供給回
    路と、前記直流電流の向きを切り換えるスイッチとから
    なり、前記電磁石の両端面に接する前記2つの永久磁石
    の極面は同極であり、かつ前記シャッターが開口部を開
    放状態とする位置および閉鎖状態とする位置において、
    前記2つの永久磁石のいずれか一方の極面が前記電磁石
    の端面に磁力により保持する状態となることを特徴とす
    る請求項3記載の対物レンズ駆動装置。
  5. 【請求項5】開閉駆動手段は固定部またはカバーに固定
    されたモーターと、前記モーターの駆動を減速するギヤ
    と、前記ギヤにより伝達される前記モーターの駆動力に
    よってシャッターを開閉駆動するカムと、前記モーター
    に直流電流を供給する電流供給回路と、前記直流電流の
    入切および向きを切り換えるスイッチとからなることを
    特徴とする請求項3記載の対物レンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】シャッターの対物レンズと対向する面に設
    けられ前記シャッターの動作に伴い前記対物レンズをク
    リーニングするクリーニング部材を設けた請求項3、4
    または5記載の対物レンズ駆動装置。
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