JP3229252B2 - 回転式アクチュエータを誘導してロックする装置 - Google Patents

回転式アクチュエータを誘導してロックする装置

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JP3229252B2
JP3229252B2 JP26224897A JP26224897A JP3229252B2 JP 3229252 B2 JP3229252 B2 JP 3229252B2 JP 26224897 A JP26224897 A JP 26224897A JP 26224897 A JP26224897 A JP 26224897A JP 3229252 B2 JP3229252 B2 JP 3229252B2
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/22Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is out of operative position

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク記憶装置
内において実行される、ディスク位置決めアクチュエー
タの回転運動の制御に関するものである。より具体的に
は、ロード/アンロード(L/UL)機構をもつハード
・ディスク・ドライブ(HDD)内において、回転式ア
クチュエータが、パワーオフ時に適切にアンロードされ
ることを回転補助する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1には、ディスク記憶装置であるHD
D10の構成が示される。HDDは、(a)内部機構を
包み込むハウジング12、(b)情報を含む複数の同心
状のデータ・トラック(図示せず)をもつ少なくとも1
枚の回転可能なディスク14、(c)これらトラックか
らデータを読み取りまたはデータを書き込むための磁気
ヘッド(図示せず)、及び、(d)この磁気ヘッドへと
つながっていて、所望のトラックに磁気ヘッドを移動さ
せ、読み取りまたは書き込み動作の間において所望のト
ラックの上に磁気ヘッドを支持する、ヘッド位置決めア
クチュエータ20(ここでは、枢軸であるスピンドル軸
16をピボット中心としてその周りに回動可能に取付け
られているような、回転式(rotary)アクチュエータ又は
いわゆる回動式アクチュエータが採用される)、を利用
している情報記憶装置である。
【0003】より具体的な構成を説明すると、磁気ヘッ
ド(図示せず)には、1つ以上の磁気抵抗(MR)セン
サ及び書き込みトランスデューサを含んでいる。磁気ヘ
ッドはまた、空気ベアリング・スライダ18に取付けら
れていて、このスライダは回転するディスクによって発
生される空気のクッションによってディスクのデータ表
面に近接して支持される。スライダ18は、サスペンシ
ョン24に取付けられて(図1ではサスペンション24
の背面となって隠れる位置である)ており、さらに、サ
スペンション24は、アクチュエータ・アーム22に接
続されている。アクチュエータ・アーム22は、一体に
なって回転移動が可能なように、コイル・サポート・ア
センブリ40に接続されている。コイル・サポート・ア
センブリ40には、電流が与えられることで磁場を発生
するコイル42と、このコイルを挟み込んで支持するコ
イル・サポート44とを含む(詳細は、図7参照)。
【0004】ハウジング12側には、モータであるVC
M(ボイス・コイル・モータ)を構成する要素として、
VCM用磁石50が固定して取付けられており、そこか
ら発生する磁場と、コイル42に電流が与えられること
によつて発生する磁場との相対的関係におけるフレミン
グの法則に従った力が発生することで、アクチュエータ
・アセンブリ20とそれと一体となって回転可能にされ
ているコイル・サポート・アセンブリ40を、スピンド
ル軸16の周りにピボット運動させる。
【0005】HDD10中の様々なコンポーネントが、
制御ユニット46によって発生される制御信号によっ
て、動作制御されている。例えば、コイル42への電流
の印加、ディスク14の回転、及び、磁気ヘッドによる
データの書き込み/読み取り、の制御である。
【0006】サスペンション24の存在によって、スラ
イダ18はディスク表面に対して常にバイアス力を与え
られているが、このバイアス力がディスクの回転中に発
生している空気のクッションとうまく釣り合うようにさ
れる。サスペンション24には、スライダ18を回転す
るディスクの上に安定してうまく載せるように柔軟性が
与えられている。
【0007】サスペンション24の先端からは、タブ2
6が延びている。サスペンション全体は、スピンドル軸
16側で支持された片持ちばり(cantilever)構造である
ため、先端すなわち自由端側に存在しているこのタブ2
6を支持することによって、バイアス力に対抗する取扱
いが容易になり、また、この先端すなわち自由端に生じ
るたわみを変化させるような取扱いが容易になる。スラ
イダ18についても、タブ26の位置と同様に、サスペ
ンション先端付近の位置に取付けられているため、タブ
26付近を支持することで、間接的に、スライダ18を
ディスク14の表面から引き離すことができる。本明細
書においては、説明の便宜上、アクチュエータ・アーム
22、サスペンション24及びタブ26を含めたもの
を、アクチュエータ・アセンブリ20と呼ぶことにす
る。このアクチュエータ・アセンブリが全体として、回
転式アクチュエータとしての機能を果たすものである。
【0008】ロード/アンロード(Load/Unload)機構
においては、このタブ26を上手に取り扱うことで、ア
クチュエータ・アセンブリを解放/退避させることがで
きる。パワーオフ時や障害時等にあってディスクからの
データの読み取り及びディスクへのデータの書き込み動
作を終えたい場合には、ヘッドをディスク上に位置決め
する動作を止めて、通常ディスク外周部側に存在してタ
ブを支持して休ませる(parking)ためのランプ30と名
付けられた箇所へ向かって、アクチュエータを回転移動
により退避させる「アンロード」動作を行なう。逆に、
パワーオン(電源投入)時においては、データの読み取
り又は書き込み動作を開始するためにランプにおけるタ
ブの支持を止めて、アクチュエータ・アセンブリを回転
し始めたディスクへと解放してやる「ロード」動作を行
なう。
【0009】図2は、ロード/アンロード(L/UL)
機構を実現する機構としてのランプ30を示す斜視図で
ある。ランプ30は、例えば、支持部31が利用され
て、ハウジング12に固定される。
【0010】図3は図2のランプをA−A方向から見た
側面図、図4は図2ランプをB−B方向から見た側面図
である。この例では、4つのタブ26を使用すること
で、2枚の磁気ディスク14に対応させて合計4本(磁
気ディスクは表裏ともにデータ記録に利用するため)の
アクチュエータ・アセンブリ20を退避させることがで
きるようになっている。タブ26の最終的な退避場所
は、図3において破線で示されている。ディスク14の
位置についても、ハウジング内に組み込まれた場合の仮
想位置が図3において破線で示されている。タブ26に
は、サスペンション24を通じて、このランプ30の退
避面34a〜34dを押しつけるバイアス力(弾性力)
が付与されているので、タブ26は退避位置に留まるこ
とができる。同一の形状のものは、順番にa〜dを符号
の尾に追加して区別している。また、サスペンション1
8、スライダ24が退避状態にあると、図4に示すよう
に、ヘッド(スライダ)がディスク14の表面から引き
離されて維持される。
【0011】「ロード」させる動作の場合には、パワー
オン時には解放のための推進力を新たにオンされるパワ
ーから後発的に得ることができるが、「アンロード」さ
せる動作の場合には、パワーの供給が止まってしまうた
め、退避位置までアクチュエータ・アセンブリを回転移
動させなくてはならない。すなわち、退避面34aまで
無事退避できるようにするためには、外部から何等かの
エネルギが供給されなければならない。
【0012】従来型のL/ULタイプのHDDにおいて
は、電源が切られたときディスク14を回転させている
スピンドル・モータが慣性で回っているときの回転力を
うまく回収して、退避に必要なエネルギをこの逆起電力
から得ていた。より具体的には、この逆起電力を用いて
ボイス・コイル・モータ(VCM)のボイス・コイル4
2に電流を流すことにより、当該モータに回転力(トル
ク)を補助として与えることで回転式アクチュエータを
アンロードしていた。回転式アクチュエータのアンロー
ドが成功するためには、回転式アクチュエータの先端の
タブ26がランプ30のうちでも退避箇所への摺動、中
でも特に傾斜33aを越えていく摺動、が必要となるた
め、その摩擦(摺動抵抗)によるトルクに打ち勝つ必要
がある。すなわち、VCMに対して与えられる補助とし
てのトルクが、この摩擦により生じるトルクに打ち勝つ
ことができなければ、回転式アクチュエータは最終退避
位置まで到達することができず、退避は成功しない。
【0013】退避が成功するための主たる要因を抜き出
して評価してみると、 Kv×Ke×Ω/(Rv+Rm) > F×r (1) という不等式を満たすことが条件となると分かる。ここ
での評価パラメータは、 Kv:VCMのトルク定数 [Nm/A] Ke:スピンドル・モータの逆起定数 [Vsec/rad] Ω :スピンドル・モータの回転数 [rad/sec] Rv:VCMのコイル抵抗 [ohm] Rm:スピンドル・モータのコイル抵抗 [ohm] F :サスペンション先端のタブとランプとの摩擦力[N] r :アクチュエータのピボット中心からサスペンシ[m] ョン先端のタブまでの距離 を各々表わしている。
【0014】このような関係は、タブをランプに退避さ
せることを利用したL/ULの動作を考えれば、簡単に
導くことができる。実際に導いてみると、スピンドル・
モータの逆起電圧であるE[V]はE=Ke×Ωで表わ
されるが、この逆起電圧を用いてVCMに電流を流すの
であるから、ここでスピンドル・モータのコイルとVC
Mのコイルが直列につながっている場合を考えると、V
CMのコイルに流れる電流I[A]はI=E/(Rv+
Rm)となる。VCMのトルクT[Nm]はT=Kv×
Iであり、(1)式の左辺が、電源が切られたときにV
CMが発生するトルクとして導かれる。一方で、(1)
式の右辺が、VCMによって動いているアクチュエータ
がランプとの摩擦によって生じるトルクとして力学的に
導かれる。尚、スライダは、回転するディスクによって
発生される空気のクッションによってディスクのデータ
表面に近接して支持されているため、アクチュエータの
移動に伴なう摩擦力は、Fに比べてずっと小さいオーダ
であり、取るに足らないものでしかない。
【0015】近年の電子計算機の小型化に伴ない、HD
Dを超薄型化することの試みがなされている。例えば、
厚さ(図1の紙面奥行き方向)が9.5mmや12.5
mmといった超薄型HDDにおいては、スピンドル・モ
ータの厚さ(高さ)も当然に薄くなることになる。よっ
てモータ内部に組み込まれる磁気回路の高さが低くせざ
るを得なくなり、その有効長が短くなるために所望のト
ルク定数を得ることが難しくなっている。ちなみに、モ
ータのトルク定数Kt[Nm/A]と逆起定数Ke[V
sec/rad]との関係は、Kt=Keとなる。参考
となる数値を挙げると、12.5mm厚のHDDではK
e=0.0089、Kv=0.23であり、9.5mm
厚のHDDではKe=0.0071、Kv=0.11で
ある。
【0016】このような薄型化に伴なう欠点を補うため
に、図5に示すようにVCM磁石8に突起部9を設ける
という工夫も考えることができる。これは、部分的に磁
束密度を上げることによって、鉄片60(図6参照)と
協働させて、モータの推進トルクを稼ぐというものであ
る。しかし、この場合には、VCM磁石8のトルク定数
がその回転角度によって不均一になることに伴なってバ
イアス力も不均一となるために、特に、ディスク外周部
でのアクチュエータの位置決めのサーボ・コントロール
を難しくするという欠点がある。また、各HDD毎に異
なるオーダーメイドのVCM磁石8を用意しなければな
らない、という欠点も存在し、後付けの対策部品として
は適当でない。
【0017】その他にもこのような薄型化に伴なう欠点
を補うために、HDD本体の側の内部におけるアクチュ
エータのロック用磁石70(図6参照)の磁力を大きく
して、鉄片60を強力に引き付けることが考えられる。
ただしこの場合には、今度は、ロードさせる動作におい
て問題が生じることになる。パワーオン時にアクチュエ
ータをアクチュエータ用ロック用磁石70から引き離す
(すなわち、ロードさせる)ために多大な電流を流さな
くてはならない一方で、コイルに流せる電流値やVCM
のトルク定数にも小型化のために限界があるため、引き
離すことが困難となる場合が多い。また、仮に引き離す
ことには成功したとしても、その引き離しの際に、勢い
余ってアクチュエータを速く移動させてしまうことにな
る。このことは、新たな問題として、ディスクのサーボ
情報を短い時間内に読み取ることを困難としてしまう。
より具体的には、特に、ディスク外周部でのアクチュエ
ータの位置決めのサーボ・コントロールを難しくしてし
まう欠点となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アク
チュエータ・アセンブリのアンロード時に、ランプへの
退避を回転補助する機構を提供することにある。
【0019】本願発明の別の目的は、アクチュエータ・
アセンブリのロード時に、過度の引き離しトルクを必要
としない機構を提供することにある。
【0020】本願発明の他の目的は、ディスク外周部で
のアクチュエータの位置決めのサーボ・コントロールを
難しくすることなく、ロード/アンロードを制御する機
構を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、既存のHDDハード
ウエアを生かしてこれに大きな変更を加えることなく、
引き込み磁石を付加するのみで、ロード/アンロードを
容易に制御できるようにすることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ディス
ク記憶装置において、限界回転角度へ回転式アクチュエ
ータを誘導してロックする装置であって、ハウジング
と、このハウジングに枢軸の周りに回動可能に取付けら
れている、回転式アクチュエータと、電流が与えられる
ことによって回転式アクチュエータを回転させる、モー
タと、枢軸から半径方向に離れた位置に設定されてい
て、回転式アクチュエータと一体となって回転可能であ
る、磁気吸引手段と、ハウジング内に据え付けられて、
磁気吸引手段と磁気的に協働して回転式アクチュエータ
を回転式アクチュエータの限界回転角度にロック可能
な、磁気ロック手段と、ハウジング内に据え付けられ
て、回転式アクチュエータの所定の回転角度に対応した
位置に据え付けられて、電流がモータに与えられた場合
に磁気吸引手段と磁気的に協働することで、回転式アク
チュエータが限界回転角度へ至る回転の過程を回転補助
可能である、回転補助手段とを有する、回転式アクチュ
エータを誘導してロックする装置、が提供される。
【0023】本発明では、特に、回転補助手段が据え付
けられる位置が、回転式アクチュエータがランプへ退避
するアンロード動作を回転補助可能な位置に設定される
ことが好ましい。
【0024】また、本発明では、磁気ロック手段から生
じる磁極と、回転補助手段から発生する磁極とが、磁気
吸引手段に対向した配置関係において、反対方向に設定
されることが、課題解決の点でより好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】図6は、鉄片60と、ロック用磁
石70と、本発明によって追加される引き込み用磁石8
0と、の配置関係を示す平面図である。
【0026】図7には、コイル・サポート・アセンブリ
40のコイル・サポート44に設ける鉄片60を示す平
面図である。鉄片60が、ロック用磁石70と、引き込
み用磁石80との間で磁気的に協働する相互作用をす
る。鉄片60は、磁気吸引手段として機能する。ロック
用磁石70は、鉄片60と磁気的に協働して、磁気ロッ
ク手段として機能する。引き込み用磁石80は、鉄片6
0と磁気的に協働して、回転補助手段として機能する。
【0027】このような機能さえ満たせば、鉄片60は
鉄以外の強磁性体であってもよく、ロック用磁石70及
び引き込み用磁石80は永久磁石以外の電磁石であって
もよい。結局のところ、本発明の、本質は磁気的に協働
する相互作用が生じるように設定されていることにあ
り、他の代替手段であっても容易に設計変更が可能であ
ろう。
【0028】尚、この実施例においては、薄型のHDD
のハウジング12内においてスペースを有効利用しよう
とする関係上、ピボット中心(図1のスピンドル軸1
6)を中心に見た場合に、ランプ30の存在する方(す
なわち、アクチュエータ・アセンブリ20の存在する
側)ではなくて、コイルの存在する方(すなわち、コイ
ル・サポート・アセンブリ40の側)において、トルク
の補助を行なうような配置設定がなされている。しか
し、本発明の技術的思想はかかる特定の場合に制限され
るものではないことは容易に理解されるであろう。
【0029】コイル・サポート44自体が、磁気吸引手
段として磁化され易い物質である場合には必ずしも別の
部品として必要とはならないが、コイル・サポート部材
の端部を利用して鉄片60を取付けることができる。も
ちろん、必ずしも端部に取付ける必要はなく、アクチュ
エータの枢軸から半径方向に離れた位置に設定されてさ
えいれば、磁気的な吸引力によって回転モーメントを生
じさせることが可能となる。鉄片の取付けには様々な方
法が考えられるが、図7では、鉄片の形状をU型状のク
リツプ型にして鉄片の一部に凸部を設けて、この凸部が
コイル・サポート44の側に設けられた凹部とはめ合う
ことができるようにして、取付ける方法が採用されてい
る。鉄片の材料60としては、例えば、SUS420J
2−CSPやSUS430等の材料が用いられる。ここ
では、鉄片の厚さは0.3mmであって、外側が2.1
mm×1.9mm×1.3mmのU型の直方体形状の範
囲に収まった形状のものを利用している。
【0030】図8には、HDD本体に、ロック用磁石7
0と本発明の実施例である引き込み用磁石80とを一体
にして含んでいる、磁石アセンブリ75を取付ける箇所
を示している、斜視図である。磁石アセンブリ75のう
ちの矢印で示す部位74には開孔が設けられていて、こ
れをハウジング12側に設けられた出っ張りに差し込む
ことで、容易に取付けができる。もちろん、この他の方
法(例えば、接着)によってハウジング12へ取付ける
ことも容易に考え得る。
【0031】ロック用磁石70の本来的機能は、アクチ
ュエータのロックすなわち限界回転角度に回転式アクチ
ュエータを維持しておくことにある。本発明における引
き込み用磁石80の機能は、回転式アクチュエータが限
界回転角度へ至る回転の過程を補助することにあり、よ
り具体的には、磁力による補助的なトルクが回転式アク
チュエータに作用するようにすることにある。
【0032】図9にはこの磁石アセンブリ75の平面図
が示されており、ロック用磁石70及び引き込み用磁石
80の大きさ及びこれらの平面的配置関係を把握でき
る。
【0033】また、図10には図8の断面A−Aに沿っ
た側面図が示され、ロック用磁石70及び引き込み用磁
石80の大きさを側面から把握することができ、図9と
併せればこれら全体の相対的な空間的配置関係を把握で
きる。図10に表現されている鉄片60は、参考のため
に、HDDの厚さ方向における配置関係を把握するため
に例示したものであり、回転角度が変化しても鉄片の厚
さ方向における位置に変化はない。
【0034】磁石アセンブリ75は、2つの磁石を同一
のゴム(ラバー)72又はゴム状のものによって被覆し
た一体部品として構成することができる。このように構
成することによって磁石間の空間的配置関係をずらす
(損なう)ことがない。また、前述のように、磁石アセ
ンブリ75の一部74を利用してハウジング12に直接
取付けることを容易にすることができる。また、ゴム7
2の被覆が介在することによって、鉄片60がロック用
磁石70と衝突してもヘッドに大きな衝撃が伝わらない
ようにすることもできる。すなわち、衝撃の緩衝作用を
する部材を採用することができる。また、ゴム厚を適当
に設定することができるということは、ロックされた状
態において鉄片60とロック用磁石70とを適当に離隔
しておくことにも役立ち、アクチュエータのロック作用
にとって必要な磁力が得られるように適当な距離に制御
することにも役立つ。磁力によってロックされてさえい
れば、鉄片60とロック用磁石70とが接触している必
要はないことには注意が必要である。ロックという用語
の意味は広く解釈されるべきである。
【0035】図9及び図10を見ても理解できるよう
に、従来技術にあったロック用磁石70に対して、本発
明による引き込み磁石80を追加して利用すれば、ロッ
ク用磁石70の物理的寸法を小さくできるというメリッ
トがあることが理解できる。このことは、ロック用磁石
70と引き込み用磁石80とを、その大きさ及び磁力の
両方で比較してみれば明らかである。
【0036】磁力について比較してみる。本発明におい
て利用したロック用磁石70を参考として示すと、TD
K社のNEOREC 35Hであり、BHmaxは35M
GOeである。本発明において使用した引き込み磁石8
0を参考として示すと、TDK社のNEOREC 41
Hであり、BHmaxは41MGOeである。
【0037】図11は、アクチュエータ・アセンブリが
回転するにあたって、タブ26が限界の回転角度であ
る、ランプの退避面に位置している状態を示す図であ
る。この回転角度は、アンロード動作の到着箇所である
とともにロード動作の出発箇所であり、本明細書におい
ては、この箇所を回転角度0度として、限界回転角度と
定義する。この限界回転角度は、パーキング位置とも呼
ばれることもある。
【0038】以後、本明細書においては、HDDの平面
図で見た場合に、この限界回転角度である0度を始点
(基準)として反時計回りに角度を測定していき、全て
の回転角度を正で表わすことにする。ここで注意された
いことは、限界回転角度は、ロック用磁石70と鉄片6
0との関係でみるならば回転式アクチュエータのロック
位置に相当することになるが、一方において、スピンド
ル軸16の反対側であるタブ26の側における関係でみ
るならば回転式アクチュエータの退避位置に相当するこ
とになることである。
【0039】また、回転角度範囲についても、これら2
箇所の回転角度を示すことで、これらの間に挟まれる鋭
角(狭い方の角度)の側として示す。HDDの製造/組
立てが完了した後においては、分解・修理・保守でもし
ない限り通常の動作中においては、この限界回転角度を
超えて負の方向(時計周り)にアクチュエータ・アセン
ブリ20が回転移動することはできない。
【0040】本発明の引き込み用磁石80を利用するな
らば、トルクの補助は、あらゆる回転角度または回転角
度範囲において可能なものである。すなわち、これら回
転角度または回転角度範囲に対応した位置に据え付けれ
ばよい。一方で、上述したL/ULにおける技術におい
て本発明が解決しようとする課題を鑑みると、特に、ア
ンロード動作を補助することが重要となる。アンロード
動作は、ある回転角度範囲にわたるような動作である。
しかし、その前段階としての助走区間においても徐々に
補助が始まってもよい。アンロード動作の中でもランプ
30に設定された最初の傾斜(図3の33aの左側)を
越える動作は最も重要であり、この動作において最大の
摩擦による摺動抵抗が生じると考えられるため、ここで
回転を補助することが重要となる。これは図12のよう
な状態の場合であり、これを回転角度で表現すれば、1
0度である。図14において、回転角度10度において
2番目(0度が1番大きい)に大きな吸引トルクが設定
されているのもこのためである。アンロード動作は、こ
の後のある回転角度範囲にわたって実行されるため、回
転式アクチュエータの回転の過程を回転角度10度にお
いて局部的に補助しなければならないという理由もな
い。
【0041】仮にランプを乗り越えるための局所的なト
ルク補助のみに力点をおくのであれば、10度の箇所に
のみステップ的に(不連続的に)吸引力を設定すること
も考えられよう。しかし、実際に磁場分布が形成される
現象を考えた場合には、このような設定は不可能に近
い。本発明の実施例においては図14に示すように、磁
場の影響は14度〜10度の範囲においても現われてし
まっている。永久磁石を利用した場合には、ある程度の
範囲にまで影響が及んでしまうことはやむを得ないこと
なのである。ただし、14度以上の回転角度からはディ
スクのデータ領域にかかってくることになるため、サー
ボによる位置決め制御を円滑に行なうためにも、できれ
ば14度以上の回転角度においては吸引力の影響が極力
働かないように設定することが望ましい。なぜならば、
図13に示すように、本発明の実施例においては、デー
タの書き込み及び読み取りがなされるデータ領域は、最
内周で39度、最外周で14度であるためである。
【0042】次に、磁極の方向、すなわち、アクチュエ
ータ・ロック用磁石70のNS極と、引き込み用磁石8
0のNS極とを、どのような方向で設定すれば本発明の
課題解決にとって効果的であるかを考える。
【0043】図14のグラフは、磁極が同方向の場合と
磁極が反対方向の場合とを比較して、磁石による吸引ト
ルクが各回転角度においてどのように変化するかを実験
した結果を示すものである。
【0044】磁極の方向は、磁気吸引手段である鉄片6
0と対向した配置関係で表現することができる。すなわ
ち、図9又は図15の(a)のようなNS極の配置の場
合が磁極反対方向である。なぜならば、鉄片60が移動
して現われてくる向きにおいては、ロック用磁石70か
らはN極が向いており、引き込み用磁石80からはS極
が向いており、反対方向であるからである。
【0045】ところで、本発明が解決しようとする課題
との関連においては、アクチュエータ・ロック用磁石7
0と鉄片60とはロック機能を最低限満たしていれば十
分であるのであって、必要以上の磁力は不要である。ま
た、引き込み用磁石80は鉄片60を引き込む際にのみ
ランプとの関連においてトルク補助をすれば十分なので
あって、一旦引き込みが済んでしまえば、それ以降は、
次の引き込み作用はアクチュエータ・ロック用磁石70
へ任せるべきである。
【0046】引き込み用磁石80による鉄片60の引き
込み(の最も重要な過程)が終わって、引き込み用磁石
80と鉄片60とがほぼ同一の位置(同一の半径方向位
置)に揃うことになる回転角度は8度である。
【0047】一方、アクチュエータ・ロック用磁石70
の吸引力は、図14から見てとれるように2度付近から
急激に大きくなってくる。これは、ロックという機能を
十分に満たすためには望ましい。しかし、前述のとお
り、反対のロード時には必要以上の引き離し力が発生し
ないように、かつ、アンロード時に過度の引っ張り力が
発生しないようにするためには、0度〜2度の範囲にお
ける磁力の設定には特に注意が必要となってくる。
【0048】ロックに至るまでの前段階である回転角度
2度〜8度の範囲においては、鉄片60は、アクチュエ
ータ・ロック用磁石70にも引っ張られず、また、引き
込み用磁石80にも引っ張られないという状態が好まし
い。このような好ましい状態を設定するために、アクチ
ュエータ・ロック用磁石70と引き込み用磁石80と各
々のNS極の配置は、果たして磁極が同方向の場合がよ
いのか、それとも磁極が反対方向の場合の方がよいの
か、ということを実験してみた。その実験結果が図14
に示されている。この結果によって、磁極が反対方向の
場合の方が、磁極が同方向の場合よりも、吸引トルクを
小さくできることが確認された。グラフを読むと、磁極
同方向の場合(□)の方が、磁極反対方向の場合(△)
に比較して、吸引トルクがほとんど全ての回転角度範囲
において0の値に近い。これは磁極反対方向の方が、吸
引力の影響が小さいということである。ちなみに、実線
で示した曲線は、引き込み用磁石80をさらに小型化し
て鉄片60を引き込み用磁石80にもっと近づくような
位置に設定した場合を実験した結果を表わす。
【0049】図15は、回転角度が2度における、鉄片
60、アクチュエータ・ロック用磁石70、及び、引き
込み用磁石80の磁場の相互関係をシミュレーションし
た結果を表わした平面拡大図であり、磁場(または磁
化)の方向及び大きさをベクトルで表現したものであ
る。解析の手法は、磁気モーメント法による三次元磁場
解析である。(a)が磁極同方向の場合の結果を示し、
(b)が磁極反対方向の場合の結果を示している。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、アクチュエータ・アセ
ンブリのアンロードが適切に回転補助される。
【図面の簡単な説明】
【図1】L/UL技術を用いた、HDDの内部構造を示
す平面図である。
【図2】L/UL技術に用いるランプを示す斜視図であ
る。
【図3】図2のランプをA−Aから見た側面図である。
【図4】図2のランプをB−Bから見た側面図である。
【図5】VCM磁石に突起部を設けた場合と仮想取付位
置を示す平面図である。
【図6】HDD内において、鉄片、引き込み用磁石、ロ
ック用磁石の配置関係を示す平面図である。
【図7】コイル・サポート・アセンブリと、これに取付
けられる鉄片を示す、平面図である。
【図8】引き込み用磁石及びロック用磁石を一体にして
含む、磁石アセンブリを、HDD中に取付ける箇所を示
す斜視図である。
【図9】磁石アセンブリの平面図である。
【図10】図9の磁石アセンブリと鉄片との側面図であ
る。
【図11】アクチュエータ・アセンブリが回転角度0度
の状態を示す、平面図である。
【図12】アクチュエータ・アセンブリが回転角度10
度の状態を示す、平面図である。
【図13】アクチュエータ・アセンブリが様々な回転角
度にある場合及び回転角度範囲を示す、平面図である。
【図14】各回転角度において、引き込み用磁石及びロ
ック用磁石の磁極が、同方向の場合及び反対方向の場合
における吸引トルクを比較したグラフ図である。
【図15】回転角度2度において、鉄片の磁化状態をシ
ミュレーションした結果を示す、平面拡大図である。
【符号の説明】
12 ハウジング 16 スピンドル軸 20 アクチュエータ・アセンブリ 30 ランプ 60 鉄片 70 ロック用磁石 75 磁石アセンブリ 80 引き込み用磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芹沢 弘司 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 太田 睦郎 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 高橋 啓史 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (56)参考文献 特開 平5−54573(JP,A) 特開 平8−339645(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 21/02 G11B 21/12 G11B 21/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク記憶装置において、回転式アクチ
    ュエータを誘導してロックする装置であって、 ハウジングと、 このハウジングに枢軸の周りに回動可能に取付けられて
    いる、回転式アクチュエータと、 枢軸から半径方向に離れた位置に設定されていて、回転
    式アクチュエータと一体となって回転可能である、磁気
    吸引手段と、 ハウジング内に据え付けられて、磁気吸引手段と磁気的
    に協働して回転式アクチュエータをアンロード動作の結
    果である限界回転角度にロック可能な、磁気ロック手段
    と、 ハウジング内に据え付けられて、回転式アクチュエータ
    が限界回転角度へ至るアンロード動作の過程において、
    磁気ロック手段とは別に磁力が作用して磁気吸引手段と
    磁気的に協働することで、回転式アクチュエータの回転
    移動を回転補助可能である、回転補助手段とを有する、 回転式アクチュエータを誘導してロックする装置。
  2. 【請求項2】磁気吸引手段が強磁性体である、 請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】磁気ロック手段と回転補助手段とが、それ
    ぞれ永久磁石である、 請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】磁気ロック手段と回転補助手段とが、一体
    部品の一部とされている、 請求項1、2又は3の何れかに記載の装置。
  5. 【請求項5】磁気ロック手段の磁極と、回転補助手段の
    磁極とが、磁気吸引手段に対向した配置関係において、
    反対方向に設定される、 請求項1、2、3又は4の何れかに記載の装置。
  6. 【請求項6】磁気ロック手段が、ゴムによって被覆され
    ている、 請求項1、2、3、4又は5の何れかに記載の装置。
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