JPH0438462A - 架空線検査装置 - Google Patents

架空線検査装置

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Publication number
JPH0438462A
JPH0438462A JP2143913A JP14391390A JPH0438462A JP H0438462 A JPH0438462 A JP H0438462A JP 2143913 A JP2143913 A JP 2143913A JP 14391390 A JP14391390 A JP 14391390A JP H0438462 A JPH0438462 A JP H0438462A
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JP
Japan
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coil holder
overhead wire
overhead
running
coil
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Pending
Application number
JP2143913A
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English (en)
Inventor
Takao Kawashima
川島 孝雄
Akio Mineyama
嶺山 秋夫
Toshio Sugano
菅野 俊夫
Mizuo Kiuchi
木内 瑞夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
SWCC Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、架空電線の傷や素線の断線等を検出するため
の架空線検査装置に関する。
(従来の技術) 架空送電線や架空地線等のいわゆる架空電線は多数の素
線をより合わせて構成されている。この架空電線は、山
岳部等の高所に布設されることが多く、落雷により一部
の素線が溶融又は溶断することもある。また、素線の損
傷により素線が断線してしまう場合もある。
この損傷や断線等を放置しておくと、送電効率の低下や
コロナ放電による電波障害などを引き起こす恐れがある
このため、従来は作業者が直接的に肉眼又は双眼鏡を使
用して架空電線を点検するようにしていた。しかし、山
岳部等では架空電線の外周を全て点検することは難しく
、また人為的に行なうので、素線の傷や断線等を漏れな
く確実に検出することは困難である。
そこで、最近では架空電線に架空線検査装置を装着し、
この探傷装置を架空電線上で走行させつつ素線の傷や断
線等を検出するようにしている。
この架空線検査装置は、検出コイルを用いて架空電線に
渦電流を発生させ、そのときのインピーダンス変化を測
定するものである。
ところで、架空電線の所々には、振動防止用のダンパー
や難着雪リング等が設置され、大径部分を形成している
。このダンパー等が設置された大径部分を架空線検査装
置が通過する際には、コイルホルダを開いてダンパー等
を避け、通過後には再びコイルホルダを閉じるといった
障害物回避動作を行なう必要がある。このため、コイル
ホルダには、この障害物回避動作を行なうためにコイル
ホルダの開閉を行なうよう構成された開閉機構が設けら
れている(特開平1−229952号公報)。
第7図は、従来の架空線検査装置の要部の外観図である
図は、架空線検査装置に搭載されるコイルホルダ2及び
開閉機構3を示したもので、第7図(a)は正面方向の
外観図、第7図(b)は側面方向の側面図である。
図においてコイルホルダ2の上部には、開閉機構3が設
けられている。開閉機構3の上部に設けられた支持棒4
が、架空線検査装置の図示しない走行機構に保持され、
支持棒4の端部の支持板4aには、開放機構保持部5が
固定されている。
開放機構保持部5には、駆動ギア6の取付けられたモー
タ7と、減速ギア8と、開閉シャフト10.11と、リ
ミットスイッチ12が取付けられている。開閉シャフト
10.11の端部には開閉ギア13.14が固定されて
いる。
開閉シャフト10.11には、開閉板15゜16が嵌込
み固定されている。コイルホルダ2の2つ割構造を形成
するコイルホルダ半部2a。
2b(第1及び第2のコイルホルダ半部2a。
2b)の端面にはブツシュ17.18が取付けられてい
る。ブツシュ17.18には、複数の案内ローラ19が
取付けられ、さらに架空電線1の挿通孔20を形成する
切り欠き部20a、20bが設けられている。
コイルホルダ2の第1及び第2のコイルホルダ半部2a
、2bには、60度毎に位置がずれた状態で、挿通孔2
0に挿通した架空電線1を中心に放射状に6つの検出コ
イル21が設けられている。この検出コイル21は、第
1及び第2のコイルホルダ半部2a、2bに設けられた
コイル穴22内に配置されている。検出コイル21は、
コイル枠23に収納され、このコイル枠23に取付けら
れた支持材24、そしてこの支持材24に回転自在に取
付けられた1対のローラ25により、架空電線1の周面
に探傷面を対向させて配置されている。検出コイル21
の上部に位置するコイルホルダ2の外周面には、コイル
穴22を塞ぐよう構成された押え板26が配置され、こ
の押え板26と検出コイル21との間にはスプリング2
7が配置されている。このスプリング27の弾性力によ
りローラ25が架空電線1の周面に圧接され、さらに検
出コイル21も架空電線1の周面に向けて押付けられる
ここで、以上の構成のコイルホルダ2が架空電線1に設
置されたダンパー上を通過する際、即ち障害物を回避す
る際の説明を行なう。
第8図は、従来の架空線検査装置の動作説明図である。
図において、架空線検査装置に設けられた図示しないセ
ンサがダンパー30を検知すると、モータ7が回転を開
始する。これにより、駆動ギア6と減速ギア8を介して
、開閉ギア13.14Gこ駆動力が伝達される。このた
め、開閉シャフト10.11が回転し、この回転に伴っ
て第1及び第2のコイルホルダ半部2a、2bが開放さ
れる。この開放が進むと、やがて開閉板16がリミット
スイッチ12に接触し、リミットスイッチ12がオンす
ることになる。リミットスイ・ンチ12がオンするとモ
ータ7の回転が停止し、第1及び第2のコイルホルダ半
部2a、2bは所定の開放状態を維持する。
所定の時間経過後、即ちダンパー30上をコイルホルダ
2が通過後は、モータ7を逆回転させる。これにより先
に説明した要領で、開放された第1及び第2のコイルホ
ルダ半部2a、2bが閉じて再び挿通孔20を形成して
架空電線1を6つの検出コイル21が取囲むことになる
(発明が解決しようとする課題) ところで、以上の構成のコイルホルダ2及び開閉機構3
を備えた架空線検査装置は、比較的重量のかさむモータ
7や各種ギア等を備えた開閉機構3が架空線検査装置の
上部、即ち架空電線1の上部に設置されている。このた
め、架空線検査装置の重心位置が高くなり、架空電線1
上を走行させた場合に揺れが生じ易くなり、走行安定性
の点で改善の余地があった。装置の走行中に揺れが生じ
ると、各検出コイルの架空電線1に対する対向面が変化
するため、探傷位置の精度を保ち難い。
従って低重心化のための工夫を必要としていた。
また、コイルホルダ2が開放された場合、その動作に伴
って重心位置が上方へ移動し、走行安定性がさらに悪く
なってしまう恐れがあるといった問題が生じていた。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、走行安定
性を損なうことなく架空電線上の障害物の回避を容易に
行なうことのできる架空線検査装置を提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の架空線検査装置は、架空電線に係合する走行用
手段と、前記架空電線が通される挿通孔を有し前記走行
用手段の駆動に伴って前記架空電線に沿って移動するコ
イルホルダと、このコイルホルダ内に支持され、前記架
空電線の外周に対して対向配置される検出コイルとを備
える架空線検査装置において、前記コイルホルダは、前
記架空電線の径方向に二分された第1のコイルホルダ半
部と第2のコイルホルダ半部とからなる2つ割構造とさ
れ、前記コイルホルダには、前記第1のコイルホルダ半
部と前記第2のコイルホルダ半部を、水平面内で互いに
反対方向に平行移動させる開閉機構を設けたものである
(作用) 以上の装置は、各コイルホルダ半部が相互に水平方向に
平行移動して障害物から回避するので、重心位置の上下
移動が生じない、また、構造上、コイルホルダの開閉機
構を低位置に配置でき低重心化が可能である。
(実施例) 第1図は、本発明の架空線検査装置の概略外観図である
第1図(a)は本発明の架空線検査装置50の上部を示
したもので、同図(b)は側面を示したものである。ま
た同図(C)は(b)図のへ方向(正面方向)から見た
外観を簡略化したものである。
図において、架空線検査装置50には、1対の走行用手
段(走行用ローラ)51a、51bが設けられている。
これらの走行用ローラ51a。
51bの溝52a、52bには、架空電線1が係合され
ている。走行用ローラ51a、51bは、それぞれシャ
フト54a、54bに軸支されている。シャフト54a
、54bは、シャフト支持部材55a、55b、55c
、55dに回転自在に支持されている。シャフト支持部
材55a。
55b、55c、55dは、フレームバイブ56a、5
6bに固定された支持板57a。
57bに固定されている。フレームバイブ56aの下方
には支持板57cが固定され、さらにフレームバイブ5
6a、56bの上方にはフレームバイブ56cが、下方
にはフレームバイブ57dが固定されている。
支持板57cには、装置を走行させるための走行用モー
タ58が固定され、この走行用モータ58の駆動チェー
ンスプロケット59とシャフト54aに固定されたチェ
ーンスプロケット6oの間には、走行用モータ58の駆
動力を走行用ローラ51aに伝達するための駆動チェー
ン61がかけ渡されている。同様に、シャフト54a。
54bの端部に設けられたチェーンスプロケット62a
、62bの間にも、チェーン63がかけ渡され、走行用
ローラ51aに伝達された駆動力が走行用ローラ51b
にも伝達されるよう構成されている。
支持板57a、57bの両端には、それぞれ支持部材6
4a、64bと64c、64dが取付けられている。支
持部材64a、64bには、ねじ切りがなされたねじシ
ャフト65が回転自在に取付けられている。このねじシ
ャフト65のねじ切りの内の半分は、逆ねじのねじ切り
がなされている。支持部材64c、64dにはシャフト
66が固定されている。ねじシャフト65には、互いに
ねじ切り方向が異なるナツト部材67a、67bが螺合
されている。同様にシャフト66には、挿通部材68a
、68bが摺動自在に設けられている。ねじシャフト6
5の端部にはチェーンスプロケット69が設けられてい
る。
支持板57aには、開閉機構用モータ70が取付けられ
ている。この開閉機構用モータ70の駆動チェーンスプ
ロケット71とチェーンスプロケット69との間には、
開閉機構用モータ70の駆動力をねじシャフト65に伝
達するためのチェーン72がかけ渡されている。
ナツト部材67a、67bと挿通部材68a。
68bの下部には、コイルホルダ75が取付けられてい
る。具体的には、コイルホルダ75を構成する第1のコ
イルホルダ半部75aは、ナツト部材67aと挿通部材
68aに取付けられ、第2のコイルホルダ半部75bは
、ナツト部材67bと挿通部材68bに取付けられてい
る。
支持板57bには、架空電線1の周面を写し出す鏡76
が取付けられている。同様に、フレームバイブ56bの
下部に位置するフレームバイブ57dには、架空電線1
の周面及び鏡76に写し出された像を撮影するカメラ7
7が取付けられている。
フレームバイブ56aの前方には、架空電線に取付けら
れた振動防止用のダンパーや難着雪リング等の障害物を
検出するセンサ78が取付けられている。また、支持板
57a、57bとフレームバイブ56a、56bの間に
は、それぞれ、架空線検査装置50が架空電線1から脱
落するのを防止する、脱落防止ワイヤ80が設けられて
いる。
以上の構成の架空線検査装置50において、開閉機構は
開閉機構用モータ58、ねじシャフト65、ナツト部材
67a、67b、シャフト66、摺動部材68a、68
b、さらに、チェーンスプロケット69,71及びチェ
ーン72から構成される。
フレームバイブ57dには、収納用筐体81が載置され
ている。この収納用筐体81には、各種の制御を行なう
制御回路や、探傷結果を記録するレコーダ等から成る記
録装置、さらには遠隔操作を行なう場合に利用する通信
装置等が搭載されている。
ここで、本発明に係るコイルホルダ75の詳細な説明を
行なう。
第2図は、本発明に係るコイルホルダ75の詳細な説明
図である。
第2図(a)はコイルホルダ75の正面の外観を、同図
(b)はコイルホルダ75の側面を示したものである。
同図(a)において、ねじシャフト65にはナツト部材
67a、67bが螺合している。このナツト部材67a
、67bには第1及び第2のコイルホルダ半部75a、
75bから成るコイルホルダ75が取付けられている。
第2図(b)には、ねじシャフト65及びナツト部材6
7aの他に、シャフト66及び摺動部材68aが図示さ
れている。また、第2のコイルホルダ半部75bについ
ては、各検出コイルの配置が明確になるように省略され
ている。
コイルホルダ75には、架空電線1を中心に放射状に6
つの検出コイル機構85a〜85fか設けられている。
各検出コイル機構85a〜85fは、それぞれ4つのロ
ーラ86を備え、検出コイルを収納するコイル収納部8
7と、このコイル収納部87をコイルホルダ75に取付
ける検出コイル取付は部材88と、検出コイル機構85
a〜85fを架空電線Iの周面に押圧するスプリング8
9を備えている。
ここで第1図に戻って、第2図を参照しながら本発明の
架空線検査装置5oの動作を説明する。
架空電線1に本発明の架空線検査装置50を装着する場
合、第1図に示した脱落防止用ワイヤ80を取外して、
架空電線lに走行用ローラ51a、51bを係合させる
。そして、脱落防止用ワイヤ80を再び装着する。
次に、地上に控えた係員による遠隔操作により矢印B方
向に走行(前進)させる。即ち、走行用モータ58が回
転を開始し、この駆動力が駆動チェーンスプロケット5
9、駆動チェーン61、チェーンスプロケット62a、
を介して走行用ローラ51aに伝達され走行が開始され
る。また、チェーンスプロケット62a1チエーン63
、チェーンスプロケット62bを介して走行用ローラ5
1bも回転を開始する。
さて、架空電線上を走行中、架空線検査装置50がダン
パー等の障害物にさしかかると、装置前方に設けたセン
サ78が障害物を検出してオンする。これにより、走行
用モータ58が停止して、架空線検査装置50の走行が
停止する。地上において作業者は、架空線検査装置50
の停止を確認後、図示しないリモートコントローラによ
り開閉機構駆動用モータ70をオンする。これにより、
チェーンスプロケット71、チェーン72及びチェーン
スプロケット69を介して駆動力が伝達され、ねじシャ
フト65が回転を開始する。
このねじシャフト65は、回転自在に支持板64a、6
4bに取付けられているため、ねじシャフト65自体は
、回転するだけで移動を行なうことがなく、ナツト部材
67a、67bがねじシャフト65上で移動することに
なる。ナツト部材67a、67bのねじ切りが相反する
方向、例えばナツト部材67aが右ねじ、ナツト部材6
7bが左ねじにねじ切りされているため、ナツト部材6
7a、67bの移動方向が逆になる。即ち、ナツト部材
67aが支持板64aに近づく方向に移動すると、ナツ
ト部材67bは支持板64bに近づく方向に移動する。
これらの移動は、地表に対してほぼ平行、即ちほぼ水平
面内での移動となるように設定されている。
開閉機構用モータ70が予め設定された回転を行なうと
、第1及び第2のコイルホルダ半部75a、75bは、
第2図(a)の■及び■の位置に開放される。
次に、地上における作業者が走行用モータ58を再起動
し、架空線検査装置5oが走行を再開する。その後、障
害物上の通過を終えると、架空線検査装置50の走行を
停止させて、今度は開閉機構を閉じる動作に移る。これ
も、作業者のリモートコントローラ操作による。
即ち、制御回路は先の駆動とは逆の回転を行なうよう開
閉機構用モータ70を駆動する。これにより、ナツト部
材67a、67bが互いにねじシャフト65の中心に向
けて移動する。開閉機構用モータ70が予め設定された
回転を行なうと、ローラ86が架空電線1の周面に当接
する状態、即ちコイルホルダ75が閉じた状態に戻る。
コイルホルダ75が閉じた後は、作業者の操作により、
走行用モータ58が駆動し、架空線検査装置50が走行
を開始して架空電線1の探傷を行なう。
なお、摺動部材68a、68bは、ナツト部材67a、
67bの移動に伴い、シャフト66上を移動する。
以上のような過程を経て、架空電線1上の障害物をコイ
ルホルダ75が回避する。
上記の第1及び第2のコイルホルダ半部75a、75b
の開閉時の移動は、上下方向の移動を伴わない。従って
この動作中、架空線検査装置1の重心位置が上下に移動
することがない。
尚、本発明の装置の走行安定化を図るために、第1図に
示した走行用ローラ51a、51bの溝52a  52
bは、第3図のような構成にすることが望ましい。
ここで、本発明の装置の車輪の縦断面図を第3図に示し
、走行用ローラ51aの構成の詳細を説明する。尚、走
行用ローラ51bは51aと同一構成なので、その説明
を省略する。
図のように、走行用ローラ51aには、その中央部外周
に略■字状の深溝511が形成されている。そして、車
輪全体としては、略U字状の浅溝512が形成された構
成となっている。この深溝511の7字の挟む角αは、
約90程度度が最適である。また、浅溝512の場合、
深溝511に近い側は、水平面に対して15度程度の傾
斜βを持ち、深溝511から遠い部分は、水平面に対し
て約45程度度の傾斜γを持つよう選定されている。
尚、走行用ローラ51aの中央部には、軸穴513が設
けられ、ここにはキー溝514が形成されている。
また、この走行用ローラ51aの外周面には、硬度90
度程度のウレタンゴムによるスリップ防止層515を焼
付は被覆している。このスリップ防止層515の被覆方
法は、接着等によっても差し支えない。
具体的には、この装置を走行させる電線外径が10mm
〜30mm程度とした場合、図のように、深溝511の
最小幅Wlが8mm、最大幅w2が20mm、車輪の全
幅W3が100闘となるように選定した。また、車輪の
最大外径D1は200mm、浅溝部分の最大外径D2は
164mm、深溝の最大外径D3は134mm、深溝の
最小外径D4は110mmに選定した。
以上の構成の本発明の装置は、電線上を走行する場合、
第4図から第6図に示すように動作する。
即ち、先ず、第4図に示すように、架空電線1上を走行
する場合、走行用ローラ51aの深溝511に架空電線
1が嵌り込み、装置は架空電線1上を安定に走行する。
この場合、深溝511の作用によって、装置が左右に振
れることがない。また、架空電線lと深溝511の内面
との接触が良好に保たれ、スリップが生じ難い。
この深溝511の7字状の挟む角a(第3図)は、装置
の自重によって架空電線1が深溝511に食込むような
角度に選定し、これによって電線と装置の摩擦力を増大
する構成とすることが好ましい。従って、その角度の設
定は、上記実施例に示したように、略90度前後が最適
といえる。
一方、第5図に示すように、架空電線1の一部を大径化
する難着雪リング100を越える場合、難着雪リング1
00の外周面は走行用ローラ51aの浅溝512に外接
する。また、第6図に示すように、振動防止用のダンパ
ー等のクランプ部101上を走行する際も、やはり走行
用ローラ51aの浅溝512がクランプ部101に当接
するよう走行する。
その結果、何れの状態においても、装置は安定に走行し
、図から明らかなように、比較的大径の障害物に対して
も、装置は容易にこれを乗り越えることができる。
装置が障害物上を乗り越える際は、障害物の外周面が深
溝511に落ち込まないように深溝511の最大幅を選
定しておく。このようにすれば、走行用ローラ51aが
障害物を乗り越える際の抵抗が低くなる。
尚、このような場合でも、装置の前後に設けた走行用ロ
ーラ51aの一方は、架空電線1上を走行しているため
、その走行力は低下しない。
本発明の架空線検査装置50は、以上の実施例に限定さ
れない。
上記実施例では、逆ねじを切ったねじシャフト65によ
り第1及び第2のコイルホルダ半部75a、75bを開
閉するようにしたので、構成が極めて簡素化される利点
を有する特徴な持つ。しかし、第1及び第2のコイルホ
ルダ半部75a、75bが水平面内で平行に開閉するに
は、この他にギアやリンク等の各種機構を採用すること
ができる。
また、ねじシャフト65及びナツト部材67a、67b
に施されるネジ切りは、シャフト65とナツト部材67
a、67bがかみ合う構造ならば如何なる構造でも良く
、例えばシャフト65にらせん状の溝を切り、ナツト部
材67a。
67bにこの溝に螺合する突起を設けた構造等でも良い
そして、センサ78を架空電線1の周面近傍を検索(摺
動)するよう構成することにより、架空電線1の・表面
に装着された障害物、例えば難着雪リングや接続スリー
ブ等を検出して回避することができる。
さらに、コイルホルダ75に搭載される検出コイルの数
は特に限定されるものではなく、例えば架空電線1の径
が細ければ減少させ、太ければ増加させても構わない。
探傷精度に応じて、検出コイルの数を増減させてもよい
(発明の効果) 以上の構成の本発明の架空線検査装置は、コイルホルダ
の開閉を行なう際、第1及び第2のコイルホルダ半部を
水平方向に移動させるため、重心位置が上下方向に移動
しない。コイルホルダの開閉に関わりなく安定した走行
を実現することができる。また、比較的重量のかさむモ
ータ等の機構が装置の上部に位置しないため重心位置を
低くすることができる。その結果、架空線検査装置の揺
れの発生要因が減少し、検出コイルが対向する架空電線
の位置が安定して、精度の高い探傷を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の架空線検査装置の概略外観図、第2図
は本発明に係るコイルホルダの詳細な説明図、第3図は
本発明の装置の走行用ローラ実施例を示す縦断面図、第
4図と第5図と第6図は本発明の装置が架空電線上ある
いは障害物上を乗り越える際の要部縦断面図、第7図は
従来の架空線検査装置の要部の外観図、第8図は従来の
架空線検査装置の動作説明図である。 65−−−−−−−−ねじシャフト、 6ローーーーーーーーシヤフト、 67a、67b−−−ナツト部材、 68a、68b−−一摺動部材、 70−−−−−−−一開閉機構用モータ、75−−−−
−−−−コイルホルダ、 75a−−−一−−−第1のコイルホルダ半部、75b
−−−−−−一第2のコイルホルダ半部。 (他1名) (b) 第3図 第4図 2図 (a) 第5図 第6図 (a) 7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  架空電線に係合する走行用手段と、前記架空電線が通
    される挿通孔を有し前記走行用手段の駆動に伴って前記
    架空電線に沿って移動するコイルホルダと、このコイル
    ホルダ内に支持され、前記架空電線の外周に対して対向
    配置される検出コイルとを備える架空線検査装置におい
    て、前記コイルホルダは、前記架空電線の径方向に二分
    された第1のコイルホルダ半部と第2のコイルホルダ半
    部とからなる2つ割構造とされ、前記コイルホルダには
    、前記第1のコイルホルダ半部と前記第2のコイルホル
    ダ半部を、水平面内で互いに反対方向に平行移動させる
    開閉機構を設けたことを特徴とする架空線検査装置。
JP2143913A 1990-06-01 1990-06-01 架空線検査装置 Pending JPH0438462A (ja)

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