JPH0438128B2 - - Google Patents
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- JPH0438128B2 JPH0438128B2 JP60025410A JP2541085A JPH0438128B2 JP H0438128 B2 JPH0438128 B2 JP H0438128B2 JP 60025410 A JP60025410 A JP 60025410A JP 2541085 A JP2541085 A JP 2541085A JP H0438128 B2 JPH0438128 B2 JP H0438128B2
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- JP
- Japan
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- hole
- lead wire
- lead
- electronic component
- bent
- Prior art date
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Links
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 53
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 12
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 12
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 230000035515 penetration Effects 0.000 claims 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 24
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 24
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
- H01F17/04—Fixed inductances of the signal type with magnetic core
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、筒状の電子部品素体の貫通孔にリー
ド線を挿通して、このリード線を電子部品素体に
接着剤で固定する電子部品の製造方法に関する。
ド線を挿通して、このリード線を電子部品素体に
接着剤で固定する電子部品の製造方法に関する。
(従来技術)
従来の電子部品、たとえば第4図に示すような
インダクタンス素子を製造するには、まずフエラ
イトビーズ1と、第5図に示すような、フエライ
トビーズ1の貫通孔2内径Dよりも大きい屈曲幅
dを有する屈曲部3a,3b,3cの形成された
所定の長さのリード線4を用意する。
インダクタンス素子を製造するには、まずフエラ
イトビーズ1と、第5図に示すような、フエライ
トビーズ1の貫通孔2内径Dよりも大きい屈曲幅
dを有する屈曲部3a,3b,3cの形成された
所定の長さのリード線4を用意する。
次に、このリード線4の屈曲部3a,3b,3
cにデイスペンサ等により、所定の粘性を有する
液状の接着剤(図示せず)を塗布した後、このリ
ード線4を、フエライトビーズ1の貫通孔2の一
端開口5から、屈曲部3a,3b,3cの順に貫
通孔2内に圧入し、屈曲部3a,3b,3cを貫
通孔内壁面にそれぞれ当接点p1,p2,p3で
当接させて、リード線4をフエライトビーズ1に
固定する。このようにして第4図に示すような従
来のインダクタンス素子が得られる。
cにデイスペンサ等により、所定の粘性を有する
液状の接着剤(図示せず)を塗布した後、このリ
ード線4を、フエライトビーズ1の貫通孔2の一
端開口5から、屈曲部3a,3b,3cの順に貫
通孔2内に圧入し、屈曲部3a,3b,3cを貫
通孔内壁面にそれぞれ当接点p1,p2,p3で
当接させて、リード線4をフエライトビーズ1に
固定する。このようにして第4図に示すような従
来のインダクタンス素子が得られる。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、このような方法になるインダクタン
ス素子は、フエライトビーズ1の貫通孔2内径D
よりも大きい屈曲幅dを有する屈曲部3a,3
b,3cを、貫通孔2内に圧入するものであるた
め、以下のようにリード線4に足曲りが発生す
る。すなわち、各屈曲部3a,3b,3cが貫通
孔に圧入された状態では、第6図に示すように、
屈曲部3aの当接点p1を支点として、この貫通
孔2から導出されたリード線4の一方の導出部分
6側および屈曲部3b側に応力が加わることにな
り、第6図に示すように、リード線4の一方の導
出部分6側が、当接点p1と対向する方向(第6
図では、A方向)に、フエライトビーズ1の軸心
に対してθ゜折れ曲つてしまう。同様に、屈曲部3
cの当接点p3を支点として、この貫通孔2から
導出されたリード線4の他方の導出部分7側およ
び屈曲部3b方向に応力が加わることになり、リ
ード線4の他方の導出部分7側が、当接点p3と
対向する方向(第6図では、A方向)に、フエラ
イトビーズ1の軸心に対してθ゜偏向して足曲りが
生じてしまう。このため、このような従来の方法
によつて製造されたインダクタンス素子は、リー
ド線4の両導出部分6,7側が、フエライトビー
ズ1の軸心に対してA方向にθ゜偏向しているた
め、別途、矯正工程を設けて、この偏向による足
曲りを修正し、貫通孔両端側からそれぞれ導出さ
れる導出部分を貫通孔の軸心上に配置する必要が
ある。
ス素子は、フエライトビーズ1の貫通孔2内径D
よりも大きい屈曲幅dを有する屈曲部3a,3
b,3cを、貫通孔2内に圧入するものであるた
め、以下のようにリード線4に足曲りが発生す
る。すなわち、各屈曲部3a,3b,3cが貫通
孔に圧入された状態では、第6図に示すように、
屈曲部3aの当接点p1を支点として、この貫通
孔2から導出されたリード線4の一方の導出部分
6側および屈曲部3b側に応力が加わることにな
り、第6図に示すように、リード線4の一方の導
出部分6側が、当接点p1と対向する方向(第6
図では、A方向)に、フエライトビーズ1の軸心
に対してθ゜折れ曲つてしまう。同様に、屈曲部3
cの当接点p3を支点として、この貫通孔2から
導出されたリード線4の他方の導出部分7側およ
び屈曲部3b方向に応力が加わることになり、リ
ード線4の他方の導出部分7側が、当接点p3と
対向する方向(第6図では、A方向)に、フエラ
イトビーズ1の軸心に対してθ゜偏向して足曲りが
生じてしまう。このため、このような従来の方法
によつて製造されたインダクタンス素子は、リー
ド線4の両導出部分6,7側が、フエライトビー
ズ1の軸心に対してA方向にθ゜偏向しているた
め、別途、矯正工程を設けて、この偏向による足
曲りを修正し、貫通孔両端側からそれぞれ導出さ
れる導出部分を貫通孔の軸心上に配置する必要が
ある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
で、筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線を挿
通して固定してなる電子部品において、このリー
ド線における足曲りの発生を抑制し、矯正工程の
削減目的とするものである。
で、筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線を挿
通して固定してなる電子部品において、このリー
ド線における足曲りの発生を抑制し、矯正工程の
削減目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
このため、本願発明における電子部品の製造方
法は、筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線を
挿通して固定してなる電子部品の製造方法であつ
て、(a)リード線の、電子部品素体の貫通孔内に位
置する部分に、その貫通孔内径よりも大きな幅を
有する屈曲してなる係止部を形成し、リード線の
前記貫通孔両端から導出される導出部分を、前記
係止部を貫通孔内に圧入した時にこの導出部分
が、貫通孔の軸心から偏向する足曲がりを相殺す
るように、所定の角度でそれぞれ折曲する工程、
(b)係止部が形成され、導出部分が折曲されたリー
ド線を、電子部品素体の貫通孔内に圧入状に挿通
し、これにより導出部分に生じる足曲りを相殺し
てリード線の貫通孔両端からの導出部分をそれぞ
れ貫通孔の軸心上に配置する工程、(c)リード線の
挿通された電子部品素体の貫通孔内に接着剤を充
填する工程、を含んでなることを特徴とするもの
である。
法は、筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線を
挿通して固定してなる電子部品の製造方法であつ
て、(a)リード線の、電子部品素体の貫通孔内に位
置する部分に、その貫通孔内径よりも大きな幅を
有する屈曲してなる係止部を形成し、リード線の
前記貫通孔両端から導出される導出部分を、前記
係止部を貫通孔内に圧入した時にこの導出部分
が、貫通孔の軸心から偏向する足曲がりを相殺す
るように、所定の角度でそれぞれ折曲する工程、
(b)係止部が形成され、導出部分が折曲されたリー
ド線を、電子部品素体の貫通孔内に圧入状に挿通
し、これにより導出部分に生じる足曲りを相殺し
てリード線の貫通孔両端からの導出部分をそれぞ
れ貫通孔の軸心上に配置する工程、(c)リード線の
挿通された電子部品素体の貫通孔内に接着剤を充
填する工程、を含んでなることを特徴とするもの
である。
(実施例)
以下に本発明の一実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
本発明を第4図と同様の機能を有する電子部品
に適用した実施例を第1図ないし第3図に示す。
に適用した実施例を第1図ないし第3図に示す。
まず、第2図に示すように、軸心部に径がDの
貫通孔12を有する、長さがBの筒状の電子部品
素体としてのフエライトビーズ11を用意する。
同様に、第3図に示すように、径がd′のリード線
13を用意する。このリード線13には、そのほ
ぼ中央部に、フエライトビーズ11の長さB以下
の長さb(≦B)にわたつて、上記フエライトビ
ーズ11の貫通孔12の径Dよりも大きな屈曲幅
dを有する屈曲部14a,14b,14cを形成
するとともに、これらの屈曲部14の両端側の貫
通孔12外部に配置されるリード線13の導出部
分15,16を、両端側に形成されている屈曲部
14a,14cが貫通孔12内壁面と当接する方
向(第3図では、A′方向)に、貫通孔12の軸
心からα°偏向して折曲する。この折曲角度αは、
主にフエライトビーズ11の貫通孔12内径D
と、リード線13の屈曲幅dおよびリード線13
の物性値等に基づいて算出されたもので、リード
線13の屈曲部14a,14b,14cをフエラ
イトビーズ11の貫通孔12内に圧入して仮止め
した時に、前記導出部分15,16に生じる貫通
孔12の軸心からの偏向(第3図では、A方向)
による足曲りによつて相殺され、丁度リード線1
3の両導出部分15,16が、貫通孔12の軸心
上に配置されるような値に設定される。
貫通孔12を有する、長さがBの筒状の電子部品
素体としてのフエライトビーズ11を用意する。
同様に、第3図に示すように、径がd′のリード線
13を用意する。このリード線13には、そのほ
ぼ中央部に、フエライトビーズ11の長さB以下
の長さb(≦B)にわたつて、上記フエライトビ
ーズ11の貫通孔12の径Dよりも大きな屈曲幅
dを有する屈曲部14a,14b,14cを形成
するとともに、これらの屈曲部14の両端側の貫
通孔12外部に配置されるリード線13の導出部
分15,16を、両端側に形成されている屈曲部
14a,14cが貫通孔12内壁面と当接する方
向(第3図では、A′方向)に、貫通孔12の軸
心からα°偏向して折曲する。この折曲角度αは、
主にフエライトビーズ11の貫通孔12内径D
と、リード線13の屈曲幅dおよびリード線13
の物性値等に基づいて算出されたもので、リード
線13の屈曲部14a,14b,14cをフエラ
イトビーズ11の貫通孔12内に圧入して仮止め
した時に、前記導出部分15,16に生じる貫通
孔12の軸心からの偏向(第3図では、A方向)
による足曲りによつて相殺され、丁度リード線1
3の両導出部分15,16が、貫通孔12の軸心
上に配置されるような値に設定される。
次に、このような折曲形成したリード線13
を、フエライトビーズ11の貫通孔12へ圧入し
た時に生じる足曲りを相殺する点について詳細に
説明する。まず、リード線13を、貫通孔12か
ら導出される一方の導出部分15側からフエライ
トビーズ11の貫通孔12内に圧入し、各屈曲部
14a,14b,14cが貫通孔12内壁面に当
接点q1,q2,q3で当接して配置された状態
では、当接点q1を支点として、リード線13の
一方の導出部分15側に当接点q1と対向する方
向に応力が加わるとともに屈曲部14b側にも応
力が加わる。しかし、リード線13の一方の導出
部分15は、あらかじめ屈曲部14aの形成され
ている方向(第3図では、A′方向)にα°折曲され
ていたので、この折曲分によつて導出部分15
が、当接点q1と対向する方向(第3図では、A
方向)に偏向する足曲りを相殺し、貫通孔12の
軸心上にリード線13の一方の導出部分15側が
配置されることとなる。同様に、当接点q3を支
点として、リード線13の他方の導出部分16側
に、当接点q3と対向する方向に応力が加わると
ともに屈曲部14b側にも応力が加わる。しか
し、リード線13の他方の導出部分16は、あら
かじめ屈曲部14cの形成されている方向(第3
図では、A′方向)にα°折曲されていたので、この
折曲分によつて、導出部分16が当接点q3と対
向する方向(第3図では、A方向)に偏向する足
曲りを相殺し、貫通孔12の軸心上にリード線1
3の他方の導出部部16側が配置されることとな
る。
を、フエライトビーズ11の貫通孔12へ圧入し
た時に生じる足曲りを相殺する点について詳細に
説明する。まず、リード線13を、貫通孔12か
ら導出される一方の導出部分15側からフエライ
トビーズ11の貫通孔12内に圧入し、各屈曲部
14a,14b,14cが貫通孔12内壁面に当
接点q1,q2,q3で当接して配置された状態
では、当接点q1を支点として、リード線13の
一方の導出部分15側に当接点q1と対向する方
向に応力が加わるとともに屈曲部14b側にも応
力が加わる。しかし、リード線13の一方の導出
部分15は、あらかじめ屈曲部14aの形成され
ている方向(第3図では、A′方向)にα°折曲され
ていたので、この折曲分によつて導出部分15
が、当接点q1と対向する方向(第3図では、A
方向)に偏向する足曲りを相殺し、貫通孔12の
軸心上にリード線13の一方の導出部分15側が
配置されることとなる。同様に、当接点q3を支
点として、リード線13の他方の導出部分16側
に、当接点q3と対向する方向に応力が加わると
ともに屈曲部14b側にも応力が加わる。しか
し、リード線13の他方の導出部分16は、あら
かじめ屈曲部14cの形成されている方向(第3
図では、A′方向)にα°折曲されていたので、この
折曲分によつて、導出部分16が当接点q3と対
向する方向(第3図では、A方向)に偏向する足
曲りを相殺し、貫通孔12の軸心上にリード線1
3の他方の導出部部16側が配置されることとな
る。
ここでは、足曲りの方向Aおよび折曲方向
A′は、説明の便宜上第3図に示すような方向を
示しているが、Aは、電子部品を製造するに当た
つて生じる足曲りの方向を、A′は、この足曲り
を打消して伸線状態となるようにあらかじめ折曲
しておく方向を示すものであり、現実に即してそ
れぞれ変化するものである。
A′は、説明の便宜上第3図に示すような方向を
示しているが、Aは、電子部品を製造するに当た
つて生じる足曲りの方向を、A′は、この足曲り
を打消して伸線状態となるようにあらかじめ折曲
しておく方向を示すものであり、現実に即してそ
れぞれ変化するものである。
また、ここでは図示していないが、このように
リード線13に形成された屈曲部14a,14
b,14cには、デイスペンサ等によつて所定の
粘性を有する液状の接着剤が塗布される。この接
着剤の塗布量は、フエライトビーズ11の貫通孔
12の内壁とリード線13との間に充填される量
を越えないことが望ましい。以上のようにして屈
曲部14a,14b,14cに接着剤が塗布され
たリード線13を、フエライトビーズ11の貫通
孔12に、その一端開口18より挿通し、この屈
曲部14a,14b,14cを圧入して仮止めを
行うと、この時にリード線13に生じるA方向へ
の足曲りによつて、第1図に示すように、予め
A′方向へ所定の角度αだけ折曲されていたリー
ド線13の両導出部分15,16は、丁度フエラ
イトビーズ11の軸心上に配置され、足曲りのな
いインダクタンス素子を得ることができる。
リード線13に形成された屈曲部14a,14
b,14cには、デイスペンサ等によつて所定の
粘性を有する液状の接着剤が塗布される。この接
着剤の塗布量は、フエライトビーズ11の貫通孔
12の内壁とリード線13との間に充填される量
を越えないことが望ましい。以上のようにして屈
曲部14a,14b,14cに接着剤が塗布され
たリード線13を、フエライトビーズ11の貫通
孔12に、その一端開口18より挿通し、この屈
曲部14a,14b,14cを圧入して仮止めを
行うと、この時にリード線13に生じるA方向へ
の足曲りによつて、第1図に示すように、予め
A′方向へ所定の角度αだけ折曲されていたリー
ド線13の両導出部分15,16は、丁度フエラ
イトビーズ11の軸心上に配置され、足曲りのな
いインダクタンス素子を得ることができる。
ところで、フエライトビーズ11の貫通孔12
の径Dとリード線13の径d′の比率は、フエライ
トビーズ11の貫通孔12の内壁とリード線13
との間に形成される貫通孔12の一端開口18か
ら他端開口17に通じる毛細間〓にて、少なくと
も液状の接着剤が毛細管現象を起こすような値と
することが望ましい。この毛細管現象を利用して
短時間で接着剤が貫通孔12内に完全充填した
後、この接着剤を硬化させれば、フエライトビー
ズ11はリード線13の屈曲部14a,14b,
14cに固定される。
の径Dとリード線13の径d′の比率は、フエライ
トビーズ11の貫通孔12の内壁とリード線13
との間に形成される貫通孔12の一端開口18か
ら他端開口17に通じる毛細間〓にて、少なくと
も液状の接着剤が毛細管現象を起こすような値と
することが望ましい。この毛細管現象を利用して
短時間で接着剤が貫通孔12内に完全充填した
後、この接着剤を硬化させれば、フエライトビー
ズ11はリード線13の屈曲部14a,14b,
14cに固定される。
なお、本発明の電子部品の製造方法は、上記実
施例のものに限定されるものではなく、要旨を変
更しない範囲で適宜変更し得ることはいうまでも
ない。
施例のものに限定されるものではなく、要旨を変
更しない範囲で適宜変更し得ることはいうまでも
ない。
たとえば、リード線13に形成される係止部の
形状は、上記実施例のものに限定するものではな
く、螺旋形等の他の形状のものであつてもよい。
また、上記実施例のような屈曲部のものを用いる
場合には、山の数が3つのものに限らず、それ以
上であればいくつでもよい。接着剤は、フエライ
トビーズの貫通孔内にリード線の屈曲部を圧入し
た後、フエライトビーズの一端開口から前記毛細
間〓に注入するようにしてもよい。
形状は、上記実施例のものに限定するものではな
く、螺旋形等の他の形状のものであつてもよい。
また、上記実施例のような屈曲部のものを用いる
場合には、山の数が3つのものに限らず、それ以
上であればいくつでもよい。接着剤は、フエライ
トビーズの貫通孔内にリード線の屈曲部を圧入し
た後、フエライトビーズの一端開口から前記毛細
間〓に注入するようにしてもよい。
本発明は、電子部品素体にリード線を接着剤で
固定するタイプの電子部品に広く適用できる。
固定するタイプの電子部品に広く適用できる。
(発明の効果)
本発明の電子部品の製造方法は、以上説明した
ように、筒状の電子部品素体の貫通孔に挿通され
るリード線に、この貫通孔内径よりも大きな幅を
有する係止部を形成するとともに、その両側の導
出部分をあらかじめ折曲するようにしたもので、
リード線を圧入状に挿通した後における足曲りの
発生を抑制し、矯正工程を削減する等の効果を奏
する。
ように、筒状の電子部品素体の貫通孔に挿通され
るリード線に、この貫通孔内径よりも大きな幅を
有する係止部を形成するとともに、その両側の導
出部分をあらかじめ折曲するようにしたもので、
リード線を圧入状に挿通した後における足曲りの
発生を抑制し、矯正工程を削減する等の効果を奏
する。
第1図、第2図および第3図は、それぞれ本発
明に係る電子部品の製造方法の説明図、第4図、
第5図および第6図は、従来の電子部品の製造方
法の説明図である。 11……フエライトビーズ、12……貫通孔、
13……リード線、14a,14b,14c……
屈曲部、15,16……導出部分(リード線)、
17,18……開口(貫通孔)。
明に係る電子部品の製造方法の説明図、第4図、
第5図および第6図は、従来の電子部品の製造方
法の説明図である。 11……フエライトビーズ、12……貫通孔、
13……リード線、14a,14b,14c……
屈曲部、15,16……導出部分(リード線)、
17,18……開口(貫通孔)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 筒状の電子部品素体の貫通孔にリード線を挿
通して固定してなる電子部品の製造方法であつ
て、 (a) リード線の、電子部品素体の貫通孔内に位置
する部分に、その貫通孔内径よりも大きな幅を
有する屈曲してなる係止部を形成し、リード線
の前記貫通孔両端から導出される導出部分を、
前記係止部を貫通孔内に圧入した時にこの導出
部分が、貫通孔の軸心から偏向する足曲がりを
相殺するように、所定の角度でそれぞれ折曲す
る工程、 (b) 係止部が形成され、導出部分が折曲されたリ
ード線を、電子部品素体の貫通孔内に圧入状に
挿通し、これにより導出部分に生じる足曲りを
相殺してリード線の貫通孔両端からの導出部分
をそれぞれ貫通孔の軸心上に配置する工程、 (c) リード線の挿通された電子部品素体の貫通孔
内に接着剤を充填する工程、 を含んでなる、電子部品の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2541085A JPS61184808A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 電子部品の製造方法 |
US06/762,963 US4803777A (en) | 1984-08-07 | 1985-08-06 | Method of manufacturing an electric component with a lead wire secured in a through hole |
DE19853528381 DE3528381A1 (de) | 1984-08-07 | 1985-08-07 | Elektrisches bauteil mit anschlussdraht und verfahren zu seiner herstellung |
US07/206,114 US4823103A (en) | 1984-08-07 | 1988-06-13 | Electrical component having a lead wire secured in a through hole |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2541085A JPS61184808A (ja) | 1985-02-12 | 1985-02-12 | 電子部品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61184808A JPS61184808A (ja) | 1986-08-18 |
JPH0438128B2 true JPH0438128B2 (ja) | 1992-06-23 |
Family
ID=12165149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2541085A Granted JPS61184808A (ja) | 1984-08-07 | 1985-02-12 | 電子部品の製造方法 |
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JP (1) | JPS61184808A (ja) |
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Citations (1)
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Family Cites Families (1)
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JPS59125816U (ja) * | 1983-02-10 | 1984-08-24 | 東北金属工業株式会社 | インダクタンス素子 |
-
1985
- 1985-02-12 JP JP2541085A patent/JPS61184808A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57181110A (en) * | 1981-04-30 | 1982-11-08 | Murata Mfg Co Ltd | Bead inductor and its manufacture |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS61184808A (ja) | 1986-08-18 |
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