JPH0437869B2 - - Google Patents

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JPH0437869B2
JPH0437869B2 JP15447686A JP15447686A JPH0437869B2 JP H0437869 B2 JPH0437869 B2 JP H0437869B2 JP 15447686 A JP15447686 A JP 15447686A JP 15447686 A JP15447686 A JP 15447686A JP H0437869 B2 JPH0437869 B2 JP H0437869B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive sheet
sheet
bonding agent
double
adhesive
Prior art date
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Expired
Application number
JP15447686A
Other languages
English (en)
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JPS6315871A (ja
Inventor
Hideaki Suzuki
Tomohiko Nishi
Shoji Aoyanagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority to JP15447686A priority Critical patent/JPS6315871A/ja
Publication of JPS6315871A publication Critical patent/JPS6315871A/ja
Publication of JPH0437869B2 publication Critical patent/JPH0437869B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、両面剥離シートのそれぞれの面に粘
着剤層及び上紙が積層されて成るダブル粘着シー
トの製造法に関するものである。
(従来技術) ダブル粘着シートは、例えば荷札など流通分野
において多用されているが、この種の粘着シート
の製造法としては、粘着剤を上紙に塗布し、両面
剥離シートにそれぞれ接合するタイプのものと、
粘着剤を両面剥離シートにそれぞれ塗布してお
き、これに上紙を接合するタイプのものとがあ
る。
ところが、前者の製造法では上紙に粘着剤を塗
布する際に粘着剤が上紙に浸透するという望まし
くない問題がある。また、剥離シートの両面に剥
離剤を同時または経時的に塗布するため、剥離剤
を両面に塗布乾燥した時点では原紙の平衡水分が
失われ、その状態で粘着剤を塗布した上紙と接合
すると、剥離シートが経時的に平行水分に達する
に伴つて伸びるため、上紙と剥離シートとの間に
ずれが生じ結果的に粘着シートに皺が生じるとい
う難点がある。
また、後者の製造法でも、やはり剥離シートが
両面剥離シートの形態となるため、前者と同じ原
因で粘着シートに皺が生じるという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、皺が発生しないダブル粘着シートの
製造法を提供することを目的とする。
(問題が解決するための手段) 本発明は、軟化点180℃以下の熱可塑性高分子
から成る接合剤を用いて、粘着シートを構成して
いる剥離シート同士を熱溶融接合することを特徴
とするものである。
(作用) 上記構成において使用する熱可塑性高分子から
成る接合剤としては、ビカツト軟化点が180℃以
下(ASTM D−1525−70T)の熱可塑性高分子
を用いるものである。ビカツト軟化点が180℃以
下であれば特に熱可塑性高分子の種類については
限定するものではないが、接合力、取扱いの容易
さ等の点で特に、エチレン樹脂、プロピレン樹
脂、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリ
デン樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂、
ブチラール樹脂、エステル樹脂、ポリアミド樹
脂、アクリル系樹脂、ニトリル系樹脂、ブタジエ
ン系樹脂、ハロゲン化ゴム、ウレタン系樹脂、セ
ルロース系樹脂、ゼラチンあるいはこれらの樹脂
を構成する単量体の共重合体等が好ましく使用さ
れる。
また、本発明の所望の効果を阻害しない範囲で
粘着付与剤、液状又は固体状可塑剤、軟化剤、
水、有機溶剤、石油樹脂、顔料、充填剤、金属化
合物、架橋剤、ワツクス、界面活性剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、老化防止剤等の各種助剤を接
合剤中に含有させることも可能である。
なお、本発明で使用する熱可塑性高分子をビカ
ツト軟化点が180℃以下のものに限定した理由は、
180℃以上のものを使用すると、その加熱溶融時
に剥離シートが必然的に加熱され、原紙中に含有
されている平衡状態にある水分の分離飛散によつ
て以下の欠陥が付随するためである。即ち、上記
の水分は剥離シートの被接合面にある剥離剤層と
粘着剤層に妨げられて、シートから容易に飛散で
きず、接合後のダブル粘着シートに気泡を形成し
てボコツキとなる。そしてそのボコツキが原因で
皺の発生をもまねくからである。
更に、本発明において使用する接合剤を熱溶融
接合する際に殆ど水を含まない熱可塑性高分子に
特定している理由は、澱粉糊等の如く接合時に水
分を必要とする接合剤では粘着シート同士を接合
させた後の乾燥工程で上記と同じ原因で接合後の
ダブル粘着シートにボコツキを生じるからであ
る。
本発明の方法では、上記の如き特定の接合剤に
よつて粘着シートに他の粘着シートを熱溶融接合
するものであるが、接合方法としては、例えば粘
着シートと他の粘着シートの各々又はいづれかの
剥離シート裏面に接合剤を熱溶融状態で塗布して
直ちに接合する方法、予め剥離シート裏面に接合
剤層を設けておき、加熱溶融して粘着状態にした
後に他の粘着シートの剥離シート裏面を圧着して
接合する方法、さらにはフイルム状又は粉末状接
合剤を粘着シートと他の粘着シートの剥離シート
間に挿入し、加熱溶融することによつて接合剤層
を設けると同時に接合する方法等が挙げられる。
接合の安定性、作業能率等を考慮すると、剥離
シート同士を接合する時に接合剤を熱溶融塗布す
る方法が最も好ましい。
シートへの接合剤の塗布は、ハケ、スプレー、
メイヤーバー、スクリーン印刷、キスロールコー
ター、ダイレクトロールコーター、オフセツトロ
ールコーター、グラビアロールコーター、リバー
スロールコーター、バーコーター、ブレードコー
ター、カーテンコーター、ダイスロツトコータ
ー、エクストル−ジヨンコーター、エクストル−
ジヨンラミネーター等の各種塗布位置によつて実
施される。
接合剤の塗布量は一般に乾燥重量で3〜100
g/m2程度であるが、塗布量が多い程硬直性(こ
し)のある粘着シートを得ることが出来る。な
お、接合剤は剥離シートに部分的に塗布してシー
ト接合をすることも可能である。
また、フイルム状接合剤を用いる場合にはバキ
ユーム法、熱プライマー処理による低温ラミネー
ト法等が採用され、粉末状接合剤を用いる場合に
は静電塗工、メツシユロール型散布法、溶射法、
スプレー法、スクリーン印刷等が採用される。
接合剤の加熱溶融は、スチーム、電熱、炎熱
風、熱板、熱ローラー、或いは赤外線、低周波、
高周波、超音波、レーザー等の電磁波により、圧
着時或いはその前後に適宜行われる。また、必要
に応じて接合を補足する意味で、加熱、冷却、電
子線照射等の手段を講じてもよい。
(効果) 本発明の方法によれば、シート接合時の接合剤
が殆ど水分や有機溶媒を含まない為、これらの影
響を受けて紙シートが伸縮したり、ボコツキを起
こして皺が発生することがなく、粘着シートとし
て高品質を維持し、しかも必要に応じて種々のダ
ブル粘着シートが容易にしかも高能率に製造出来
るものである。
以下に本発明の更に具体的に説明する為に実施
例を記載するが、勿論これらに限定されるもので
はない。
実施例 1 上紙がキヤストコート紙から成り、剥離シート
がポリエチレンラミネート紙から成るキヤストコ
ート粘着シートの剥離シート裏面にエチレン−酢
酸ビニル共重合体接合剤(商品名;ウルトラセン
760、東洋曹達工業kk製、軟化点43℃)をダイス
ロツトコーターで溶融温度150℃、コート量10
g/m2であるように塗布した。この接合剤面に更
に別に用意した同じキヤストコート粘着シートの
剥離シートの裏面を重ねてプレスロールで貼り合
わせダブル粘着シートを得た。得られたダブル粘
着シートはボコツキもなく、ボコツキが原因の皺
の発生もなく寸法安定性も優れていた。
実施例 2 上紙が上質紙から成り、剥離シートがグラシン
紙から成る上質紙粘着シートのグラシン剥離シー
トの裏面に、エチレン−メタクリル酸系共重合体
接合剤(商品名:コーポレン、旭化成kk製、軟
化点64℃)を、ダイスロツトコーターでコート量
が10g/m2になるように塗布し、この接合剤面に
キヤストコート粘着シートの剥離シートの裏面を
重ね、ニツプロールに通紙して圧着貼り合わせダ
ブル粘着シートを得た。得られたダブル粘着シー
トは、ボコツキもなく、ボコツキが原因の皺の発
生もなく寸法安定性も優れていた。
実施例 3 実施例1のキヤストコート粘着シートの剥離シ
ートの裏面に、エクストル−ジヨンラミネータで
ポリエチレン樹脂(軟化点80℃)を厚さ20ミクロ
ンとなるようにラミネートし、別に用意した同じ
キヤストコート粘着シートの剥離シートの裏面を
重ねて、20MCの高周波電界を加えることによつ
てポリエチレン樹脂を溶融し、プレスロールで圧
着貼り合わせダブル粘着シートを得た。得られた
ダブル粘着シートはボコツキもなく、ボコツキが
原因の皺の発生もなく寸法安定性に優れていた。
比較例 1 実施例1のキヤストコート粘着シートの剥離シ
ートの裏面に、酢酸ビニル系エマルジヨン接着剤
(商品名:サイビノールGH−100)をダイレクト
ロールコーターで、乾燥コート量が25g/m2にな
るように塗布し、更に直ちに塗布面に実施例1の
キヤストコート粘着シートの剥離シートの裏面を
重ねてニツプロールで貼り合わせ、ドライヤーで
乾燥してダブル粘着シートを得た(ウエツトラミ
ネーシヨン方式)。得られたダブル粘着シートは
ボコツキが発生し、またボコツキが原因の皺が著
しく発生しており、白紙外観が極めて不良であつ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軟化点180℃以下の熱可塑性高分子から成る
    接合剤を用いて、粘着シートを構成している剥離
    シート同士を熱溶融接合することを特徴とするダ
    ブル粘着シートの製造法。
JP15447686A 1986-06-30 1986-06-30 ダブル粘着シ−トの製造法 Granted JPS6315871A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15447686A JPS6315871A (ja) 1986-06-30 1986-06-30 ダブル粘着シ−トの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15447686A JPS6315871A (ja) 1986-06-30 1986-06-30 ダブル粘着シ−トの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6315871A JPS6315871A (ja) 1988-01-22
JPH0437869B2 true JPH0437869B2 (ja) 1992-06-22

Family

ID=15585085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15447686A Granted JPS6315871A (ja) 1986-06-30 1986-06-30 ダブル粘着シ−トの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6315871A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6315871A (ja) 1988-01-22

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