JPH0437629A - 厚膜ペースト - Google Patents

厚膜ペースト

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JPH0437629A
JPH0437629A JP13998890A JP13998890A JPH0437629A JP H0437629 A JPH0437629 A JP H0437629A JP 13998890 A JP13998890 A JP 13998890A JP 13998890 A JP13998890 A JP 13998890A JP H0437629 A JPH0437629 A JP H0437629A
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JP
Japan
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thick film
added
powder
component
substrate
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Application number
JP13998890A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Okamoto
岡本 芳明
Nobuo Iwase
岩瀬 暢男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0437629A publication Critical patent/JPH0437629A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、AQN基板に対して好適に用いることのでき
る厚膜ペーストに関する。
(従来の技術) 近年の電子機器の小型化に伴い、素子の高密度な実装が
求められるようになるにつれ、素子を実装する基板の放
熱性が問題となっている。この問題を解決するために、
以前より基板として用いられてきたAR,O,基板と比
較して熱伝導率が5〜10倍大きく、電気絶縁性にも優
れたAQN基板が注目されている。このAQN基板を実
用化するには、^uN基板上で導体、抵抗体等を形成す
るために好適な厚膜ペーストが必要不可欠となる。
ところで従来より広く用いられてきたAQ203基板に
おいては、特開昭60−198703号に開示されてい
るような導体材料及びガラス材料を主成分として含有す
る厚膜ペーストが通常利用されている。
しかしながら、以前よりAQ、O,基板に対して用いら
れてきたこのような厚膜ペーストをAffN基板に用い
た場合、得られる厚膜とAQN基板との接合力が弱いと
いう問題があった。すなわち、Aら0.基板用の厚膜ペ
ーストをAIN基板に適用すると、厚膜ペースト中に含
有されるガラス材料がAQN基板と反応して窒素ガスが
生成されるため、得られる厚膜とAQN基板との界面及
び厚膜中にふくれが発生し、接合力が低下するのである
。このため厚膜ペースト中に含有されるガラス材料を、
従来のホウケイ酸鉛系ガラスからホウケイ酸亜鉛系ガラ
スに変えることも試みられたが、このような厚膜ペース
トにおいても、前述したようなふくれの発生は抑えられ
るものの、得られる厚膜内部に気孔が残留するという不
具合を生じるため未だ実用化には至っていない。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように従来の厚膜ペーストにおいては、iN基
板に対して適用した場合、厚膜とAQN基板との充分な
接合力が得られないという問題があった。
本発明はこのような問題を解決して、AρN基板に対し
て好適に用いることができ、AQN基板との接合力が良
好な厚膜の得られる厚膜ペーストを提供することを目的
としている。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段及び作用)本発明は、ガラ
ス材料を含有する分散成分が有機ビヒクル中に分散され
てなる厚膜ペーストにおいて+ Ti、 Zr、 Hf
の少なくとも1種が前記分散成分に対して添加含有され
てなる厚膜ペーストである。すなわち本発明の厚膜ペー
ストは、添加成分としてTi、 Zr、 Hfの少なく
とも1種を用いたことを特徴としている。
本発明者らは、厚膜ペースト中への添加により。
係る厚膜ペーストをANN基板に適用した場合に得られ
る厚膜と前記iN基板との接合力を高めることのできる
成分を捜したところ、Ti、 Zr、 Hfが有効であ
ることを見出した。これは、上記のTi、 Zr。
Hfが窒素ガスと反応して窒化物を生成し易い成分であ
るため、厚膜ペースト中に含有されるガラス材料とAl
2N基板との反応により生成される窒素ガスが、TiN
、 ZrN、 HfNとなって取りこまれるためである
と思われる。すなわち本発明の厚膜ペーストにおいては
、AQN基板との反応によって生成される窒素ガスは上
述したように窒化物を作って添加成分中に取りこまれる
ので、ふくれや気孔の発生が抑えられ、ltN基板との
接合力が優れた厚膜を得ることができる。
また本発明では、係る厚膜ペーストを用いてAρN基板
上に厚膜抵抗体を形成する場合、焼成時に生成されるT
iN、 ZrN、 HfNをそのまま導体材料として利
用することができる。すなわちこれらの窒化物は10−
s〜10−40・1種度の比抵抗値を有しており、従来
の厚膜抵抗体中に導体材料として含有されていたRuO
2の比抵抗値(3,5X 10−’Ω・G)と近く、し
かも抵抗温度係数はRuO□と同様にいずれも正である
。従ってこれらの窒化物は、厚膜抵抗体においてRuO
2の代替材料として利用することができ、これにより非
常に高価なRuO□の使用を回避することが可能となる
。この場合、上記したT1゜Zr、 Hfの添加量を適
宜変えることにより、得られる厚膜抵抗体の抵抗値が調
整される。さらに、このような窒化物を導体材料として
利用すれば、RuO2を含有する厚膜抵抗体よりも緻密
な焼成体が形成され、優れた膜強度を有する厚膜を得る
ことができ、また窒素雰囲気等の還元雰囲気中での焼成
が可能であるため、CuまたはNiを含有する導体との
同時焼成が行なえるという利点もある。
本発明においてTi、 Zr、 Hfの添加量は、好ま
しくは厚膜ペースト中に分散する分散成分に対して0.
1重量%以上200重量%以下である。この理由は添加
成分の添加量がこれを越えて多いと得られる厚膜の強度
が低下するうえ、厚膜中に上記添加成分が金属単体とし
て多量に析出するので、厚膜の電気特性の制御が困難と
なるからである。一方添加成分の添加量が0,1重量%
未満だと、本発明の作用効果が得られなくなるおそれが
ある。なお本発明において分散成分とは、厚膜ペースト
中に含有されるガラス材料であり、さらに後述するよう
にTi、 Zr、 Hf以外の導体材料を厚膜ペースト
中に含有する場合、係る導体材料を併せて意味するもの
である。さらに本発明において添加成分の添加量が50
重量%以上の場合には、厚膜ペーストの焼成を窒素雰囲
気中で行なうことが好ましい。これは、Ti、 2r+
 Hfの添加量が50重量%以上の場合は、焼成時に生
成される窒素ガスの景と比較して前記Ti、 Zr、 
Hfの添加量が多いため、大気中で焼成すると過剰のT
i、 Zr、 Hfが酸化物となフて厚膜中に残留して
、厚膜の強度が大幅に低下するからである。また、本発
明の厚膜ペーストを用いて厚膜導体を形成する場合は、
上記添加成分の添加量は50重量%以下とする必要があ
り、より好ましくは3゜重量%以下である。何となれば
、焼成時に生成されるTiN、 ZrN、 HfNは厚
膜導体用の導体材料としては比抵抗値が大き過ぎ、係る
窒化物が多量に生成されると得られる厚膜導体の抵抗値
が、導体としての許容抵抗値を越えてしまうからである
。従ってこの場合は、厚膜ペースト中に上記添加成分と
は別の導体材料として、 Ag、 Ag−Pd、 Cu
、 Au。
Au−Pt、 Ag−Pt等を含有して用いられる。さ
らに本発明では、本発明の厚膜ペーストを用いて厚膜抵
抗体を形成する場合においても、厚膜ペースト中に上記
添加成分とは別に導体材料を添加せしめても良い。この
ときの導体材料としては、Rub、 。
SnO□、 LaBG等が挙げられる。なおこのように
、厚膜ペースト中に上記したようなTi、 Zr、 H
f以外の導体材料が含有されているときは、Ti、 Z
r、 Hfの添加量は、得られる厚膜におけるふくれや
気孔の発生が抑えられる程度有れば良い。より具体的に
この場合の係る添加成分の添加量は、上記したRuO□
等の導体材料とガラス材料とがほぼ等量含有される厚膜
抵抗体ペーストにおいては、ガラス材料としてホウケイ
酸鉛系ガラスが用いられたときは10〜30重量%、ガ
ラス材料としてホウケイ酸亜鉛系ガラスが用いられたと
きは5〜10重量%が最適値である。また厚膜導体ペー
ストについては。
ガラス材料の含有量が導体材料に対して数重量%程度で
あり、上記添加成分の添加量は係るガラス材料の含有量
と同程度が最適値となる。
本発明の厚膜ペーストは、前述したような導体材料、ガ
ラス材料及び添加成分を、バインダー及び有機溶媒から
なる有機ビヒクルと混合することにより調製される。ま
たこのときのバインダー及び有機溶媒としては、厚膜ペ
ーストを調製する際に通常用いられる材料であれば、特
に限定されることなく使用することができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を示す。
実施例1〜18 導体材料として平均粒径0.5μsのAg粉末(三井金
属鉱業製)と平均粒径0.9μsのPd粉末(三井金属
鉱業製)を重量比で90 : 10に混合した粉末を、
ガラス材料としてPbO70重量%、Sin、 10重
量%、820320重量%の組成からなる平均粒径約1
0goのホウケイ酸鉛系のガラス粉末(東芝ガラス製)
を用い、Ag/Pb混合粉末に対してガラス粉末の添加
量を5wt%とした。これらの分散成分に対し、平均粒
径約10−のTi粉末、Zr粉末、Hf粉末(いずれも
高純度化学研究新製)をそれぞれ第1表に示す添加量で
添加した。さらにこの分散成分と添加成分の混合物を、
バインダー(東京化成工業製エチルセルロース)及び有
機溶媒(和光純薬工業製テルピネオール)と共に均一に
混合して、本発明に係る厚膜導体ペーストを調製した。
また比較例として、上記添加成分を添加していない厚膜
導体ペーストを同様の方法で調製した。
これらの厚膜導体ペーストをAQN基板(東芝製TAN
−170)上に325メツシユのスクリーンを用いて2
X2mnのパターンに印刷し、120℃で10分空気中
で乾燥後、850℃、10分空気中で焼成した。
焼成後、得られた厚膜表面を目視ならびに光学顕微鏡で
観察したところ、添加成分を添加した厚膜では全てふく
れが発生しておらず、また厚膜内部の気孔が低減されて
いることが確認された。さらに厚膜の構成相をX線で観
察したところ、添加成分としてTi、 Zr、 Hfを
加えた厚膜ではTi、 Zr、 Hfの窒化物のピーク
が認められた0次いで得られた全ての厚膜について、直
流4端子法により室温でシート抵抗値を測定した結果を
第1表に示す。さらに厚膜上に約0.5+wの軟銅線を
半田付けし、ボンディング強度試験機により引上げ、厚
膜が剥がれた時の荷重により基板との密着性を評価した
測定結果を第1表に示す。
第1表から明らかなようにTi、 Zr、 Hfを添加
することにより、基板との密着強度が向上した。さらに
厚膜導体の場合、シート抵抗値は低い方が好ましいため
、Ti、 Zr、 Hfの金属の添加量は30重量%ま
でが望ましいことがわかった。
(以下余白) 第1表 実施例19〜36 導体材料として、平均粒径1tImのRuO□粉末(国
中マッセイ製)、ガラス材料としてPb070重量%、
5un210重量%、B20,20重量%の組成からな
る平均粒径約10声のホウケイ酸鉛系のガラス粉末(東
芝ガラス製)を用いた。Rub2/ガラス重量比を50
150として混合した粉末に対し、実施例1〜18と同
様のTi粉末、Zr粉末、Hf粉末をそれぞれ第2表に
示す添加量で添加した。以下実施例1〜18と同様の方
法で厚膜抵抗体ペーストを調製した後。
iN基板上に厚膜抵抗体を形成した。また比較例として
添加成分無添加の厚膜を同様の方法で形成した。得られ
た厚膜について、表面を目視ならびに光学顕微鏡で観察
したところ、添加成分の量が増えるに従ってふくれの量
が減少しており、約20重量%の添加でふくれが消滅し
ていることが確認された。また得られた厚膜では、数1
0Ω/口から数100Ω/口の間の比抵抗値を有してい
た。次いで厚膜の構成相をX線で調べたところ、添加成
分の量が増えるに従って、金属窒化物のピーク強度は大
きくなっていた。さらにこれらの厚膜について、テープ
ピール試験及びスクラッチ試験により基板との密着性及
び膜強度を評価した結果を第2表に示す。第2表から明
らかなように、いずれの添加成分においても添加量が増
えるに従って密着性は向上しているが、50重量%以上
の添加では膜強度の低下傾向が認められた。
(以下余白) 第2表 密着性及び膜強度 O:優 O:良 1可 ×:不可 実施例37〜48 実施例1〜36と同様のホウケイ酸鉛系ガラス、T1粉
末、Zr粉末を用い、ガラス粉末に対してTi粉末、Z
r粉末をそれぞれ第3表に示す添加量で添加した。以下
実施例1〜18と同様の方法で厚膜ベーストを調製した
後、AIN基板上に印刷し、120℃で乾燥後、850
℃で10分窒素中で焼成した。得られた厚膜表面のふく
れは添加成分の添加量が20重量%以上の時、完全に消
滅していた。また得られた厚膜の抵抗値は数十Ω/口〜
数MΩ/口の間であ有する厚膜抵抗体が得られることが
わかった。次いで厚膜の構成相をX線で調べたところ、
Ti、 Zrの量が増えるに従って、金属窒化物のピー
ク強度は大きくなっていた。さらにこれらの厚膜につい
て、テープピール試験により基板との密着性を評価した
結果を第3表に示す。第3表から明らかなように、いず
れの厚膜においても基板との良好な密着性を有している
ことが確認された。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明の厚膜ペーストによれば、A
ρN基板上に直接印刷、焼成してもAl2N基板との良
好な接合力を有する厚膜を得ることができ、その工業的
価値は大なるものがある。
代理人 弁理士 則 近 憲 佑 第3表 密着性 O:優 :良 Δ:可 X:不可

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガラス材料を含有する分散成分が有機ビヒクル中に分散
    されてなる厚膜ペーストにおいて、Ti、Zr、Hfの
    少なくとも1種が添加含有されたことを特徴とする厚膜
    ペースト。
JP13998890A 1990-05-31 1990-05-31 厚膜ペースト Pending JPH0437629A (ja)

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JP13998890A JPH0437629A (ja) 1990-05-31 1990-05-31 厚膜ペースト

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JP13998890A JPH0437629A (ja) 1990-05-31 1990-05-31 厚膜ペースト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19608484B4 (de) * 1995-03-06 2004-07-08 Sumitomo Metal (Smi) Electronics Devices Inc., Mine Bei niedriger Temperatur gebranntes Keramik-Schaltungssubstrat

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19608484B4 (de) * 1995-03-06 2004-07-08 Sumitomo Metal (Smi) Electronics Devices Inc., Mine Bei niedriger Temperatur gebranntes Keramik-Schaltungssubstrat

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