JPH043756Y2 - - Google Patents

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JPH043756Y2
JPH043756Y2 JP1987086114U JP8611487U JPH043756Y2 JP H043756 Y2 JPH043756 Y2 JP H043756Y2 JP 1987086114 U JP1987086114 U JP 1987086114U JP 8611487 U JP8611487 U JP 8611487U JP H043756 Y2 JPH043756 Y2 JP H043756Y2
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clutch
signal
rotation
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rotation detector
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プレス機械に於ける過負荷検出装置
に関するものである。
[従来の技術] プレス機械に於いて、機器の安全を図る為、過
負荷状態はどうしても避けなければならない。
従つて、過負荷が発生したら何らかの手段でそ
の過負荷を検出し、過負荷状態が解消される様な
保護手段を講じなければならない。
従来の過負荷検出としては、プレス機械のコラ
ム等に設けた荷重計により、負荷を検出し、検出
した負荷が所要の値を越えた時に過負荷検出の信
号を発する。或は第2図に示す様に電動モータa
の給電ラインb途中にノーヒユーズブレーカc、
サーマルリレーdを設け、ノーヒユーズブレーカ
cによる給電ラインbの遮断、サーマルリレーd
の作動により給電ラインbの遮断を行う。又、作
業者が電流計を監視し、検出電流の異常を目視に
より測定して過負荷の判断をする。
[考案が解決しようとする問題点] 然し、荷重変動をプレス機械の構成部分等を介
して直接的に検出する場合は、稼動時に於ける荷
重変動が大きすぎて、荷重計による過負荷検出が
難しい。又、ノーヒユーズブレーカ、サーマルリ
レーの作動による給電ラインの遮断を行う方法で
は時間的な遅れが大きく、充分な保護対策を講ず
ることができない。更に、作業者による監視では
見落し等があつて確実性に欠けると共に保護手段
を講じる迄にやはり時間的遅れがある。
本考案は上記問題点を解決すべくなしたもので
あつて、過負荷検出を可及的速やかに検出して所
要の保護手段を講じれる様にしたものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、モータ出力軸の回転数を検出する第
1の回転検出器と、モータによりプーリとベルト
を介して回転駆動されるフライホイールに対して
クラツチを介在させたスライド駆動側回転軸に設
けた第2の回転検出器と、通常運転時では第1の
回転検出器からの出力レベルを第2の回転検出器
からの出力レベルより低くした状態で両回転検出
器からの出力が入力される比較器と、スタートス
イツチのON操作に応じてクラツチ信号を出力す
る制御回路と、該制御回路からのクラツチ信号を
所望の時間遅れを生じさせて出力するタイマと、
前記比較器からの出力信号とプレス機械が動作し
ていることを示す前記タイマからのクラツチ信号
とにより過負荷検出信号を発する論理ゲートとを
備えたことを特徴とするものである。
[作用] スタートスイツチのON操作によるプレス機械
始動時にはクラツチの滑り、プーリとベルトの滑
りが生ずるが、制御回路から出力されるクラツチ
信号はタイマにより所望の時間遅れを生じて論理
ゲートへ入力されるため、プレス機械の運転状態
が通常状態に到る過渡期において過負荷検出信号
が発せられることはない。プレス機械が通常運転
状態から過負荷状態に到るとクラツチ及びプーリ
とベルトを介在してモータ側とスライド側とでは
滑りが生じる。この為第2の回転検出器からの出
力レベルが低下して、第1の回転検出器からの出
力レベルと一致し、比較器からの出力がある。比
較器の出力とプレス機械動作中のタイマからのク
ラツチ信号とにより過負荷検出信号が発せられ
る。
[実施例] 以下図面に基づき本考案の1実施例を説明す
る。
先ずプレス機械の機構部について略述すると、
モータ1によつてフライホイール2が回転され、
該フライホイール2の回転はクラツチ・ブレーキ
3を介して駆動軸4に伝達され、該駆動軸4の回
転は駆動ギア5、従動ギア6を介してクランク軸
7に伝達される。クランク軸7の回転によりスラ
イド8が上下しプレス作業が行われる。
前記クラツチ・ブレーキ3は電磁弁9を介して
圧縮空気源に接続され、電磁弁9の切換えにより
クラツチ・ブレーキ3がON−OFFする様になつ
ている。又、前記駆動軸4はクランク軸7等(本
実施例では駆動軸4)にエンコーダ10を連結
し、モータ1の出力軸にはタコジエネレータ11
が連結してある。
次に、上記プレス機械の過負荷検出装置につい
て説明する。
タコジエネレータ11からの出力をレベル調整
器12を介して比較器13へ入力し、エンコーダ
10からの出力を周波数/電圧変換器14を介し
て比較器13へ入力する。該比較器13からの信
号はNANDゲート15へ入力する。又、該
NANDゲート15は制御回路16のクラツチ信
号がタイマ17を介して入力される。
制御回路16はプレス機械に各種シーケンス作
動を行わせるが、その1に作業者からのスタート
スイツチ18のON操作に応じてNANDゲート1
5へのクラツチ信号を出力する。
NANDゲート15からの出力はトランジスタ
19のスイツチング信号として利用され、該トラ
ンジスタ19は、前記電磁弁9を作動させるリレ
ー20をON−OFFする。
通常運転時にはモータ1の出力軸と駆動軸4と
は機械的に定められた減速比に従つて比例的に回
転する。従つて、タコジエネレータ11からの出
力をレベル調整して得られる出力e1とエンコーダ
10からの出力を電圧変換して得られる出力e2
は比例して変化する。ここで、通常運転時に前記
レベル調整器12によつてe1<e2である様にして
おく。通常運転時にはe1≠e2であることから比較
器13の出力は“0”である。
プレス制御回路16はフライホイール2と駆動
軸4をクラツチブレーキ3の作動により連結させ
る為電磁弁9に駆動信号を出力している。この駆
動信号と併行してNANDゲート15にもクラツ
チ信号を入力している。ここで、クラツチ信号が
タイマ17を介して入力されているのは、プレス
機械始動時にはクラツチの滑り、プーリとベルト
の滑り等が生ずると考えられ、この通常状態に到
る過渡期により誤動作することを防止する為であ
る。而して、プレス機械が動作している時は
NANDゲート15へのクラツチ信号は“1”で
ある。
上記信号の条件により、通常運転時には
NANDゲート15の出力は“1”であつてトラ
ンジスタ19はON、即ちリレー20が動作して
電磁弁9へ通電せしめる。電磁弁9の作動により
クラツチ・ブレーキ3がONすることは前記した
通りである。
次に、過負荷状態に到ると、クラツチに或はプ
ーリとベルト間で滑りを生じる。これらの滑りに
より、モータ1の回転に対する駆動軸4の回転の
比例関係がくずれてくる。即ち、駆動軸4の回転
が相対的に遅くなる。従つて、e2が低下する。滑
り量が大きくなり、e1=e2となるとNANDゲー
ト15に対してNAND条件が成立して、NAND
ゲート15の出力が“0”となり、トランジスタ
19がOFF、更にリレー20がOFF、電磁弁9
がOFFしてクラツチ・ブレーキがOFFする。ク
ラツチ・ブレーキのOFFによりフライホイール
2と駆動軸4との連結が解除され、ブレーキが掛
かつて駆動軸4を拘束する。
尚、上記実施例に於いてスイツチング手段とし
てトランジスタを用いたがサイリスタであつても
よいことは勿論であり、クラツチ信号の代りにプ
レス機械が動作状態であることを示す信号であつ
てもよいことは言うまでもない。更に又、エンコ
ーダ等の回転検出器はクランク軸に設けられたも
のであつてもよく、要はモータ側の回転検出器に
対してクラツチを介在したスライド駆動側位置に
あればよい。更に又、検出信号としてはNAND
ゲートの代りにANDゲートを用いて出力させて
もよい。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、始動時におい
て誤動作するようなこともなく、過負荷に到つた
時、スライドとフライホイールをつなぐクラツチ
に生ずる滑りと、フライホイールとモータをつな
ぐプーリとベルト間に生ずる滑りを確実且迅速に
検出し得るので、過負荷状態の早期解消を図れ、
プレス機械の安全性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示すブロツク図、
第2図は従来例の説明図である。 1はモータ、3はクラツチ・ブレーキ、4は駆
動軸、10はエンコーダ、11はタコジエネレー
タ、13は比較器、15はNANDゲートを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータ出力軸の回転数を検出する第1の回転検
    出器と、モータによりプーリとベルトを介して回
    転駆動されるフライホイールに対してクラツチを
    介在させたスライド駆動側回転軸に設けた第2の
    回転検出器と、通常運転時では第1の回転検出器
    からの出力レベルを第2の回転検出器からの出力
    レベルより低くした状態で両回転検出器からの出
    力が入力される比較器と、スタートスイツチの
    ON操作に応じてクラツチ信号を出力する制御回
    路と、該制御回路からのクラツチ信号を所望の時
    間遅れを生じさせて出力するタイマと、前記比較
    器からの出力信号とプレス機械が動作しているこ
    とを示す前記タイマからのクラツチ信号とにより
    過負荷検出信号を発する論理ゲートとを備えたこ
    とを特徴とするプレス機械に於ける過負荷検出装
    置。
JP1987086114U 1987-06-02 1987-06-02 Expired JPH043756Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987086114U JPH043756Y2 (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987086114U JPH043756Y2 (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63196395U JPS63196395U (ja) 1988-12-16
JPH043756Y2 true JPH043756Y2 (ja) 1992-02-05

Family

ID=30942130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987086114U Expired JPH043756Y2 (ja) 1987-06-02 1987-06-02

Country Status (1)

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JP (1) JPH043756Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57136599U (ja) * 1981-02-18 1982-08-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63196395U (ja) 1988-12-16

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