JPH04373302A - 電圧制御発振器 - Google Patents

電圧制御発振器

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JPH04373302A
JPH04373302A JP3151584A JP15158491A JPH04373302A JP H04373302 A JPH04373302 A JP H04373302A JP 3151584 A JP3151584 A JP 3151584A JP 15158491 A JP15158491 A JP 15158491A JP H04373302 A JPH04373302 A JP H04373302A
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JP
Japan
Prior art keywords
equivalent circuit
voltage controlled
controlled oscillator
piezoelectric
variable
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Withdrawn
Application number
JP3151584A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Miyama
深山 賢司
Yasufumi Katsura
勝楽 靖文
Hiroaki Takagi
宏明 高木
Norimasa Okajima
岡島 紀征
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04373302A publication Critical patent/JPH04373302A/ja
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧制御発振器に関し
、更に詳しくは、発振子として圧電振動子を備えた電圧
制御発振器に関する。
【0002】電圧制御発振器は、デジタルオーディオ機
器或いは通信機器の位相同期回路(PLL回路)等に広
く利用されている。これら用途に使用される電圧制御発
振器においては、特に発振周波数の安定なことが望まれ
ており、例えばデジタルオーディオテープ(DAT)の
信号再生部に使用されるPLL回路の電圧制御発振器に
おいても、発振子として安定な発振周波数を可能とする
圧電振動子の使用が不可欠となっている。
【0003】ところが、安定な発振周波数を得ることが
できる圧電振動子を備えた電圧制御発振器では、一般に
LC共振回路やICを発振子として備えた電圧制御発振
器に比してその発振周波数の可変幅が狭いため、例えば
PLL回路において広い位相同期幅を得るためにはこの
可変幅を広くする工夫が必要である。
【0004】
【従来の技術】図4に、圧電振動子を発振子として採用
した従来の電圧制御発振器の回路図を例示する。同図に
おいて、インバータINV、帰還抵抗器R1及び帰還コ
ンデンサCoがこの電圧制御発振器の発振部を構成し、
制御電圧入力部IN、抵抗R2、圧電振動子X及び可変
容量ダイオードDcがその共振部を構成している。この
電圧制御発振器では、共振部の共振周波数によって定ま
る発振周波数によって発振する。
【0005】共振部において、例えば入力電圧Vinを
0〜5V迄変化させると、可変容量ダイオードDcの容
量Cを例えば10〜100pF程度迄変化させることが
でき、この可変容量ダイオードDcの容量変化によって
電圧制御発振器の発振周波数が変化する。 一般に可変
容量ダイオードの容量Cは、このように10倍程度まで
の可変幅を得ることができ、現在のところ製作可能な可
変容量ダイオードでは、この容量Cの可変範囲としては
、概略10〜100pF乃至100〜1000pF程度
までが得られる。
【0006】圧電振動子の等価回路は、R−L−Cの直
列共振回路と電極間容量(並列コンデンサ)との並列回
路として表わされる。即ち、圧電振動子は、一般にRs
、Ls及びCsの直列回路と並列コンデンサCdとによ
って図3(a)のようにその等価回路が表わされる。か
かる圧電振動子Xを備える図4の電圧制御発振器におけ
る発振周波数fは、入力電圧Vinに従って変化する可
変容量ダイオードDcの容量をCとして次の式、f=f
r{1+1/2γ(1+C/Cd)}で表わされる。こ
こで、frは圧電振動子Xの直列共振周波数であり、f
r=1/2π(Ls・Cs)1/2と表わされ、また、
γは圧電振動子Xの等価回路定数で、γ=Cd/Csで
ある。なお、並列及び直立コンデンサCd及びCsの容
量を夫々Cd及びCsとして示した。
【0007】図5は、上記式の関係を図示したもので、
縦軸にf/frを、横軸に入力電圧Vinによって変化
する可変容量ダイオードの容量Cをとったものである。 なお、同図では、一例として圧電振動子の等価回路定数
γが7.5、並列コンデンサの容量Cdが2pFの場合
を示している。発振周波数fは、前記式から容易に理解
できるように、圧電振動子の等価回路定数γのできるだ
け小さいものを使用することによってその可変幅を大き
くとれるものであるが、図5に示されるように、可変容
量ダイオードDcの容量値Cが小さい範囲、特にCが1
0pF以下の範囲において大きく変動しており、その可
変幅を広げるためには、できるだけ容量の下限が小さい
可変容量ダイオードを採用することも有効である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】例えば、DATの信号
再生部に使用されるPLL回路の電圧制御発振器の場合
には、前記の如く発振子として圧電振動子を採用する必
要があり、更にこの圧電振動子として、γが小さく発振
回路の周波数可変幅が比較的大きくとれるリチウムタン
タレートが使用されている。
【0009】ところが、DATにおいて要求される電圧
制御発振器の可変幅に対して、圧電振動子の温度特性或
いはオーディオ機器における電源電圧の変動を考慮する
と、このリチウムタンタレートによって得られる周波数
可変幅も必ずしも十分ではなく、また周波数可変幅をリ
チウムタンタレートよりも広くとれる圧電振動子は現在
知られていない。このためリチウムタンタレートを採用
した上で、容量値の変化幅ができるだけ大きな可変容量
ダイオード、特にその容量値の下限をできるだけ小さく
して、発振周波数について要求される広い可変幅を得る
努力がなされている。
【0010】しかし、可変容量ダイオードによって得ら
れる容量値の変化幅については前記の如く限界があり、
従来、必ずしも前記要求を満たすに十分な周波数可変幅
が得られなかった。このため、周波数可変幅を広くとる
ことができる圧電振動子を備える電圧制御発振器が望ま
れていた。
【0011】本発明は、前記従来の電圧制御発振器の発
振周波数の可変幅の問題に鑑み、圧電振動子を発振子と
して備え且つ発振周波数の可変幅が大きくとれる電圧制
御発振器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を達成するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。同図において、1は発振部及び周波数制御部を含
む電圧制御発振器の回路部分、X1及びX2は夫々圧電
振動子である。
【0013】前記目的を達成するため、本発明の電圧制
御発振器は、図1に示したように、等価回路定数が近似
する少なくとも二つの圧電振動子X1、X2を相互に並
列に接続して備えることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】等価回路定数が近似する2以上の圧電振動子を
相互に並列に接続すると、並列に接続された圧電振動子
全体の等価回路においては、並列コンデンサCd1及び
R−L−C直列回路のコンデンサ(直列コンデンサ)C
s1が夫々大きな容量値を有し、全体の等価回路定数γ
1が個々の圧電振動子の等価回路定数γと近似した値と
なる。従って、電圧制御発振器の発振周波数は、可変容
量ダイオードの容量Cと前記大きな容量値となった並列
コンデンサの容量Cd1の比であるC/Cd1によって
ほぼ定まり、等価的に可変容量ダイオードの容量Cの下
限が小さくなったことに相当し、発振周波数の可変幅が
広くとれる。以下更に詳しく説明する。
【0015】ここでは、計算を簡単にするために、並列
接続される圧電振動子は2つとし、且つ双方の圧電振動
子の等価回路が相互に同じ回路定数で表わされる場合を
考える。図3(a)の等価回路で表わされる圧電振動子
を二つ並列に接続した場合の等価回路を同図(b)に示
す。この回路は簡単な計算から容易にわかるように同図
(c)に示したものと等価である。
【0016】図3(c)の等価回路を有する圧電振動子
の等価回路定数γ1は、γ1=2Cd/2Cs=Cd/
Csであり、同図(a)で示された個々の圧電振動子の
等価回路定数γと同じである。
【0017】従って、上記の如く二つの圧電振動子を並
列接続した電圧制御発振器の発振周波数f1は、f1=
fr{1+1/2γ(1+C/2Cd)}と示される。 この式をみると、この電圧制御発振器によって得られる
発振周波数f1は、一つの圧電振動子のみを備えた従来
の電圧制御発振器の発振周波数fを定める式において、
等価的に可変容量ダイオードの容量Cを1/2にして得
られる周波数に相当する。
【0018】現在製作可能な可変容量ダイオードの容量
Cの下限である約10pFを等価的に1/2に小さくで
きることは、図5の縦軸の値f/frが大きな変化を示
す横軸の10pF以下の容量範囲内に可変容量ダイオー
ドの容量の下限を広げることになるため、その上限値例
えば100pFが1/2に減少することを考慮しても、
最終的に発振周波数の大きな可変範囲が可能となる。
【0019】即ち、図5に示したように、一つの圧電振
動子の発振器の場合における可変容量ダイオードの容量
の可変幅ΔC(10〜100pF)によって得られる周
波数可変幅Δf/frに比べると、二つの圧電振動子を
採用した発振器の場合における可変容量ダイオードの容
量の等価的可変幅ΔC1(5〜50pF)によって得ら
れる周波数可変幅Δf1/frは充分に大きくなる。
【0020】なお、並列接続される圧電振動子の等価回
路定数γは、必ずしも一致させる必要はないが、双方の
等価回路定数γが相互に近似した値を有するように構成
する。また、双方の圧電振動子の仕様を一致させれば好
適である。
【0021】
【実施例】図面を参照して本発明を更に説明する。図2
は、本発明の一実施例の電圧制御発振器の回路図である
。同図において、並列接続された二つの圧電振動子X1
及びX2は、相互に仕様をほぼ同じくするリチウムタン
タレートから成る圧電振動子であり、夫々、等価回路定
数γが7〜8、並列容量Cd の値が約2pFである。 このように双方の圧電振動子の仕様をほぼ同じくするこ
とにより、これら圧電振動子相互を並列に接続した際に
、発振周波数の可変幅が最も大きくできるものである。 発振部を成すインバータINV、帰還抵抗R1及び帰還
コンデンサCo並びにその他の構成は従来例と同様とし
てある。
【0022】上記実施例では、双方の圧電振動子の仕様
を同じとした例を挙げたが、本発明において相互に並列
接続される圧電振動子は、等価回路定数が相互に近似し
た値を有すれば足りる。このように双方の等価回路定数
を近似させることにより、双方を並列に接続した際、全
体の等価回路定数が個々の圧電振動子の等価回路定数と
近似した値となり、結局並列コンデンサの容量値が並列
接続によって大きくなった分だけ、可変容量ダイオード
の容量値を小さくできたことに相当する。
【0023】本発明の電圧制御発振器は、周波数安定度
が高い利点を有する反面、発振周波数可変幅が小さい欠
点を有する圧電振動子を発振子として備える電圧制御発
振器について、その発振周波数の可変幅を例えば2〜3
倍程度広げることができ、PLL回路の電圧制御発振器
に採用した場合には、大きな周波数可変幅を有すること
により、PLL回路の位相同期幅を充分に確保できるた
め、DATの信号再生の際に必要なクロック信号の再生
が容易である。
【0024】なお、上記実施例では発振部として最も構
成が簡単なインバータ及び帰還抵抗から構成される例を
挙げたが、本発明の電圧制御発振器は、この様な発振部
を備える電圧制御発振器に限定されるものではなく、従
来使用されている圧電振動子を発振子として備える電圧
制御発振器の何れにも採用することができ、その応用範
囲は広いものである。
【0025】また、本発明の好適な実施例として、圧電
振動子が並列接続された二つのリチウムタンタレートか
ら構成される例を挙げたが、勿論これに限定されるもの
ではなく、例えば並列接続は2以上の任意の数が可能で
あり、また圧電振動子が水晶振動子であっても良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電圧制御
発振器によると、発振周波数が安定な圧電振動子を備え
る電圧制御発振器についてその発振周波数の可変幅を広
げることができ、例えばPLL回路の位相同期幅を広げ
ることができたという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電圧制御発振器の原理図である。
【図2】本発明の一実施例の電圧制御発振器の回路図で
ある。
【図3】圧電振動子の等価回路図で、(a)は圧電振動
子が一つの、(b)は二つの場合の等価回路図を夫々示
し、更に(c)は(b)と等価の回路図である。
【図4】従来の電圧制御発振器の回路図である。
【図5】可変容量ダイオードの容量と発振周波数の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
X、X1、X2:圧電振動子 Dc           :可変容量ダイオードIN
V        :インバータ R1          :帰還抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】等価回路定数が近似する少なくとも二つの
    圧電振動子(X1、X2)を相互に並列に接続して備え
    る電圧制御発振器。
JP3151584A 1991-06-24 1991-06-24 電圧制御発振器 Withdrawn JPH04373302A (ja)

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JP3151584A JPH04373302A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 電圧制御発振器

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JP3151584A JPH04373302A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 電圧制御発振器

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JPH04373302A true JPH04373302A (ja) 1992-12-25

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JP3151584A Withdrawn JPH04373302A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 電圧制御発振器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214782A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 薄膜バルク弾性波発振器、および、その製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 19980903