JPH0437314B2 - - Google Patents

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JPH0437314B2
JPH0437314B2 JP9213086A JP9213086A JPH0437314B2 JP H0437314 B2 JPH0437314 B2 JP H0437314B2 JP 9213086 A JP9213086 A JP 9213086A JP 9213086 A JP9213086 A JP 9213086A JP H0437314 B2 JPH0437314 B2 JP H0437314B2
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JP
Japan
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pipe
water storage
water
pressure
storage chamber
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Application number
JP9213086A
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English (en)
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JPS62251583A (ja
Inventor
Kenichiro Ikeda
Katsushi Hashimoto
Morishige Hatsutori
Hirokazu Shirai
Kenji Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Hitachi Ltd
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、気密室内で生じた水分を気密性を保
ちつつ外部に排出したり、あるいは気密室内に要
する水分を気密性を保ちつつ内部に供給するよう
にした水封装置の改良に関するもので、例えば高
速鉄道車両に好適なものである。
〔発明の背景〕
従来の水封装置を特許第976658号で出願された
水封装置により説明する。第1図は、隔壁で仕切
られた貯水室5,6内に貯留水4を流入管2より
供給した状態を示している。貯水室5には気密室
1に通ずる流入管2を、貯水室6には大気に通ず
る流出管3を設け、貯水室5と6の間は先端近く
に通気穴7,8を有するサイフオン管9で連通し
た構造とし、貯水室5と6の容積をほぼ等しくす
る。また、流入管2と流出管3の先端とサイフオ
ン管9の頂部との間隔における貯水室5,6の各
容積がサイフオン管9の内容積以上となるように
それらの間隔を設定しておく。
このような装置において、第1図に示す如く流
入管2より貯留水4が供給されるとまず貯水室5
内に蓄積され、サイフオン管9の頂部曲り部断面
の下端位置に達すると貯留水4は越流して貯水室
6側へ供給される。さらに貯留水4の供給を続
け、貯留水4が通気穴8の上部位置に達するとサ
イフオン管9内に中間空気層11が形成される。
さらに流入管2より貯留水4の供給を続けると、
貯水室5,6の水位は共に上昇し第2図の状態に
なり、これ以上貯留水4を供給しても流出管3か
ら排出されるだけで水位の変化は起こらない。
気密室1内外の圧力が等しい初期状態において
は、中間空気層11は貯水室6内では流出管3の
水面よりH1だけ水頭差を持つており、また貯水
室5内においても流入管2と中間空気層11の間
にH1だけサイフオン管9側が低い水頭差がある
ため、中間空気層11は圧縮されて水頭H1に相
当する正の圧力を発生する。この圧力はサイフオ
ン管9内の流れに対して抵抗として働き、水封装
置の排水能力を低下させる欠点があつた。
そこで、前記不具合を解決するため、第2図に
おいて、流出管3の上部先端と流出側貯水室6の
上面との間隔H2を短くする。すなわち、前記間
隔H2と流出管3の上部先端の周囲長さとを掛け
合わせた面積がサイフオン管9の断面積に等しい
か、又はそれよりも小さくなるように、前記間隔
H2を設定する。
このように構成することにより、流量の増大も
しくは気密室1内の圧力が上昇すると、流出管3
の内部が貯留水4で充満され、第3図の状態にな
る。この状態の圧力バランスは、流出管3の下端
と中間空気層11はH3の負の方向の水頭差とな
り、これは貯水室5と中間空気層11とで生じる
水頭差H1と同方向であり、水封装置全体に加わ
る水頭はH1+H3となり水流が増大して中間空気
層11を排出し、第4図に示すようにサイフオン
管9は連通状態となる。
一旦、連通状態が形成されると排出が続き、第
5図に示す如く貯水室5内の貯留水4がサイフオ
ン管9の通気穴7に達すると通気穴7から気密室
1内の空気が気泡10として吸込まれ、サイフオ
ン管9に中間空気層11を再形成する。しかし、
貯水室6内の貯留水4はサイフオン管9と流出管
3下端において水頭差H3を有しているため流出
を継続し、中間空気層11は拡大し通気穴8の位
置まで達し通気穴8から気泡10を排出すること
になり、貯水室6の上部と流出管3に空気層を形
成して流出が停止する。この状態を第6図に示
す。
第6図の状態になると流出管3上部は大気圧と
なるため貯水室6側のサイフオン管9部分でH1
貯水室5側でH4の水頭圧が同方向に加わり、貯
水室6側の中間空気層11を貯水室5側へ押出し
第7図の状態となる。さらに貯水室5および6内
の水頭に基があるため流動が続き、第8図に示す
如く貯水室5および6とサイフオン管9内の水頭
差が共にH5となり中間空気層11を残して流動
が停止し、中間空気層11を完全に排除すること
ができない。
このようにサイフオン管9内に中間空気層11
が残つた場合、該中間空気層11には貯水室5お
よび6のH5の水頭圧が作用しており圧縮された
状態となつている。したがつて、この状態で流入
管2から排水が供給された場合、前記中間空気層
11が抵抗となつて貯留水4が円滑に流れなくな
るという不具合がある。すなわち、サイフオン管
9内に水が充満し連通状態にある場合には、該サ
イフオン管9内の貯留水4は貯水室5および6側
で相互にその水頭が釣り合つているため、特に抵
抗となるようなことはない。しかし、前記中間空
気層11が存在する場合にはサイフオン管9内で
貯水室5側、貯水室6側へ前記中間空気層11が
移動すること或いは中間空気層11が圧縮されて
いることによつて両方の水頭が微妙に変化し、貯
留水4が円滑に流れないという不具合が発生す
る。このように、気密室1の内外の圧力差が大き
くなると、サイフオン管9内に中間空気層11に
よつて排水が困難となる。
〔発明の目的〕
本発明の目的とするところは、サイフオン管内
に中間空気層が形成されないようにすることによ
つて、排水能力が低下することのない水封装置を
提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、流入管を接続した流入側貯水室と、
上部に流出管を接続した流出側貯水室と、流入側
貯水室と流出側貯水室とを接続したサイフオン管
と、からなる水封装置において、前記流入側貯水
室および前記流出側貯水室の外部であつて前記流
出管の上端よりも上方と前記サイフオン管の上部
とを接続する連通管と、前記流入管の圧力と前記
外部との圧力差が所定値以上の場合に前記連通管
を閉鎖する弁装置と、から構成したことを特徴と
する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第9図〜第13図に
より説明する。図において、中間空気層11を排
出するために、サイフオン管9の頂部と貯水室6
の上部に貫通した連通管12を設け、該連通管1
2の先端に電磁弁13を固着する。さらに流入管
2上部に気密室1外と連通する連通管14を設
け、該連通管14の先端に気密室内外の圧力バラ
ンスにより電磁弁13の開閉制御を行なうための
圧力スイツチ15を固着する。しかして、電源1
6と圧力スイツチ15および電磁弁13で電気回
路を構成するように設置し、圧力スイツチ15は
気密室内外の圧力差がH1に達する以前に作動す
るように圧力設定し、圧力スイツチ15が作動し
て電気回路が構成されると、電磁弁13が「閉」
となるように構成する。
第9図は気密室1内外の圧力に変動がなく釣合
つている状態を示す。流入管2から貯留水4が供
給されると、サイフオン管9の頂部は連通管12
と電磁弁13により気密室1外大気と連通されて
いるため貯留水4の増加と共に中間空気層11は
外部へ排出され、サイフオン管9内部は貯留水4
で充満し、貯水室5から6への貯留水の移動が容
易に行なわれ、最終的には第10図の状態とな
る。
気密室1内外の圧力が変動した場合、例えば気
密室1外の圧力が低下したときの状態を第11図
に示す。すなわち、流入管2を通じて貯留水4の
表面に加わる圧力の方が高くなり貯水室5内の貯
留水4は押下げられ、ついにサイフオン管9の通
気穴7の位置まで達する。このときの気密室1内
外の圧力差はH1となり、それ以前に圧力スイツ
チ15が作動して電磁弁13に電気指令が送られ
電磁弁13が閉じ、サイフオン管9と気密室1外
大気とがしや断される。
第12図は気密の破れる直前の状態を示す。す
なわち、第11図の状態からさらに圧力差が大き
くなると通気穴7を通じ気泡10がサイフオン管
9内に供給され、中間空気層11を形成してサイ
フオン状態が破れる。さらに圧力差があるときは
気泡10の供給が増加し、中間空気層11の圧力
が増大してサイフオン管9内の水頭を押下げ反対
側の通気穴8の位置に達する。この状態での気密
室内外の圧力差を考えると、まず、中間空気層1
1の圧力は外部圧力よりH1高く、流入管2によ
り通ずる気密室1内の圧力は中間空気層11の圧
力よりさらにH4だけ高いことになる。したがつ
て、気密保持能力はH1+H4となる。
第13図は、気密室1内に対して外部圧力が高
くなり気密が破れる直前の状態を示している。こ
の場合は第11図、第12図のときとは逆方向の
経過で圧力がバランスし、気密保持能力はH4
H6となる。第12図、第13図のいずれの場合
も、気密室1内外の圧力差がなくなると圧力スイ
ツチ15の電気指冷が停止するので電磁弁13が
連通状態となり、サイフオン管9内の中間空気層
11は外部に排出され、サイフオン状態が再生さ
れる。
以上述べた実施例によれば、常時、容易にサイ
フオン管9の連通状態を生成することができ、通
常は必要な排水能力を確保し、気圧変動を生じた
ときの所期の気密保持能力を持つた水封装置を得
ることができる。
次に、本発明の他の実施例を第14図〜第16
図により説明する。図は、中間空気層11を排出
するためにサイフオン管9の頂部と貯水室6の上
部を貫通した連通管18を設け、該連通管18の
先端に弁装置17を固着している。この弁装置1
7と貯水室5の上部とを連通する連通管19を設
け、弁装置17の開閉を制御する構造とする。第
15図は弁装置17の詳細縦断面図である。20
は弁体であり、連通管18,19との連結部に通
気穴21,22を設け、内部に滑弁26を滑動自
在に設け、また、滑弁26の内部に通気穴25を
通気穴21に対応して、さらに通気穴25に対応
して弁体20に通気穴23を設ける。滑弁26の
両側には弁体20との間にばね27,28を介挿
し、その反力の釣合つている位置で上記通気穴2
1,23,25が連通するように設定する。ま
た、滑弁26に対し通気穴22の反対側に当る弁
体20に通気穴24を設け、大気と連通するよう
にする。
第14図は気密室1内外の圧力に変動がなく釣
合つている状態を示している。流入管2より貯留
水4が供給されると、サイフオン管9の頂部は連
通管18と弁装置17とにより気密室1外大気へ
連通されているため、貯留水4の増大と共に中間
空気層11は外部へ排出され、サイフオン管9の
内部は貯留水4で充満し、貯水室5から6への貯
留水4の移動が容易に行なわれる。第15図にお
いて、気密室1内外の圧力が変動した場合、例え
ば気密室1外の圧力が低下したときは、滑弁26
に対し左側より加わる力が大となるため滑弁26
は右側へ滑動し、連通管18、通気穴21,23
と25の連通が遮断される。また、逆に気密室1
外の圧力が上昇したときは、滑弁26が左側へ滑
動し同様に連通を遮断する。
第16図に気密室1外の圧力が低下したときの
状態を表わし、サイフオン管9の頂部は弁装置1
7により気密室1外との連通が遮断されている。
貯水室5内の貯留水4は押し下げられ、さらに圧
力差が大きいときは気泡10がサイフオン管9内
に供給され、中間空気層11が形成されてサイフ
オン状態が破れる。それ以上圧力差があるときは
さらに気泡が供給され、中間空気層11の圧力が
増大してサイフオン管9内の水頭を押し下げ反対
側の通気穴8の位置に達する。その耐気圧変動量
はH1+H4となる。また、図示はしないが気密室
1外の圧力が増大したときは逆の経過で圧力がバ
ランスし、その耐気圧変動量はH4+H6となるこ
とは明白である。
圧力差がなくなると弁装置17は連通状態とな
り、中間空気層11は外部に排出されてサイフオ
ン状態が再生される。
以上の実施例によれば、常時、容易にサイフオ
ン管9の連通状態を生成することができ、通常は
必要な排水能力を確保し、気圧変動を生じたとき
の所期の気密保持能力を持つた水封装置を得るこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、サイフオン管内の中間空気層
を容易に排除することができるので、排水能力の
低下を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は従来の水封装置の構造と作動を示
す縦断面図、第3〜8図は流出管の上端位置をサ
イフオン管断面積との関連性を保つて位置を設定
した場合の作動を示す縦断面図、第9図は本発明
の一実施例を示す縦断面図、第10〜13図は本
実施例の作動を示す縦断面図、第14〜16図は
他の実施例の構造と作動を示す縦断面図である。 1…気密室、2…流入管、3…流出管、4…貯
留水、5,6…貯水室、7,8…通気穴、9…サ
イフオン管、10…気泡、11…中間空気層、1
2,14,18,19…連通管、13…電磁弁、
15…圧力スイツチ、16…電源、17…弁装
置、20…弁体、21〜25…通気穴、26…滑
弁、27,28…ばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流入管を接続した流入側貯水室と、上部に流
    出管を接続した流出側貯水室と、流入側貯水室と
    流出側貯水室とを接続したサイフオン管と、から
    なる水封装置において、 前記流入側貯水室および前記流出側貯水室の外
    部であつて前記流出管の上端よりも上方と前記サ
    イフオン管の上部とを接続する連通管と、 前記流入管の圧力と前記外部との圧力差が所定
    値以上の場合に前記連通管を閉鎖する弁装置と、 からなる水封装置。
JP9213086A 1986-04-23 1986-04-23 水封装置 Granted JPS62251583A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9213086A JPS62251583A (ja) 1986-04-23 1986-04-23 水封装置

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JP9213086A JPS62251583A (ja) 1986-04-23 1986-04-23 水封装置

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JPS62251583A JPS62251583A (ja) 1987-11-02
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KR101105441B1 (ko) * 2009-11-04 2012-01-17 포항공과대학교 산학협력단 저압가스 배관의 안전밸브
CN102963506B (zh) * 2012-11-12 2015-02-25 叶晓丰 一种截流装置

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